ペチュニアの花言葉とは?大切な人に贈りたい理由も紹介!
ペチュニアは、暑い季節になるとガーデニングや寄せ植えなど、庭先や花壇でよく見かける花です。紫、白、黒など色の種類が豊富で、咲き方や色によって花言葉が変わります。ペチュニアの花言葉や学名の由来など、大切な人に贈る時に添えたい花言葉の理由など紹介します。
目次
ペチュニアってどんな花?
ペチュニアの特徴は?
ペチュニアは、南米原産のナス科ペチュニア属の草花です。鉢植えや花壇などでよく見かける花で、紫、白、黒、ピンクなど、春から秋までの長い間花を咲かせる特徴があります。花の枝が垂れる特徴がある種類のペチュニアは、ハンギングや、鉢を高い所に吊るして花を楽しむことが出来ます。
開花時期が長く、小さな花をたくさん付けてくれるので、花壇にボリュームを持たせたい時によく使われます。丈夫で育てやすく、成長も早いため、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。特に日本においては、品種改良の競争がもっとも激しいと言われる花です。
ペチュニアの開花時期や見頃はいつ?
ペチュニアの開花時期は、4~10月までの暖かい季節です。寒さに弱い特徴があるため、冬には枯れてしまう1年草ですが、最盛期には夏の暑い日でも、きれいな花を咲かせてくれます。また紫、白、黒、ピンクなど色の種類や様々な咲き方をする種類があって、夏の庭には欠かせない花のひとつです。
ペチュニアの名前の由来とは
ペチュニアの名前の由来は、見た目がタバコの花に似ていることから、属名はグラニー語でタバコを意味する「Petum(ペチュン)」に由来しています。またペチュニアの和名は「ツクバネアサガオ」といいます。これは、江戸時代後期に日本に伝わってきた時に、花が朝顔に似ていることが由来でつけられました。けれど、言いにくいこともあり、あまり定着せず「petun」という言葉をもじった「ペチュニア」のほうが、日本でも定着しました。
ペチュニアの種類と品種を紹介!
毎年色々な種類や特徴のあるペチュニアの品種が作られます。ペチュニアは、見たことのない黒や青などの色やこんもり生い茂るタイプ、垂れるタイプや八重咲きなど、色、株姿、咲き方が大変種類の豊富な花です。日本はとくにペチュニアの品種改良が盛んで、最先端の研究が現在もされています。ガーデニングブームの火付け役となったサフィニアも、ペチュニアの仲間で、1989年に日本のサントリー社が品種改良した品種です。ペチュニアには、大輪、中輪、小輪とあり、園芸品種は500種を超えると言われています。
ペチュニアの花言葉と由来を紹介!
ペチュニアは色が明るく、花びらもひらひらしており、見ているだけで、周囲を元気にさせてくれる花です。その姿から、ペチュニア全般の花言葉は「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心のやすらぎ」「心がなごむ」という花言葉があります。ペチュニアがタバコの花に似ていることから、花言葉もタバコを吸っているときの気持ちを表してつけられました。色別の花言葉でも、同じところに由来している花言葉もあります。
ペチュニアの花言葉を『色別』に6つ紹介!
ピンクのペチュニアの花言葉は?
ピンク色のペチュニアの花言葉は、「自然な心」「賑わい」です。夏の暑い日差しの中でも、負けずに鮮やかに元気な咲き方をする花が、人に幸福感を与えてくれることから、この花言葉がつけられました。
紫のペチュニアの花言葉は?
紫色のペチュニアの花言葉は、紫色の濃さで花言葉が変わります。濃い紫色のペチュニアの花言葉は、「追憶」です。また薄い紫色のペチュニアの花言葉は、「人気者」です。人気者という花言葉は、鮮やかな色彩やパラソルを広げたような薄紫色のペチュニアの可愛らしい様子から付けられました。
白いペチュニアの花言葉は?
白色のペチュニアは、どんな花とも合わせやすい色合いの花です。白いペチュニアの花言葉は「淡い恋」です。情熱的な恋愛とは異なり、白い色には清純で、心が暖かくなるような印象のある花言葉です。花壇でも、ひっそりと他の色の花を際立たせる白いペチュニアにぴったりの花言葉です。
青いペチュニアの花言葉は?
青い色のペチュニアの花言葉は、「ためらう気持ち」です。控えめな花言葉を持つ青のペチュニアですが、特に青い花は、自然界ではほとんど見ない色です。なかでも青いペチュニアはとても貴重な存在で、この花をもとに青いカーネーションが作られました。
赤いペチュニアの花言葉は?
赤いペチュニアの花言葉は「決して諦めない」です。赤い花びらはとても情熱的な様子で、花壇でもその色と咲き方は特に際立ち、自分の芯をしっかり持っているような印象を受けます。その様子からこの花言葉がつけられました。
黒いペチュニアの花言葉は?
黒のペチュニアの花言葉は、ペチュニアの全般の花言葉以外に、「危険な愛」という花言葉があります。ペチュニアの漆黒色の花は、シックで大人の雰囲気を感じさせます。モダンで妖艶な魅力を放つ特徴のある花姿から、「危険な愛」という花言葉がつけられています。この花言葉を贈る時には、注意が必要です。
ペチュニアの花言葉を『咲き方』から2つ紹介!
【八重咲き】ペチュニアの花言葉は?
いくつもの花びらが重なった八重咲のペチュニアの花言葉には、「変化に富む」という花言葉があります。花の色や形が豊富なことが由来で、この花言葉が付けられました。八重咲きのペチュニアは育てるのが難しいですが、花の咲き方はバラのようにとても華やか咲き方をします。
【絞り咲き】ペチュニアの花言葉は?
ペチュニアの花言葉には、安らぎを与えてくれる花言葉が多いですが、絞り咲きのペチュニアの花言葉には、「邪魔者」「恋の手紙を遮断された」など、嫉妬に狂うようなマイナスなイメージの花言葉がつけられています。絞り咲きのペチュニアはとても綺麗ですが、贈るときは、花言葉に注意が必要でしょう。
ペチュニアの英語での花言葉は?
ペチュニアの英語での花言葉は、「peace of mind (平和な心)」「your presence soothes me (あなたと一緒だと安心です)」という英語の花言葉があります。英語の花言葉にも、安らぎを感じさせる意味のものが多く、綺麗に色とりどりに咲いているペチュニアの、安堵感や優しさを感じさせることが由来の花言葉が英語の花言葉にもついています。
日本でのペチュニアの人気はサントリー社が関係する?
ペチュニアは、フランスのコンメルソンがウルグアイで発見し、ヨーロッパへ持ち帰った後に広まったといわれています。日本には「ツクバネアサガオ」という名前で伝わってきましたが、日本の寒い気候に合わず、当時はあまり人気が出ませんでした。その後、1989年にサントリー社が日本の気候に合うよう品種改良した「サフィニア」によって人気になり、今では品種改良の競争が激しい植物の1つとなりました。
サフィニアは、雨に強く育てやすい種類で、コンパクト、変わり咲き、大きな花が咲くなど5種類ほどの特徴があるサフィニアがあります。また、花色が多いのが特徴のペチュニアですが、特に青い花は自然界ではほとんど見ない色なので、青いペチュニアはとても貴重な存在です。このペチュニアの花の青い色素を元に、サントリーでは、青いカーネーションの「ムーンダスト」も開発しています。
ペチュニアを大切な人に贈りたい理由を紹介!
花言葉が贈り物にぴったり
ペチュニアの花言葉である「あなたと一緒なら心が和らぐ」という言葉は、ずっと付き合いがある心の許せる友人や恋人へ贈るプレゼントに最適な花言葉です。ペチュニアには他にも素敵な花言葉があるので、プレゼントを贈る時に、花言葉も添えて贈るのもおすすめです。
種類が豊富で華やかに楽しめる
ペチュニアの魅力は、その豊富な種類や色にあります。初夏から秋の長い時期にかけて次々と華やかに花が咲くのを楽しめます。色だけでなく大きさも多種多様であるので、花壇や鉢植えだけでなく、切り花でも楽しめるので、フラワーアレンジメントで贈るのもおすすめです。
育てやすい!
ペニチュアは、丈夫な花なので、育てやすく、ガーデニングにもよく用いられる人気の花です。また、種類や品種によって花の形や色が豊富なので、イメージに合わせてプランターや鉢を彩ることができます。ガーデニング初心者の方へのプレゼントとして贈るのも最適です。
【番外編】ペチュニアの入手方法や育て方を解説!
ペチュニアは種まきと苗植えから育てることができます。一般的に苗が4月前後に出るので、それを鉢や庭に植えて育てます。水やりは、土が乾いていたらたっぷりと行います。花に水がかからないように土にそそぐようにして水をあげましょう。鉢植えやプランターの場合は、鉢底から水がしみ出すくらい水をあげてください。また、花が雨に濡れると、痛んでしまいます。梅雨や長雨のときは、雨の当たらない軒下に鉢を移動させましょう。
ペチュニアの花を長く楽しみたい時は、花が咲いているときに、茎全体の長さが10cmほどになるよう切り戻しを行なったり、摘心、摘芽といった剪定を行います。ペチュニアは、他の植物に比べると夏の暑さにも強く、日光を好むので、日当りのいい場所で管理します。また半日陰でも育ちますが、花つきは悪くなります。
ペチュニアを大切な人への贈り物に最適!
ペチュニアの花は色が明るく、種類も豊富で、夏の暑い日でも元気に咲く姿が、周囲を元気にさせてくれる花です。ペチュニアの花言葉は、英語でも日本語でも「あなたと一緒なら心がやわらぐ」といった、優しさを感じる花言葉でした。ぜひペチュニアを大切な人への贈り物に、花言葉を添えて贈りましょう。