2019年12月12日公開
2019年12月12日更新
お弁当には作り置きの冷凍おかず!便利で美味しいおすすめレシピ12選!
お弁当のおかずは色々な種類を作り置きしておくと朝が楽になります。また作り置きしたお弁当のおかずを冷凍保存すると保存期間も延びるのでおすすめです。冷凍出来るおかずの種類、幼稚園・小学生向けレシピ、中高生・社会人向けのレシピ、正しい冷凍保存のやり方をご紹介します。
目次
お弁当作りは冷凍作り置きおかずで楽するのがおすすめ!
ご飯を炊いておかずを作って、とお弁当作りは意外と時間がかかるものです。お弁当を作る為に早起きをしている方も多いのではないでしょうか。しかし、お弁当作りはおかずを作り置きしておくことでかなり時間を短縮出来ます。食材を選べば冷凍保存することも出来るのです。今回は冷凍出来るおかずの具体例や世代別のおすすめ作り置きレシピ、失敗しない冷凍保存のやり方をご紹介します。
冷凍保存に向いているおかず・向いていないおかずは?
冷凍保存出来るおかず例は?
冷蔵保存と異なり、おかず全てが冷凍保存出来るというわけではありません。見分け方が難しいですが、しっかり味を染み込ませ、余分な水分が出ないおかずは基本的に冷凍保存出来ます。お弁当によく使われて且つ、冷凍出来るおかずの具体例としては以下の通りです。
・塩ゆでブロッコリー
・おひたし
・カボチャの煮物
・ひじきの煮物
・キンピラゴボウ
・豚の角煮
・そぼろ
・グラタン
・ハンバーグ
・魚・肉の照り焼き
・焼き魚
・揚げ物
こちらで挙げたおかずは、温めるだけでお弁当に詰められます。ブロッコリーや煮物などの副菜は自然解凍で詰めるのがおすすめです。朝食や昼食分も合わせて作り置きしておくと便利ですよ。
冷凍保存に向いていないおかず例は?
食材自体の水分が多かったり、水分が抜けやすい食材が入ったおかずは冷凍保存に向いていません。ただ、工夫次第で冷凍出来るおかずもあります。具体例としては以下の通りです。
・卵焼き
・ゆで卵
・肉じゃが
・ぶり大根
・ポテトサラダ
・竹輪の磯辺焼き
卵焼きやゆで卵は冷凍保存すると中身がスカスカになってしまいます。肉じゃがはお肉部分は問題無いですが、じゃがいもは冷凍するとボソボソした食感になります。ぶり大根も同様に魚は問題無いですが、大根は冷凍すると繊維ばかりが際立つ食感になります。
ポテトサラダはきゅうりやハムなどの具材から水分が出てべちゃっとした食感になります。マッシュポテト部分のみであれば冷凍出来ますが、かなり細かく潰さないとボソボソして美味しくありません。竹輪の磯辺焼きは食感がかなり固くなります。練り物は全て同様のことが言えるので注意しましょう。竹輪の作り置き冷凍おかずを作る場合は、小さめにカットしてサブ食材として使うのがおすすめです。
【お弁当の冷凍作り置きレシピ①】幼稚園生・小学生向け6選
ここからは世代別のおすすめレシピをご紹介します。幼稚園生・小学生くらいのお子さんだと食わず嫌いなども多く、悩むママパパも多いのではないでしょうか。今回は小さなお子さんでも美味しく食べやすいレシピを集めました。
【レシピ①】カボチャのカップグラタン
煮物だと子供の好き嫌いが分かれますが、子供に人気のチーズが乗ったグラタンにすることで幼稚園生や小学生でも美味しくカボチャを食べられます。
【材料】(小分けカップ4つ分)
カボチャ 1/8個
とけるチーズ 適量
塩 適量
【作り方】
1、カボチャはひと口大に切り、ラップをして電子レンジで3分~4分加熱する
2、カボチャの皮を取り除きフォークで潰す
3、小分けカップにカボチャを入れ、とけるチーズをかけたら完成
お子さんが嫌がらなければ彩りとしてパセリを振り掛けても良いですね。
【レシピ②】照り焼きミートボール
子供に人気なミートボールを照り焼きにすることで冷めても美味しく食べられます。お子さんだけではなく、大人用のお弁当にもおすすめです。
【材料】(3人~4人分)
豚ひき肉 300g程度
玉ねぎ 1/2個
卵 1個
●パン粉 1/3カップ
●塩コショウ 適量
☆醤油 大さじ1杯
☆みりん 大さじ1杯
☆白だし 大さじ1/2杯
☆砂糖 小さじ2杯
☆片栗粉 小さじ2杯
水 50ml
【作り方】
1、ボウルに豚ひき肉・みじん切りした玉ねぎ・卵・●を入れて粘りが出るまでこねる
2、1を冷蔵庫で1時間程度寝かせる
3、肉だねを分け丸く成形する
4、フライパンに油を敷き、成形したミートボールを並べる
5、☆の調味料を混ぜ合わせておく
6、4を強火で周りに焼き色がつくまで転がしながら焼く
7、フタを閉めて弱火で7分程度蒸し焼きにしたら、一旦皿に移す
8、フライパンの油を拭き、☆の調味料を弱火にかける
9、8にとろみが付いてきたらミートボールを戻し、タレを絡め合わせたら完成
小さなお子さんでも食べやすいようにミートボール型にしていますが、大人用につくる場合は小判型にするのもおすすめです。
【レシピ③】サーモンフライ
苦手なお子さんも多い魚はフライにすることで食べやすくなります。レシピではサーモンですが、他の魚を使っても美味しいですよ。
【材料】
刺身用サーモン 250g程度
薄力粉 適量
塩コショウ 適量
油 適量
【作り方】
1、サーモンをひと口サイズにカットし、キッチンペーパーで水分を取る
2、1に塩コショウ・薄力粉をまぶし、180度の油で揚げ焼きして完成
生の鮭でも作れますが、幼稚園生や小学生のお子さん用には骨が無い刺身用がおすすめです。
【レシピ④】海老シュウマイ
手間がかかるイメージのシュウマイですが手軽に作ることが出来ます。市販品よりも安く大量に作ることが出来るのでコスパも良いですよ。
【材料】
むき海老 250g程度
鶏ひき肉 300g程度
玉ねぎ 1/4個
シュウマイの皮 25枚~30枚
●砂糖 大さじ1/2杯
●塩 小さじ1/2杯
●鶏ガラ粉末 小さじ1杯
●すりおろししょうが 4cm程度
●ごま油 大さじ1/2杯
【作り方】
1、むき海老は荒めに刻み、玉ねぎは細かくみじん切りにする
2、1と鶏ひき肉と●の調味料をよく混ぜ合わせる
3、2を25個~30個丸く成形してバットに並べる
4、3の上からシュウマイの皮をかぶせ、ひっくり返して形を整える
5、耐熱容器にクッキングシートを敷き、4のシュウマイを間隔を空けて並べる
6、5のしゅうまいに水をかけてラップをし、500wで2分半~4分半程度加熱して完成
電子レンジでの加熱時間はシュウマイ15個で2分半程度を目安として下さい。使用する機種や容器によって差が出るので、様子を見ながら加熱して下さいね。
【レシピ⑤】牛肉と野菜のそぼろ煮
こちらは野菜もたっぷり摂れる栄養満点のレシピです。食べづらい野菜も肉と混ぜることでお子さんも食べやすくなりおすすめです。
【材料】
合いびき肉 450g
玉ねぎ 200g
ニンジン 1/2本
ピーマン 2個
塩コショウ 適量
●酒 大さじ2杯
●砂糖 大さじ1.5杯
●みりん 大さじ1.5杯
●しょうゆ 大さじ4杯
【作り方】
1、玉ねぎ・ニンジン・ピーマンをみじん切りにし、●の調味料を合わせておく
2、フライパンに油を敷き、1をしんなりするまで炒める
3、2に合いびき肉・塩コショウを入れ、肉の色が変わるまで炒める
4、3に●の調味料を入れて、水分が飛ぶまで炒めたら完成
完成したものをそのままそぼろ丼に使うほかに、ホワイトソースとチーズをかけてグラタンにアレンジするのもおすすめです。多めに作っておくと色々な料理が楽しめますよ。
【レシピ⑥】ニンジンのグラッセ
好き嫌いも多い幼稚園生・小学生のお弁当は、色合いも単調になりがちですね。そんな時におすすめなのがこちらの副菜です。甘く煮たニンジンは食べやすく子供にも人気で、お弁当に彩りも添えてくれます。
【材料】
ニンジン 大きめのもの1本
●バター 20g
●砂糖 大さじ2杯
【作り方】
1、ニンジンは皮を剥き、お好みの形にカットする(星型などで型抜きするのもおすすめ)
2、鍋に1を入れてニンジンがひたるくらいの水・●の調味料を入れて火にかける
3、煮立ったら中火に落とし、煮汁がほぼ無くなるまで煮詰めたら完成
煮汁が多く残ったままにすると冷凍保存した時にバターが固まりやすくなるので、ギリギリまで煮詰めることをおすすめします。
【お弁当の冷凍作り置きレシピ②】中高生・社会人向け6選
続いては中高生・社会人向けのレシピをご紹介します。幼児期と比べると食べられる食材も増え、お弁当も彩りよく作れるようになります。野菜やお肉・お魚をバランス良く食べられるレシピを集めました。
【レシピ①】鶏肉の味噌マヨネーズ焼き
鶏肉料理だとシンプルな唐揚げを冷凍作り置きしても良いですが、こちらも味噌とマヨネーズの旨味でご飯が進む1品です。
【材料】
鶏もも肉 350g程度
●マヨネーズ 大さじ2杯
●味噌 大さじ1杯
●みりん 大さじ1杯
●砂糖 小さじ1杯
●オイスターソース 小さじ1杯
【作り方】
1、鶏肉はひと口サイズにカットし、フォークで数カ所穴を開けておく
2、●の調味料を合わせておく
3、フライパンに油を敷き、1を皮目を下にして中火で焼く
4、3を裏返して全体に焼き色が付くまで焼く
5、●の調味料を入れて、弱火に落とし鶏肉に絡め合わせたら完成
お弁当は冷えたまま食べることが多いですが、こちらは冷めても鶏肉が柔らかいままなので最後まで美味しく食べられますよ。
【レシピ②】ツナとニンジンのシリシリ
こちらはお弁当に彩りを添える副菜レシピです。ツナの旨味が加わって冷めても美味しく食べられる人気の1品です。
【材料】
ニンジン 1本
オイル漬けのツナ缶 1缶
卵 1個
●白だし 大さじ1/2杯
●醤油 小さじ1杯
ごま油 適量
【作り方】
1、ニンジンは細めの千切りにし、卵は溶いておく
2、フライパンに油を敷き、1のニンジンのみしんなりするまで炒める
3、2にツナ缶(オイルごと)と●の調味料を入れて手早く炒める
4、3に溶き卵を回し入れ、火を止めてごま油を少々回しかけたら完成
卵は溶き卵にして細かくすることで、冷凍してもパサパサにならず食べられます。
【レシピ③】梅とチーズのしそ風味つくね
こってりしがちなつくねも、梅干しとしそを合わせるとさっぱり食べられます。梅干しなどが嫌いでなければ、幼稚園生や小学生のお弁当にもおすすめです。
【材料】
鶏ひき肉 300g程度
大判のはんぺん 1枚
大葉 5枚程度
梅干し 2粒程度
●砂糖 大さじ1/2杯
●醤油 小さじ1杯
●みりん 小さじ1杯
●塩 適量
チーズ 適量
片栗粉 適量
【作り方】
1、はんぺんは袋の上から手で潰し、大葉はみじん切り、梅干しは包丁でペースト状にしておく
2、●の調味料は合わせておく
3、ボウルに鶏ひき肉・はんぺん・大葉を入れて粘りが出るまでこねる
4、3を12等分して梅ペースト・チーズを包んでお好みの形に成形する
5、4に1つずつ片栗粉を付ける
6、フライパンに油を多めに敷き、5を揚げ焼きしたら完成
使用するチーズはお好きなチーズで構いません。プロセスチーズと比べるとナチュラルチーズは溶けやすいので、しっかり包むと良いでしょう。
【レシピ④】鮭の西京漬け焼き
冷凍作り置きする場合シンプルに塩で焼いた魚も美味しいですが、西京漬けにすると風味も良くご飯との相性も最高です。
【材料】
生鮭の切り身 3切れ
●白味噌 大さじ4杯
●酒 大さじ2杯
●みりん 大さじ1杯
●砂糖 小さじ1杯
●醤油 小さじ1杯
【作り方】
1、鮭は取れる骨は取り除き、お弁当箱に合うサイズにカットする
2、ジッパー付きの袋に●の調味料を入れて手でよく揉む
3、2に鮭を入れて、冷蔵庫で一晩以上漬け込む
4、漬け込みが終わった3の味噌を拭い、クッキングシートを敷いたオーブン天板に皮目を上にして並べる
5、190度のオーブンで10分程度焼いて完成
オーブンではなくフライパンやグリルでも作れます。ただ、味噌が非常に焦げやすくくっつきやすいので弱火で様子を見ながら焼きましょう。
【レシピ⑤】豚肉とたっぷりきのこのオイスター炒め
たっぷりのきのこを使うことで風味と食感を楽しめる1品です。豚肉も使うのでメインのおかずになりますが、きのこのみを使って副菜にしても良いですね。
【材料】
豚こま肉 200g程度
お好きな種類のきのこ 300g程度
塩コショウ 適量
●オイスターソース 大さじ1杯
●みりん 大さじ1杯
●砂糖 小さじ1杯
【作り方】
1、豚こま肉は1cm程度の大きさにカットし塩コショウを振り、きのこ類はほぐし、●の調味料は合わせておく
2、フライパンに油を敷き、豚こま肉の色が変わるまで炒める
3、2にきのこ類を入れてフタを閉めて2分程度蒸し焼きにする
4、3に●の調味料を入れて絡ませたら完成
レシピでは豚こま肉ですが、豚バラ肉・牛こま肉・鶏モモ肉など他の部位・肉で作っても美味しいですよ。
【レシピ⑥】カボチャとチーズの春巻き
一般的なあんかけ入りの春巻きも美味しいですが、甘みのあるカボチャを入れても美味しく食べられます。サイズを小さくすれば大人だけでなく幼稚園生・小学生のお弁当にもおすすめです。
【材料】
カボチャ 1/4個
プロセスチーズ 40g程度
春巻きの皮 5枚程度
塩 適量
水溶き片栗粉 適量
【作り方】
1、カボチャは皮を数カ所剥いて5mm程度の薄切りにし、チーズは棒状にカットする
2、1のカボチャに塩を少々振り、ラップして電子レンジで3分程度加熱する
3、春巻きの皮は半分にカットし、三角形の形になるようにする
4、3の皮の三角形底辺部分にカボチャとチーズを置き、左右を折りたたむ
5、4をひと巻きし、巻き終わりに水溶き片栗粉を付けてしっかり留める
6、フライパンに多めの油を敷き、揚げ焼きしたら完成
春巻きの皮を半分にカットして使うことで巻きやすくなります。揚げ焼きする前の状態で冷凍して、お弁当に詰める前に加熱しても良いですね。
おかずの冷凍・解凍方法を解説!容器や手順は?
冷凍保存に使う容器は?
作り置きしたおかずを冷凍する際は、冷凍に向いている容器を使うことで美味しさを保つことが出来ます。準備する容器は金属製のバット、小分け出来るカップ、蓋付きのタッパーです。金属製のバットは熱伝導が良く、おかずを急速冷凍することで風味劣化を防ぎます。
小分け出来るカップは種類が色々ありますが、耐冷温度がマイナス20度以下のアルミカップやシリコンカップがおすすめです。紙カップでも構いませんが、しっかり耐水機能があるものが良いでしょう。
失敗しない冷凍手順は?
おかずに合った手順で冷凍することで、解凍や解凍後の調理もスムーズに出来ます。具体的な手順としては以下の通りです。
1、おかずは粗熱が取れるまで冷ます
2、煮物やソース付きのおかずなど小分け出来るおかずはカップに分ける
3、揚げ物や焼き魚などサイズが大きいおかずは、バットにクッキングシートを敷き間隔を空けて並べる
4、2は蓋付きの容器にまとめて入れて冷凍保存する
5、3はアルミホイルで覆って冷凍し、凍ったら蓋付きの容器又はジッパー付きの袋に移し冷凍保存する
バットにクッキングシートを敷いて間隔を空けて冷凍することでおかずがくっつくのを防ぐので、蓋付き容器に移す際に失敗しません。多めに作り置きした場合はジッパー付きの袋を使うとかさばらないので便利ですよ。
美味しく食べられる解凍方法は?
加熱調理後に冷凍したおかずは基本的に全て自然解凍でお弁当に詰められます。ただおかずの種類によっては再度温めたほうがより美味しく食べられるものもあります。煮物や茹で野菜などの副菜は、自然解凍でお弁当に詰めて良いでしょう。次にグラタンやハンバーグ、焼き魚などは凍ったまま電子レンジで温めてから詰めるのがおすすめです。揚げ物は電子レンジで軽く温めた後に、トースターで表面を焼き直すのがおすすめですよ。
作り置き冷凍おかずで朝の時間を有効活用しよう!
朝は時間通りに起きられてもバタバタしがちです。1からお弁当を作っていると時間もかなりかかりますが、色々な種類のおかずを作り置きしておくことで時間を有効活用出来ます。今回ご紹介したレシピを参考に、作り置きおかずのレパートリーを増やしていきましょう。