2021年08月31日公開
2021年08月31日更新
『秋田児童連続殺害事件』畠山鈴香の生い立ちと現在
畠山鈴香による秋田児童連続殺害事件は、動機が不明のまま、畠山鈴香には無期懲役が言い渡されました。死刑でもおかしくない事件でしたが、再び秋田児童連続殺害事件のような事件が起きないように、警察も私達も変わらないといけないのかも知れませんね。
目次
秋田児童連続殺害事件とは?
畠山鈴香は、事故ではなく事件にしたかった?
畠山鈴香は無期懲役で服役中とのこと。
秋田児童連続殺害事件とは、2006年に畠山鈴香被告が実の娘の彩香ちゃんと、彩香ちゃんの友達だった豪憲君を殺害した事件です。
事件当初は、警察も彩香ちゃんについては、事故死と見ていましたが、その後一ヶ月を経て、今度は豪憲君が殺されたことで、これはおかしいと言うことで本格的に捜査に乗り出しました。
やはり同じ年くらいの子供が、二人連続で川で事故死と言うのはおかしいということになったんですね。
畠山鈴香被告は、自分の娘の警察に届けた時、彩香ちゃんを事件による殺害ではなく事故死の扱いにされたことに不信感を抱き、自らチラシなどを作り、彩香ちゃんの消息を求めようとしました。
何故畠山鈴香がこのような行動に出たかと言うと、事故死ではなく事件にすることで、「犯罪被害者募金」を受け取りたかったのでは?とも言われています。
そうした中、畠山鈴香の家で、被害者の血のついた衣服などが見つかったことで、畠山鈴香は警察に逮捕されることになります。
これが、秋田児童連続殺害事件の概要です。
「どの国も一般常識で人を殺傷する事は悪い事なのは知っていますがなぜ悪い事なのですか?」
— ◆マジキチ犯罪者の名言◆ (@mazikiti_hanzai) January 9, 2014
【秋田児童連続殺人事件(2006)】、畠山鈴香 pic.twitter.com/mSanMQV3Rb
秋田児童連続殺害事件:詳細
犯人の畠山鈴香の行動
普通の母親に見えますが…
平成18年4月9日に、秋田で起きた児童連続殺害事件の犯人ある畠山鈴香は、当時小学校だった長女彩香ちゃんを車に乗せて川に連れて行き、橋の上から覗きんでいた彩香ちゃんを下に落として殺害したと言われています。
彩香ちゃんの遺体が川の下流に流れ着いてるのが見つかり、当時の警察はこれを事故死と片付けました。
ところが、畠山鈴香は、長女の彩香ちゃんが事故死ではなく、事件に巻き込まれたと主張。
自作のチラシを配り、長女がいないことを悲しむふりをして、不幸な母親を演じていたと言います。
当初こそ同情は集まったものの、そのうち畠山鈴香の言動に不信感を抱く人も出てきます。
そしてその一ヶ月後の5月17に、第二の事件が起こります。
犯人の畠山鈴香の自宅近くの豪憲君が、下校途中で行方がわからなくなったんですね。
こちらに至っては、首に絞められた跡があったことから、殺害事件と断定されました。
この立て続けに児童が亡くなったことで、最初同情していた人達も、畠山鈴香に疑いの目を向けます。
マスコミもこぞって集まりましたが、ここでも畠山鈴香は娘を亡くした哀れな母親を演じ続け、マスコミの取材にも意欲的にコメントをしていました。
捜査本部も設置され、畠山鈴香の家宅捜査などを行った結果、豪憲君の物と見られる体液や血痕などが発見されたことで、畠山鈴香の身柄を確保しました。
その後の聴取で、畠山鈴香が彩香ちゃんをも殺したと供述したことで、世間を震撼させた秋田児童連続殺害事件は世間に知られることになりました。
これが秋田児童連続殺害事件の詳細です。
小学校低学年の時、やたらと同年代の児童が被害者になる殺人事件が多く起こってたよな。と思って、軽く調べたら、
— 小屋 (@koya_suko9) November 1, 2017
栃木小1女児殺害事件やら奈良小1女児殺害事件、秋田児童連続殺人、高崎小1女児殺害事件、津山小3女児殺害事件とかザクザク出て来た。
畠山鈴香に無期懲役判決
秋田連続児童殺害事件の判決は?
彩香ちゃんは長女でした。
2006年に秋田で起きた児童連続殺害事件では、畠山鈴香被告に対し検察側から死刑が求刑されていましたが、結果的には無期懲役に留まります。
裁判の閉廷が終わる前に裁判長に時間を取ってもらった畠山鈴香は、殺害された豪憲君の遺族達に土下座してお詫びし謝ったとされています。
このような一種のデモンストレーションが行われ、畠山鈴香被告の弁護側は判決に納得せず、判決は不服として、すぐに控訴します。
本当に謝罪の気持ちがあったら、控訴しないのでは?と思ってしまいますが、無期懲役でも罪が軽いと遺族は思ったでしょうね。
秋田で起きた連続児童殺害事件での公判においても、裁判長は「卑劣で凶悪な犯行であり、刑事責任は重大である」として、検察側の死刑の求刑に対し、無期懲役を言い渡します。
この裁判の争点となったのは、殺意があったかどうか?と責任能力があるかどうか?でした。
畠山鈴香被告は、自分の娘である彩香ちゃんに対しての殺害は認めましたが、豪憲君については殺害を否認。
また娘のともだち豪憲君と彩香ちゃんの殺害に関しても、計画性はなかったと主張します。
裁判長はまた「死刑の適用も考えられるが、情状酌量の余地があり、躊躇せざるを得ない。」と述べたものの「反省は内省に留まり、信頼がおけない。」として、仮釈放については慎重にならざるを得ないとも述べたと言います。
畠山鈴香被告は、なぜ長女の彩香ちゃんを殺害しようと思ったのでしょうか?
産婦人科医師の不足で妊婦がたらい回しを受けて死亡した件(確か奈良)、監察医もちゃんと司法解剖出来ていれば第二の殺人事件が防げたかもしれない件(秋田児童連続殺人)
— 椎名 聖 (@lucifer5212) July 20, 2017
第一の事件で水死と片づけずちゃんと解剖してれば頭の撲殺痕で事件となり、第二の事件は起きなかった可能性は多大にある
畠山鈴香が彩香ちゃんを疎ましく思った理由
秋田連続児童殺害事件に計画性はなかったのか?
死刑でも軽いくらいですね。
畠山鈴香は、彩香ちゃんが駄々をこねる毎に彩香ちゃんを疎ましく思っていたようです。
自分の子供であるのに愛してあげられないことに、悩みを持っていたとも言われてます。
新しい生活の足かせになるなどと考え、自分の幸せのためという歪んだ心で、娘の彩香ちゃんを突き飛ばし、殺害したと言うことです。
ただ、彩香ちゃんが怖がって抱きつくまでは突き落とすことをためらっていたことから、積極的な殺意はなかったのでは?と判決で言い渡されました。
豪憲君についても、彩香ちゃんの殺害したという事実に目を向けるために、とっさに判断して殺したもので、疑いの目をそらすためだったと主張する検察の意見を退けました。
それでも、検察側は「しっかりとした反省は期待できない。矯正は不可能である」と死刑を求刑します。
ですが、初公判の時に被告人は「一年半前は、私は嘘つきで卑怯者だったと思います。でも今はどう変わったかを見て欲しい」などと供述しています。
「極刑(死刑)にして欲しい」などと述べることもありましたが、都合の悪い供述については黙秘を繰り返します。
日記を見ても「罪悪感はほとんどない」などの記述もあったそうです。
本当に反省しているのなら、こんな日記は存在しないでしょう。
非常に身勝手な犯行であることは間違いがありません。
死刑が無理でも、無期懲役よりは終身刑の方が相当だったのでは?と思わないでもないです。
今昨日くらいに録画したマサカの衝撃事件の秋田児童連続殺人事件についてのやつ見てるんだけど、本当に残虐過ぎた事件だったよ… 今だって印象に残ってるし…
何でこういう子供を大切にしない大人がいるのかしらねぇ…?
— Σロイド (@Sgsg120) June 9, 2017
秋田連続児童殺害事件の弁護側の主張
畠山鈴香の罪は重い?軽い?
死刑が妥当だと思うのですが…
秋田児童連続殺害事件では、公判で弁護側は「更生の可能性は失われていない」と主張し、有期の懲役を求めていました。
彩香ちゃん殺害についても、急に抱きついてきた彩香ちゃんを払いのけたのが原因とし、それによる転落死であることを主張しました。
娘の転落時(実際には突き落としたのですが)の記憶を失っていたのも、ショックによるものと主張します。
更には、自白についても「検察官の強力な誘導によるもの」と弁護側は反論します。
豪憲君を殺したことについても、娘を亡くした喪失感が原因で、それによる衝動殺人であり、計画的なものではなかったと弁護側は主張しました。
あくまでも偶発的な殺害事件で、事件当時も心神耗弱状態であったと主張します。
ということで、無期懲役は重すぎるとして、弁護側は無期懲役の判決が下った時に、即日控訴します。
弁護側の主張もわかりますが、それで彩香ちゃんと豪憲君の殺害による罪がないかと言えば、それは違うと思います。
殺害したこと自体は、断然たる事実です。
死刑でも軽いと思っている遺族の気持ちはどうなるんでしょう?
被告の畠山鈴香は、その後こんな行動に出ます。
秋田児童連続殺害事件で畠山懲役囚が逮捕されてから、2017年6月5日で14年。
あの事件もまた、ブレーキ役のいない母子家庭だった。
共同親権の実現は、相互支援とともに相互監視の仕組みづくりだ。
— バギー (@buggymarin) December 14, 2017
畠山鈴香の遺族への謝罪
秋田連続児童殺害事件の公判の中で
土下座までしたようです。
秋田連続児童殺害事件の閉廷がされる前に、畠山鈴香は自分が殺してしまった豪憲君の遺族に土下座をして謝罪をします。
その内容は「大事なお子さんの命を奪ってしまったことは、申し訳ありませんでした。」というもの。
泣きながら頭を下げたのを見て、豪憲君の父親と母親はどう思ったのでしょうか?
報道などでは、父親は表情を変えず、母親は涙を必死にこらえていたと言います。
秋田連続児童殺害事件の公判は、審理を迅速に行うために、公判前整理手続きの制度が取られていたと言います。
証拠が膨大な量であったことから、手続きは長期化の様子を見せます。
結局は、最初の起訴から、初公判までは、一年半以上が経っていました。
ですが、月に数回の開廷や並行して被告の精神鑑定が行われるなどの異例な措置が取られ、判決までは半年で済んだのは、遺族の親などは安心したかも知れません。
殺意や責任能力もそうですが、動機が不明で、謎が多く残ったまま結審した裁判でした。
無期懲役刑を言い渡され、今も服役中の畠山鈴香は、本当に反省していたのでしょうか?
そちらも謎が残ります。
3歳の子が行方不明になったやつ、なんか畠山鈴香が頭よぎっちゃう🙁目を離した親が悪いとかじゃなくて、逆に考えたら川の近くでまだ3歳の大事な子供から10分も目を離す事ができるかな?もしかしてわざと… なんて考えちゃダメだよねぇ…でもこの真冬に3歳の子が3日外にいたら… 嫌な事件だな。
— ゆんてちゅ@前歯の人 (@20suuu) December 11, 2017
秋田連続児童殺害事件の判決の要旨:彩香ちゃん
畠山鈴香が殺した娘の判決は?
幼い子供の命が失われて…
秋田連続児童殺害事件の最初の事件は、2006年4月9日午後6時40分頃に起きました。
畠山鈴香の長女彩香ちゃんが、橋の隙間から魚が見えなかったことで「見たい!」と駄々をこねたため、イライラした畠山鈴香被告が、娘を橋の下に落としたとされていますが、そもそも夜に橋の側に連れていったことにも疑問を覚えます。
普通魚を見るとしたら、昼間ですよね?
ここら辺も、もしかしたら計画殺人ではなかったのか?と疑われる要素だと思います。
橋の欄干なんていう危険な場所に娘を連れていき、怖いと抱きついたら、今度は突き落とすなんて酷い話しです。
しかも転落後、一切の救助活動を行っていなかったことなどからも、最初から殺すつもりだったのでは?という疑問もわきます。
誤って転落したのなら、普通は救助活動か誰か他の人を呼ぶ所です。
任意の事情聴取が信頼できるものであるということは間違いがない所で、被告の畠山鈴香の精神状態は正常だったと思わせるのに十分な内容ですね。
A型の父親とA型の母親から生まれたA型有名人
— ファンファンボーイ (@Fanboysfan) December 1, 2017
・畠山鈴香(秋田児童連続殺害事件の犯人)
・林真須美(和歌山毒物カレー事件の犯人)
・佐藤宣行(新潟少女監禁事件の犯人)
・高畑裕太(強姦致傷容疑で逮捕)
・大内万里亜(名古屋市昭和区殺人事件)#血液型 #A型 #B型 #O型 #AB型
秋田連続児童殺害事件の判決の要旨:豪憲君
畠山鈴香は、なぜ豪憲君を殺したのか?
豪憲君が殺害された理由は?
秋田連続児童殺害事件で、豪憲君もまた殺害されました。
捜査段階の精神鑑定では、被告の畠山鈴香が長女殺しの記憶を想起出来ない状態になっていたそうですね。
しかも被告の畠山鈴香は、数回に渡り自殺を決行しているという事実もありました。
判決では、記憶の抑圧それ自体が行為の是非を表すものではなく、行動制御能力に影響を及ぼすとは考えにくく、犯行当時の完全責任能力を認めるのが相当であるとの判決が出されました。
豪憲君殺害では、豪憲君に対して「死んだ娘の思い出に、何かもらって欲しいんだけど…。」などと言って、家に招き入れた時点で計画性殺人の臭いがプンプンします。
ただ、死体の処理の準備をしていた跡は残っておらず、殺意を抱いたのは、豪憲君が家に来てからという事実もあります。
被告は豪憲君を見ているうちに、「自分の娘は死んだのに、この子は何故元気なの?」と思い、更には「自分の娘が事故ではなく、事件に見せかけるのに絶好の機会!」と殺意を抱き、首に紐を巻きつけて殺害したとのことです。
生い立ちがそうしたのか。
それとも何か他の要素があって、殺害に至ったかは不明ですが、それにしても随分と身勝手な犯行ですね。
子供がいた親の行動とは思えません。
子供は生まれてくる親を選べないと良く言いますが、親がこんな風だったら、遅かれ早かれ子供は殺害されていたかも知れないですね。
昨日、秋田児童連続殺害事件の番組を見た。
— うさうさ (@kizuki07) June 8, 2017
米山豪憲君のお父様が豪憲君と家族のために警察と戦っていた事実を初めて知った。
被害者家族に寄り添えない警察。
幹部は面子だけが大切なんだな。
畠山鈴香の殺害動機
秋田連続児童殺害事件の本当の動機は?
本当のこと話して。
秋田連続児童殺害事件では、被告の畠山鈴香の動機が謎として残りました。
被告の畠山鈴香が死体遺棄を認めた後でも、殺害自体は認めず、動機を語らなかったのも、実際自分でも動機がわからなかった可能性もあります。
娘の死亡原因を警察に調べてもらいたかったのでは?という動機については、畠山鈴香もきっぱりと否定しています。
そこで問題になるのは、畠山鈴香の人格障害でした。
しっかりとした診断は出来なかったものの、人格障害B群とも呼ばれる「反社会性人格障害」「境界性人格障害」「自己愛性人格障害」「演技性人格障害」などの発露が認められたからです。
娘の虐待が報道されたかと思いきや、娘を大事にしている所もあったりと、見事なまでに一貫性が感じられません。
多分ですが、被告は娘を愛してはいたのだと思います。
ただ、愛情表現が上手くいかず、自分自身が上手く出来ないことにも腹を立てていたのかも知れません。
母親としての歪んだ愛情が、長女を失ったことを悲しみ、寂しくないようにと豪憲君を殺害したのだとしたら、人格に問題があると言われても仕方のないことかも知れません。
明日の「秋田連続児童殺害事件」は必見だ!
— 新垣亘洋 (@wataruhiro) June 6, 2017
私の私見、「鈴香被告は、彩香ちゃんを殺してはいない。豪憲君を殺した理由は、彩香ちゃんが一人で寂しいだろうから、仲の良かった豪憲君を殺した。彩香ちゃん殺害は警察に作られた事件。」が紹介される気がする。
畠山鈴香の壮絶な生い立ち
秋田連続児童殺害事件が起こった理由?
チラシまで作っていたんですよね。
畠山鈴香被告は、初公判の後で初めて自分の生い立ちを語ったと言います。
そこには、父親の暴力や学校でのいじめの経験を語ったそうです。
「ばい菌」と呼ばれて使い走りをさせられていたと言うのは、性格が歪む要因にもなったかも知れません。
生い立ちを語る上で、高校卒業後に温泉旅館で働いていたことや、結婚と離婚に至るまで、生い立ちの半生が語られました。
父親からの暴力で、髪の毛を引っ張りながら引きずられるなど、生い立ちには同情の余地があります。
他にも、いじめの内容で「ばい菌」とか「心霊写真」などと呼ばれることもあったそうです。
畠山鈴香被告の生い立ちは悲しいものですが、それでも殺害した事実は消えません。
事件では、米山豪憲君の心霊写真と呼ばれる写真がテレビなどで放映され、心霊写真と呼ばれていたこともある畠山鈴香のあだ名と一緒だったのは、皮肉な偶然と言っても良いかも知れません。
畠山鈴香が心霊写真などと呼ばれるようになった経緯はわかりませんが、心霊写真=いなくても平気な奴なんて考えで、心霊写真などと呼ばれていたら、畠山鈴香も大変だったのだなと同情心も沸きます。
心霊写真が本物だったか偽物だったかはどうでも良いことですが、心霊写真が報道されたことで、もしかしたら畠山鈴香の昔のあだ名である「心霊写真」が再び思い起こされたとしたら、マスコミも面白がって心霊写真?などと報道するのもどうかなと思います。
心霊写真なんてあだ名がついたら、登校拒否になってもおかしくないですが、父親の暴力があるせいで、家庭にも逃げ場がなかったのかな?なんて思ったりもします。
学生時代に心霊写真などと呼んでいたクラスメートもまた、いわば加害者と呼べそうな事件ですね。
今回の番組、畠山鈴香=ただの悪とやりすぎたかな。生い立ちをもっと描くべきだった。彼女に「水子がいる」と決めつけた教師、そこからのいじめを描かないと、動機の真相には迫れない。
— 弓咲ミサキックス (@misakixyumisaki) June 8, 2017
秋田連続児童殺害事件の報道のあり方
畠山鈴香へのメディアスクラム
マスコミが殺到
秋田連続児童殺害事件では、実家に身を寄せていた畠山鈴香へのメディアスクラムも問題となりました。
メディアスクラムとは、関心の高い事故や事件に対して、マスコミの記者が大量に押し掛け、当事者の関係者などに強引に取材をすることで、別名報道被害なんて呼ばれることもあります。
被告の畠山鈴香に対する取材は仕方ないかもしれませんが、畠山鈴香の近隣住民もこの過熱報道には困り果てたと言います。
これらのメディアの過熱報道に対して、もっと節度を持ってあたるようにと異例の要請まで出た程です。
中には、テレビの報道で面白おかしく、豪憲君の心霊写真などと報道されることもあり、これでは被害者の遺族はたまったものではないです。
自分達の子供が死んだのに、それをネタにして喜ぶなんて、こちらの方が酷すぎます。
また、この時代では、被告の畠山鈴香のプライバシー問題なども叫ばれ、事件と関係ないことまで根掘り葉掘り聞かれたそうです。
実際の事件を報道するのは良いことかもしれませんが、事件を面白くするために、強引な取材をしたり、中には事件の被害者遺族に対して、「今の気持ちはいかがですか?」と事件のことを聞く報道は未だにされていますよね?
事件の被害者にそんなことを聞かなくたって、悲しいに決まってます。
事件の被害者の人権はどこに行ったの?と思わざるを得ませんね。
秋田連続児童殺害事件では、報道のあり方にも問題ありだと思います。
畠山鈴香の事件を観てたけど、生い立ちについては同情するべくところあるけども自分が産んだ子すら殺すってなんなの?警察もなんなの?頼らざるを得ない警察がこんなずさんだなんて、こんな事してる警察はお咎めないの?#畠山鈴香
— LAW (@shironekooo1006) June 7, 2017
畠山鈴香の現在:夫はどうなったの?
秋田連続児童殺害事件の原因の一端?
現在はどうしているのでしょう?
畠山鈴香は高校卒業後、父親からの暴力から逃れるために栃木県へ引っ越します。
温泉旅館でコンパニオンとして働いていた時に現在の夫に出会い、実家に戻って結婚しています。
旦那とは喧嘩が絶えなかったそうで、家事が出来なかった畠山鈴香に嫌気が差し、旦那とは離婚してしまいます。
畠山鈴香の現在は、無期懲役で服役中ですが、現在服役してるという刑務所は公表されていません。
ただ噂では、畠山鈴香は現在福島の刑務所にいるのでは?という情報もあります。
現在もそうかはわからないですが、畠山鈴香は精神安定剤や睡眠薬を飲んだりしていることで、刑務所でも騒動を起こしたりしたこともあるそうです。
今現在もそんな騒動を起こしているかどうかはともかく、現在は服役中で、恩赦が出るまではずっと刑務所内で過ごすでしょうね。
事件を起こしてからの現在、畠山鈴香がしっかりと反省の念を抱いていることを祈ります。
#畠山鈴香 謎な事件は、生い立ちをたどると色々ある。親から受けた暴行や、長期的いじめ、長期的ボンビー、片親、親なし、etc。だけど、不幸な生い立ちでも真面目で一所懸命な人は多いから理由にはならない。いや、理由にしてはいけない。
— 脳内アルゴリズム解析器 (@Gyopichan) June 7, 2017
畠山鈴香の卒業アルバムの内容が酷過ぎる!
事件に関係ないとは言い切れないかも?
卒業アルバムにも酷い内容が…
畠山鈴香の高校の卒業アルバム=卒業文集がまた悲惨なものでした。
畠山鈴香は、卒業アルバムにこう書いたと言いますが、これは自演と思われている部分もあるそうです。
その内容とは「一年間、長い人は三年間どうもでした。すぐには仕事を辞めてこれないけれど、二ツ井に来た時には遊んで下さい。」
こんな感じの卒業アルバムの文集の書き込みに対して、クラスの反応は。
「会ったら殺す!」などの男性の書き込みや「もう秋田には帰って来るなよ!」「今までいじめられた分強くなったべ?」などの書き込みが、男女問わずぎっしりと書かれています。
記念に残るはずの卒業アルバムの内容がこんなことになったら、せっかく父親から離れることが出来ても、心にはずっとこの卒業アルバムの内容が残っていたでしょうね。
卒業アルバムと言えば、ある意味証拠として残るものなのに、こういう書き込みを卒業アルバムに書くという心理も良くわかりません。
卒業アルバムを大切にする人だっているのに、何故わざわざ悪口を書き込むんでしょうね?
記念品としての卒業アルバムも、案外残すのも善し悪しですね。
卒業アルバムを買わないという選択肢もあったと思いますが、買った後でしか卒業アルバムの内容はわからないでしょうし。
卒業アルバムに悪口を書きこまれたことも、その後の畠山鈴香の心の状態をおかしくした可能性もあります。
男癖が悪かったのか、そんな内容の書き込みも卒業アルバムにはありますね。
いじめられて強くなるはずがないですよね!
そんな書き込みを卒業アルバムに書き込んだ同級生もまた、何らかの処罰を受ける方法はないのでしょうか?
もしこの書き込みが原因で、畠山鈴香が自殺したとしたら、卒業アルバムの書き込みも問題になったのかも知れませんが、奇しくも畠山鈴香が加害者になってしまって、卒業アルバムの件が露見したのは、ある意味皮肉と言って良いかも知れません。
畠山鈴香の卒アルひどいよねー書いた奴はクズ。
— SAYA (@rina_honeysalon) June 8, 2017
イジメしてる奴って自分のこと嫌いにならないのかな?顔つきとか絶対ヤバいはずw
畠山鈴香の男関係!売春もしていた?!
畠山鈴香の生い立ちは悲惨なものだった
売春もしていて、男関係でだらしなかったそう。
高校卒業後、秋田から栃木へと引っ越した畠山鈴香は、職場で働いていた時期にある男性と恋に落ち、駆け落ちのような形で結婚し、彩香ちゃんを授かりますが、男運がなかったのか、夫の男性の浮気が原因で、離婚しています。
結婚してからは、職を転々とし、複数の男性と関係を持っていたと言います。
一説では、売春まがいのこともしていたようで、売春が子供にばれる可能性もあったと思われます。
ただ、ここでも男性運がなかったようで、結局長女の彩香ちゃんと二人暮らしになり、生活保護を受けながら、売春などで収入を得ていたようです。
生い立ちには同情する場面もありますが、嫌われる原因は必ずしも生い立ちにあったかは疑問です。
売春自体がどうしても必要だったならともかく、単に男癖が悪くて売春をしていたとしたら、それは責められても仕方ない所もあるかも。
畠山鈴香被告は、男癖が悪かったらしく、とっかえひっかえ男性を変えていたそうです。
そして、多分売春の為だと思うのですが、男性が家に来た時には、彩香ちゃんを外に出していたようです。
売春の瞬間を子供に見せたくなかったのかも知れないですが、とにかく男癖が悪かったそうですね。
男は昼なら問題ないですが、夜にも来ていたらしく、子供は売春をしている間夜にも関わらず、外に出されていたとしたら、子供も可哀想ですね。
売春で生活していたならともかく、生活保護を受けていたのなら、売春なんてする必要がないですから、単に男癖が悪かっただけかも知れませんね。
ちなみに、畠山鈴香には弟がいますが、勤務先の運転代行業社を退職してしまったそうで、ここにも事件の弊害があったのかも知れません。
殺人犯の弟というだけで、いわれのないいじめを受けていた可能性もあります。
公判中は欠かさず通っていたそうですが、判決後はぱったりと姿を消し、現在の状態はわかりません。
死刑が求刑されていた被告ですが、無期懲役になるとしたら、家族はずっと苦しむわけですから、一番大変な思いをしたのは家族かも知れませんね。
もしかすると、死刑の方が気が楽だったかも知れません。
#tbs
畠山鈴香
娘の寝汗が汚くて添い寝もしない女が、自宅で売春を生業にしていた。
地域の多くの男と関係していて、その男たちは鈴香の逮捕で血の気が引いた。
いろんな意味で。
— nanami_0719 (@nanami07193) June 7, 2017
米山豪憲君の父親が12年ぶりに語る事件の真相
事件現場には多くのマスコミが
米山豪憲君の父親は、事件後一冊の本を出しています。
そのタイトルは「豪憲はなぜ殺されたのか」という非常に興味深いタイトルです。
豪憲君が亡くなった5ヶ月後に出版された本ですが、その中には事件の詳細が書かれています。
「彩香の思い出に何かもらって欲しいんだけど…」と家に誘いこまれた豪憲君。
ただここで、豪憲君が元気な姿を見て、畠山鈴香は疑念を抱き、殺害に至ったと言われています。
どれだけ壮絶な生い立ちを持っていても、普通に暮らしている人は山ほどいます。
死刑にならなかったのは、罪が軽くなったからでは決してないんです。
精神鑑定で死刑を免れたとしても、生い立ちを理由にして、畠山鈴香には逃げては欲しくないですね。
豪憲君の父親は、「警察がもっと早くに動いてくれたら…」と無念さを綴ります。
息子が殺害されなければいけなかった理由が判明するまで、豪憲君の父親の無念さは消えないのかも知れないですね。
おはようございます。昨日、米山豪憲くんの父親の奮闘を見たけど、杜撰な初動捜査が第2の殺人の呼び水となって、自分の息子が犠牲になったと思われる経緯が辛すぎた。
— ひろこ (@hasutoniwatori) June 7, 2017
まとめ:『秋田児童連続殺害事件』について
ということで、秋田児童連続殺害事件について、被害者と加害者の畠山鈴香について簡単にまとめてみました。
警察の怠慢も叫ばれるこの事件ですが、事故死か事件なのか見抜けなかったとしたら、警察にも責任の一端はあるかもしれないですね。
事実関係が分かるほどに見えなくなる殺害動機。
何故、幼い子供が二人も殺されなくてはいけなかったのか?
せめて動機が分かれば、遺族の無念さも少しは消えるのかも知れませんね。
無期懲役は重い刑ではありますが、子供の未来を奪った畠山鈴香被告には、どんな悲しい生い立ちがあったとしても、許されることではないと思います。