図太い神経の人の性格や特徴18選！図太くなる方法や改善方法も！

自分自身が繊細な性格であるほど、何事にも負けなさそうな性格である図太い神経に憧れを抱くのではないでしょうか。世の中を見てみると、確かに繊細な性格の持ち主よりも図太い神経の持ち主のほうが成功を収めていることが多いために、図太い神経を持った人になりたいと思う人も少なくないようです。今回は、図太い神経の人の性格などの特徴や、図太い神経になるにはどうしたらいいのかについて紹介していきます。

「あの人は図太い神経をしている」と言ったり言われたりすることもあると思いますが、そもそも「図太い神経」にはどのような意味が含まれているのでしょうか。まずは「図太い神経」の意味について掘り下げていきましょう。

「図太い神経」とは、周囲の目を気にせずに堂々としている様子を意味します。ちょっとしたことでは動揺しないというニュアンスを含んで使われる言葉であるために、繊細な性格の人からすれば憧れる存在になるのかもしれません。勘のいい人はこの時点で気付くかもしれませんが、周囲の目を気にせずに堂々とする様子には、いい意味も悪い意味も含まれています。

「図太い神経」は褒め言葉としての意味を持っています。いい意味で使われる「図太い神経」とは、自分の中にしっかりとした芯を持っているために、何事にもなびくことのない性格の持ち主ということです。いい意味で人の目を気にしないことが特徴であり、男らしい性格であると言い換えることもできます。

「図太い神経」がいい意味として使われる一方で、嫌われるタイプの「図太い神経」の人もいます。こちらも人の目を気にしないタイプであることに変わりはありませんが、嫌われるタイプは人の迷惑を考えない、自己中心的な性格の持ち主です。面の皮が厚い性格と言い換えて表現することもできます。

冒頭で紹介したように、図太い神経になりたいと思っている人は少なくありません。では、なぜ図太い神経になりたいと思うのでしょうか。その一方で、図太い神経に悩んでいる人も存在し、繊細な性格になることを望んでいる人もいます。この2パターンの人について、そう考えるようになったキッカケについて紹介します。

神経が図太いとよく言われるのですが、自分はその自覚が全くありません。昔「生意気だ」と言われたときに「どこが生意気なの？」と聞き返したら、「そういうことを平然と聞き返してくるような神経が図太いところが生意気だ」と言われて殴られたことがあります。言われたから言い返しただけなのに、どこが生意気なのかいまだに分かりません。

嫌なことを言われても耐えていることが多いのですが、何も分かっていないくせに神経が図太いとか言われたくありません。怒って反論をしたら「冗談だって」と流されましたが、それで余計に腹が立ちました。人のことを怒らせておいて冗談で済ませる相手のほうが、神経が図太くてずるくないですか？

私は何事においても勘違いが多く、ナルシストのように見られてしまうこともあります。たとえば恋愛においても「勘違い→ご飯に誘う→告白して玉砕」というパターンがよくあります。友達からは「人の気持ちが考えられない図太い神経が悪い」と言われたこともあるのですが、この性格を直すにはどうしたらいいでしょうか。

図太い神経を手に入れるにはどうしたらいいですか？たとえば相手が完全に悪いときは、言い返さなければいけません。しかしそれを言った後に強い恐怖を感じてしまいます。身体を鍛えたりもしましたが、なかなか相手に言い返すことに対して恐怖心が消えません。どうしたら正論を言っても動じない心を手に入れられますか？

私は就職を控えている学生ですが、自分の弱さに悩んでいます。失敗をしたときにひどく落ち込むことが多いのですが、このまま社会に出たら潰れる気しかしません。失敗が続いて周りに迷惑ばかりかけてしまうのは避けたいのですが、神経を図太くするには失敗を乗り越え続けるしかないのでしょうか？

ちょっとしたことを何日も引きずったり、たった一言が頭の中をずっとグルグルとまわっていることもあり、自分の器の小ささに幻滅します。気分が落ち込んでいる時に人から怒られたりすると、周りの人にも迷惑をかけてしまっているような気がして、自分のことが憎くて仕方ありません。どうしたら図太い神経になれますか？

体験談を読んでみて、どのように感じましたか？感じ方は人それぞれですが、図太い神経の意味であったり、図太い神経の人の性格や考え方が何となく理解できたのではないでしょうか。それを踏まえた上で、ここからは図太い神経の人について紹介します。まずは心理から見ていきましょう。

図太い神経を持っている人は、周囲の評価を気にしない性格です。周囲が自分のことを見ていても、それが行動に影響を与えることはありません。他人の目を気にしないで行動できるために、自分のやりたいようにやったり物怖じしない発言をすることもできますが、その行動が図太い神経と言われる要素となります。

前述した「周囲の評価を気にしない」ことに関連しますが、図太い神経の持ち主は他人に好かれたいと思っていません。決して人付き合いが苦手な性格というわけではなく、自分がやりたいようにやるという志を掲げているためです。そのため、誰かに好かれたり、機嫌を取るような行動を取ることがありません。

図太い神経の人にとって、遠慮や謙遜は「損」でしかありません。日本人は謙虚な姿勢を自分にも相手にも求めがちですが、図太い人にはその概念がそもそも存在していません。遠慮や謙遜をしてしまうと、自分のやりたいことを達成できなくなると本能的に分かっているために、損として捉えます。

図太い神経を持っている人の心理は上記のようになりますが、続いて図太い神経を持っている人の特徴について掘り下げていきましょう。図太い神経にはいい意味と悪い意味があると紹介しましたが、まずは共通する特徴について紹介していきます。

図太い神経の人にとって、少しの悩みは悩みのうちに入りません。少しのことでクヨクヨ悩んで立ち止まる時間があるのならば、その時間を使って前に進もうとする気持ちが強いためです。その大胆な姿勢が、図太い人と呼ばれる特徴として周囲から見られています。

度胸があるために、目上の人と話す際も物怖じしなかったり、大人数の前でのプレゼンやスピーチなどでも平常心でいられるという特徴があります。普通の人であれば思わず緊張してしまうような場面であっても、図太い神経を持っている人には大したことではありません。

図太い神経の人は、自分の中に丈夫な芯を持っています。芯を持っているために多少のことではブレることもなく、誰に何と言われようと自分の目標に向かって突き進みます。頑固という特徴と言い換えることもできますが、その芯の強さは周囲の人から好かれる要素となります。

人は少なからず裏表を持った性格であることが多いですが、図太い神経の人には裏表は存在せず、素直な性格であるという特徴が挙げられます。言いたいことがあれば相手が誰であっても直接言うし、駆け引きなどもする必要がないと思っているため、裏表を持つ必要性を感じていないのも特徴です。

人は誰しも、悩みや不安があると気分が落ち込んだり気が滅入ってしまいます。しかし図太い神経を持っている人は常にポジティブ思考なので、その悩みや不安でさえも前向きに捉えるという特徴があります。もしも悩んでしまうことがあったとしても立ち直りは非常に早く、その悩みが尾を引くこともありません。

学校や職場などで環境が変わったとしても、図太い神経を持っている人は周りのペースに合わせることはなく、常にマイペースを貫き通します。周りがせっせと仕事をしていても急ぐことはありませんし、誰かと歩くときも自分のペースで歩き続けます。マイペースのいいところは、焦ることや失敗することが少なく、常に冷静でいることができることです。

図太い神経を持っている人は、社交的で人付き合いが得意という特徴も挙げられます。たとえ大多数のコミュニティであっても物怖じすることなく自分の色を発揮できるために、基本的には誰とでも仲良く過ごせます。また、前述したように裏表がない性格なので、付き合う人からしても気持ちのいい性格と思われることが多いようです。

「思い立ったら即行動」が図太い神経を持っている人の座右の銘のひとつです。自分が行きたいと思ったところに行く、食べたいと思ったものは食べるなど、行動力に溢れているのが特徴です。そこにお金や時間の都合を絡めるのは、図太い神経の人には野暮なことであるために、あまり深く考えません。フットワークも軽いので、友達が多いのも特徴です。

図太い神経の人は気が強い性格であり、リーダーシップに優れているという特徴があります。チームの一員でいるよりもリーダー的な存在になるほうが自分自身を活かしやすく、その才能が開花する傾向が強いです。しかしリーダー的な存在になるまでは、自己主張が激しい人と悪い意味で捉えられることもあります。

裏表がなく素直な性格の持ち主である図太い神経の人は、思ったことをはっきり言う特徴があります。それがいいことでも悪いことでも関係なく、思ったことは口にしないと気が済まないタイプです。時には相手に悪い印象を与えたり嫌われる場合もあるかもしれませんが、そもそも周囲の評価を気にしないために、さほど気に留めていません。

「図太い神経」とは、いい意味でも悪い意味でも使われ、中には嫌われるタイプの図太い神経の持ち主も存在すると上記で紹介しました。この項では、嫌われるタイプの図太い神経を持っている人の特徴について紹介します。もしもあなたが図太い神経と言われているのなら、嫌われるタイプの特徴に当てはまっていないか、注意してご覧下さい。

嫌われるタイプの図太い神経の持ち主は、場の空気であったり人の表情を読むことが苦手です。図太い神経を悪いように言い換えれば「鈍感」という言葉が当てはまります。基本的には自分の考えに絶対の自信を持っているため、周りの顔色を伺うようなことには慣れていません。嫌われる要素となりますが、図太い神経の持ち主は故意にやっているわけではなく、そこに悪意はありません。

最も当てはまる特徴は、自己中心的な点です。嫌われる図太い神経の持ち主は、世界は自分を中心にしてまわっています。自分が興味のあることはすぐ行動に移すタイプですが、一方で興味のないこと、やりたくないことはやりません。自分が正しいと考えているために、他人からの口出しや意見には拒否反応を起こす傾向もあります。

前述したように、図太い神経の持ち主は言いたいことをハッキリ言う上に、人の表情を読むことが苦手です。嫌われる図太い神経の持ち主にはこの特徴が悪いように働き、知らぬ間に相手を傷つけてしまい、それに気付かないということが少なくありません。人の気持ちを汲むことが苦手なタイプと言えるでしょう。

嫌われる図太い神経の持ち主は、決して自分が悪いということを認めようとしません。もしも自分に悪いところがあったとしても、「自分と同じように相手にも悪いところはある」と指摘をして、自分の悪いところを認めずに責任逃れをします。そのような場面を目にした人からすれば、嫌われるのには十分すぎる要素です。

都合が悪いことが起こると逃げるのも、嫌われる図太い神経を持っている人の特徴として挙げられます。実は繊細な性格の人ほど「逃げる」という行為を実行することができません。そこには責任感や使命感がある場合が多く、自分が逃げれば誰かに迷惑がかかると思ってしまうためです。そんな勇気がある行為を平然とやってのけるのは、図太い神経の持ち主を差し置いて他にいません。

もしも上記で紹介したような嫌われる図太い神経の人に当てはまったのならば、それを改善するような行動をするべきです。人に嫌われることに対して抵抗はないかもしれませんが、自分が目標を達成するためには周囲の協力がなくてはならない場合もあるでしょう。嫌われる図太い神経を改善する方法について紹介します。

嫌われる図太い神経を改善するのであれば、まずは自分がそのような人間であることを自覚する必要があります。自覚をしないことには、改善したいと思っても、思うように改善できなくなってしまいます。「自分が神経が図太い人間なんだ」と言い聞かせることが改善の第一歩です。

周囲の意見に流されないことが特徴でもある神経が図太い人ですが、嫌われるのは周囲の意見を聞かないことが原因となっている場合もあります。協調性に欠けている人であると周囲からは思われているから、嫌われるのかもしれません。自分の考えが絶対だと思い込まずに、人の意見を聞くように意識を改善しましょう。

過去を振り返らないことも多いかもしれませんが、自分の行動を振り返って客観視してみて下さい。もしも自分がとっているような行動を誰かにされたとしたら、あなたはどう感じますか？その感じることの中に改善のヒントが隠されています。自分の行動を客観視してみることは、自分勝手な行動にブレーキをかけ、その行いを改善することへと繋がります。

自分の行動を客観視できたのならば、その行いが周囲に嫌われる行動であったか考えてみましょう。口に出さないだけで、意外と周囲の人はあなたのことを見ているものです。それ相応の行いをしていれば残念ながら嫌われてしまいますし、嫌われるまではいかなくても悪い印象を持たれているかもしれません。嫌われていると思うのならば、日ごろの行いを改善していきましょう。

図太い神経の人の悪い点を中心に挙げていますが、上記で紹介したように決して短所しかない性格ではないのが、図太い神経を持っている人です。神経の図太さの良し悪しについて紹介しましたが、いいところを活かし、悪いところを改善していくことで、いい意味で神経が図太い人へと近づけます。

嫌われる神経が図太い人からの改善方法は上記のようになりますが、改善の意識をさらに強く持つためには、メリットについて知ることが大切です。いい意味で図太い神経を持ちたいと思う人も、このメリットを読んでみて下さい。それではいい意味で図太い神経になるメリットについて紹介します。

いい意味で神経が図太い人は、前述したようにポジティブな思考の持ち主です。そのため、もしも失敗やトラブルを起こしてしまっても気持ちの切り替えが早く、すぐに立ち直れるようになるというメリットがあります。

いい意味で図太い神経を持つようになると、自分の気持ちに正直になることができます。自分の気持ちに正直になるということは、自分がしたいことに対して遠慮をしないということになります。つまり、「何かをしたい」という行動力が溢れるようになってきます。

もしも引っ込み思案な性格であるのならば、人の顔色を伺いながら毎日を送っていることもあるかもしれません。それをストレスだと感じながらも、改善する方法が分からない人もいることでしょう。いい意味で神経が図太い人になれば、周囲の評価を気にする感覚がなくなるので、対人関係のストレスが減ることへと繋がります。

いい意味で図太い神経になるメリットについて理解していただけたでしょうか？いい意味で図太い神経になるために肝心な方法について紹介していきますので、日々の生活に取り入れてみて下さい。

自信がないことには、いい意味で神経が図太い人にはなれません。いい意味で図太い神経の人は自信に満ち溢れていて、自分の中に強い芯を持っています。図太い神経を手に入れるためには、自分のコンプレックスを克服するなどして、自分に自信を持つようにしましょう。

反省をすることは大切なことです。しかし、反省のし過ぎはいつまでも尾を引きずることとなり、前へ進む気持ちを減退させてしまいます。いい意味で図太い神経を持つためには、反省はほどほどにして、反省点を次の自分の行動の改善へと移すような前向きな意識を持ちましょう。

人間は誰しも得意なことと苦手なことがありますが、それと同時に人間は他人と比べたがる生き物でもあります。他人と優劣をつけるのは、他人と自分を相対的な評価で見ていることになり、周囲の人の評価を気にしないと言うことはできません。自分は自分だと割り切り、他人を意識しないことが大切です。

誰にでも好かれるような行動というのは存在しません。たとえば困っている人を助けた時に「親切な人」と評価をする人もいれば、「偽善者」や「余計なお世話をする人」と評価をする人もいます。何をしても嫌う人が出てくるのは世の常です。たとえ嫌われたとしても、自分の信念を大切にした行動をしていきましょう。

上記で紹介した方法を実行するためには、まずは考え方を変えていかなければなりません。最後に、いい意味で図太い神経になるための考え方について紹介します。

いい意味で図太い神経の人になるためには、悩みがあっても考えないようにしましょう。解決できそうな大きな悩みであれば考えることも必要ですが、小さな悩みは杞憂であることも多く、考えるだけ時間がもったいないことさえあります。また、悩んでも解決しないことはスッパリと割り切ることも大切です。

他人と比べると、どうしても優劣をつけたくなってしまい、それが悩みの種になってしまいます。比較対象とするのは自分自身として、過去の自分と比べて今の自分が成長したことや進歩したことについて認めてあげましょう。

たとえば機嫌が悪い相手がいるとして、そこに自分が何か関係しているのではないかと考えると気疲れしてしまいます。機嫌が悪い相手は、もしかしたら寝不足なだけかもしれません。自分と他人の間に境界線を作るようにすると、周囲の人の感情や反応に振り回されないようになります。

図太い人というのは、誰かにバカにされたり嫌われても構わないと思っているために、自分の弱みやコンプレックスを隠しません。そのような考え方をすることで、怖いと思えるものがうんと減り、周囲の評価や反応が気にならなくなります。まずは親しい相手だけにも、弱みやコンプレックスをさらけ出してみましょう。

もしも何か失敗をしたとしても、貴重な経験をしたと考えるようにしましょう。物事に失敗はつきものであり、人は失敗から新しいことを学びます。失敗を臆してチャレンジをしないよりも、チャレンジして失敗を経験するほうが自分自身を成長させることができます。

いい意味での図太い神経の人は、他の人にはない魅力に溢れた性格をしています。そのため、周囲から信頼されることも多く、自分は意識をしていなくても「頼れる人」という評価に繋がります。図太い神経を持ちたい人も、嫌われる図太い神経を持っている人も、いい意味で図太い神経の持ち主になることができれば、今後の自分を大きく変えていくことができるでしょう。