100均ダイソーのシリコンスプレー5選!活用法や注意点・代用は?
100均ダイソーのシリコンスプレーの活用法や注意点をまとめています。また同じ100均のセリアでもシリコンスプレーの取り扱いがあるのか、それともダイソーにしかないのかについても触れています。セリアにあるシリコンスプレーの代用品についても書きました。
目次
100均【ダイソー】でシリコンスプレーが手に入る!
便利でいろいろな使い道があるシリコンスプレーが、まさか100均のダイソーで買えるなんて「……そんなことあるわけないでしょ!」と思った方、少なからずもいらっしゃるのではないでしょうか。
通常、シリコンスプレーはホームセンターなどに行って購入するというイメージがあるかと思いますが、実は、100均でお馴染みのお店、ダイソーではシリコンスプレーの取り扱いが……あるんです(なお、同じ100均のセリアでの取り扱いについては後述します)。
シリコンスプレーって何?
ところで、「シリコン」という言葉は耳にしたことはあるけれど「シリコンスプレー」ってなんなのかわからない、そもそもシリコンスプレーの使い道ってどんなものがあるのか、と疑問に思う人もいますよね。
シリコンスプレーというのは、「油・樹脂に似た性質をもった物質、シリコーンが入ったスプレー」のことです。このシリコーンは電気を絶縁し、また水をよく弾く防水機能も備えているのでいろいろなものに使われたりします。なので、シリコーンは調理器具や化粧品、雑貨にも使われています。
ちょっと話題がそれてしまいましたね。もっとつっこんで、かつ、わかりやすく言うのであれば、シリコンスプレーというのは「素材の表面にシリコーン被膜をつくり、すべりをよくするための潤滑スプレー」です。
車やオートバイに使われたり、家のなかのいろんな場所に使うことができ、さまざまなことに用いることができる便利なグッズとして知られています。
今日ダイソー行ったらシリコンスプレー売ってた。これでPEラインもイケるはず。携帯性も良い大きさなのでバッグに忍ばせておくと良いかも? pic.twitter.com/RVOZ5dHIih
— こもちっく (@komochick) April 8, 2018
シリコンスプレーの活用法8選!便利な使い方は?
では、ダイソーの100均シリコンスプレーを実際に使う場合、どんな場面で使えばよいのでしょうか。いくつか例をみてみましょう。
①滑りの悪い敷居やカーテンレールの滑りを良くする
敷居やサッシを100均シリコンスプレーで薄くコーティングするだけで、窓や障子などの動きがスムーズになり、開け閉めの不快感をなくすことができます。油ではなくシリコーンが入ったスプレーなので、襖や障子などの木製の敷居やプラスチック製のカーテンレールにも使えます。
②動きの悪いタンスや引き出しの動きを良くする
木製品やプラスチックにも使える、とくれば、動きの悪いタンスや引き出しにも100均のシリコンスプレーを使うことができます。
薄くかけるだけで潤滑性が加わり、引っかかって力を入れないと動かなかったタンスや引き出しもスプレーのコーティングによってスルスルと楽に引き出せるようになる、というわけです。すごく便利ですよね……!
③切れ味の悪くなったハサミを復活させる
切れ味が悪くなったハサミ、このまま処分するしかないのかな……と思ったら、ハサミにダイソー100均のシリコンスプレーをしてみましょう。すると、無駄な摩擦が減って、なんと切れ味が復活するんだそう。これは是非、試してみたいですね。
④イスやベビーカーなどのキャスター(車輪)の動きを改善する
キャスター付きのイスやベビーカーもずっと使っていると動きが悪くなって、だんだんと使い勝手が悪くなってきますよね。
そんな時は、車輪の部分にダイソー100均のシリコンスプレーをシュッとしてみましょう。可動部分をシリコンスプレーでコーティングすることにより摩擦が少なくなり、車輪部分がスムーズに動くようになります。
⑤子供のシールのいたずら防止に
子供って、どこでも好き勝手にペタペタとシールを貼るのが好きですよね。しかも、はがすとなると糊が強力ではがせない、また、はがせても白い部分だけ残ってしまって跡が汚くなる……なんてこともしばしば。
そんな風になる前に、シールを貼られたくない部分にあらかじめシリコンスプレーをしておきます。すると、シールがはがれやすくなり、いたずら防止になります。
⑥車のワックスがけにシリコンスプレー
車のワックスがけというと、今までは固形ワックスを車体に塗って仕上げ拭きをするというのが一般的なイメージだったかと思うのですが、シリコンスプレーで車のワックスがけをするというのが巷で流行っています。
固形ワックスだと、落ち着いた深いツヤ感に仕上がるそうですが、シリコンスプレーだと鏡面仕上げのツヤッツヤの仕上がりになります。
ただし、ガラスコーティングやポリマーコーティングがされている車への使用は避けた方がいいそうです。
⑦レジン作品を作るときの剥離剤として使う
ちょっとマニアックな使い方になりますが、ハンドメイドクラフトでレジン作品を作るとき、金属の型にうすーくシリコンスプレーを吹き付けて、レジンを流し込むと、金属にくっつくことなく固まったレジンを取り出すことができます。
金属にそのままレジンを流し込むと、固まったときにくっついてしまいますが、シリコンスプレーをすることによって剥離剤の役割を果たしてくれるというわけです。
小さな作品を作る場合、ホームセンターで売られている大きな缶のシリコンスプレーは必要ない……という人もいて「ダイソーで売っている少量缶のシリコンスプレーが丁度いい」という声もあります。
⑧防水スプレーとしても使うことができる
水がしみ込んでしまうと嫌だなと思ってしまう靴やカバン、また、水をはじかなくなってしまった傘などにスプレーすると面白いくらいに水をはじいてくれます。
ただし、滑ってしまう可能性を鑑みると、靴や長靴にシリコンスプレーをするのはちょっと注意が必要かもしれません。転倒を防ぐためにも靴裏にシリコンスプレーがつかないようにしたほうがいいですね。
いかがでしたでしょうか。他にもいろいろな種類の活用方法があるのですが、これだけでもダイソーのシリコンスプレーがいかに便利な代物か分かっていただけたかと思います。
一家に一本あるだけで、すごく役に立ちそうな気がしてきませんか?
100均シリコンスプレーを使う時の注意点は?
さて、便利でコスパも優秀な100均ダイソーのシリコンスプレーですが、注意すべき点はあるのでしょうか。
取り扱う際に一番、注意しなければいけないのは、吸入、飲用を避けることです。
シリコンスプレーは吸入すると人体に害を与えるものなので、必ず換気をして、そして一度に大量に使用することはしないようにしましょう。
そのため、小さな子供がいるご家庭では、子供がいたずらしないような場所にシリコンスプレーを保管しておく必要がありそうですね。
もう一つの重要な注意点として、シリコンスプレーは高圧ガスを使ったスプレーなので、火の近くや高温になる場所に置いたり、そのそばで使用はしないようにしましょう。
また、シリコンスプレーはスプレーすると潤滑性を促すものなので、床にシリコンスプレーがついてしまうとツルツルとよく滑る床になってしまいます。怪我の原因となることがあるので、注意が必要です。
もし、室内でシリコンスプレーを使うときには床につかないように新聞紙をひく、もしくは野外でスプレーを使用するなどといった工夫が必要になりそうですね。
とにかく滑っては困る、といったものにはスプレーしないよう注意が必要です。
さらに、ダイソーの100均シリコンスプレーは、簡易防水に使えると記載はありますが、但し書きとして「布には使用しないように」と注意書きがありました。
シミになる恐れがあるといった理由もありますが、シリコンスプレーを使うことによって通気性も損なわれることがあるのだとか。
それと家具などの艶出しに使用する場合は、シミになったり、塗料が落ちたりする可能性があるため、万が一のことを考えて目立たない場所で試してから使用したほうがいいかもしれません。
100均シリコンスプレーの売り場は?
さて、100均のダイソーに売っているというシリコンスプレーは、どこに売っているのでしょうか。
100均でないシリコンスプレーは、ホームセンターだったりカー用品店に売っていることが多いのですが、ダイソーの100均シリコンスプレーは「工具売り場」にあることが多いです。「潤滑油スプレー」や「潤滑グリーススプレー」と一緒に陳列されているのをよく見かけます。
【自分メモ】買って帰るー
— とみQ (@tomino999) January 4, 2018
ダイソーに「シリコンスプレー」登場! https://t.co/9IFrG6xDlq
100均【ダイソー】のシリコンスプレー&代用品5選!
さて、ここからはダイソーで売っている100均シリコンスプレーと、その代用品になりうるその他の種類の100均スプレーについて紹介、比較していきたいと思います。
こんなにいろいろな種類のスプレーがあると、どんなことに使った方がいいのか迷うと思うので、それも合わせて種類別にご紹介させていただきます。
100均シリコンスプレー①【シリコンスプレー】
今回の主題でもあるダイソーの100均スプレーですが、その主な主成分は、前述もした「シリコーン」です。使用できる素材としては「金属、ゴム、プラスチック、木材」。ほとんどの素材に使用できますね。
ただ、布はシミになってしまうことがあると注意書きにもあるので使用を避けた方がいいようです。
主な用途としては、先にご紹介しましたが「滑りの悪いサッシやレールに吹き付けて、窓などの動きを改善する」、「動きの悪い車輪に潤滑剤として吹き付けて、引っかかりをなくしスムーズに動くようにする」などといったことですね。他にも便利な使い方がありますが、すでに紹介しているので割愛します。
後述する潤滑油グリーススプレーなどの代用としても使えますし、いろんな素材に対応しているというところでは、かなり優秀なスプレーではないでしょうか。
100均シリコンスプレー②【潤滑グリーススプレー】
では、100均ダイソーの「潤滑グリーススプレー」はどういったことに使えばよいのでしょうか?
こちらは、メインとしては機械部品やモーターなどの可動部分の潤滑のために使用されます。使い方のイメージがつきやすいものとしては、自転車のチェーン部分の潤滑剤ですね。
主な主成分は「グリース」と「二酸化モリブデン」で、ねちょっとした粘度の高い潤滑剤なので付着性が高く、潤滑グリーススプレーをスプレーすると長期間にわたってスプレーしたものをコーティングすることができるのだそうです。
そのため自動車のドアヒンジやトランクの可動部分、またドアロックの部分にも使われることが多く、扉から変な音が出ている場合にも蝶番の心棒の部分にシュッとスプレーすると動きが良くなってギーギーといったきしんだ音が出なくなります。
しかし潤滑グリーススプレーは、家庭内で使われるというよりかは、どちらかというと自動車や自転車、オートバイに使われるイメージが強いですね。
100均シリコンスプレー③【潤滑油スプレー】
100均のダイソーには「潤滑油スプレー」も売っています。ダイソーには本当にいろんな種類のスプレーが売っていて、しかも潤滑グリーススプレーと名前が似ています。種類が豊富なことはいいことではありますが、種類がいっぱいあると混乱するというデメリットも生じますね。さて、使い方を含めて、どこが違ってどう使うのでしょうか。
潤滑油スプレーの主な主成分は「鉱物油」です。油なので、金属のサビを防ぐために使われることが多いようです。100均ダイソーで売っている潤滑油スプレーには、はっきり「サビを防ぐ」と書いてありますね。なので、使い方としてはサビてほしくない部分にスプレーして薄くコーティングを施すだけ、です。
あとは、金属製の可動部分にスプレーしたり、汚くなった金属の部分を綺麗にするために潤滑油スプレーを使うということもあります。
可動部分にスプレーするという点では、「シリコンスプレー」と「潤滑グリーススプレー」と同じですね。使える素材は金属に限りますが、代用が効きそうな場面もありそうです。
しかし、この潤滑油スプレーはグリースをサラサラに溶かしてしまう性質があり、グリースが塗られている可動部分に使ってしまうと動きが悪くなったり、最悪、金属がサビてしまうそう。代用品として使う場合、その点を注意して使った方がいいですね。
100均シリコンスプレー④【グリーススプレー】
そしてさらにダイソーでは100均一で「グリーススプレー」も売っています。調べてみたところ、ダイソーの100均「グリーススプレー」と100均「潤滑グリーススプレー」は、名前が少し違うものの、中身は同じということが分かりました。もしかしたら旧パッケージと新パッケージではないかということです。
100均シリコンスプレー⑤【防水スプレー】
100均のダイソーでは、防水スプレーも買えてしまいます。ここまできて5種類です(パッケージデザインの違いだけのものを除けは4種類ですね)。
ダイソーの100均防水スプレーは、スプレーでコーティングした部分に対して、水をはじいてくれる役割を果たしてくれます。ダイソーの防水スプレーの主な主成分は「シリコン樹脂、ベンジン、LPG」です。LPGは液化石油ガスのことを指します。成分は、一般的に販売されている防水スプレーとまったく変わりなく、防水効果もきちんとあります。
100均【セリア】ではシリコンスプレーを取り扱っていない
同じ100均のおしゃれなセリアには、シリコンスプレーの取り扱いはあるのでしょうか。
2018年11月の時点では取り扱いはしていないようです。ダイソーではシリコンスプレーを売っているので、そちら側の売上や評判がよかったりすると、セリアでもシリコンスプレーの取り扱いを始めるかも……しれませんがそれはあくまでも可能性の話でしかありません。
ちなみに、セリアには「防水スプレー」と「潤滑油スプレー」の取り扱いならあるようです。
100均【セリア】のシリコンスプレー代用品1選!
では、100均のお店でもセリアに行ったときにシリコンスプレーの代用品として使えるものについて見ていきたいと思います。ここでは、防水スプレーについて見ていきましょう。同じ100均のダイソーの防水スプレーとセリアの防水スプレーの違いはあるのか、その点もまとめました。
100均シリコンスプレー⑥【防水スプレー】
さて、100均セリアの防水スプレーですが、こちらのスプレーの主成分は「エチレンエチルアクリレートコポリマー・シリコンオキサイド・LPG」です。エチレンとシリコンの二種類の防水成分が含まれています。ダイソーの100均防水スプレーと多少の成分の違いはありますが、同じようにこちらも充分な防水効果を発揮してくれます。
100均で買えるシリコンスプレー!手軽に手に入るのが嬉しい!
まさかのまさか、100均のダイソーでシリコンスプレーが買えてしまうなんて驚きびっくり、コスパの面でも凄くうれしいですよね!
たくさんは必要ないけど、ちょっとした用途に使いたいという時に、またはお試しで使ってみたいという時に、100均ダイソーのシリコンスプレーは活躍すること間違いなしなのではないでしょうか。
それぞれ代用品のスプレーも含めてですが、ダイソーやセリアの店舗によっては、取り扱いがなかったり、売り切れになってしまっていることもあります。その場合は、店員さんに聞いてみるといいです。在庫を確認してくれたり、時には取り寄せにも対応してくれることもありますよ。