給食袋の簡単な作り方!一般的なサイズの便利な巾着タイプも!
園や学校で必要な給食袋の作り方が分からず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。中には給食袋のサイズが指定されていることもありますよね。そこで今回は、給食袋の作り方について詳しく解説します。給食袋の一般的なサイズも併せて紹介するので、参考にしてみてください。
目次
給食袋の色々な作り方を紹介!
入園や入学に伴い、給食袋を用意するように園や学校から連絡が来ることも多いのではないでしょうか。しかし、一口に給食袋といっても裏地やマチ、切り替えありの給食袋や持ち手の付いたタイプ、テトラタイプ等様々あります。そこで今回は、給食袋の作り方について動画と一緒に詳しく解説します。シンプルで簡単な給食袋の作り方もあるので、裁縫初心者の方も是非参考にしてみてくださいね。また、給食袋をおしゃれにするアレンジ方法も併せて紹介するので、興味のある方は必見です。
給食袋の一般的なサイズは?
①幼稚園児
給食袋の中に何を入れるかにもよりますが、幼稚園児の場合は21cm×18cmが一般的なサイズのようです。この中にはカトラリーセット・ランチョンマット・コップ等を入れています。幼稚園でも割烹着を必要とする場合は28cm×21cmほどのサイズが一般的で、帽子・割烹着・タオル・マスク等を入れているようです。給食袋の中身がコップ・歯ブラシ・歯磨き粉のみの場合は、17cm×17.5cmのサイズもあります。
②小学校低学年
小学校低学年の給食袋サイズも28cm×21cmと幼稚園の頃とあまり変わりないようですね。中には帽子・割烹着・マスク・ゴム手袋・タオル等を入れているようです。25cm×22cmサイズの給食袋の場合は、ナフキン・箸・マスク・歯ブラシ・歯磨き粉・コップを入れている学校もありました。この場合、給食袋とは別にエプロン袋があり、エプロン・帽子・マスクを入れるケースもあるようです。
③小学校高学年
小学校高学年になっても、低学年の頃の給食袋とサイズに変動はないようです。帽子や割烹着、エプロンを入れる学校であれば、一回り大きい給食袋にサイズアップすることもありますが、中に入れるものがほとんど変わらないので継続して同じ給食袋を使っている子供が多かったです。
給食袋の簡単な作り方①初心者さんも簡単!シンプルタイプ
準備するもの
裏地なし・マチなし・切り替えなしのシンプルで簡単な給食袋なので、裁縫初心者の方におすすめの作り方です。動画の作り方は1枚仕立てなので、作りたいサイズの生地と入れ口を閉じる紐を1本準備しましょう。また、この給食袋の作り方は手縫いでも可能ですよ。
作り方
- 作り方ですが、まずは給食袋のサイズに合わせてカットした1枚の生地を中表に折りたたみます。
- 紐通し口を作るため、上から6cmの箇所に切り込みを入れましょう。一旦広げて切り込みを入れた上部を内側に折り込み、アイロンで落ち着かせます。
- 紐通し口の上部も内側に折り込んでアイロンで落ち着かせたら、アイロンをかけた順番でステッチをかけていきます。
- もう1度中表におったら給食袋の片端と底を縫い合わせましょう。ジグザグ縫い等で端処理をするのも忘れずにしてください。
- 表に返したら紐を通して完成です。
給食袋の簡単な作り方②使いやすい両紐巾着タイプ
準備するもの
両紐巾着タイプの給食袋は、シンプルな給食袋の作り方を応用しただけなので簡単に作ることができます。動画の作り方は裏地ありですが、もちろん裏地なしでもOKです。今回は動画の作り方のように裏地ありの両紐巾着タイプの給食袋を紹介するため、表地1枚、裏地1枚と紐2本を準備しましょう。
作り方
- 1枚仕立てではないので、今回は縦長に生地をカットしていきましょう。作り方は、表地の紐通し口を内側に折り込んでアイロンで落ち着かせます。
- 動画の作り方ではフリル調の紐通し口を作るため、紐通し口の上に少し余裕をもたせてあります。表地と裏地を中表にして紐通し口を縫い合わせましょう。片方は返し口を作ります。裏地なしの作り方をする場合はこの工程を省いてください。
- 筒状になった生地を回して紐通し口を真ん中で合わせたらマチ針で留めて、両サイドを縫い合わせましょう。この時、紐通し口は縫い合わせないように注意してください。
- 返し口から生地を表に返し、紐通し口にステッチをかけて返し口を閉じます。
- 両端から紐を通したら完成です。
給食袋の簡単な作り方③おしゃれでしっかり!裏地&切り替えありタイプ
準備するもの
裏地と切り替えありの給食袋はおしゃれでしっかりとした作りが特徴です。動画の作り方では表地と裏地が続いた作りをしているので、表地(裏地)1枚、切り替え生地を1枚、紐を2本準備しましょう。
作り方
- 作り方は、作りたい給食袋のサイズにカットした表地(裏地)と切り替え生地を中表に合わせ、端を縫い合わせます。
- 表に返して縫い代を切り替え生地側に倒して、端を縫って落ち着かせましょう。切り替え生地の反対側も同じように縫い合わせます。
- 筒状になった生地を中表にして、切り替え生地を合わせてマチ針で留めましょう。
- 1度半分に折ってアイロンをかけて印を付けたら開きます。印から左右3cmの箇所にも印を付けましょう。この6cmが返し口となります。
- 返し口を除いた両サイドを縫い合わせていきます。アイロンで縫い代を開き、返し口から生地を表に返しましょう。
- 給食袋の形に整えたらアイロンで生地を落ち着かせて、さらに端から3cmのところを縫って紐通し口を作ります。
- 紐を通したら完成です。
給食袋の簡単な作り方④あると便利!持ち手付き巾着タイプ
準備するもの
持ち手の付いた給食袋は廊下等のフックに持ち手を引っ掛けられることができるため、園や学校側から指定されることもあります。移動するにしても、持ち手がある方が便利に感じるかもしれません。動画の作り方では切り替えがついているので、表地2枚、切り替え生地1枚、裏地1枚、紐2本、持ち手2本を準備しましょう。また、動画の作り方では紐通し口のフリルも切り替えになっているため、必要であればその生地も2枚準備してください。今回は動画の作り方に沿ってマチありで紹介します。
作り方
- 動画の給食袋の作り方はマチありのため、マチや縫い代が分かるように裏地と表地、切り替え生地にアイロンをかけていきます。フリルなし、マチなしの作り方をする時は、この作業を省いてください。
- 持ち手を手作りする場合もアイロンをかけておきましょう。
- 裏地に持ち手を縫い合わせ、表地に切り替え生地を縫い合わせます。
- 表地と裏地を中表に合わせたら、持ち手を縫った方の両端を縫い合わせましょう。この時、片端には返し口を作っておきます。
- 両紐巾着タイプの作り方と同じ要領で縫い進めれば、持ち手付き給食袋の完成です。
給食袋の簡単な作り方⑤ゆったり入るマチありタイプ
準備するもの
ゆったり入るマチありタイプの給食袋は、子供でも荷物を入れやすいのでおすすめの作り方です。持ち手付きの給食袋もマチありでしたが、動画の作り方に沿って「折りマチ付き」の給食袋の作り方を紹介します。折りマチは何も入っていない状態だとマチが隠れ、すっきりと畳めるのでおすすめです。動画の作り方は裏地なしなので、表地1枚と紐2本を準備しましょう。
作り方
- 作り方は、作りたいサイズにカットした生地の両サイドをジグザグ縫い等で端処理します。
- 生地が中表になるように半分に折り、「わ」になっている方を3cm折りましょう。紐通し口側は5cmのところに印を付けてください。
- 印を付けたところから「わ」の方まで縫い代1cmで縫い合わせます。
- 反対側も同様に縫い合わせたら縫い代を割り、紐通し口にステッチをかけましょう。
- 紐通し口を三つ折りにしてステッチを入れ、生地を表に返して紐を通したら完成です。
給食袋の簡単な作り方⑥個性が光る!テトラタイプ
準備するもの
個性が光るおしゃれなテトラタイプの作り方も近頃人気急増中です。準備するものは表地1枚、裏地1枚、ファスナー1本、持ち手1本です。テトラの形を整えるために、接着芯か接着キルト芯も1枚用意しておきましょう。
作り方
- テトラポーチの作り方は、表地に接着芯をアイロンで貼り合わせます。
- 表地→ファスナー→裏地の順番で中表に置いたら、片端を縫って3枚を合わせましょう。
- ファスナーに表地の片端を合わせ、その反対側から裏地の片端もファスナーに合わせて蛇腹状にし、3枚を縫い合わせましょう。
- 生地を表に返したらファスナー部分にアイロンをかけ、さらに端を縫って生地を落ち着かせます。
- もう1度生地を裏に返したらファスナーを真ん中に合わせ、底側を縫い合わせます。
- 扇状になるように生地を開いたら持ち手をマチ針で留めて、返し口を残して縫い合わせましょう。
- 余分なファスナー等をカットして生地を表に返し、テトラ型に形を整えたらテトラタイプの給食袋の完成です。
【応用】給食袋をおしゃれにするおすすめのアレンジ方法は?
①レース
リボンタイプのレース
給食袋をおしゃれにアレンジするには、リボンタイプのレースを使うのがおすすめです。紐通し口に付ければフリルのようになりますし、テトラタイプのファスナーの脇や切り替えに付けることでワンポイントにもなります。切り替えなしの給食袋でも切り替えあたりの場所に縫い付けるだけで一気におしゃれ度がアップしますよ。
花モチーフのレース
花モチーフのレースも、切り替えに縫い付けることで一気に華やかな印象になります。カットして1枚ずつ使うこともできるので、ワンポイントとして給食袋に縫い付けるのもおすすめですよ。
レース生地
近頃はレース生地をあしらった女の子用のスクールグッズも多く販売されていますよね。こちらは給食袋の生地として活用するのではなく、あくまで装飾用の生地として使いましょう。作り方ですが、切り替えの代わりに表地の上からレースを縫い付けるだけです。簡単にアレンジできるのにおしゃれ上級者の給食袋の完成です。
②リボン
グログランリボン
グログランリボンは使い道がたくさんあります。切り替えに縫い付けるのはもちろん、太さがあるので巾着の紐にするとリボン結びにした時に可愛く見えますよね。テトラタイプや持ち手付きの給食袋の持ち手にしたりするのもおすすめです。
装飾付きリボン
タッセルやふわふわボールの付いた装飾付きリボンは、給食袋の切り替えに活用しましょう。普通に縫い付けるのも可愛いですが、切り替えなしで装飾付きリボンを段になるように縫い付けていけばおしゃれな切り替えの完成です。
リボンパーツ
紐状のリボンだけでなく、リボンパーツも給食袋に活用してみましょう。ワンポイントとして縫い付けるのも良いですし、リボンを並べて切り替えに縫い付けるのもおすすめです。裏地なしマチなし切り替えなしのシンプルな給食袋でも、リボンパーツをランダムに縫い付けることで可愛さが増しますよ。
③アップリケ
動物のアップリケ
大きな動物のアップリケは、シンプルな給食袋に縫い付けるだけで存在感がアップします。装飾の難しいテトラタイプの給食袋に縫い付けるのもおすすめですよ。動物好きのお子さんの給食袋に是非取り入れてみてくださいね。
花のアップリケ
花のアップリケは、ランダムに縫い付けたり給食袋の下部に並べて縫い付けたりと、様々なアレンジ方法があります。無地で作った給食袋の中央部に、花束になるように配置して縫い付けると一気に華やかな印象になりますよ。
キャラクターのアップリケ
給食袋はシンプルな物が良いけれど子供はキャラクターが好き、という場合には、キャラクターのアップリケをポイント使いしてみてはいかがでしょうか。特に男の子は年齢と共にどんどんシンプルな給食袋を使う傾向にありますが、アップリケなら後から取ることもできるので、給食袋を頻繁に変えずに済みますね。
イニシャルのアップリケ
名前は縫い付けたくないけれど、誰の物か分かる程度の給食袋を作りたいという時は、イニシャルのアップリケを活用してみてはいかがでしょうか。動物やディズニー、デニム調等、様々なイニシャルワッペンが販売されているので、お子さんの好きな物を探してみましょう。
④刺繍
刺繍キット
好みの生地がないと悩んでいる方は、刺繍をしてみるのはいかがでしょうか。近頃は刺繍キットと呼ばれる刺繍するための道具が一式入った物も安価で販売されています。オリジナルの絵柄にお子さんも喜ぶこと間違いないでしょう。
クロスステッチ
刺繍初心者の方におすすめなのが、クロスステッチです。要領さえ掴めば簡単に可愛い刺繍を自分ですることができますよ。クロスステッチの図案も販売しているので、お子さんと一緒にお気に入りのキャラクターを探してみましょう。
立体刺繍
刺繍上級者の方は、給食袋に立体刺繍を施してみてはいかがでしょうか。特に、テトラタイプの給食袋に立体刺繍を施せば、個性がより一層光りますね。トップスは刺繍でスカートは可愛い柄の生地を縫い付ける等、お友達にも羨ましがられることでしょう。プリンセス好きのお子さんがいる方は是非取り入れてみてくださいね。
コツを覚えれば簡単!おしゃれな給食袋を手作りしよう!
給食袋には、簡単な作り方から便利性のある作り方まで様々あります。特にテトラタイプの給食袋は人気も急増中なので、作り方の指定がなければ是非チャレンジしてみて欲しい給食袋です。給食袋をおしゃれにアレンジしたい時は、様々な装飾方法を試してみてくださいね。