イースターにおすすめのお菓子18選!見た目も味も楽しめるスイーツ!
近ごろ日本でもイースターの人気がジワジワと押し寄せてきているのはご存知でしょうか。そういった時はイースターのお菓子から始めてみませんか?そこでイースターにおすすめのお菓子を、海外の物から市販品や手作りレシピまで18選を一挙にご紹介いたします!
目次
イースターに食べたいスイーツは何?
イースターに食べたいスイーツと言っても、正直なにがあるのかさえ分からないですよね。そこで本場フランス・イタリア・イギリスでよく食べられているイースターのスイーツをこれから紹介していきたいと思います。
終りの方にイースターの手作りレシピや市販品の紹介もあるので、是非最後までご覧ください。それではまず初めに、イースターとは何かについて説明いたします。
イースターとは?
イースターとは日本語で「復活祭(ふっかつさい」とも呼ばれ、キリスト教における重要なお祭り。イエス・キリストが十字架にかけられて死んだということはご存知の方も多いはず。しかし死んでから三日目に再びイエス・キリストは復活を遂げたといことまではあまり知られていないですよね。その復活をお祝いする意味が込められたのがイースター(復活際)というわけなんです。
イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に行われます。そのため毎年イースターの日付けも変わってきます。ちなみに2019年は4月21日です。覚えていてくださいね。
家庭でのイースターの過ごし方は基本的に家族でご馳走を食べることが一般的。それに付け加えイースターに関係するたくさんのお菓子も市販品として出回るそうです。
【イースター×お菓子①】フランス編6選!
まず初めに紹介するイースターのお菓子はフランス編です。フランスのイースターは家族で集まって食事をするのがメインになります。そして何よりも特徴的なのがイースターのお菓子にチョコレートが多い所。
実はフランスは意外にもチョコレートの消費大国なんです。そのためイースターの時期だけでもかなりの量を消費するとか。キリスト教ではない無宗派のフランスの人も、イースターはチョコレートを食べる日だと思っていることも多いそうです。そんなフランスのイースターのお菓子をご覧ください。
1:チョコレートエッグ
その名の通り卵の形をしたチョコレートのお菓子。中身は空洞です。フランスではイースターの時期に良く出回るとのこと。中には大きな卵や雌鶏の形をしたチョコレートエッグの市販品も店先を飾ります。大きなチョコレートエッグの中には小さな貝や魚の形をしたチョコレートが入っているので、フランスの子どもたちにも人気のお菓子です。
2:チョコレートベル
鐘(ベル)の形をしたチョコレートのお菓子。こちらもフランスのイースターでは定番のお菓子です。フランスでは昔からイースターエッグは教会のベルが運んでくるとされていました。そのため鐘に羽の生えたデザインの物も少なくありません。
3:チョコレートフィッシュ
魚の形をしたチョコレートのお菓子。フランスでは魚はキリストのシンボルだとされています。フランスのイースターの時期には、チョコレートフィッシュのようなお菓子だけではなく、魚の形をした料理などで食卓を飾ることも少なくありません。
4:イースターネスト
イースターネストとは英語で "Easter nest" と言い、"nest" は日本語で「鳥の巣」という意味。パウンドケーキとチョコレートで鳥の巣に見立て、中央にチョコレートエッグを入れます。
その他のイースターのチョコレートのお菓子と同様、フランスの子供たちにも大人気のお菓子です。ちなみに "Easter nest" はフランス語では "Nid de Pâques" と言います。
5:アニョー・パスカル
フランス東部のアルザス地方のお菓子です。アニョー・パスカルとはフランス語で "Agneau Pascal" "Agneau" は日本語で「仔羊」 "Pascal" は「イースター」という意味です。子羊の形をした陶器の型で焼いたケーキで、見た目はもどことなく愛くるしいお菓子です。
その昔アルザス地方ではイースターの時に、羊を生贄に捧げたことから、このお菓子ができたとの説もあるそうです。
6:ラ・フアス
ラ・フアスはフランス語で "La Fouace" ラテン語 "focus"(意味は「炉」)から派生した "focacia"(意味は「生地」)が語源とされています。16世紀に南フランスのアヴェロンで作られていたのが始まりとのこと。
オレンジフラワーの香りのする焼き菓子。丸い形が印象的。どことなくブリオッシュに似ているお菓子です。ワインにもよく合うそうで、イースターの時期は子どもだけではなく大人も楽しみにしているお菓子です。
【イースター×お菓子②】イタリア編5選!
お次に紹介するイースターのお菓子はイタリア編です。イタリアのイースターは食事にかける時間がとても長いのが特徴。イスターの昼食は、前菜から始まってデザートまで、およそ3時間も食べ続けることもあるそうです。そんなイタリアのイースターのお菓子はどういったものなんでしょうか。それではこちらをご覧ください。
7:コロンバ
コロンバとは、イタリアの鳩の形をした菓子パンです。正式名称は「コロンバ・パスクワーレ」と言い、「コロンバ」は日本語で「鳩」。「パスクワーレ」は「復活祭」を意味します。
コロンバの生地にはオレンジピールが練りこまれ、鳩をかたどったケーキ型で焼き上げます。仕上げにアラレ糖などでトッピングすれば出来上がり。イタリアのパンであるパネトーネの発酵方法と同じです。焼きあがると良い香りがするとのこと。食べる時はパンを斜めにカットします。イタリアではイースターの食事の後のお菓子として振舞われるそうです。
ちなみにコロンバは鳩の形をしていますが、ドーム型の丸い形のコロンバを売っているお店もあるそうです。
8:パスティエラ
パスティエラの正式名称は、パスティエラ・ナポレターナ。イタリア語で "pastiera napoletana" 「パスティエラ」と縮めて呼ばれることも多いそうです。イタリアのカンパニア州で食べられる伝統的なお菓子。見た目はどことなくアップルパイのような感じです。
最近のイタリアでは、カスタードクリームやチョコチップが生地に練りこまれているものも人気。イタリアの一部地域(サレルノなど:米作りが盛ん)では小麦粉のかわりに牛乳で煮たお米が入っているところもあるそうです。
基本的に地域のお菓子屋さんが、店独自のアイデアで作っていることが多いんだとか。またイースターの時期に、イタリアの各家庭で手作りすることもあるんだそうです。
9:カッサータ
カッサータはイタリア語で "Cassata" カッサータ・シチリアーナ(Cassata Siciliana)、カッサータ・アラ・シチリアーナ(Cassata alla Siciliana)とも呼ばれています。イタリアにあるシチリアの伝統的なイースターのお菓子。9世紀頃からあるとされ、非常に歴史のあるお菓子なんです。
材料はリコッタチーズやドライフルーツなどを使用。ケーキは何層かに分かれています。表面は緑色の糖衣を被わせたものが主流。そのため緑色が印象的なイタリアのお菓子です。ちなみに糖衣とは菓子に着せる砂糖の衣です。
実はカッサータには4パターンあります。イースターで振舞われるのは上記のような伝統的なタイプ。その他のはカッサティーナ(Cassatina)といった手のひらサイズのカッサータ・焼きカッサータ・ 氷菓のカッサータなどがあります。
10:ピッツァ・ディ・パスクア
ピッツァ・ディ・パスクア(Pizza di Pasqua)は私たちが想像しているとピッツァというよりも、スポンジケーキやパンのような見た目をしています。中央イタリア、特にラツィオ州とウンブリア州の伝統的なイースターのお菓子のようです。
タイプも2タイプあり、チーズ入りのものと甘くてお菓子のようなものがあります。お菓子のようなピッツァ・ディ・パスクアにはレモンやオレンジの皮・フルーツキャンディ・大きめのチョコチップが練りこまれています。
11:イースターの子羊
イースターの子羊は イタリア語で "agnello pasquale" 日本語読みだとアニェッロ パスクワーレといったところでしょう。"agnello" は日本語で「仔羊」 "pasquale" は「イースター」という意味。フランスのお菓子アニョー・パスカル(Agneau Pascal)と意味は同じですね。
主に南イタリアのプーリア州とシチリア島の伝統のイースターのお菓子だそうです。羊はマジパンで作られているのでもちろん食べることもできます。家族や友人に送りあう習慣もあるようで、イースターの時期はどの家庭でも1個くらいはあるそうです。
【イースター×お菓子③】イギリス編4選!
イスターのお菓子、最後にご紹介するのはイギリス編です。ちなみにイギリスのイースターは、イースターエッグやイースターバニーにまつわるゲームやイベントをすることが多いそうです。その中でもイギリスでポピュラーなのはエッグハンティングといって、隠されたイスターエッグを探しだすというもの。イギリスの子どもたちに人気のゲームです。
12:ホットクロスバンズ
ホットクロスバンズ(Hot cross bun)はミックススパイスやドライフルーツを入れたイギリスの小型のパン(バンズ)です。表面の上部に十字架(クロス)の模様が入っているのが特徴です。イギリスでは「グッドフライデー(聖なる金曜日)」に食べられるそうです。
横半分に切ってバターなどを塗って食べるのですが、これまた絶品だそう。そのためイギリス人に大人気。1年中スーパーなどで売られているそうです。
13:イースタービスケット
イギリスでも特に南西部のクッキーにも似たお菓子。カランツやオレンジピールなどが入っているのが特徴です。カランツとは地中海原産のレーズン(干し葡萄)の品種の一つのこと。
昔はオレンジピールではなく、わざと苦いハーブをいれていたんだとか。というのも、苦みでキリスト教の受難を表していたそうです。イギリスでは「イースターマンデー」に食べるのがお決まりなんだそうです。
14:エッグネスト
エッグネスト(egg nest)はその名の通り「巣ごもり卵」に見立てたイギリスのお菓子。鳥の巣と卵に見立てたお菓子の種類は様々ありますが、イギリスの子どもたちの手作りお菓子として大定番なのがシリアルを使ったレシピ。
溶かしたチョコレートとシリアルを混ぜて鳥の巣のように固めるだけの簡単レシピ。中央に小さな卵型のチョコなどのお菓子をのせれば完成です。
15:シムネルケーキ
イースターのケーキとしてイギリスで有名なのが、このシムネルケーキです。シムネルケーキはいくつかの層からできたケーキです。下からドライフルーツたっぷりのケーキ生地。その上に薄いマジパンの層をのせて、そしてまたドライフルーツケーキの生地。これを焼いたのち、再び黄色のマジパンでケーキの上を被います。
仕上げは11個のマジパンのボールをケーキの上に置き、軽く焼き目を付けて完成です。実はケーキの上に置いた11個のマジパンのボールにも意味があります。11個のボールはイエスキリストの11人の弟子たち(ユダを除く)を表わしているのです。見た目も黄色が鮮やかなケーキですが、意外にもこんな意味があるのですね。
【イースター×お菓子④】手作り編3選!
さてここからはイスターのお菓子を自分で手作りしてみませんか?エッグケーキはもちろんのこと。いつものカップケーキやマカロンもイースター風に様変わり。中には市販品のケーキを代用する簡単なレシピもあるので是非挑戦してくださいね。
16:エッグケーキ
イースターのシンボルの見た目が卵みたいなケーキです。一度は作ってみてはいかがですか。それではエッグケーキの作り方を紹介します。
※このレシピには温度計とエッグパン型を使います。
【材料:6個分】
- 薄力粉 … 50g
- ベーキングパウダー… 1.5g
- 無塩バター … 50g
- 全卵 … 40g
- 細目グラニュー糖 … 35g
- はちみつ … 15g
- レモン汁 … 小さじ1
- 無塩バター(型に塗る用)… 適宜
- コーティングホワイトチョコ … 100g
- チョコレート用色素… 適宜
【作り方】
① 下準備をします。
- 蜂蜜は湯せんなどで温めておく
- 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
③ ボールに全卵を入れよくときほぐします。そこにグラニュー糖を加えてよく混ぜましょう。
④ さらにレモン・蜂蜜も加えよく混ぜます。
⑤ ふるっておいた粉類を加え、全体がもったりするまで混ぜます。
⑥ 最後に溶かしておいたバターを加え、全体になじませてください。
⑦ ケーキ生地のボールにラップをして冷蔵庫へ。2、3時間ほど寝かせます。
⑧ 生地を冷蔵庫から取り出し、一旦常温に戻します。ケーキ生地をひと混ぜしたら、バターを塗ったエッグパン型に流し入れます。
⑨ 180℃に余熱していたオーブンで20分焼いたら粗熱を取りましょう。
⑩ コーティング用のホワイトチョコを50℃くらいの湯せんで溶かします。粗熱がとれた⑪の表面にチョコレートをつけ、固まったら出来上がり。仕上げにリボンなどで飾り付けをしてくださいね。
17:マカロン
普通のマカロンもひと工夫でイースター風に。マカロンを作るのは少し難しいかもしれません。失敗しても諦めずに何度も挑戦してくださいね。それではマカロンの作り方です。
【材料:9個分】
〈マカロン本体〉
- 卵白 … 70g
- グラニュー糖 … 50g
- アーモンドプードル… 80g
- 粉砂糖 … 80g
- 食用色素各種… 少々
- 水(色素を溶かすよう)…少々
〈レモンバタークリーム〉
- 卵白 … 70g
- グラニュー糖 … 100g
- 無塩バター … 220g
- レモン汁 … 40㏄~50㏄
〈アイシング〉
- 粉砂糖 … 200g
- メレンゲパウダー … 大さじ1
- 水 … 約大さじ2
【作り方:マカロン本体】
① アーモンドプードルと粉砂糖を合せてふるっておく。
② 卵白とグラニュー糖で硬いメレンゲを作る。
③ ②のメレンゲに①の粉類を数回に分けていれる。その都度よく混ぜ合わせましょう。色を加えたいのならこの時に食用色素を混ぜます。
④ 口金をセットした絞り袋に出来上がった生地を入れます。オーブンシートを敷いた天板に生地を卵の形になるように絞っていきます。
⑤ 生地はそのまま常温のまま30分ほどおき、表面を触っても指につかなくなるまで乾かします。
⑥ 生地を焼いていきます。初めは150度のオーブンで焼き、マカロン生地が天板に接している部分がブクブク膨れあがってきたら、オーブンを130℃に下げて15分焼きましょう。最後は余熱で15分ほどオーブンの中に入れっぱなしにしたらマカロンの本体部分の完成です。
【レモンバタークリーム】
① 砂糖と卵白泡立て、途中砂糖も加えて硬いメレンゲを作ります。
② 室温に戻し柔らかくなったバターに①のメレンゲを2~3回に分けて混ぜ合わせる。
③ レモン汁でお好みの味付けに。
【デコレーション】
① 材料を全て混ぜ合わせてアイシングを作る。
② マカロンにアイシングで、イースターにちなんだ文字や絵を描いて飾り付け。
③ レモンバタークリームをマカロンでサンドして完成。
18:カップケーキ
カップケーキを市販されているもので代用してしまえばとってもラクチン。イースターのお菓子を手作りしたいけれども、時間がない人におススメです。それでは作り方を見ていきましょう。
【材料】
〈カップケーキ部分:全体の土台になります〉
- 市販のカップケーキで代用
〈クリーム部分:うさぎの顔〉
- クリームチーズ … 200g
- ウィルトン着色料… 少々
- 生クリーム … 100cc
- グラニュー糖 … 30g
- バニラエッセンス… 少々
〈うさぎのデコレーションパーツ〉
- マシュマロ:うさぎの耳 … 6個
- お好きなお菓子:うさぎの鼻、その他 … 好きなだけ
① 市販のカップケーキの上部真ん中に、クリームを流し込む穴をあけておく。
② 柔らかくなったクリームチーズをなめらかになるまで混ぜ、グラニュー糖を加え混ぜる。
③ さらに生クリームを少しずつ混ぜ入れ、バニラエッセンスを加える。目安としてはクリームの角がたつまで。色を付けたい場合はこの時に混ぜましょう。
④ あらかじめ用意しておいたカップケーキに③でうさぎの顔部分にばるようにクリームを絞る。
⑤ マシュマロをキッチンばさみでカットをして、うさぎの耳に。
⑥ 全体をうさぎになるようにお菓子でデコレーションしてください。
イースター限定デザインパッケージの市販品もある!
これまでに紹介してきたイースターのお菓子は外国のもの。日本では手に入らないの?とお悩みの方もいらっしゃいますよね。そこでここからは日本でも買える市販品について紹介していきたいと思います。
輸入食品を扱うお店に行くと市販品のイースターのお菓子の種類が多いです。カルディのお店なんかにも市販品のイースターのお菓子が揃っています。またディズニーリゾート系列にもイースターの市販品がズラリ。
ディズニーリゾート限定の市販品こちら。ディズニーリゾートからはこの他にも様々な種類の市販品が発売されるようなのでそちらもチェックしてはいかがでしょうか。
この時期になるとイースター限定デザインパッケージの市販品もたくさん出回ります。市販品の中には誰しもが知っているあのメーカーも。いつもの市販品も良く見るとイスターデザインになっていることも多いので、お店にいったら是非確認してみてくださいね。
美味しいお菓子でイースターをお祝いしよう!
イースターにおススメのお菓子を紹介してきましたがいかがでしたか。日本でもイースターを楽しむ文化が着実に根付いてきています。イースターを何から始めたら良いか分からない人は、イースターの美味しいお菓子を、食べたり作ったりすることから始めてはいかがでしょうか。是非こちらの記事を参考にして、今年はイスターをお祝いしてくださいね。