考え抜く力はビジネスに重要!身につける方法や考える力との違いも!
社会人一年生と切っても切れない関係にあるのが考え抜く力です。考え抜く力はビジネスに重要な力の1つとなっています。また、考え抜く力は社会人になりたての頃・内定をもらった時点で身につけるのがおすすめです。身につける方法や考える力との違いなどをご紹介します。
目次
考え抜く力について徹底調査!
ビジネスにおける思考力をご存知でしょうか。ビジネスにおける思考力とは考える力です。そして、思考力と似て異なるものが考え抜く力です。考え抜く力は新社会人が備えておくべき力の1つと言っても過言ではないでしょう。なお、考え抜く力は社会人歴の長いビジネスパーソンにとっても重要な能力です。ここでは考え抜く力についてご紹介します。新社会人も社会人歴の長いビジネスパーソンも考え抜く力を確実に身につけましょう。
そもそも「考え抜く力」とは?
ビジネスに必要とされる社会人基礎力は前に踏み出す力・チームで働く力・考え抜く力で成り立つと言われます。その中でも考え抜く力は、疑問を持って考え抜く力であり3つの要素に分類することが可能です。
考え抜く力の要素とは課題発見力・計画力・創造力の3つです。課題発見力とは現状を分析し目的・課題などを明らかにする力です。ビジネスにおける計画力とは課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力となっています。創造力とは課題に対し新たな解決方法を考える力です。
考え抜く力がある人の特徴5選!
考え抜く力がある人の特徴はご存知ですか。ここでは考え抜く力がある人の特徴を5つご紹介します。
①失敗を恐れない
考え抜く力がある人は失敗を恐れません。失敗を恐れていてはビジネスで成功するのは難しいですよね。ビジネスで成功している人の中には、考え抜く力がある人も多く見受けられますし失敗を恐れないことは重要でしょう。
②明確な目的がある
一般に考え抜く力を身につけることに成功した人は明確な目的を持っています。それ故に、自主的に取り組むべき課題を明確に定義づけることが可能となります。また、この特徴を持つ人は観察力・洞察力を身につけることにも成功している可能性が高いです。特に考え抜く力・観察力・洞察力の三拍子揃っている人は、常に冷静・客観的に物事を捉え他人の言動に注意を払い周囲の現状を把握し、課題・チャンスを見出すのに長けるでしょう。
③優先順位をつけることが出来る
考え抜く力がある人の特徴として3つ目に挙げられるのは優先順位がつけられることです。考え抜く力がある人は問題を解決するのが上手です。そして、与えられた問題をクリアするには優先順位が必須となってきます。また、優先順位をつけられると目標を効率的に達成しやすくなります。理由は、目標達成の妨げとなる課題を素早く発見することにより迅速な対処が可能となるからです。優先順位がつけられて考え抜く力のある人が課題を発見し、全体が目標を達成するケースなども決して珍しくはないでしょう。
④直面した問題に本気で向き合うことが出来る
直面した問題に本気で向き合うことが出来るのも考え抜く力がある人の特徴でしょう。面倒な問題を後回し・人任せにしてしまった経験はないですか。人間は自分にとって不快であればあるほど向き合うことを避けてしまう生き物です。にもかかわらず考え抜く力がある人は、自分にとって不快な問題ともしっかり向き合います。また、自分にとって不快な問題にしっかりと向き合うことは思考力を高める第一歩とも言われます。思考力を高めるためにも問題から逃げない姿勢を大事にしたいですね。
⑤人の話をよく聞く
人の話にきちんと耳を傾けられるのも考え抜く力がある人の特徴です。考え抜く力がある人は相手の言い分を無視して自分の好きに解釈したりはしないでしょう。俯瞰し洞察力を働かせ相手の言わんとすることを的確に汲み取ろうとします。また、言うまでもなくビジネスシーンにおいて思考力や洞察力を持って相手の話に耳を傾け考え抜く力は必要です。しっかりと相手の言葉を聞く特徴を踏まえてみてはいかがでしょうか。
考え抜く力を身につける方法3つ!
ここでは考え抜く力を身につける方法を3つご紹介します。ぜひ実践してみて考え抜く力がある人になりましょう。
①全体を捉える
こちらは全体を捉えることにより考え抜く力を身につける方法です。全体を捉えることで考え抜く力を身につけるには2通りの方法があります。1つ目は、自分自身の問題意識を明確にする力を身につける方法です。自分自身の問題意識を明確にする力を身につけることにより真に向き合う課題が見つけやすくなります。2つ目は、課題発見のための手がかりとなる事象を捉えられる観察力・洞察力を身につける方法です。観察力・洞察力は、考え抜く力と同じくビジネスに必要とされる能力になりますのでしっかりと身につけるようにしましょう。
②自分の意見を持つ
考え抜く力を身につける方法の2つ目は自分の意見を持つことです。発言する・しないにかかわらずビジネスにおいて自分の意見は重要です。そして、自分の意見を持つことで考え抜く力を身につけることが出来ます。頭の中を整理し心と正直に向き合い自分の意見を持つようにしましょう。
③根拠を深掘りする
根拠を深堀りするのも考え抜く力を身につける方法となります。理由は課題解決に何が必要かを粘り強く考える習慣が身につきやすいからです。準備が整っていないにもかかわらず課題解決を急ぐのは危険でしょう。根拠を深堀りする方法で課題解決の準備を怠らなければ問題解決と同時に考え抜く力を身につけることも不可能ではないかもしれません。さらには根拠を深堀りする方法は目的・課題・必要条件を明確に出来る力まで育みます。考え抜く力だけではなくて計画力を身につけるにも重要な方法ですよ。
考え抜く力がビジネスで重要な理由3つ!
考え抜く力が社会人基礎力の1つであることは既に述べました。では、なぜ考え抜く力は社会人基礎力の1つなのでしょうか。ここでは考え抜く力がビジネスに必要とされる理由を3つご紹介します。
①チーム力が上がる
考え抜く力がビジネスで重要な理由の1つ目はチーム力が上がることです。社会人基礎力である考え抜く力をしっかりと備えたチームは良い働きをします。ビジネスチームにおいては全員が考え抜く力を身につけるのがベストでしょう。
②新しい価値を生み出す
新しい価値を生み出すことが出来るのも考え抜く力がビジネスで重要な理由の1つです。考え抜く力を身につけることにより創造力が鍛えられます。創造力が鍛えられると新しい価値を生み出しやすくなるという訳です。
③高い生産性に繋がる
考え抜く力がビジネスで重要な理由の3つ目は高い生産性に繋がることです。一般のビジネスシーンにおいては生産性の低さは命取りになる可能性があります。生産性が高まるのは、考え抜く力を身につけることによって無駄を省きつつ仕事に臨むことが可能となるからです。これらの理由から考え抜く力を身につけることは高い生産性に繋がります。
考え抜く力を身につけるとビジネスでどう役に立つ?3つ紹介!
考え抜く力を身につけるとビジネスでどのように役立つのでしょうか。ここでは考え抜く力により得ることの出来るビジネス上のメリットを3つご紹介します。
①周りから信頼される
考え抜く力を身につけることは目標の達成に繋がります。正当な方式を用いていないと誰の目にも明らかな目標の達成を支持する人は少ないでしょう。一方、ルールやマナーを守りつつ考え抜く力を身につけることにより達成した目標は、安易に人を傷つけないことを理由に人からの信頼を集めやすいです。さらには繰り返し目標を達成することにより得られる信頼もあります。いずれにしても考え抜く力を身につければ、目標を達成し周りから信頼され出来るビジネスパーソンとなれるでしょう。
②仕事がはかどる
ビジネススキルとしても必須であり社会人基礎力としても数えられる考え抜く力を持っていることで、仕事がはかどります。なぜならば、課題を発見し計画的に段取り良く仕事を進められ問題の新たな解決方法を見出すことが出来るからです。
③責任ある仕事を任せられる
考え抜く力を身につけると責任ある仕事を任されるようになります。理由としては考え抜く力が社会人基礎力の1要素であることが挙げられます。基礎のなっていない人よりも身につけている人の方が責任ある仕事を任されるのは、当然でしょう。さらには考え抜く力だけではなく思考力・洞察力など複数の能力を兼ね備える人は、より一層責任のある仕事を任されやすいと考えられます。
【番外編】考え抜く力と考える力の違いとは?
2006年、考え抜く力は経済産業省により社会人基礎力と提唱されました。社会人基礎力とは社会人としての最低限備えておくべき能力です。故に、考え抜く力はビジネスに必要な力と言っても過言ではないでしょう。
一方、考える力は経験・知識を元にあれこれと頭を働かせる力を意味し、学力テストなどでも測定は可能です。簡単に言えば考える力は学生にも社会人にも必要となります。
考え抜く力を身につけて、時代をリードしよう!
ビジネスに必要な能力は考え抜く力だけではありません。思考力・洞察力・創造力なども必要ですし他にも沢山のスキルが求められます。ただし、考え抜く力などの社会人基礎力は社会人としての基本的な力です。考え抜く力をしっかりと確実に身につけることは、社会人歴が長くなった後々の自分の後悔を防ぎます。新社会人だけではなくて社会人歴の長いビジネスパーソンも、切磋琢磨しつつ時代を駆け抜けましょう。