生後6ヶ月の赤ちゃんの体重や授乳間隔は?成長の目安や育児の注意点など!

生後6ヶ月なると離乳食も始まり、体重の増加や授乳の間隔、睡眠時間など個人差が大きくなってきます。体重が増えないなんて悩む方も多いのではないでしょか?生活のリズムを整えていく上で、生後6ヶ月の赤ちゃんの成長の目安や育児の注意点についてご紹介します。

生後6ヶ月の赤ちゃんの体重や授乳間隔は?成長の目安や育児の注意点など!のイメージ

目次

  1. 1生後6ヶ月の赤ちゃんは?
  2. 2生後6ヶ月の赤ちゃんの身長、体重は?
  3. 3生後6ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔や量・回数は?
  4. 4生後6ヶ月の離乳食は?
  5. 5生後6ヶ月の赤ちゃんにおすすめの遊びは?
  6. 6生後6ヶ月で注意することは?
  7. 7生後6ヶ月の赤ちゃんに関する体験談
  8. 8ハーフバースデイを迎えた赤ちゃんの成長を楽しもう
  9. 9出典元はこちら

生後6ヶ月の赤ちゃんは?

生後6ヶ月の赤ちゃんの成長

生後6ヶ月の赤ちゃんの成長はそれぞれペースが大きく異なります。あくまでも目安として捉え、赤ちゃんのペースに寄り添って赤ちゃんとの生活を楽しみましょう。

からだの発達

赤ちゃん

生後6ヶ月頃になると首も座り、寝返りができるようになる子が多くみられます。寝返りしながら転がって移動したり、行動範囲が少しずつ広がっていくので目が離せなくなってくるこの時期。うつ伏せも肘をついてからだを支えていたのが、床に手をついて肘を伸ばすようになり、頭をより高く上げられるようになってきます。

今まで仰向けの世界だったのが、寝返りが出来るようになる事で赤ちゃんにとっては別世界!視野が広がることで高い所にも興味を持ち、取りたい!見たい!という気持ちが高まってきます。うつぶせでしっかりと腕で支えてからだを持ち上げられるようになると、背中が丸まり両手をついておすわりしていたのが、まだ不安定ですが背中をまっすぐ伸ばしお尻で支え、おすわりができるようになります。
また、手や指の動きも発達し、手の小指側を使って物をつかんでいたのが徐々に5本の指を使って物をしっかりと掴めるようになってきます。

こころの発達

手をつなぐ赤ちゃん

今までは、お腹がすいたり、おむつが濡れて気持ち悪くてなど快や不快の感情で泣いて自分の気持ちを表していましたが、生後6ヶ月になるとお母さんやお父さんを見て笑ったり、お母さんがそばから離れると寂しくて泣いたりと感情が豊かになっていきます。また、人見知りが始まることもあります。

歯の生え始め

歯が生え始めた赤ちゃん

下の前歯が2本生えてくる赤ちゃんが多くなるのが生後6ヶ月のころです。ですが、赤ちゃんの歯が生え始める時期は様々で、早い子では生後3ヶ月ぐらいから生え始めたり、ゆっくりな子では1歳近くなって生えてくることもあります。また、上の歯から生えてくる場合もあり、個人差が大きくあります。歯が生える少し前には、ヨダレが急に増えたり、指で歯茎を触ったり、ご機嫌がななめになることも。そんな時には、歯がためやガーゼを渡してあげると少し落ち着きますよ。

一日の睡眠時間は?

睡眠中の赤ちゃん

生後6ヶ月の赤ちゃんの平均睡眠時間は、1日15時間程度です。昼寝の回数が1日2回になり始め、1回に2時間ほどの睡眠時間をとるようになります。赤ちゃんの睡眠リズムが徐々に整ってくる時期で、新生児期に比べると徐々にまとまった時間寝るようになり、お母さんもまとまって睡眠時間が取れるようになってきます。この時期から起きる時間や寝る時間、離乳食や授乳の時間をなるべく同じにすることで、睡眠リズムや生活リズムを整え始めるといいですね。

ですが、生後6ヶ月の赤ちゃんはまだまだ眠ることが上手ではありません。睡眠は個人差も激しいもの。すやすや寝る赤ちゃんもいれば、眠りも浅いのでちょっとした物音ですぐ起きてしまう子もいます。この時期は寝返りやずりばいが出来るようになったり、離乳食が始まったり等、脳がめざましく発達する時期です。そのため1~2時間の間隔で目を覚まして泣くようになったり、黄昏泣きや、夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。お母さんは睡眠不足に!なんてこともあるので、お母さんや赤ちゃんの負担にならない様、睡眠リズムや生活リズムを整えていって下さい。

生後6ヶ月の生活リズムの一例と整え方のポイント

早寝早起きの習慣を

目覚まし時計

遅くても8時までに起きるように時間設定をして、そこから逆算して10時間以上睡眠をとれるように夜寝る時間を設定してあげましょう。
朝が遅いとお昼寝のタイミングがずれこんで、更に夜寝る時間もずれこむ、という悪循環になってしまうので注意するといいですね。

たくさん体を動かし、たくさん遊ぼう

お母さんと遊ぶ赤ちゃん

生後6ヶ月の赤ちゃんは寝返りやずりばいが出来るようになり、今までに比べると体力がついてきます。今までの遊びでは物足りないなんてことも。
しっかり体を動かして遊ぶことで夜の睡眠時間がしっかり取れるようになってきます。できる限り散歩や買い物などに出かけたり、児童館や赤ちゃんとママのサークルなどにも参加するといいですね。
離乳食のタイミングやおでかけのタイミングなどを睡眠のタイミングを中心に考えると、1日のスケジュールがたてやすくなりますよ!赤ちゃんの睡眠を理解して生活リズムを整えれば、赤ちゃんとママにとって過ごしやすい毎日になるのではないでしょうか。

お昼寝の睡眠時間の調節を

お昼寝する赤ちゃん

午後のお昼寝は夕方になってしまうと夜の睡眠時間に影響して、どうしても夜の寝つきが悪くなってしまいます。遅めの時間から眠り始めても夕方5時までには起こしてあげましょう。また、生後6ヶ月の赤ちゃんはまだまだ眠ることが上手ではありません。そのため、お昼寝の途中で起きたり、時間通り寝てくれないなんてことも。ですが、無理やり寝かしつけようとしなくても大丈夫です。ゆっくりと生活リズムや睡眠リズムを整えられるといいですね。

ゆったりとした気持ちで

お母さんと触れ合う赤ちゃん

赤ちゃんは心身ともに満足し、ママの愛情を確認しないと眠れません。スキンシップをたくさんしてコミュニケーションを取ったり、しっかり身体を動かして遊び、お腹いっぱいになることで安心して眠りにつきます。
また、私たちと同じように体調や心の状態も毎日変わり、楽しくて興奮している日もあれば、体調がすぐれない日もあります。大人でも毎日きっかり9時に寝ろと言われても難しいですよね。生活リズムも大切ですが「赤ちゃんだって眠れない日もある」とおおらかな気持ちで、焦らずゆっくりしたペースで、生活リズムを整えていきましょう。

☆生後6ヶ月の生活リズムの例☆
 

  時間           生活スケジュール
7:00 起床・お着替え・授乳1回目(母乳orミルク)
8:00 お部屋で一人遊び
9:00 お散歩orママと遊ぶ
10:00 お昼寝1回目
11:00 離乳食・授乳2回目(母乳orミルク)・おむつ替え
13:00 お昼寝2回目
15:00 授乳3回目(母乳orミルク)
16:00 お散歩orママと遊ぶ
17:00 お部屋で一人遊び
18:00 お風呂タイム
19:30 授乳4回目(母乳orミルク)・おむつ替え
20:30 寝室に移動
21:00 就寝





 

6ヶ月健診を受けよう

各自治体によって集団検診を行う所や、個人で小児科に予約をして検診を受ける所など様々です。市役所のホームページや問い合わせをして確認しておきましょう。

検診の内容は各自治体や病院によって異なりますが、身体測定、口の中の検査、寝返りはできるか、お座りはどの程度できるか、物をとれるかなどの運動面の発達や、あやすと喜んだり笑ったりするか、人見知りをするかなどの情緒面の発達をチェックをします。

赤ちゃんの成長を感じられたり、医師のよっては検診の時に育児役立つアドバイスをしてくれることもあり、「受けてよかった」というママも多いですよ。

笑顔の赤ちゃん

生後6ヶ月の赤ちゃんの身長、体重は?

生後6ヶ月の身長と体重の目安は?

厚生労働省の成長曲線によると男の子、女の子の平均の身長と体重は以下の通りです。

男の子 身長63.6~72.1cm  体重6.44~9.57kg
女の子 身長61.7~70.4cm  体重6.06~9.05kg

体重が増えないときは?

個人差も大きく、ちょうど増えない時期に

今まで、右肩上がりだった体重のグラフが、生後6ヶ月頃になっていきなりピタリと止まり、体重が増えない…となると、とても心配になりますよね。生後6ヶ月の赤ちゃんは、寝返りがうてるようになることで運動量が増えたり、授乳やミルクから離乳食に移行したりと変化の多い時期です。そのため、体重の増加は緩やかで、1ヶ月に体重が250g増加するのが目安です。

体重の増加は、個人差が大きいので、赤ちゃんの機嫌がよく、顔色もよく、うんちもしっかり出ていれば、体重が増えないからと言って心配する必要はありません。もし母子手帳などに載っている成長曲線の中に入らず、体重が増えない状態が続き、気になるようであれば6か月検診の際に質問したり、かかりつけの小児科に相談すると安心ですね。

母乳が足りていない場合も

完全母乳で育てている場合、生後6ヶ月になるとたくさんの母乳を飲めるようになってくるので授乳回数や1回の授乳量に対して、母乳の作られる量が追いつかず、体重が増えない場合があります。
その場合は、授乳間隔をあけてお母さんの母乳を溜められるようにする必要があるので、1日1回母乳をミルクに置き換えてみましょう。それでも足りない場合は、ミルクの回数を増やすなどして赤ちゃんの必要とする量に合わせてみてください。

体重計

生後6ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔や量・回数は?

生後6ヶ月になると離乳食も始まり、授乳量や授乳の間隔に個人差が大きく見られるようになってきます。離乳食が順調に進んでいくと授乳量がだんだんと減り、授乳の間隔も時間が空くようになってきます。それぞれの赤ちゃんのペースに合わせて、授乳量や授乳間隔を調整していって下さい。

母乳の場合は

母乳

生後6ヶ月の母乳の授乳回数や間隔は、1日4~5回程度で3~4時間の間隔で授乳するのが目安です。離乳食を始めている場合は、離乳食後の授乳もその回数に含めます。

ミルクの場合は

ミルクを飲む赤ちゃん

生後6ヶ月のミルクの授乳回数や間隔は、1日4~5回程度で3~4時間の間隔で授乳するのが目安です。1回のミルクの量は、200~220mlで、1日で合計1000~1200mlほどです。離乳食を始めている場合は、離乳食後の授乳もその回数に含めます。離乳食の後のミルクの量は80~160mlが目安です。

生後6ヶ月の離乳食は?

離乳食を始めるサイン

離乳食を食べる赤ちゃん

唇に指や乳首を当てた時に吸い付く反射(吸啜反射)がなくなったら離乳食を始めるサイン
乳食は齢ではなく、お口の中の機能の発達に合わせて進めることがとても大切です
離乳食を始めたばかりのゴックン期は、下の唇を上の唇で巻き込んで飲み込みます。「マ」「ン」「バ」「ブ」が言えるようになったら、その動きができるようになったサインです。離乳食はたくさん食べることが目的ではなく、食べる練習をする時期です。楽しく進めていきましょう。

離乳食初期の生後6ヶ月は10倍粥からはじめよう

10倍粥

まずは赤ちゃん用スプーン1さじから始めて、少しずつ量を増やしていきます。慣れてきたら、1回で小さじ4〜6杯ほどにしましょう。最初はおかゆのみを食べさせ、慣れてきたら、ニンジンやカボチャ等の野菜をすりつぶしたものから始めます。パンやうどん、豆腐や白身魚のたんぱく質は1ヶ月経ってから始めましょう。また、この時期は離乳食後に授乳をしましょう。

離乳食を食べないときは?

頭を抱えるお母さん

離乳食をせっかく始めたのに、離乳食を全部ベーっと出してしまう…作り方がいけなかったのかな?おいしくなかったのかな?と悩みますよね。でも大丈夫!お母さんが悪いんじゃないんです!その理由をご紹介します。

お口の中の機能の準備がまだ整っていない時

赤ちゃんのお口

舌が出てきてスプーンを押し出す仕草がある場合は、まだ吸啜反射が残っているサイン。まだお口の中の機能が整っていなくて、赤ちゃんが離乳食を始めるのがまだ早いよ~と教えてくれているんです。なんて賢い我が子!と思いませんか?! 少し間隔をあけて始めてみましょう。

では、どうしたらお口の機能が整うの?と思うお母さんがいるかもしれません。実は、からだの発達とお口の中の機能の発達は密接に関係しているのです。寝返りをたくさんすることで、舌の左右の動きの感覚を覚えます。手や足やおもちゃなど、いろいろな質感、硬さ、大きさのものを口に入れることで、舌の動きを促したり、お口の中の感覚を育てます。赤ちゃんに色々な経験をさせてあげ、赤ちゃんのペースに合わせてゆっくり進めていきましょう。

初めての感触や味にびっくり!

びっくりする赤ちゃん

下唇を巻き込む動きはできているのに、食べたものをべーっと出してしまう…そんな時は、食べ物の硬さを工夫してみたり、野菜はにんじんやカボチャ、サツマイモなど甘みのある野菜から始めてみましょう。少し粒々が残っていると、びっくりしてベーっと出してしまうことがあるので、ブレンダーやこし器でよく裏ごししたり、野菜はお出汁でのばして柔らかくすると食べやすくなりますよ。今までミルクを飲んでいた赤ちゃんにとって、お粥や野菜の感触や味は未知の世界!

食べたものをベーっと出すということは、ミルクとお粥や野菜の味や感触の違いを、小さいながらもきちんと分かっている印なんです。離乳食はあくまでも練習で、色々な味があることを経験して知ることが大切なので、ゆったりとした気持ちで進めていきましょう。

離乳食で注意することは?

ハチミツは1歳までは与えてはいけない

お母さんが離乳食を始めるうえで心配なのはアレルギーではないでしょうか?初めて食べる食材は、必ず1さじから始め、午前中に食べるようにしましょう。午前中であれば、アレルギー反応が出てもすぐに病院を受診することができるので安心です。また、どの食材でアレルギー反応が出たか分かるように、初めての食材は1種類にしましょう。

また、ハチミツは加熱されていない生ものなので、ボツリヌス症になってしまうことがあります。1歳未満の赤ちゃんには、ハチミツ、ハチミツ入りのお菓子や飲料は絶対に与えないようにしましょう。

生後6ヶ月の赤ちゃんにおすすめの遊びは?

ふれあい遊び

生後6ヶ月の赤ちゃんは首がしっかり座っているので、少しダイナミックな遊びも楽しめるようになってきました。「たかいたか~い」をしたり、お母さんの膝の上に向かい合わせに座り、「バスごっこ」や「電車ごっこ」をしたり、ラッコ抱きをして歌やリズ揺れたり、赤ちゃんと目を合わせ、たくさん触れ合いましょう。

ふれあい遊び「ふうせん」「赤ちゃん花火」

とっても楽しいふれあい遊びです。「赤ちゃん花火」の赤ちゃんを抱きあげてゆらゆらする際に、縦抱きや横抱きでも楽しめますよ。

ふれあい遊び「とっとこさんぽ」

赤ちゃんが大好きなリズムのふれあい遊びです。赤ちゃんと向き合うことで、赤ちゃんとのコミュニケーションがたくさん楽しめますよ。

いないいないばあ遊び

多くの赤ちゃんが大好きないないいないばあ。生後6ヶ月の赤ちゃんは記憶や予測の能力が備わってきているので、そこにあったものが急に消えることの不思議さや、「ばあ~」と言ってお母さんが出てくるワクワク感を感じています。両手で顔を隠したり、タオルで隠してみたりと、色々なバリエーションで試してみて下さい。

布遊び「にぎりぱっちり」 「ちゅっちゅ こっこ」 「うえからしたから」

歌に合わせて布で遊びながら、いないいないばあをして遊んでみてください。動画で使っていたオーガンドを使ってもいいですし、家にあるハンカチやガーゼ、タオルでも楽しく遊べますよ。
 

手遊び

まだ自分ではできませんが、お母さんが歌を歌って見せるだけで、赤ちゃんにとってはとても楽しい時間ですし、赤ちゃんの手をやさしく持って一緒にしてもいいですね。「トントンひげじいさん」や「いとまき」や「こぶたぬきつねこ」などお母さんの知っているものや好きな手遊びを一緒にするとより一層楽しめますよ。

生後6ヶ月で注意することは?

おすわりしている時は目を離さない

お座りをしている赤ちゃん

発達には順番があり、寝返りをして、ずりばい、ハイハイができるようになると、自分でおすわりができるようになります。ですが、最初は不安定で後ろにコロリンと倒れることも。倒れることにも意味があり、倒れることで手を付けるようになったりと、赤ちゃんは身のこなし方をその動きの中で学んでいます。そんな時は、目を離さず後ろや横にクッションや座布団などを敷いておくと安心ですね。
また、おすわりは自分でできるようになる事が大切です。大人の手でおすわりさせてしまうと、下半身の発達がままならない状態で座ることになり、離乳食がうまく飲み込めなかったり、姿勢が悪くなる原因になります。おすわりは練習せずに自分で出来るようにたくさんハイハイして見守っていきましょう。

人見知りする子もいる

人見知りする赤ちゃん

外に出かけて、「かわいいね」と声をかけてもらったのに泣き出したり、おじいちゃんやおばあちゃんを見て泣き出したりと、お母さんは困ってしまうことってあるのではないでしょうか。人見知りが始まったということは成長の証。お母さんやお父さんの区別がつくようになり、初めて会った人や久しぶりに会う人が分かるようになったのです。人見知りも成長の一つですので赤ちゃんの不安な気持ちを受け止めて、見守っていきましょう。お母さんが色んな人と楽しそうに会話したり、関わる姿を赤ちゃんに見せていくと、いつの間にか自然となくなっていきます。

また、小さい時から兄弟や近所の人などいろんな人と関わることが多く、みんな安心できる存在と分かっていると人見知りがない場合もあります。人見知りがないからと心配する必要はありません。赤ちゃんはそれぞれ個性豊かで、人見知りする赤ちゃんもいれば、人見知りがない赤ちゃんも。赤ちゃんそれぞれの個性をお母さんが受け止めて、見守っていって下さいね。

咳や熱に注意しよう

熱のある赤ちゃん

いちばん身近な病気は風邪ですが、生まれてくるときに胎盤を通してママから免疫をもらうおかげで、生後6ヶ月ぐらいまではあまり風邪をひきません。生後6ヶ月を過ぎるとその免疫が切れてきて、風邪をひくことが出てきます。

機嫌が悪い、ぐずって泣いてばかりいる、おっぱいの飲みが悪い、離乳食を欲しがらない、眠りが浅くて泣いて起きる、元気がなくてぐったりしている、こんなときは熱を測ったり、発疹を観察しながら病院を受診しましょう。赤ちゃんの平熱は大人より高いので、37.5度以上の場合を「熱がある」といいます。

39~40度近い高熱はすぐに病院へ。38度台でも食欲や元気がなくてぐったりしているときや、発疹や下痢などの症状があるときは病院へ急ぎましょう。せきだけのときも、たんがからむようなせきが長引いたり、呼吸が苦しそうなときは、急性気管支炎、百日ぜき、気管支ぜんそくであることもあるので念のため病院を受診しましょう。

突発性発疹に注意しよう

熱があり寝る赤ちゃん

生後6ヶ月からほとんどの赤ちゃんがかかる病気で、風邪症状もなく突然38~40度ぐらいの高熱が出ます。中耳炎を起こしやすく、下痢を伴うこともあります。熱は3~4日で下がり、その後2~3日の間、体身に赤い細かい発疹が出ます。突然の高熱でびっくりしますが、赤ちゃんは元気にしていて機嫌も良いことの方が多いようで、こまめに水分補給するようにしましょう。

唇が渇いて、縦にしわが出ていたらのどが渇いているサイン。母乳やミルクだけでは脱水が心配というお母さんは、ドラッグストアなどに赤ちゃん用の経口補水液も置いてあるので、それを利用するのもいいですね。赤ちゃんがぐったりしているようでしたらすぐに病院を受診しましょう。

突発性発疹という診断を付ける事ができるのは熱が引いて発疹が出てきてからで、発疹が出た時点で病気としては完治しています。

生後6ヶ月の赤ちゃんに関する体験談

抱きあげられる赤ちゃん

著しい成長がみられる生後6カ月

生後6カ月になると著しい成長が見られ、今日はどんな事が出来るようになるのかなと毎日が楽しみでした。見た目の変化としてはまず、下の歯が2本生えてきました。そのため、授乳の時にお乳を噛むようになり授乳がかなり辛かったです。でも笑った時にチラッとのぞく小さな歯が可愛らしくてたまりませんでした。

動きも活発になってきて寝返りもお手の物。よくお腹を軸にしてクルクルと回転したりしてました。お座りも少しの間であれば出来るようになりました。でもまだ危なっかしいので、側で見守ったり、クッションなどで周りを囲んで倒れても大丈夫なようにしていました。これまでと視界が大きく変わるので、お座りをさせるとニコニコしていました。手先も器用になり、おもちゃを持って口に運んだりして一人遊びをする時間も長くなるので手が空き少し楽にもなります。

生後6ヶ月に入ると夜泣きが急に始まりました。寝かしつけてもすぐに起きてを繰り返して気付いたら朝方になっていたりという毎日が続き、睡眠不足が続き身体的にもボロボロになりましたが、これも成長の証だと思い乗り切りました。人見知りも始まりましたが、同時にママを認識してくれたのかすごく私に対して愛情表現が見られるようになりとても嬉しかったです。

離乳食の壁…不安から笑顔へ

離乳食を始めて、我が家はすぐに壁にぶち当たりました。娘が全くと言っていいほど、離乳食を食べてくれないのです。

口に入れても飲み込まず、ダラーっと口から垂れ流れる離乳食…栄養をとらせたいからこそ、あの手この手で離乳食を作って必死だったのに、一向に食べてくれない娘に、今後どうしたらいいのかわからなくなってきました。

また、早々にやってきた育児のつまずきに、自信を無くしていたところでした。検診の時に医者にそのことを話すと、「お母さん、あなたは食べさせることに義務感が強くなりすぎて、多分怖い顔で離乳食食べさせているのよ。」と言われたのです。

それ以降は私も離乳食を口にしてみたり、全部食べなくてもいい、という考え方で離乳食を作り、なるべく笑顔で食べさせていました。娘はそれから驚くように離乳食を食べるようになり、今では食べ過ぎで心配するほどです。

まわりの赤ちゃんと比べて焦る気持ち

私の場合育児に慣れてきた生後6ヶ月頃、近所の児童館や図書館お買い物に出る機会が増えたり、ママ友が出来たり、赤ちゃんとの生活がとても楽しい時期でした。

そんな中、ママ友さんと話していると「離乳食もう○○食べてるよ」「うちの子寝返りして大変!」「歯が生えてきてるよ」「絵本読むと手を叩いて笑ってくれるんだ!」などなど…あれ?うちの子どれもしてない!と思ってもしかしたらやってくれるかもと思い家に帰っても……やる気配がなく。

もしかして遅いのかな?寝返りって練習するの?話しかけが足りないの?と不安になりました。かかりつけの病院でその話をすると、「赤ちゃんの成長はその子それぞれ、焦る必要はありませんよ?昨日出来なかったことがいつの間にかできる様になりますから」ととても心強かったものです。

いま7ヶ月になる娘は離乳食も食べて、寝返りもコロコロ、歯も生えてきていてその時の先生の言葉をおもいだします。何か不安なことがあれば、聞いてどう思われるか考えずまず聞いてみよう!と思える出来事でした。

発達が遅く体重が増えない不安

私の息子は生後5ヶ月頃から頻繁に母乳を吐くようになり、そのせいか体重が全く増えない状態が続きました。始めのうちは、赤ちゃんは吐きやすいからとあまり気にしていなかったのですが、生後6ヶ月になっても体重が1ヶ月前と全く変わらず、首がまだすわっていないのでとても不安になり、近所の病院で診てもらいました。

最初は母乳の与え方の指導などをしてもらい経過観察していましたが、体重が増えない状態が続き、原因がはっきりしないので、生後7ヶ月の時に大きな病院で診てもらうことになりました。この時点でまだ首はすわっておらず、先生からは体重が増えないせいだと言われました。体重が増えないと脳にも影響が出るかもしれないと言われ、とても不安になりました。必死に母乳を与え、少しでも飲ませようと頑張りましたが、飲んだ後に少し動かすと飲んだものを全部吐いてしまうということが1日に何回もあり、吐いた後は毎回絶望的な気持ちになりました。

しかしその後、色々と検査を行なって1ヶ月程入院していると、徐々に体重が増え、あまり吐かなくなりました。結局原因ははっきりせず健康に問題はなさそうだということで退院しました。その後の通院で生後8ヶ月で首すわりが確認され、体重も1歳頃標準になりました。

息子はハイハイもつかまり立ちも一人歩きも標準より少し遅く、もともとゆっくりペースな子なのだと今では思います。今は特に健康に問題はなく、元気です。

周りと比べ過ぎると辛くなると思います。私の場合は体重の増えに問題がありましたが、特におかしなところがなければ、自分の子供はゆっくりペースなのだと思うくらいでいいと思います。

ハーフバースデイを迎えた赤ちゃんの成長を楽しもう

赤ちゃんのハーフバースデー

赤ちゃんがこの世に産まれてから、もう半年。

子どもの成長は本当にあっという間ですね。そんな赤ちゃんの成長を記録しておく意味でも、手形や足型を残したり、ガーランドや風船などで飾り付けして記念写真を撮って残しておくのもいいですね。そして、今まで半年間、子育てを頑張った自分を褒めてあげてください。

生後6ヶ月になると寝返りが出来るようになって目が離せなくなったり、離乳食が始まったり、夜泣きがはじまったりと子育てで悩むことも多くなってくるのではないでしょうか。でも大丈夫!「こんな時もあったな」「なつかしいな」と思う日が絶対にやってきます。

子育てに行き詰まったら、旦那さんやおじいちゃん、おばあちゃん、友達や地域の人などまわりの人に頼ったり、相談して甘えてください。まわりの人と一緒に支えあいながら、赤ちゃんのペースに合わせて、ゆったりとした気持ちで今しかない貴重な時間を楽しんで下さいね。

出典元はこちら

1.「やさしく学ぶからだの発達」 
発行所:全障研出版部  監修:林 万リ

2.「40のサインでわかる乳幼児の発達」 
発行所:黎明書房   監修:くらき永田保育園   著者:鈴木八郎

3.「ハイハイが先?お座りが先?」
一般社団法人 育母塾まぁるい抱っこ辻直美 オフィシャルブログ 【 辻直美のえ〜加減がいい加減】

4.「赤ちゃんが自力で座れるようになるまで、大人が座らせてはいけない理由」
イロドリ 
 
5.「離乳食を始めたのにベーっと出します」 イロドリ

6.「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」 厚生労働省

 

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この記事のライター
guri-gura
元保育士☆一児の母です(*´ω`*)

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