2021年03月30日公開
2021年03月30日更新
東京OL殺人事件の謎!被害者女性や犯人の事実を調査してみた。
東電OL殺人事件では、被害者が昼と夜の顔を使い分けていたと、当時話題になりました。被害者の気持ちを考えると、切なくなります。東電OL殺人事件は、本当に痛ましい事件です。原発反対を示しただけで、上司からも疎まれ、売春行為に走った被害者が可哀想でなりません。
目次
東電OL殺人事件の謎と真相
出典: http://d.hatena.ne.jp
東電OL殺人事件の謎とは?
東電OL殺人事件:概要
東電OL殺人事件とは、1997年3月19日、東京都渋谷区円山町のあるアパートの一室で、東電に勤務していた女性の死体(渡辺泰子さんと見られる)が見つかった事件です。
死体を発見したのは、マンションのオーナーの経営するネパール料理店の店長で、通報も彼がしました。
実は、発見しただけでなく、殺害したのもネパール料理店が関係していて、ゴビンダ・プラサド・マイナリ容疑者は、不法入国していたネパール人男性4名と住んでいたそうです。
被害者を悪く言うつもりはないですが、犯人は以前買春した相手ということなので、被害者にも責任はあったのかも知れません。
死因は絞殺だそうですが、なぜ被害者が殺されなければいけなかったのか、また事件自体も謎が多い事件でありました。
殺人事件で、東電のエリート社員が殺されたとのことで、当時も話題になりました。
実は、東電OL殺人事件は、実はかなりの謎があったんです。
以下に詳しくご紹介します。
地震のあと原発事故で東京にでて、デリになった人って、一人はいると思おう。仕方なくやったとしたら、原発はヒトの人生を壊したんだなって思う。
あの地震のあと、人間不信になった。清水とか勝俣とかのうのうと生きてるの見ると、東電OL殺人事件の真犯人って、誰だろうって考える。
— 不可解な事 (@yamanobe_masato) July 16, 2017
東電OL殺人事件の真相:被害者女性について
出典: https://jijinetakansou.com
被害者女性:渡辺泰子さん
渡辺泰子さんの経歴
被害者の渡辺泰子さんは、慶應義塾女子高等学校を卒業した後、同大学経済学部を卒業したというちょっとしたエリートでした。
未婚の女性でしたが、通勤後夜になると、路上で客を勧誘し、売春をするという裏の顔も持っていました。
つまりは、渡辺泰子さんは昼間は大企業のエリート社員として働き、夜は娼婦まがいの事をするという、相反した顔を持っていたわけです。
東電OL殺人事件では、被害者の渡辺泰子さんが裏の顔を持っていたことも報道され、遺族や被害者のプライバシーの侵害ではないかと話題になりました。
「迷宮の花街 渋谷円山町」というノンフィクションのルポでは、何故昼間に働いていた彼女が、夜の街で立ちつづけたのかなど、謎にも迫っています。
特にお金に困っていた様子もなかったようですが、何故バリバリのキャリアウーマンであった渡辺泰子さんが、殺人事件に巻き込まれたのか…
東電でのOLとしての彼女の評価は、企画部経済調査室副長に昇進するくらいですから、仕事振りも良かったということだと思いますが、実は渡辺泰子さんは、ある報告書を作成していたんですね。
いつか東京に二週間くらい住むねん。エリザベートが大好きだったらしいカフェの表参道支店に行ったり、東電OL殺人事件の舞台になったアパートやゆかりの地を事件の本片手に回ったり、性の悦びおじさん探したり、やりたいことがいっぱいあるからな
— マリ (@marikatsuhiko) November 10, 2016
東電OL殺人事件の真相:渡辺泰子さんの報告書
出典: http://www.city.taito.lg.jp
原発に対する報告書
渡辺泰子さんの書いた報告書とは?
渡辺泰子さんは、父親の影響もあり、東電で働きながら「原発の危険性を指摘する」内容の報告書を書いていたと言います。
父親もまた、1949年に東大工学部を卒業した後、東電に入社し、工務部副部長にまで上り詰めた人物で、被害者女性は、父親を尊敬していたようです。
ただ、勤務中に、原発の危険性を指摘したことで、出世街道から外れ、52歳で病死しています。
今でこそ、原発が問題視されていますが、当時は原発を非難する人は、少数であったと思われます。
東電で働いて、お金をもらっているのに、文句を言うとは何事かと言われることもあったのかも知れません。
報告書の内容は分かりませんが、亡き父の遺志を受け継いだ報告書は、東電でも問題視されていたのでは?と思います。
というのも、東電OL殺人事件が起きる前から、被害者の渡辺泰子さんには、ある病気が発症していました。
もしかしたら、町に立って街娼をやっていたのも、ある意味ストレス発散の方法だったのかも知れないですね。
日野市名神で起きたキチガイ少年による傷害事件はどこいら辺で起きたのか?と調べたら醜い事件に出遭った。「日野OL不倫放火殺人事件」だ。1966年8月7日北村有紀恵は東京の下町で生まれた。←この書き出しのが詳しく書いてある。読んでて気持ち悪くなるよ。
— ポコプー (@aruchuuhaima) March 2, 2016
東電OL殺人事件の真相:職場でのストレスと病気
出典: http://hitomi-sawayaka.com
OLだった被害者のストレスは大きかったみたい
東電OL殺人事件:ストレスと依存症、病気について
渡辺泰子さんは、大学出のエリートウーマンでしたが、金銭的余裕があったにも関わらず、夜の街頭に立ち続け、売春行為を繰り返していたのは、何故なのか?
疑問に思う方もいらっしゃるかも知れません。
不特定の男性と性行為を繰り返していたことから、多分に、自律心を喪失し、何かへの強迫観念を持っていたのでは?と推察されます。
自暴自棄というと聞こえが悪いですが、職場で溜まったストレスを上手く発散することが出来なかったのではないでしょうか?
ストレスの発散方法は、人によって様々ですが、渡辺泰子さんの場合は、売春行為がストレス発散の方法だったのかも知れないですね。
人知れず、OLとしての職場で、多大なストレスをため込んでいたのかも。
そして、渡辺泰子は、拒食症だったという話もあります。
異常にカロリーに気を使い、食事もこんにゃくなどばかりで、体も骨だらけでガリガリの細身だったらしいんですね。
骨と皮だけの体だったそうですから、拒食症も併発して苦しかったと思います。
東電OL殺人事件の被害者渡辺泰子さんは、そんな女性だったんです。
前川裕「イン・ザ・ダーク」。金沢の高級旅館で発生した絞殺事件と東京で発生した連続高級デリヘル嬢殺人事件。被害者はいずれも一流企業に勤めるOLだった。不可解な二つの事件が交差する時,事実が明らかになる。著者お得意の全編薄気味悪い雰囲気の漂うサスペンスホラーは健在。
— sugahata (@sugahata346) October 22, 2015
東電OL殺人事件の真相:複数男性との目撃証言
出典: http://blog.livedoor.jp
被害者の女性は、複数の男性と一緒にいた?
東電OL殺人事件:渡辺泰子さんと複数の男性との接点は?
東電OL殺人事件が起こる前、渡辺泰子さんは、JR渋谷駅前で知人男性と会っており、その後ホテルに行ったのも目撃されています。
その後、同日の10時16分にその男性と別れ、また路上に立ち、複数の男性に声をかけ、30歳前後の男性と連れ立って歩く姿も目撃されています。
渡辺泰子さんが、再び目撃されたのは、同日の11時半頃で、東南アジア系男性と一緒に、事件の現場でもあるアパートに入っていく姿を目撃されています。
渡辺泰子さんは、一日のうちに何度も売春行為を繰り返していたみたいですね。
そして、次の日の午前0時頃、アパートの隣の住人が、声を聞いたのが最後、0時半には声も聞こえなくなったと言います。
現場で殺害された恐れがあるというのは、ここですね。
犯人は、アジア系の男性だという話ですが、渡辺泰子さんの素行が良くなかったことも、この事件では問題になりました。
とは言え、売春行為をしたからと言って、殺されて良いはずもないですね。
痴情のもつれだったのか、金の要求だったのか?
憶測は憶測でしかないですが、売春行為が命取りになった可能性もあるんですね。
村上春樹『1Q84』読了。交互に進行する二つの物語、メンヘラ少女、東京の地下と歴史の地層、カルト宗教と全編いかにもハルキ調には違いないが、『海辺のカフカ』より格段に「面白い」ピンチョン風謀略サスペンス。東電OL殺人事件のモチーフが出てきてびっくり。
— ゲロダク (@geroduction) September 30, 2015
東電OL殺人事件の真相:被害者が娼婦になった理由とは?
出典: http://www.ne.jp
東電OL殺人事件で、被害者が売春をしていた理由は?
東電OL殺人事件:上司からの圧力
東電OL殺人事件が起きた原因の一つとも言える売春行為ですが、実は、ストレスの原因は上司にあったとも言われています。
勝俣恒久会長や藤原万喜夫副社長は、被害者の渡辺泰子さんに辛く当っていたそうで、この関係もあり、当時から上司に飲みに誘われたり、同僚と飲みに行ったりなどの行動はなく、孤独に東電で働いていたそうですね。
渡辺泰子さんは、28歳の頃に拒食症になり入院歴もありますが、その後の1989年からは、クラブホステスのアルバイトを始めました。
それが高じて、1991年頃から、路上で売春行為をするようになったと言います。
もっと東電の会社で、渡辺泰子さんが普通に働くことが出来ていれば、売春の一つの原因として、上司のパワハラが、もしかしたら、あったのかも知れませんね。
ニートにハマって、ホストにハマって、3Bにハマって。
東電OL殺人事件て今の子たち知ってる?それが元ネタの恋の罪って知ってる?私、多分そんな女。私ね、◯゛ッチなの。どうしようもないの。どうして?
— はじめ (@sobaniitaidake0) September 30, 2017
東電OL殺人事件の真相:犯人は誰なのか?
出典: http://benzaiten.dyndns.org
警察の逮捕した犯人の冤罪説も
東電OL殺人事件:犯人は誰?真相は闇の中
東電OL殺人事件では、当時被害者の女性の売春の常連客でもあった、ネパール人のマイナリが犯人とされています。
というのも、現場にはマイナリが使ったとされるコンドームが発見されていて、東電としては、被害者女性を合法的に殺害出来たわけです。
言い方は酷いですが、東電のOLとして働いてた渡辺泰子さんは、上司から嫌われていて、東電としては、何とか彼女を辞めさせたかったというのが本音かも知れません。
実は、東電OL殺人事件の真犯人を、東電の上司が雇った可能性もあり、マイナリは実は犯人ではないのではないかとの説もあります。
そうすると、犯行現場もアパートではなく、やくざの事務所になりますが、東電の上層部は渡辺泰子さんの死を知っていた可能性が出てくるんですね。
何故こんな説が出てくるのかと言えば、事件現場ではない所で、もっと言えば、巣鴨の民家の庭先で、被害者の定期券が見つかっているからです。
東電の上司が渡辺泰子さんの死を知っていたとすれば、異例の出世の謎も解ける気がします。
なぜ東電の上司が、OLである女性の殺害をヤクザに依頼したのかは、実は意味がありました。
というのも、ヤクザと被害者女性にはある接点があったからです。
それは、被害者が売春をしていた間、ヤクザから所場代を要求されていたことに関係があります。
殺害された被害者女性は、本当は、ヤクザの事務所で殺害された後、その偽装工作として、現場まで死体が運ばれた可能性もあります。
渡辺泰子さんがヤクザの所場代を払ってなかったことで、ヤクザにも殺害動機でてくることもあり、東電としても都合が良かったのかも知れません。
どちらにしても、渡辺泰子さんの死を東電の上司が知っていた可能性は否定できないと思います。
桐野夏生の『グロテスク』上下巻読了。東電OL殺人事件を参考とした作品だったからずっと読んでみたかった。それぞれの登場人物の手記を辿って物語が進んでいくなかで、勉強はできなかったけど怪物的な美しさをもつユリコが最も、世の中も、自分自身も客観視できているところが深かった。
— 波平©️ (@__rose__s2) October 1, 2017
東電OL殺人事件の真相:裁判史にも残る?
出典: http://blog.goo.ne.jp
冤罪ではないかとデモも行われました。
東電OL殺人事件:裁判史にも残る大事件に!
東電OL殺人事件は、1997年5月20日、オーバースティしていたマイナリを犯人として逮捕しましたが、実はこのマイナリは冤罪ではないかとの声もありました。
というのも、彼には殺害の動機もなく、精液が残されていたとされるコンドームも、外部から持ち込まれた可能性があるんですね。
実行犯として逮捕されたマイナリですが、捜査の初めから一貫して、無罪を主張しました。
最初はありふれたと言ったら語弊がありますが、普通良くある殺人事件とされていた事件でしたが、東電のOLが殺害されて、しかも被害者女性は売春婦だったことがわかり、当時話題になったんですね。
しかも、マイナリは無罪とされた後も、拘留され続け、当時珍しかったDNA鑑定など、とにかく問題が次々と起こったんですね。
検察側による証拠の隠ぺいなどもあったようで、色々な意味で歴史に残る事件となったわけです。
現場の調べ方も悪かったのかも知れませんが、もしヤクザが被害者を殺害したのが事実だとしたら、上層部に圧力がかかった可能性もあります。
何しろ、渡辺泰子さんは東電で上司に嫌われていましたから。
東電OLが殺されたと言うだけでは、こんなに騒がれるような事件ではなかったように思います。
もし東電の上司が殺害を依頼して、無関係とまではいかないにしても、無実の人間を拘留させたとなれば、東電の影響は大きいと思います。
『殺しの手帖』、色んな有識者がテーマに沿って寄稿してるムック本なんだが、そうすると筆者によって文章の上手い下手がどうしても出てくる。
— ネイプ@同志ほまれ(異問橋養鶏場) (@fujionjack) September 27, 2017
この本の目玉になるべき東電OL殺人事件の記事がとにかく読みにくくて、分かりづらくてめっちゃ読むのに時間かかる…
東電OL殺人事件の真相:母親の存在
出典: https://jijinetakansou.com
被害者女性の奇行
東電OL殺人事件:母親の嫉妬と奇行
渡辺泰子さんの母親は、名家のお嬢様だったそうで、自分の夫も下に見ていたそうです。
多分に「東電で働いているのに、原発に反対するなんて、世渡りが下手な人ね!」みたいな感じだったんじゃないでしょうか?
となると、渡辺泰子さんの父親、当然娘の方を可愛がります。
すると、母親は父親を取られたと思い、嫉妬の気持ちがわきます。
実は、渡辺泰子さんの母親は、娘が売春をしていたことを知っていたらしいんです。
というのも、被害者が男性を彼氏に連れてくるのを、極端に嫌っていたみたいなんですね。
父親が亡くなって、母親と二人きりになった渡辺泰子さんは、家庭でも居場所がなくなり、それもあってか、道路で女性なのに放尿するなどの奇行に走ります。
売春をしていたのも、もしかしたら、誰かの愛情が欲しかったのかも知れませんね。
自宅でも愛情を得られず、娼婦としてもつかの間の性行為だけ、しかも東電の上司からはいじめられ…
これでは、売春以外に突破口がなかったのも納得です。
東電で働かずに、他の会社に行けば良かったと思うのですが、そうなると、母親にまたいじめられることになりますし、本当に可哀想な女性だと思います。
いっそのこと、一人暮らしをするのはダメだったのでしょうか?
母親は、娘が売春をしているのを知っていたのに、止めることもせずに、良い母親を演じ続けていて…
本当の犯人は、母親じゃないの?と思わないでもありません。
佐野眞一「東電OL殺人事件」1997年、渋谷のアパートの1室で一流企業のOLが殺された。彼女は夜は売春婦というもう一つの顔を持っていた。容疑者となったのは不法滞在のネパール人男性。事件の経緯と裁判過程を追ったノンフィクション
— kuboheart (@kuboheart) September 24, 2017
東電OL殺人事件の真相:桐野夏生さんの「グロテスク」
出典: http://www.tis-home.com
母親も上司も知っていた
桐野夏生さんの「グロテスク」で触れられている東電OL殺人事件
桐野夏生さんの「グロテスク」では、東電OL殺人事件について言及されています。
というのも、グロテスクに出てくる登場人物の和恵が、渡辺泰子さんとぴったり重なるんですね。
昼間はエリートOLで、夜は娼婦になるという件は、渡辺泰子さんを彷彿とさせます。
グロテスクの心理描写がすごくて、登場人物の心の苦悩がアリアリと描かれています。
ただ、奇行に出るシーンとかはないみたいで、グロテスクの登場人物も、上巻までは良いんですが、下巻になると、ちょっと冗長かな?みたいなシーンもあります。
もう少し東電OL殺人事件っぽく、リアルに描かれていたらなぁ。なんて思ったりする人もいるようですが、グロテスクは、当時の事件を思い出すきっかけにはなると思います。
その意味でも、グロテスクがもっと読む人が増えたら、偏見もなくなるのでは?と思います。
渡辺泰子さんの奇行には、何かの意味があったのでしょうか?
奇行と知らず、無意識に奇行を取った可能性もありますよね?
家庭にも仕事場にも行き場がなかった渡辺泰子さんを、ほんの少し奇行があったことで、どうして責められるでしょう。
現場になったアパートには、今は別の人が住んでいるでしょうが、母親も未だに存命なのでしょうか?
犯行現場をちゃんと調べたのか、隠したかはわかりませんが、警察の怠慢も明らかになる事件だったと思います。
東電OL殺人事件
— ソーモン (@_scrapbook) September 19, 2017
1997年(平成9年)3月9日未明に、東京電力の幹部社員だった女性が、東京都渋谷区円山町にあるアパートで殺害された未解決事件。あるネパール人が犯人として逮捕・収監されたが、後に冤罪とされ釈放された。
どうして被害者の母親も、東電の上司も、売春をしているのを知っていたのに、止めるように言ってあげなかったのでしょうか?
被害者の心の隙間を埋めてくれるのが、もし売春だけだとしたら、被害者は可哀想すぎます。
特に、母親は売春しているのを知っていたのに、彼氏を作ろうとしたら、被害者をいじめていたとか、本当に意味がわかりません。
もし被害者が売春をしていなければ、誰が犯人にせよ、関係なく過ごせていたかも知れません。
知っていたことがすでに罪なのでは?と思ったりもします。
東電OL事件に限らず、家庭内の不和も犯罪に結びつくとしたら、被害者女性を責めるのは酷ですね。