カトレアの花言葉や由来とは?ランの女王を徹底解説!
カトレアの花言葉や名前の由来はどのようなものなのでしょうか。フォーマルフラワーとしても人気のカトレアをよりよく知るために、花言葉や洋ランの女王と呼ばれるようになった由来などをご紹介していきます。カトレアの花言葉を添えて女性の贈り物にしてみてはいかがでしょうか。
目次
カトレアってどんな花?
洋ランの中でもひと際美しく、気品ある佇まいから「洋ランの女王」とも言われるカトレアはいったいどのような花なのでしょうか。カトレアという名前の由来や、白色や紫などの色別や英語の花言葉にはどのような意味があるのかについてご紹介していきます。
他にもフォーマルな花であるカトレアの特徴や、なぜ「洋ランの女王」と呼ばれるようになったのかについてもご紹介します。
カトレアの特徴
カトレアには多くの園芸品種があり、赤や白色・紫など花色や花形にバリエーションがあり香りも楽しめる品種が多いのが特徴です。通常は1年に1度花を咲かせますが、品種改良により年に何回か咲くカトレアもあります。カトレアの特徴である直径10cm以上の大きな花は、新しく出た茎の上に咲き古い茎には咲かないという特徴もあります。
他にも、カトレアとても美しい花ですが他の洋ランに比べて開花期間が短いという少し寂しい特徴もあります。
カトレアの概要
科・属名:ラン科カトレア属
学名:Cattleya cvs.
英語名:Cattleya
和名:カトレア
別名:カトレヤ
原産地:中南米
国花にしている国:フィジー、ケイマン諸島、コロンビア、ブラジル、ベネズエラ、コスタリカ
開花時期:周年
花持ち期間:7~10日程度
花の色:赤~ピンク、オレンジ~黄色、青~紫、白色など
誕生花:1月13日、10月14日、11月24日、12月23日
カトレアと四大洋ラン
洋ランとは主に、熱帯・亜熱帯起源のランの総称を「洋ラン」と呼びます。その洋ランの中で特に美しく有名な「四大洋ラン」と呼ばれる洋ランがあります。
・カトレア
・パフィオペディルム
・デンドロビウム
・シンビジウム
この四属を一般的に「四大洋ラン」と呼び、その名前を知らなくても一度見てみると「確かに見覚えがある」と納得するでしょう。
カトレアは人気のフォーマルフラワー
洋ランの女王であるカトレアがフォーマルフラワーと言われる由来は、式典やフォーマルなパーティーなどで胸に付けるコサージュを連想できることから言われるようになったとされています。カトレアは非常に華やかで品格を損なわない花なので、フォーマルなシーンなどあらゆる人生の節目をサポートする花として人気が高いフォーマルフラワーです。
カトレアの名前の由来は?
カトレアという名前の由来にはいくつかの説がありますが、その中から2つの名前の由来となった説をご紹介します。
・「ウィリアム・カトレー」
カトレアの原種はブラジルのオルガン山中で発見されました。その原種がヨーロッパへ渡りウィリアム・カトレーという人物によって開花したと言われています。初めて開花させた人物である彼の名前をとって、「カトレア・ラビアタ」と名前が付けられたのが由来という説です。
・「船便」
ブラジルから植物を船便で運ぶ時には、保護材が巻かれていました。その保護材に付着していた株を育てたらカトレアが咲いたという説です。
カトレアの花言葉とその由来とは?
洋ランの女王と言われフォマルフラワーとして人気のカトレアには、全般の花言葉だけでなく赤や白色・紫といった色別や英語でも花言葉が変わってきます。カトレアにはどのような花言葉があるのかご紹介していきます。
カトレア全般の花言葉
カトレア全般の花言葉には、洋ランの女王と呼ばれるように大人っぽくセクシーな雰囲気に満ちた花言葉があります。
・魔力
・魅惑的
・品格のある優美さ
・成熟した大人の魅力
・優美な貴婦人
・風流な女性
カトレアはフォーマルなシーンにおいても人の心を惹きつける魔力を持ち、それがまるで高貴な貴婦人のようであるといった見た目がこの花言葉の由来となっています。
ミニカトレアの花言葉
ミニカトレアの花言葉は、普通のカトレアの花言葉とは少し違う意味を持った花言葉があります。
・殊勝
・恥じらい心
・健気
大人の女性をイメージさせるカトレアの花言葉と違い、内気な女性をイメージさせる花言葉がミニカトレアには付けられています。
カトレアの花言葉を色別に5つ紹介!
カトレア全般や英語での花言葉ではなく、赤や白色・紫といった色別の花言葉についてご紹介していきます。
赤いカトレアの花言葉
バラのように真っ赤な赤ということはなく、ピンクよりな赤いカトレアですがとても気象で種類も多くありません。そんな珍しい赤いカトレアの花言葉には贈り物にしたくなる素敵な花言葉が付けられています。
・成熟した大人の魅力
フォーマルな場でも使われる豪華な鉢花として人気のカトレアは、この花言葉を添えて目上の女性に贈ってみてはいかがでしょうか。
黄色のカトレアの花言葉
黄色いカトレアには2つの花言葉が付けられています。
・魅力
・気品ある優しさ
赤や白・紫と違い黄色にはフレッシュな明るい印象があるのでピッタリな花言葉ですね。黄色のカトレアは大人に限らず、もっと幅広い年代の女性への贈り物として重宝します。その時にはこの花言葉を一筆添えてみるとより素敵ですね。
白いカトレアの花言葉
白色の花言葉には1つの花言葉が付けられています。
・魔力
魔力と聞くと禍々しいものを想像しがちですが、人を魅了することが魔力を使っているように感じるためこの花言葉が付けられたようです。他にも、白色にピッタリな「純粋な愛」という意味も込められています。
紫色のカトレアの花言葉
とても美しい色である紫には、紫にピッタリな花言葉が付けられています。
・優美な貴婦人
・優美な女心
赤や白色の花言葉も素敵でしたが、紫の花言葉は憧れている女性や女の先輩に贈るのにピッタリな花言葉ですね。また、フォーマルフラワーと言われるようにブライダルでも花束に使われる色でもあります。
ピンクのカトレアの花言葉
とても気品があり、艶のあるピンクのカトレアには1つの花言葉が付けられています。
・成熟した年配の人の魅力
赤や白色・紫のカトレアとは違い、ピンクのカトレアは敬老の日などに祖母に贈るのにピッタリな花言葉が付けられています。
カトレアの西洋での花言葉を英語で紹介!
日本語での花言葉以外にも、カトレアには英語での花言葉もあります。
・mature charm「成熟した大人の魅力」
この英語での花言葉にある「charm」という単語には、「魔法のように作用する」という解釈があり人を魔法にかけてしまうほどの美しさや存在感を放つ小悪魔的魅力を英語の花言葉には表現されています。
カトレアがランの女王と呼ばれる理由とは?
洋ランの中でも根強い人気がある胡蝶蘭やシンビジュウムではなく、なぜカトレアが「洋ランの女王」と呼ばれているのでしょうか。これは数ある洋ランの中でも最も有名であり、一番大きな花を付けることにも由来しています。交配の仕組みにもヒントがあり、カトレアは「ラン科カトレア属」の品種はもちろん近縁の種とも交配が重ねられてきました。
当然その名前にはどれもカトレアを冠したものが使われ、いつしか一般の間ではすべて総称してカトレアであるという認識が広まったようです。洋ランの祖と言ってもおかしくないことから、「洋ランの女王」という称号が与えられたのだと言われています。
カトレアの開花時期や見頃の季節は?
カトレアは品種改良が進み、年間を通じて見ない時期はないと思える花です。カトレアの花が開花するのは10月~2月と秋~冬が中心で、最盛期も開花期とほぼ同時期となります。短命のイメージが強いカトレアですが、花持ちは意外とよく7日~10日も美しい状態を保って私たちを楽しませてくれます。
ランの女王カトレアを贈ろう!
洋ランの女王と呼ばれるカトレアには、女性に贈るのにもってこいなとても素敵な花言葉が多く付けられていることがわかりました。ブライダルなどのフォーマルな場面にもピッタリな花なので、贈り物に悩んだらカトレアを選んでみてはいかがでしょうか。カトレアを贈り物にする時には、花言葉を一筆添えて贈ると花に込められた意味を伝えやすくなりより喜ばれます。