『おあずけ』の意味や使い方とは？恋愛でのおあずけテクニックも！

大抵の人が「おあずけ」が使われるシーンで最初に思い浮かべるのは、犬のしつけではないでしょうか。それ以外には、子供に向かって、お菓子を食べるのを「おあずけ」にする、または付き合っている恋人に対して、「次のデートはおあずけにする」など、楽しみにしているものごとを一旦すえおきにするけれど、中止というわけではない、というシーンで使われることが多く見られます。

そもそも「おあずけ」とはどういう意味を持つ言葉なのでしょうか。「おあずけ」の意味を探っていきましょう。

それでは「おあずけ」の本来の意味をWeblio辞書で見ていきましょう。

「おあずけ」の使い方は、犬のしつけ以外には、「子供の遠足はおあずけになった」または「家族旅行はおあずけになった」、ダイエット中の人が「このスイーツはダイエットなのでおあずけだ」などがあります。使い方としては楽しみにしていたことや期待していたことを、先送りにされたけれどあくまで中止ではない、というシーンで使われます。

「おあずけ」は「預ける」という言葉に「お」がついたことで、丁寧語ではありますが、敬語にはなりません。ですから、目上の人に向かって「来週の飲み会はおあずけになりましたよ」という使い方は間違いになります。

「おあずけ」の類語がいくつかあります。これらの類語の「おあずけ」との意味の違いや使われるシーンなどをご紹介していきます。

「おあずけ」の類語のひとつである「据え置き(すえおき)」は、手をつけずにそのままにしておくことを意味します。また、保険や証券を一定期間、払い戻しをしない、という意味にも使われます。例としては、「定価を値上げせずに据え置きにする」「定期を据え置きにする」などの使い方があります。

「保留」は「おあずけ」の類語のひとつです。意味としては、そのまま保ち、とどめておくこと、その場で決定しないで延ばしておくこと、などがあり、「おあずけ」と似ています。「おあずけ」との違いは「おあずけ」の場合は楽しみにしていることを先に延ばするシーンで使われますが、保留は、特別楽しみなことではない決定を先送りにする、そのまま保つという使い方をします。

「おあずけ」の類語のひとつである「棚上げ」の意味は、商品を一時的に市場に出さない、問題の解決を延期する、遠ざけること、などの使い方をします。例としては「名誉職を棚上げされた」など表面上は敬意を払いつつ遠ざける、という心理が見られます。「棚上げ」も「おあずけ」の類語ですが、「おあずけ」ほど純粋に楽しみなことの延期、という要素は強くありません。

「おあずけ」は男性を心理的に「じらす」という意味で、恋愛テクニックにも有効です。男性は簡単に手に入ったものを大切にしないという性質があり、そういった意味でも、「おあずけ」を恋愛テクニックのひとつとして、さまざまなシーンで取り入れることをおすすめします。

では「おあずけ」をされてしまった男性心理はどのようなものになるのでしょうか、見ていきましょう。

恋愛テクニックとして「おあずけ」を食らった男性は、獲物を逃した気分になるということが言えます。男性には女性を獲得したいという狩猟本能のようなものがありますから、一旦「おあずけ」をされることで、獲物を逃したような残念な気持ちになると考えられます。

恋愛テクニックとしての「おあずけ」をされた時の男性の心理としては、損をした気持ちになるかも知れません。男性はデートの時には好きな女性を獲得するために必死の努力をするものですから、「おあずけ」をされてしまうと、せっかく頑張ったことが無駄になったような気分になるでしょう。

「おあずけ」をされてしまった男性心理のひとつには、「追いかけたくなる」というものがあります。男性がデートの時に、次のステップになるべく早く進みたいと考えている場合、「おあずけ」を受けることで、さらに頑張って追いかけたくなる心理が働く場合があるのです。

それでは、恋愛で有効な「おあずけ」のテクニックを3つご紹介していきます。

恋愛での「おあずけ」テクニックのひとつとしては、初デートは軽いスキンシップのみとすることです。そもそも、初デートであまりに深入りしてくる男性には注意が必要ですし、「おあずけ」をすることで、相手の本性がわかることも多いでしょう。そういった意味でも「おあずけ」のテクニックは恋愛に有効です。

デートの時注意したいのは、質問はサラリと受け流し、自分のことは簡単には教えないようにすることです。女性の側がミステリアスな部分を残し、初デートで自分をすべてさらけ出さないように注意するのは「おあずけ」のテクニックというだけでなく、個人情報を容易に知られないようにするという意味でも大切です。また、男性の側が相手のことを全部知ってしまった気分になり、追いかけたい気持ちがなくなってしまうようなことを防ぐ手段としても、有効です。

「おあずけ」の恋愛テクニックのひとつとして、程よい距離感を保つことが挙げられます。恋愛をしていても、男性にべったりと頼るのではなく、仕事や友達付き合いや、自分の趣味の時間などを大切にし、適度に距離感を保てる女性は、男性からも尊敬の対象となりますよ。

付き合う前にも「おあずけ」のテクニックが使えることをご存知でしょうか。どのような「おあずけ」テクニックがあるのかを、見ていきましょう。

「おあずけ」のテクニックは、飲み会や会社のイベントでも有効です。例えば、飲み会では意中の人に急接近し、できるだけアピールしておいて、帰りは最後まで残らず、あっさり帰るようにします。そうすると帰ってしまったあの子は可愛かった、などと、男性側の印象に残ることがあります。

季節のイベントでも「おあずけ」のテクニックは有効です。花火大会やクリスマスなど、周囲が盛り上がっている時に便乗して、意中の彼とデートをしてみましょう。積極的に彼を誘った後は、自分からの連絡を控えて、「待ち」の状態で様子を見ていれば、「おあずけ」された気分になった彼が追いかけてきてくれるかもしれません。

「おあずけ」のテクニックを使えば、ワンランク上の恋愛ができそうな気がしてきましたね。ですが、恋愛で「おあずけ」テクニックを使う際の注意点が3つありますので、ご覧ください。

「おあずけ」のテクニックを使う際の注意点のひとつは、気持ちを伝えるのを忘れない、ということです。自分の気持ちを伝えず、積極的に行動もせず、「おあずけ」のテクニックを使っているばかりでは、男性は自分がどう思われているか分からず、諦めてしまうこともあるからです。好きな男性から諦められてしまわないためにも、自分の気持ちをしっかりと伝えるようにしましょう。

恋愛で「おあずけ」のテクニックを使う際の注意点は、相手の性格に合わせる、ということがあります。例えば相手があまりに奥手で恋愛に慣れていない草食系の男子だったら、「おあずけ」されても、追いかけてくれずに、そのまま恋愛が終わってしまうこともあるかも知れません。そういった男性には、「おあずけ」のテクニックは小出しにして様子をみましょう。

「おあずけ」の恋愛テクニックの中には、自分のことを簡単には教えない、というのがありましたが、あまりに秘密主義だと、逆に自分に気がない、もしくは他に彼氏がいるのかと思われてしまう危険性があります。ですから、意中の相手にはプライベートは適度に見せて、安心させてあげましょう。

恋愛で「おあずけ」のテクニックを上手く使うには、いくつかの注意点が必要です。ですが、このテクニックを上手く使いこなせるようになれたら、今までは男性を追いかけるばかりで失敗しがちだったという女性も、同じ失敗はしなくて済むようになるはずですよ。「おあずけ」のテクニックを是非上手く使いこなして、ワンランク上の恋愛を目指してくださいね。