カモミールの花言葉や由来とは?種類や特徴・効能も紹介!
ハーブティーや花束にも良く使われるカモミールは、聞いたことがある方も多いはず。カモミールの花言葉やカモミールの効能を知れば、もっとカモミールのことが好きになりますよ。今回は「仲直り」等カモミールの花言葉と、カモミールのおすすめな使い方をご紹介します。
目次
カモミールってどんな花?
カモミール(カミツレ)は名前を良く聞きはしますが、どんな花か分かりますか?カモミール(カミツレ)は直径が500円玉くらいの、白い花びらと黄色い花托(かたく)が特徴の可愛らしい花です。「仲直り」「逆境に耐える」など面白い花言葉がつけられています。
カモミールの種類やそれぞれの違いについて、またカモミールの効能やおすすめの利用法をたくさんご紹介しますよ。特に友情を深め仲直りしたい方、踏ん張る力が欲しい方におすすめですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
カモミールの特徴
カモミール(カミツレ)は、何種類かをひとまとめにした総称です。一番の特徴は、りんごのような甘い香りがすること、そして1年草と多年草の2種類に大きく分けられることです。
カモミール(カミツレ)は、4000年も前から薬草として利用されてきました。日本には江戸時代頃に、オランダから西洋の民間薬として持ち込まれたそうです。
カモミールの開花時期と見頃の季節
カモミール(カミツレ)は種類によって開花時期が違いますし、そもそも花をつけにくい品種もあります。
一般的には5月の初夏から9月にかけて花を咲かせますが、気温の高い真夏において、一時的に花が咲かない期間があります。
カモミールの名前の由来は?
カモミール(カミツレ)は英語ではなく、ギリシャ語が由来です。
特徴的な甘い香りから「大地のりんご」を意味する「カマイメロン」というギリシャ語がなまって、カモミールになりました。
カモミールの別名は『マザーズハーブ』
カモミール(カミツレ)はよく「マザーズハーブ」とも表現されますよね。ハーブティーやアロマオイルなど、女性にうれしい効能がたくさんのカモミール(カミツレ)は、食品だけでなく化粧品などにもよく利用されています。
カモミールの種類は4種類!特徴は?
カモミール(カミツレ)にはいくつか種類があるとお伝えしました。4種類のカモミール(カミツレ)はどんな特徴や効能があるのでしょうか。早速特徴や違いをそれぞれ見ていきましょう。
ローマンカモミール
ローマンカモミールは、カモミールの中でも特に有名な種類です。他の種類との違いは、香りの範囲が広い点です。花だけでなく葉にも甘いりんごの香りがあるのが特徴です。
小さくて白い花びらの中央がこんもりと黄色に盛りあがる見た目が可愛らしく、非常に人気の高い種類なんですよ。
ジャーマンカモミール
ジャーマンカモミールは、主にヨーロッパ圏で民間薬としてよく使われる種類のカモミールです。小さく白い花は甘いりんごのような香りがあり、風邪や頭痛、ストレス性胃痛の緩和などにハーブティーとしてよく利用されています。
耐寒性で非常に丈夫なジャーマンカモミールは、こぼれ種でどんどん増えることから、ガーデニング初心者にもおすすめの種類です。家庭菜園で自分だけのカモミールを育ててみてはいかがでしょうか。
ノンフラワーカモミール
英語で「花の無いカモミール」と呼ばれるノンフラワーカモミールの違いは、他の種類と比べてまったく花が咲かないわけではなく、比較的咲きにくい点です。葉が柔らかく、背丈も伸びず踏むと香ることから、ヨーロッパでは芝代わりによく使われています。
ダイヤーズカモミール
ダイヤーズカモミールは、直訳すると「染物屋のカモミール」です。別名では「紺屋カミツレ」とも言い、「紺屋」江戸時代の染物屋さんの意味です。ダイヤーズカモミールと他のカモミールとの違いはどこにあるのでしょうか。
ダイヤーズカモミールと他の種類との違いは、花の色と香りにあります。ダイヤーズカモミールからは黄色の染料を取ることができ、鮮やかな黄色を楽しむことができます。あまり香りはない種類なので、草木染以外の用途では主に観賞用として使われます。
カモミールの花言葉とその由来とは?
カモミール(カミツレ)の種類と、それぞれの種類の特徴が分かったところで、カモミール(カミツレ)の花言葉とその由来についてまとめてみました。友情を深めたい方、踏ん張る力が欲しい方に特に参考になると思います。
「逆境に耐える」
色やカモミール(カミツレ)の種類別に特に花言葉が違うということは無く、カモミール全体を通して「逆境に耐える」という花言葉があります。この花言葉の由来は、カモミールが踏みつけられても強く生き残るからだそうです。
「逆境で生まれる力」
カモミール(カミツレ)の花言葉をもう一つ見てみましょうカモミール(カミツレ)は様々な効能があることから、大昔から人々を助けてきました。「逆境で生まれる力」という花言葉に、力強さを感じますね。
一見地味で可憐なのに、多くの人を助けるなど想像できないパワーを秘めたカモミールは、人々を支える縁の下の力持ちのような存在です。「逆境で生まれる力」という花言葉は、そんなカモミールの力強さをよく表現した言葉ですね。
「仲直り」
カモミール(カミツレ)には、仲直りという意味の花言葉があるのはご存知でしたか?仲直りしたくても、面と向かって仲直りしようとは言いにくいですよね。友情を再確認したいとき、また友情をさらに深めたいときに、カモミールはとても役に立ちますよ。
仲直りしたいなら、例えば、カモミールのアロマオイルやミニブーケを用意して、仲直りの言葉をオシャレに英語で書いたメッセージカードなどを添えて贈るのはいかがでしょうか。花だけでは、花言葉を知らないとメッセージが伝わらないので、花言葉にちなんだアイテムを添えることをおすすめします。
カモミールの西洋・英語での花言葉は?
カモミールの花言葉は、「逆境で生まれる力」「仲直り」など英語圏でも同じです。英語圏の花言葉が日本に入ってきて、日本の花言葉として定着したと思ったほうが良いでしょう。実は、ロシアではカモミールがロシアの国花なんですよ。
厳しい気候や環境など、逆境に耐える花言葉どおり、カモミールはロシアの気質にぴったりの花ですね。
カモミールとカミツレの違いとは?
カモミールとカミツレは、どうして呼び方が違うのでしょうか。それは言葉の由来がそれぞれ違うからです。カミツレは英語ではなく、外国語の表記がなまってできた日本語です。
カモミールはギリシャ語の「大地のりんご」を意味する「カマイメロン」から、カミツレ(加密列)は日本語の和名であり、オランダ語の「カミーレ」が由来とされています。読み方の由来が分かると、面白いですね!
カモミールの素敵な使い方3選!
カモミール(カミツレ)の種類や花言葉の由来をおさらいしたところで、カモミールのおすすめな使い方をご紹介します。ストレス解消や、友情を深め仲直りしたいときにもカモミールが大活躍しますよ。
①カモミールティーを作る
カモミールティーはハーブティーの中でも特に有名なので、飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。就寝前に飲むと、リラックスしてほっとできますよ。
②アロマとして楽しむ
アロマとして楽しむなら、ローマンカモミールのエッセンシャルオイルで芳香浴がおすすめです。イライラしたときや落ち込んだときにローマンカモミールの香りを嗅ぐと、心が落ち着きますよ。妊娠中の使用は避けてください。
③乾燥させポプリとして使う
甘いりんごの香りが特徴のカモミール(カミツレ)は、ポプリとして利用するのもお勧めです。
カモミールの気になる効能を4つ紹介!
英語圏でのカモミール(カミツレ)はどんな花言葉なのかをおさらいしたところで、カモミールの気になる効能をみてみましょう。
①神経の高ぶりを鎮める
カモミールは、特徴的な甘いりんごの香りが神経の高ぶりを鎮める効果があるとされています。強いストレスや不安に押しつぶされそうになったら、カモミールティーなどで上手にカモミールを取り入れてみてください。
②リラックスさせる効果
カモミールには、その甘い香りが心を落ち着けてリラックスさせる効果があるようです。
友達と仲直りして友情を深めたいとき、またゆっくりと心を静めたいときにおすすめです。寝る前にハーブティーを飲むのも良いですね。
③寝つきを良くする
心が静まって落ち着くことで、寝つきが良くなる効果もあるそうです。カモミールのハーブティーは単品でもブレンドでもたくさんの種類がありますので、自分にぴったりのハーブティーを探してみるもの楽しいですよね。
④発汗・消炎作用がある
カモミールは、フランスで民間薬としてよく使用されており、特に風邪の引き始めに効果があるとされています。季節の変わり目で体調が不安定なとき、発汗・消炎作用のあるカモミールを上手に利用して、風邪の引き始めなどに利用したいですね。
カモミールの花の意味を知って花を楽しもう!
カモミール(カミツレ)の花言葉や効能、おすすめの使いかたをご紹介しました。可愛らしいカモミールに、力強さを表現する花言葉がつけられていたなんて驚きですよね。友情を深め仲直りしたいあの人に、カモミールの力を借りてアクションを起こすのも良いかもしれません。
カモミールの特徴を上手に生活に取り入れて、カモミールの花言葉のように力強く、友情を深めて逆境に負けない精神を作りましょう!