信心深い人の性格・特徴・上手な付き合い方!成功者に多いって本当?
信心深い人とはどのような人を指すのでしょうか。身近に信心深い人がいた場合は、どのような付き合い方をすればいいのでしょうか。お金持ちにも多いと言われるその性格や特徴、反対語などについてご紹介します。きっとあなたのまわりにも、信心深い人がたくさんいるはずですよ。
目次
信心深い人ってどんな人?上手な付き合い方は?
日本では「信心深い」という言葉を耳にすると、マイナスのイメージを持つ方が非常に多いです。それは一部の偏った考え方を持つ宗教団体のせいで、仏教やキリスト教などに関係なく「宗教」という二文字に対して敏感になっているからだと言えます。「信心深い事」と「洗脳される事」を混同してしまうんですね。
しかし、信心深い人が全て怪しい人ではありません。まずは偏見をなくして、信心深い人の特徴や、上手な付き合い方を学んでみましょう。
「信心深い」の意味
「信心深い」は「しんじんぶかい」と読みます。神仏を信じる心が強いこと、篤く信仰していることなどを意味する言葉です。
神仏を信じる心が強い。篤く信仰している。
信心深いの「信心」という言葉が神や仏を信仰する心を指し、その思いがとても深いということになります。
「信心深い」の類義語や反対語
類義語「敬虔」
では、信心深いの類語や反対語にはどんなものがあるでしょうか。まず代表的な類語に「敬虔(けいけん)」という言葉があります。敬虔とは、神仏などを深く敬う様子を意味します。
神仏などを深くうやまいつつしむさま。 「 -な祈り」
「敬虔な祈り」という使われ方はよく耳にしますよね。敬虔という言葉は仏教徒よりもクリスチャンに多く使われている印象があります。
反対語「不信心」
では反対語として、「信心深い」の対極にある言葉にはどんなものがあるでしょうか。代表的な反対語は「不信心(ふしんじん)」です。不信心とは神仏などを信じないこと、信仰心のないことを意味する言葉です。
神仏を信じないこと。信仰心のないこと。また、そのさま。 「 -な人」
「不信人な人」という使われ方をしますが、あまり普段では聞かない言葉かもしれませんね。「不」が打消しの意味を持つので、信心を否定すること、神や仏を信じないという意味の反対語です。
信心深い人とはどんな人?性格や特徴6選!
ご先祖さまに感謝している
信心深い人には、共通した性格や特徴が見受けられます。その一つとして挙げられるのは、ご先祖様に対して深い感謝の気持ちを持っていることです。特に仏教徒の方に多いですが、目に見えない神や仏のようなものに対して敬う心を持ち、それを行動で表すことを大切にしています。
動物や植物を大切にする
動植物全体を含めた、自然そのものに対して感謝の気持ちが深いというのも、信心深い人の特徴です。神仏に対して敬虔な方が、自然保護活動にも熱心に取り組んでいる姿をよく見かけます。毎日口にする食材に対しても、感謝の祈りを欠かしません。
部屋や家の中が綺麗に掃除されている
神様というのは、きれいな場所を好むと言われています。信心深い人は特に気の滞りに敏感な場合が多く、部屋のそうじ、整理整頓には手を抜きません。神仏などの神聖な存在が通りやすくなるという考え方から、家全体の風通しを大切にしていますね。
身だしなみに清潔感がある
信心深い人というのは、汚れを非常に気にします。気の流れを滞らせないようにするため、常に身の回りを清潔に保ちたいということから来ているようです。性格も一つの要因になるかもしれませんが、髪や身なりはシンプルで清潔感があるように、女性の場合はメイクもすっぴんに近いナチュラルな方が多いのではないでしょうか。
礼儀正しい
敬虔な信仰をされる方は真面目な場合が多いので性格が関係してくるかもしれませんが、基本的に礼儀正しい方が多いです。きちんとあいさつをし、規則やマナーを破るようなことは好みません。
相手を許せる広い心がある
生きていると、誰かに迷惑をかけられたり、嫌な思いをすることは当然ありますよね。信心深い人は、まさにこれを「当然」という思いで受け止め、相手を恨むよりも相手を許したいと考えます。他人に対して常に穏やかな気持ちで接し、何よりも寛容さを心がけています。
なぜ「信心深い」のか?信心深くなる理由4選!
信心深く育てられた
信心深い人の中には、親の代もしくはそれ以前からの習慣として信仰が生活に根付いているケースがあります。子供のころからそういった環境にいるので、信心深いことが当たり前の教育になっている場合です。中には成長して、ある程度自分の意思が出てくると、家族の方向性に疑問を持つようになることもあるようです。
祈ることで運気がアップした
「お祈りをしたら願い事が叶った」「運気が上がった」という理由で信心深くなる人も多いです。悪いことが続いていたけれどお祈りをすることでそれが解決したとなると、当然信心深くなりますよね。お金持ちや成功者は、必ず「失敗」を経験しています。失敗が続くと「信心深さが足りない」のではないかと不安になり、より深く祈るようになるのです。
占いが好き
女性とお金持ちは占いが好きだと言われています。会社の社長が特定の占い師と定期的に会うという話は有名ですし、そこから深い信仰に入るケースは少なくないでしょう。女性の場合は軽い気持ちで見ていた占いが立て続けに当たり、その占い師の元に熱心に通うようになることがあります。いずれにせよ、占いという軽い入り口から信心深くなるという場合は多いようですね。
宗教に興味がある
宗教に対する純粋な興味から信心深い人になるケースもあります。興味を持って詳しく調べているうちに信仰の奥深さを知り、敬虔な思いを持つようになるというのは自然な流れですよね。
信心深い人の扱い方は?上手に付き合う方法【相手別】
信心深い男性(彼氏)との付き合い方
では親しい人が信心深い人だった場合は、どのような付き合い方をすればいいのでしょうか。将来結婚も考えている彼氏が信仰深い人の場合、たいていは「代々仏教徒である家だった」など、元々家族で信仰しているという理由が多いです。
もし結婚を前提にお付き合いしているのなら、相手の信仰している対象について深く知る努力をしてみてください。結婚を機にその宗教を信仰する必要があるかどうかも、確認しておいた方がいいでしょう。信仰心が篤い人は、真面目な性格をしていることも多いですし、受けいれられる気持ちさえあれば、将来結婚してよい関係を築ける可能性があります。
信心深い女性(彼女)との付き合い方
雑誌などにある占いや風水、ちょっとしたスピリチャルのキーワードを気にして行動する信心深い女性は非常に多いです。しかも複数の情報を同時に見ようとするので、そこに反対語が含まれていることも多々あるのですが、たいていの場合あまり気にしません。
そのような態度を不審に思う男性も少なくないと思いますが、多くの女性が占いなどを信じる理由は「幸せになりたいという気持ち」が強いからです。この、相手が求めている意味を理解してあげましょう。信心深いことの有無ではなく、彼女の好きなところや嫌いなところ、持っている性格で判断してくださいね。
信心深い「友達」との付き合い方
信心深い人だからという理由で、偏った見方にならないように気をつけましょう。何もなければそのまま付き合えばいいだけの話なのです。もしも勧誘された場合は、自分自身でその宗教が必要かどうかを判断し、信じる対象でないと分かったときははっきりと断りましょう。そこで友達関係がうまくいかなくなったのなら、それは仕方のないことです。
信心深い「親」との付き合い方
物心ついた時から親が何らかの信仰をしていたという場合、子供に選択権が与えられていないケースがあります。しかし本来、宗教は個人の自由です。自分で判断して必要だと思えば、仏教徒からクリスチャンになっても構いません。信心深い親に対して偏見を持ってはいけませんが、遠慮する理由もないことを忘れないようにしましょう。
歳を取ってから熱心に信仰を始めた場合は、親がなぜその宗教を選んだのか、なぜ信心深い状態にあるのかを理解してあげてください。もし宗教以外で解決できる問題があれば、手助けしてあげましょうね。
信心深い人は成功者やお金持ちが多いって本当?その理由3選!
運を意識している人が多い
成功者やお金持ちには信心深い人が本当に多いのですが、それは一体なぜなのでしょうか。例えば、自分で会社を起こしてお金持ちになった方たちはよく「運が明暗を分けた」という話をします。自分の力だけではどうしようもない場面は数多くあり、そこで最高の運をつかむためにはやはり神頼みというわけです。お金持ちは「徳を積むこと」を大事にしていますが、これも仏教の教えの一つですね。
人の扱いが上手
信心深い人は、他人の悪口を言いません。苦労をして成功者したお金持ちにも寛容な方が多いですよね。そういった人の周りには自然と協力したいという気持ちが集まります。信心深い人にとって人の扱いが上手いというのは、相手を巧みに操るという意味ではなく、自ずからその人のために何かをしたいと思わせる力があるという意味です。
物事を深く考える事が多い
信心深い人は深く物事を考えます。成功してもお金持ちになっても、「なぜこうなったのだろうか」とその意味を真剣に考えます。仏教の教えでもキリスト教の教えでもそうですが、信心深い人は謙虚であることをとても大切にしていますね。成功しても奢ることなく、失敗しても腐ることなく続けていくことが、正しいお金持ちへの道なのかもしれません。
日本人は信心深い人が多い?
日本は、特定の宗教を持たない人の割合がとても高い国だと言われていますが、どうなのでしょうか。ご存知の方も多いと思いますが、日本は太古の昔から天皇を神としていましたし、神話を元に建立された神社が今でも全国に数多くあります。
信仰のかたちが「全知全能の神」をあがめる宗教と違うだけで、何かを「信じる」という思いは日本人にも強くあるのではないでしょうか。ちょっとしたことで「ゲンを担ぐ」のも、ある意味では信心深いと言えそうですよね。
信心深い人が多い国とその特徴
基本的にキリスト教やイスラム教の国々では、日本で考える以上に生活と宗教が結びついているので、信心深いことが常識とされる国も少なくありませんが、数ある宗教色の強い国の中でも、東南アジア諸国は信心深い人の割合が高いとされています。その中でも特に、仏教で言えばタイやミャンマー、キリスト教ではフィリピンが、イスラム教はインドネシアが信心深い国として有名ですね。
「東南アジアは仏教」というイメージが強い方もいるかもしれませんが、西欧諸国やムスリムの人たちとの関わりによって、様々な宗教が混在する地域となっています。
信心深い人の特徴や理由を理解して上手に付き合おう!
一口に信心深い人と言っても、人それぞれ程度が違います。特定の宗教を信じている人から、おまじないや占いだけを固く信じている人まで千差万別です。加えて特定の宗教を信仰しているからといって、その人があなたと全く違う人間だというわけではありません。みんな同じような心と体を持ち、同じように喜び悲しむ人間です。偏った意見に惑わされることなく、その特徴や信心深い理由などを理解して上手に付き合っていきましょうね。