イースターエッグ(復活の卵)の意味とは?色や模様も解説!
イースターエッグと呼ばれる復活の卵には、どんな意味が込められているのでしょうか?復活の卵に描かれた色や模様には、どんなメッセージがありますか?この記事では、イースターエッグの色や模様に込められた意味について解説していきます。
目次
イースターエッグが復活祭に欠かせないのはなぜ?
イースターとは?
最近、日本でも復活祭やイースターの卵が注目されるようになりました。イースターとは、イエス・キリストが死んで3日後に蘇ったことを祝う復活祭のことです。キリスト教と言えば、クリスマスやイースターを連想する方も多いことでしょう。実際には、復活祭もイースターの卵も聖書の記述に基づかない異教のお祭りですが、今ではクリスチャンだけでなく世界中の人が春の祝いを楽しんでいます。
イースターエッグの意味とは?
イースター(復活祭)を祝うのに使われているのが、イースターエッグです。イースターエッグとは、カラフルにペイントされた鶏の卵のことで復活祭の飾りつけに使われています。イースターに卵を使うことで、キリストの復活や春の訪れを祝うという意味が込められています。イースターの卵はとてもカラフルなので、インスタ映えすると子供や女性に人気があります。
イースターに卵はなぜ?
キリストのイースター(復活祭)に卵を使うのはどうしてでしょうか?イースターの卵は、命を生み出すという意味から復活の象徴と言われています。ひよこが卵の殻を破って生まれてくるのと同じように、イエス・キリストも死という殻を破ってこの世に復活してきました。イースターの卵には豊穣のシンボルという意味もあり、ゆで卵を作ってご馳走を食べるという習慣もあります。
イースターエッグとうさぎの関係も知りたい!
うさぎの役割は?
イースター(復活祭)の飾りつけには、うさぎもよく登場するのをご存知でしょうか?イースターで使われるうさぎは、イースターバニーと呼ばれて親しまれています。復活祭のうさぎには、イースターの卵を運んでくるという大切な役割があります。イースターと聞いて、キリストではなく卵とうさぎを連想するという方も多いかもしれません。
イースターバニーの意味は?
復活祭とイースターバニーには、どんな関係があるのでしょうか?うさぎはたくさん子供を産む動物と言われていて、昔から繁栄の象徴とされてきました。命を生み出す卵と同じように、うさぎにも死から復活して反映するキリストを連想させる役割があるのです。うさぎがぴょんぴょん跳ねる姿から、命の躍動感を感じさせるという意味も含まれています。
イースターエッグの7つの色の意味!
1:赤
イースターエッグは色によって異なる意味合いがあると言われています。イースターエッグで一番よく見るのは、赤色の卵です。赤色の卵には、イエス・キリストの血により人類が救われるという意味があります。イースターの赤色の卵には、太陽・情熱・行動・希望・幸福・精神的な目覚めなどの意味が含まれています。
2:ピンク
イースターエッグで人気があるのが、ピンク色の卵です。ピンク色はかわいらしい色なので、子供たちや女性にも喜ばれる卵です。ピンク色の卵には、成功という意味が含まれています。ピンク色の卵は見ているだけで楽しい気分になるので、春の訪れにぴったりの飾りつけと言えます。
3:オレンジ
オレンジ色の卵には、強さ・持続・大志という意味が込められています。古代に存在した太陽を崇拝する異教とキリスト教が融合したと言われており、オレンジ色の卵には太陽の象徴を表すこともあります。イエス・キリストを太陽のような存在と考えたキリスト教徒が、オレンジ色のような太陽神の信仰と重ね合わせたという説があります。
4:青
イースターで使われる卵には、青色の飾りつけもあります。青色にペイントされたイースターの卵には、空や健康など自然を連想させるイメージがあります。青色の卵があると爽やかな気持ちにさせられますから、命や自然の大切さを想像させるにはぴったりの飾りつけです。
5:緑
復活祭で使われる卵には、緑色のイースターエッグもあります。緑色には、豊穣・子孫繁栄・あふれる希望などの意味が込められています。緑色は草木の色なので、生命の誕生を感じさせてくれるイースターエッグです。
6:紫
イースターエッグには、紫色の卵もあります。紫色の卵には、信頼・忍耐という意味があります。信頼関係や人間関係を長く続けたい時に飾り付けると効果があります。イースターの飾りつけを落ち着いた大人の雰囲気に変えてくれます。
7:白
イースターエッグの白色には、誕生・清浄という意味があります。イエス・キリストの復活や生命の誕生を感じさせてくれる清廉な卵です。白色の卵ならペイントしなくても、リボンを巻くだけでもオシャレに見えます。
イースターエッグの模様の意味10選!
1:星
イースターエッグの模様には、それぞれ異なる意味合いが含まれています。卵に付けられた星はイエス・キリストを表していて、魔よけや厄除けの効果があります。星の模様は、生命や成長、富とも関係があります。
2:太陽
イースターの卵に付けられた太陽の模様は、豊作を願うシンボルと言われています。キリスト教と古代の太陽崇拝が融合した名残として、イースターでも卵に太陽の模様が描かれています。
3:麦の穂
イースターの卵に描かれた麦の穂には、豊穣という意味があります。卵やうさぎ、イエス・キリストの復活など、命や大地の恵みを感じさせてくれる模様です。
4:花
イースターの卵には、花の模様を描くこともあります。お花は子供や女性に人気があり、インスタ映えすると喜ばれています。卵に付けられた花の模様には、花に隠れた魂が飛んできて子宝に恵まれるという伝説が込められています。
5:木
イースターエッグに描かれた木の模様は、天へ通じる階段と関係があります。木は地面に生い茂るように育つので、子孫繁栄の象徴として模様が描かれています。
6:鶏
ウクライナの復活祭では、鶏の絵が卵に描かれると言われています。鶏の模様は神聖な使いと関係があり、邪気を追い払う効果があります。
7:魚
イースターの卵には、魚の模様も描かれています。魚の模様には、救世主という意味が関係しています。魚はたくさん卵を産み落とす生き物なので、子孫繁栄という意味合いが込められています。
8:カエル
イースターの卵に描かれたカエルの模様は、恵みの雨と関係があります。カエルの模様には、若さや美しさを表す女性のシンボルとしても使われています。
9:蛇
ウクライナの復活祭では、蛇の模様が描かれることがあります。イースターエッグの蛇は、厄除けの意味と関係があります。蛇の模様を描いた卵を使って、家内安全を祈る習慣が残っています。
10:幾何学模様
イースターエッグに描かれた最古の模様は、幾何学模様だと言われています。今でもイースターの卵には、円や四角などを描いた幾何学模様がデザインされています。
イースターエッグの作り方を紹介!
材料
イースターエッグを自分で作りたいなら、以下の材料を揃えることから始めましょう。一般的には、マジックやアクリル絵の具、マスキングテープ、シールなどで飾りつけすることができます。これら以外にも、ガチャガチャのカプセルや折り紙などの材料を使った作り方もあります。
・固いゆで卵
・食紅(好みの色)
・卵が浸るくらいの水
・色移りしにくい容器
・マジック、アクリル絵の具など
作り方
固いゆで卵を使った作り方を見ていきましょう。ゆで卵以外にも、ガチャガチャのカプセルに折り紙を貼っていく作り方もあります。
・容器に固いゆで卵を入れ、全体が浸るくらいの水を入れる
・お好みの食紅を入れてよく溶かす
・数時間しっかり色がつくまで浸しておく
・色が付いたらキッチンペーパーの上で乾かす
・マジックやアクリル絵の具などで模様を描いていく
イースターエッグを使った楽しみ方2つ紹介!
エッグロール
イースターの卵を使った楽しみ方には、エッグロールがあります。イースターの卵をスプーンを使って転がして遊ぶゲームです。簡単なようですが、慌てると意外と進まない面白いゲームです。先にゴールした方が勝ちというシンプルなるーるなので、2人でも大勢でも盛り上がることができます。
エッグハント
イースターの卵を使った楽しみ方として、エッグハントがおすすめです。エッグハントとは、イースターの卵を庭や家の中に隠して、みんなで探す宝探しゲームです。イースターバニーが卵を隠しに来るという伝説から始まったゲームです。カラフルにペイントされたイースターの卵を見つけた時は、飛び上がるような嬉しさがあります。
イースターエッグを作るなら色と模様を考えよう!
今回は、復活祭で使われるイースターエッグや作り方についてご紹介しました。イースターの卵にたくさんの色や模様があると分かって面白かったですね。イースターの卵を作るなら、色と模様を考えるのがポイントになりそうですね。今回ご紹介したイースターの卵の作り方を考えながら、キリストの死や復活の意味についても考えてみましょう。