2018年08月21日公開
2018年08月21日更新
主婦のお小遣いってどれぐらい?使い道や内訳は?【リアル】
主婦のお小遣いって、毎月いくらくらいもらっていると思いますか?子供の数や専業主婦か兼業主婦か、そして旦那さんの稼ぎによってお小遣い事情は様々ですが、やはり平均や使い道が気になりますよね。主婦のお小遣い事情を徹底解剖しちゃいます。
目次
主婦のお小遣いはどのくらい?【子供がいる専業主婦の場合】
まずは子供がいる専業主婦の場合のお小遣いを見ていきましょう。専業主婦の場合、株や不動産を持っていない場合は自分自身の稼ぎは「なし」となりますので、子供のための教育資金や貯金などを差し引いた旦那さんの稼ぎからお小遣いを捻出することになります。
子供が1人の場合
子供が1人の場合の専業主婦のお小遣いは、平均して月に10,000円~15,000円程度だと言われています。内訳としては美容院代や化粧品代などをそこから捻出し、余ったお金で好みの洋服や旦那さんへのプレゼントを購入しているようです。
また、この場合は下着や靴下などの生活必需品である消耗品は家計からの出費となっている場合がほとんどです。子供の年齢によっては専業主婦が一人でランチに出かける場合もありますが、地元で友達がいる場合と地元を離れて友達がいない場合ではお小遣いの使い道が変わってきます。状況に応じてお小遣いの額を調整するのも良いでしょう。
子供が2人の場合
子供が2人いる場合は、その分子供にかかるお金も増えるためお小遣いが少なくなります。子供が2人の場合の専業主婦のお小遣いは、平均して月に8,000円~10,000円となります。
子供の年齢にもよりますが、美容院に行く時間が取れなかったり受験のためにお金を積み立てたりするので専業主婦のお小遣いが少なくなってしまいます。独身時代のようにお金を使えなくなってしまうので、化粧品や洋服のランクを落とすという方もいます。
主婦のお小遣いはどのくらい?【子供がいない専業主婦の場合】
子供がいない専業主婦の場合、自由に使えるお小遣いは必然的に多くなります。特に不妊治療などをしていない場合は、旦那さんの稼ぎだけでも十分に余裕のある暮らしをすることができるでしょう。子供がいない専業主婦の場合のお小遣いは、平均して月に20,000円~30,000円程度だと言われています。
子供を作らないと決めている家庭の場合は、子供の受験や進学のための費用を貯金しておく必要がありません。その分の金額を貯金に回すことができるため子供がいる家庭よりも余裕ができ、旅行の計画なども立てやすくなります。また、このケースでは専業主婦だと暇を持て余すということで兼業主婦になる方も多くいます。
主婦のお小遣いはどのくらい?【子供がいる兼業主婦の場合】
子供がいる兼業主婦の場合は、世帯の収入が旦那さんの稼ぎと自分の稼ぎを合算したものになるので子供がいる専業主婦の家庭よりも貯金などが計画的に行えるにようになります。子供の年齢や、兼業主婦の働き方が正社員かパートタイマーかで大きく上下しますが、平均を確認していきましょう。
子供が1人の場合
子供が1人の場合の兼業主婦のお小遣いは、平均して月に30,000円~40,000円程度だと言われています。兼業主婦の場合、専業主婦と違って自分自身の稼ぎが「なし」ではないため、ある程度お小遣いに余裕があるようにみえます。
しかしながら、正社員でもパートタイマーでも人の前で働く以上は美容院や洋服代などにお金がかかります。特に洋服代に関しては、職種によってはお小遣いの使い道のほとんどを洋服代にしなければならない職種もありますので、お小遣いの額面が大きいからといって自分のための貯金はあまりできない人がほとんどです。
子供が2人の場合
子供が2人の場合は、専業主婦と同様にお小遣いの額が少なめになります。子供が2人の場合の兼業主婦のお小遣いは、平均して月に20,000円~30,000円程度だと言われています。使い道の内訳は、子供が1人の場合と同様に美容院や洋服代、化粧品代がほとんどです。子供が複数いる場合は、稼ぎが多くなったからといってお小遣いを増額させずに計画的に貯金することを選ぶ人がほとんどです。
主婦のお小遣いはどのくらい?【子供がいない兼業主婦の場合】
子供がいない兼業主婦の場合、旦那さんの稼ぎと自分の稼ぎを合わせることでだいぶ家計に余裕が出ます。今までに紹介したその他の家庭よりも計画的に貯金をしつつ、自由に使えるお小遣い額も多くなります。
子供がいない兼業主婦の場合、日常の生活費は旦那さんの稼ぎから賄い、自分の稼ぎは全て自分のお小遣いにしている家庭もあります。子供がいない兼業主婦のお小遣いは、平均して月に50,000円~60,000円だと言われています。
使い道の内訳は、やはり自分の美容院代や洋服代です。ただし、稼ぎによっては自分のお小遣いを貯金して旦那さんと二人での旅行を計画している人もいます。
専業主婦のお小遣いの使い道とその内訳は?
専業主婦のお小遣いの使い道と、その内訳を確認していきましょう。
月に8,000円~10,000円程度の場合(子供が2人の兼業主婦)
月に8,000円~10,000円のお小遣いの場合、かなり計画的に貯金する余裕はほとんど「なし」の状態となってしまいます。
使い道と内訳を見てみると、
・美容院代…5,000円(2ヶ月に1回で10,000円なので月に5,000円の計算)
・化粧品代…3,000円
と、美容費だけで使い切ってしまいます。
専業主婦ということで外出時以外はお化粧をなしで過ごせますが、それでも基礎化粧品代などの出費は発生してしまいます。買いたい洋服がある場合は美容院の回数を減らしたり化粧品のランクを落とすことでやりくりする必要があります。
月に10,000円~15,000円程度の場合(子供が1人の専業主婦)
月に10,000円~15,000円のお小遣いの場合、計画的に運用することで少し余裕を持たせることができます。
使い道と内訳を見てみると、
・美容院代…5,000円(2ヶ月に1回で10,000円なので月に5,000円の計算)
・化粧品代…3,000円
・洋服代…4,000円
と、月によっては貯金をすることができます。特に洋服代に関しては毎月外出用の服を買う必要性はあまりないので、その分を貯金に回したり子供や旦那さんへの臨時のプレゼント代として使うことができます。
月に20,000円~30,000円程度の場合(子供がいない専業主婦)
月に20,000円~30,000円のお小遣いがあれば、自分の自由に使い道を決めることができます。人によっては独身時代よりもお小遣いが増えるという人もいるのではないでしょうか。
使い道と内訳を見てみると、
・美容院代…5,000円(2ヶ月に1回で10,000円なので月に5,000円の計算)
・化粧品代…5,000円
・洋服代…5,000円
・交遊費…5,000円
となっています。洋服代や交遊費など、毎月かからないものを考えるとかなり計画的に貯金をすることができますね。現在は専業主婦でも今後は働きたいと思っているのであれば、自分のお小遣いから資格取得のための参考書代を捻出することもできます。
兼業主婦のお小遣いの使い道とその内訳は?
次に兼業主婦のお小遣いの使い道とその内訳を確認していきましょう。
月に20,000円~30,000円程度の場合(子供が2人の兼業主婦)
兼業主婦の場合、月に20,000円~30,000円のお小遣いがあってもなかなか自由に使うことができません。
使い道と内訳を見てみると、
・美容院代…5,000円(2ヶ月に1回で10,000円なので月に5,000円の計算)
・化粧品代…5,000円
・昼食代…10,000円
・洋服代…5,000円
外に出る機会の多い専業主婦の場合は洋服代や化粧品代を安く済ませることが難しいため、どうしても毎月の使い道に洋服代と化粧品代が入ってきます。また、社食などがない環境であれば昼食代が10,000円以上になるケースが多いでしょう。自分のお小遣いからも貯金したいと考えるならば、お弁当を作ってしまうのも良いですね。
月に30,000円~40,000円程度の場合(子供が1人の兼業主婦)
月に30,000円~40,000円のお小遣いがあれば余裕がありそうに見えますが、やはり外出の機会が多いため必要経費が多くかかります。
使い道と内訳を見てみると、
・美容院代…5,000円(2ヶ月に1回で10,000円なので月に5,000円の計算)
・化粧品代…5,000円
・昼食代…10,000円
・洋服代…5,000円
自分のお小遣いからしっかり貯金をしたいと考える場合は、計画的に運用する必要があります。また、子供が小さい場合はお弁当を作る暇がないケースがほとんどですので、あまり昼食代を節約することもできません。
月に50,000円~60,000円程度の場合(子供がいない兼業主婦)
月に50,000円~60,000円のお小遣いがあれば、かなり自分の好きなように使い道を決めることができます。
使い道と内訳を見てみると、
・美容院代…5,000円(2ヶ月に1回で10,000円なので月に5,000円の計算)
・化粧品代…10,000円
・昼食代…15,000円
・洋服代…10,000円
・交遊費…10,000円
子供がいないため、夜に友達と飲みに出かける機会も多いので交遊費としての出費が多くなります。また、子供がいる兼業主婦に比べて化粧品代や昼食代、洋服代に余裕を持たせることができます。全てのお小遣いを好きに使うのも良いですが、たまには使い道を限定して貯金をし、旦那さんと二人の旅行を計画するのも良いですね。
専業主婦のお小遣い事情の体験談
専業主婦のお小遣い事情の体験談を3つ紹介していきます。体験談を元に自分のお小遣いの使い道をもう一度考えてみることで余裕が生まれるかもしれませんね。やはり同じ専業主婦でも子供の有無によってお小遣いの額や余裕の有無が変わってくるようです。自分の状況に近い体験談を参考にしてみてください。
体験談1~専業主婦だとお小遣いを使うのに罪悪感がある
現在、子供のいない専業主婦です。月のお小遣いは40,000円もらっていますが、お小遣いを使うことに謎の罪悪感があって毎月ほとんど余らせています。夫と二人で休日に出かけた時にたまに基礎化粧品を買いますが、化粧品の減りも遅いしあまり服を買うこともしません。インドア派でお金をかかる趣味も持っていないため、正直お小遣いの必要性を感じていません。
むしろ、夫の誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントを買うのにお小遣いを使うことに罪悪感があります。独身時代の貯金から購入していますが、夫からは家事の対価として使って良いと言われます。同じく専業主婦の友達に相談しても「独身時代の貯金を使うのはなし」という返事がありますが……専業主婦のお小遣いって難しいなぁと感じています。
体験談2~子供がいるから働きに出られなくてお小遣いが足りない
結婚を機に退職してすぐに子供ができました。子供が1歳ですが、保育園が見つからずに働きに出ることができません。せめてパートなどをしないと離職歴が長くなってしまうので不安ですが仕方ないと自分を納得させています。
月のお小遣いは15,000円です。美容院代や化粧品代を払うと手元には残金はなしになってしまいます。今後、第二子を計画するのであれば、私のお小遣いも減ると思うので化粧品のランクを下げないといけません。自分の自由に使えるお金が欲しいので、早くパートでも良いので働きに出たいです。
体験談3~子供が生まれて生活レベルを下げるのが難しい!
結婚してすぐに子供ができました。会社は産休が取りづらいため妊娠を機に退職しました。子供が生まれてからはなかなか家計自体に余裕がなく、私のお小遣いは月に13,000円くらいです。主人の残業が多くて家計に余裕がある場合はお小遣いを増額してもらったり貯金に回したりします。
独身時代は会社の独身寮に入っていてあまり家賃もかからなかったため、自分の自由に使えるお金が多くて旅行の計画も頻繁に立てていましたが、今では日々の生活で精いっぱいです。子供産んだことに後悔はありませんが、生活レベルを下げるのは難しいことを実感しています。
兼業主婦のお小遣い事情の体験談
次に兼業主婦のお小遣い事情の体験談を3つ紹介していきます。働き方が正社員かパートタイマーかで体験談を読んだ感想が違ってくるかもしれません。しかし、どの体験談でも自分の稼いだお金を使えることに関する喜びの声が聞こえてきますね。自分の状況に近い体験談を参考にしてください。
体験談1~自分の稼ぎは全部自分のお小遣い
子供がいない兼業主婦なので、現状自分の稼ぎは全部自分のお小遣いにしています。パートタイマーとして働いているのですが、月に70,000円程度の稼ぎがあります。先輩のパートさんに体験談を聞いても、家計に余裕がある場合は稼ぎを全て自分のお小遣いにしている家庭も珍しくないようです。
最初は服や化粧品を好きに買っていましたが、だんだん申し訳ない気持ちになってきたので自分の稼ぎからも貯金をしています。家計費としての使い方は主人が要らないと言ってくれますので、主人の誕生日やクリスマスに豪華なプレゼントをあげる予定です。貯金がだいぶ貯まってきたので、今年はプチ旅行にも行けるかもしれません。
体験談2~稼ぎの中から自分用の貯金って、あり?なし?
子供が一人いる兼業主婦です。正社員として働いていますし、子供もまだ小さいのでそれほど教育費を急いで貯める必要はありません。正直言って、家計にはかなり余裕があると思います。月々のお小遣いは、二人とも35,000円にしています。
生活費は折半で行っています。あまり厳密にはしていませんが、家賃と水道光熱費がが旦那なので生活費と日用品は私が出し、余った分は二人で家計に入れて貯金をしています。おかげで、結婚してまだ三年目ですがかなり通帳の額も大きくなってきました。
でも、自分の稼ぎの中から家計に入れるだけではなく自分用の貯金をしたいと思っています。旦那に相談したところ「自分個人の口座に入れる必要なし」と言われてしまいましたが、本当になしなのでしょうか?考えたくありませんが、今後万が一離婚になった際に財産分与が難しくなってしまうと思います。私の方が稼いでいるので、余計に自分の口座に入れるのをなしだという旦那に不満が溜まるのかもしれませんが。
体験談3~自由にプレゼントを買えるのが嬉しい
以前は専業主婦でしたが、子供が二人とも小学生になったのを機に兼業主婦に復帰しました。ブランクが長かったため現在は契約社員ですが、将来的には正社員への復帰も視野に入れています。
仕事は大変ですが、やはり自分の稼ぎがあるのはありがたいです。家計も余裕が出てきましたし、今後子供たちが受験のために塾に行く可能性がありますがその際の備えを作ることもできます。上手く正社員に復帰できれば私立の大学にも通わせてあげられるかもしれません。主人も私もお小遣いの額は20,000円です。
何より、主人や子供たちのプレゼントを自分の稼ぎから買えるのが嬉しいです。専業主婦時代はお小遣いから買っていたので、なんとなく心苦しく思っていました。同じように専業主婦から兼業主婦に復帰した人の体験談を聞いても、独身時代の貯金が減ったりプレゼントを買いづらいのが嫌で働きに出たいと考える人が多いみたいですね。
【主婦のお小遣いなし】は実は危険?
専業主婦の場合「外に出る機会がないので自分のお小遣いはなしで良い」と主張する人がいます。しかしながら、実は「主婦のお小遣いなし」というのは計画的に貯金をしていきたいと考えている場合、とても危険なことです。
たとえば、世帯月収が手取りで300,000円の家庭の場合の支出内訳を見てみましょう。
家賃:80,000円
食費:60,000円
通信費:18,000円
日用品:15,000円
服飾費:25,000円
交際費:30,000円
医療費:10,000円
お小遣い:30,000円(旦那さんのお小遣い)
保険代:20,000円
その他:20,000円(臨時出費など)
支出計:308,000円
月収が手取りで300,000円あれば十分に余裕があるはずですが、この家計の内訳では赤字になってしまいます。実はこの赤字の原因が「主婦のお小遣いをなし」にしている点にあると言われています。
内訳を細かく見てみると、食費の60,000円の中に主婦のランチ代が15,000円計上されていたり、実際は下着や靴下などを飼うはずの服飾費から主婦のオシャレ着を10,000円ほど買っている場合があります。医療費の中に美容院代10,000円が含まれていたり、交際費に二人で遊びに行った時ではなく主婦が一人で友達と遊んでいる時の金額5,000円が計上されている場合もあります。
これらの「主婦のお小遣いをなし」にしていることによって生じる隠された出費を合計すると、40,000円になります。お小遣いがなしのはずが、実は旦那さんよりも多くのお金を出費しているケースが多々あります。
このようなケースは大抵の場合、無意識で行われています。家賃や食費、日用品代といった必要最低限の出費の合計が223,000円ですので、それを除いた77,000円を自分で管理することで「5,000円の服くらいなら買っても家計へのダメージが少ない!」という認識をしてしまい、そうした出費が重なることで隠された出費が多くなり家計全体が赤字となってしまいます。
赤字を防ぐために、主婦のお小遣いをなしにせず定額制にしましょう。実際にこのケースでは月に40,000円使っていますが、月に30,000円のお小遣いにしても上限を意識することでお小遣いの範囲内でやりくりをすることが可能になります。旦那さんだけではなく、主婦もお小遣い制にすることで計画的に貯金しましょう。
専業主婦なら家事の合間に【お小遣い稼ぎ】をするのも
現在での家計の収支に問題がなくても、自分でお金を稼ぎたい人や貯金に余裕を持たせたい人、もしくは暇を持て余している人は家事の合間にお小遣い稼ぎをするのもおすすめです。
パートタイマーとして外に働きに出なくても、在宅ワークをすれば月に10,000円~20,000円を簡単に稼ぐことができます。最近ではパソコンがなくてもスマホさえあれば、特別な技能がなくても簡単に在宅ワークをすることもできますので、お小遣い稼ぎに興味がある人は調べてみるのも良いのではないでしょうか。
貯金や貯蓄は計画的に!
お金はあればあるだけ使ってしまいたくなりますし、お金を使うことで楽しい遊びがたくさんできます。しかしながら、今現在の家計に余裕があっても子供ができたり子供が成長したり、急な病気になる可能性は誰でも持っています。
将来的に家を建てたり車を買い替える場合にも大きな出費は生じてしまいます。家計簿をつけ毎月の収支がどのようになっているのかしっかり確認し、貯金や貯蓄は計画的に行いましょう。