セックスレスの原因とは？妻がセックスを拒否する理由や改善方法も！

セックスレスの原因を男女別にみると、夫は「仕事で疲れている」、妻は「面倒くさい」がそれぞれ一位となっています。（日本家族計画協会調べ）男性は仕事が忙しいので、妻とのおつき合いは後回しになってしまうのが原因かもしれません。
 
一方妻の拒否の理由「面倒くさい」が原因なのも気になるところです。

夫や妻からの拒否など、理由や原因は様々ですが、セックスレスとはどういう状態のことでしょうか。

夫と妻のどちらかがセックスを望んでいるのに、それが叶えられない、拒否される場合をセックスレスと解釈します。
 
問題はセックスレスそのものではなく、夫と妻の仲が上手くいっていない場合です。セックスレスや拒否を伴うことが多いので、原因にされてしまったのでしょう。

夫婦間でセックスがない状態をセックスレスとする、そのままですね。
 
夫と妻、双方が困っていなければ問題ではありません。夫と妻の仲も良く、会話もスキンシップもあり、お互いの拒否もなくただセックスレス状態です。困っている場合は、拒否の原因に手がかりがあるかもしれません。

日本性科学会によると「病気など特別な事情がないのに、1ケ月以上性交渉がないカップル」がセックスレスだと定義されています。これより回数が多くても少なくても、夫も妻も困っていなければ問題ありません。セックスレスとは、それに至る原因や拒否する態度が問題だとされています。

新婚の頃は妻も夫もあんなにラブラブだったのに、拒否したりされたり、セックスレスになってしまったのでしょうか？

主なセックスレスの原因を10個紹介していきます。心当たりのあるものもあるのではないでしょうか。

共働きが多い世代、妻も仕事をしています。仕事に加えて家事や育児を両立すると男女ともに疲れてしまいます。その疲れが原因でセックスへと気持ちが向かない人もいるでしょう。セックスレスの原因として最も多いとされているのが、この「疲れ」です。

男女共にセックスレスの原因となっている「面倒くさい」は「余裕がない」ことです。夫婦ともに仕事や家事や育児で忙殺されて、単純にセックスする気分にならない人たちがとても多いです。
 
「面倒くさい」が原因で、セックスを拒否してしまいます。一旦セックスレスになってしまうと、改善はさらに面倒くさくなってしまう悪循環に陥ります。

女性は妊娠中、エストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌され、産後は減少します。急激なホルモンバランスの変化による体調やメンタルの不調と疲れが、拒否やセックスレスの原因になります。
 
ホルモンが理由のセックスレスは体調的にも仕方ない部分があります。妻のホルモンバランスが正常に戻るまで無理強いせずに待つようにしましょう。

出産後は、夫婦ともに昼夜を問わず赤ちゃんの世話で疲れてしまいます。また母乳育児中は排卵抑制が原因で生理にもなりません。つまり妊娠する状態ではなく、性欲もありません。
 
産後セックスレスの原因は、妻に性欲がないからというのもあります。ただし、この性欲が原因のセックスレスは時間の経過とともに改善されていくことが多いです。

妻が妊娠している時、夫はセックスの相手を探して浮気をすることが多々あります。しかしながら、妊婦という大変な時期に傷ついた妻には到底許せることではないので、浮気が原因でセックスレスになってしまう可能性が大変高くなります。

妊娠中だけではなく、産後にセックスを拒否されたという理由で浮気に走る男性も少なくはありません。しかしながら、そういった浮気はセックスレスだけではなく今後の夫婦関係に大きな問題を引き起こすことになるでしょう。

夜泣き対策のため、赤ちゃんと一緒に寝ている人たちは少なくありません。そういった状況下ではとてもセックスする気にならず、セックスレスになる人もいるでしょう。

赤ちゃんが大きくなって別の部屋で寝るようになっても、子供が起きてしまうかもしれないという心配や対処を考えて自然とセックスから遠ざかってしまう人もいます。

最初はラブラブなカップルでも、時間の経過とともに相手への恋愛感情が薄れて家族愛へと変化していきます。その結果、相手に性的な魅力を感じなくなってセックスレスに陥る夫婦も少なくありません。

改善のためには気の抜いた姿を見せないように努力したり、いつもとは違うシチュエーションに誘ってみるようにすると良いでしょう。

男性ホルモン（テストステロン）は20代をピークに次第に減少します。まだまだ元気に見える30代男性も、男性的な機能は確実に衰えています。
 
ホルモンが理由で性的機能が衰えたら、セックスレスの原因になります。夫からの拒否はこんな理由があるのかもしれません。妻の理解も必要です。

同じパートナーとしかセックスをしないと、どうしてもセックスの「手順」のようなものが生まれてしまいます。その慣れを安心感ではなくマンネリととらえると、刺激が少なくセックスレスになってしまうでしょう。

マンネリ化を防ぐためには、ぜひ色々なセックスを試してみましょう。恥ずかしがらずにお互いの要望を伝えあうのもおすすめです。

食欲が旺盛な人もいれば、食の細い人もいます。同様に性欲が強い人も、あまりない人もいます。性欲がないことはセックスレスの原因となります。
 
妻に拒否される、もしくは拒否するのも辛いものですが、食の細い人に無理やり食べさせるのと同様、強制はNGです。さらに厳しい事態を招く原因になるかもしれません。

妻がセックスを拒否する理由はホルモンバランスによるものから、心理的なものまで様々です。主な拒否理由を紹介していきます。

一緒に生活しているうちに、夫は「恋人」から「家族」へと変化していきます。そのため、恋愛していた頃のトキメキを忘れてセックスを拒否してしまう妻がとても多いです。

男性は、いつまでも出会った時の態度で妻にトキメキを与え続けましょう。また、女性も夫に対して感謝を忘れずに良いところを見つけてトキメキを維持する努力をしていきましょう。

出産後、夫を子供の父親としか思えず、家族なのだからもうこのままずっとセックスレスでも何の不都合もない、と特別な原因もなく拒否する妻の意見です。
 
絶対に嫌なわけではないけれど、育児に忙しいことを理由に、できれば避けたいと拒否している妻に多いタイプです。

浮気や不倫よりもマシですが、夫の自慰行為や風俗に通うのを知っていることが原因でセックスレスになる場合もあります。
 
妻は「自分はいなくてもいいのかな」と存在価値を否定された気持ちになり、それが原因で夫を拒否してしまいます。夫婦間のセックスレスを避けるためには、自慰行為はともかく風俗は避けた方が良いでしょう。

子供が3歳になるくらいまでは、生活の中心が子供になってしまいます。また、どうしても粉ミルクなどが嫌な子供の場合は母乳育児によって妻の体力も削られてしまうでしょう。

このような育児が中心の生活の中で、妻からはどうしてもセックスに対する意欲が減ってしまいます。改善するためには、夫も育児に積極的に参加するなどセックスをする精神的・時間的な余裕を作り出しましょう。

夫の浮気が原因のセックスレスは、妻に非はあるのでしょうか?
 
夫は「妻に拒否されたのが原因」と言う人が多いですね。どちらが原因かは分かりませんが、浮気をやめることが先決です。セックスレスを経て離婚にもなりかねません。

それでは、既にセックスレスになってしまっている夫婦はどのように改善していけば良いのでしょうか。改善方法を5つ紹介していきます。

家事や育児に疲れている妻に「おかげで仕事に集中できるよ」「自分に出来ることがあったら言ってね」と、優しい言葉をかけましょう。
 
夫に幻滅したのが原因でセックスレスになっている妻も、拒否の態度を改めるかもしれません。

夫婦で愛情を表す方法が分からなくなった時は、プレゼントを贈りましょう。「あなたのことを気にかけているよ」と表現できます。
 
誕生日やクリスマス、結婚記念日といったイベントだけではなく日常のちょっとした時にプレゼントを渡すことでも恋人時代のトキメキを思い出すことができますよ。

コミュニケーションがとれている夫婦は、セックスレスになりません。夫や妻の拒否の原因を優しくほぐすには、ボディタッチ、特にマッサージが有効です。性欲は切り離して、コミュニケーションにフォーカスしましょう。

ボディタッチによって、お互いの性欲が戻ってくる場合もあります。疲れを癒す効果も期待できるので、まさに一石二鳥ですね。

家族に子供が加わるとどうしても子供優先になり、セックスレスの原因となります。夫婦だけの時間を作って、二人の関係を見直しましょう。
 
子供を双方の実家に預けたり、一時預かりを利用するなどの方法もあります。たまには恋人気分に戻っておしゃれしながらデートを楽しんでみましょう。

セックスレス解消だけでなく、夫婦関係の改善にいちばん効果があるのが「感謝」です。お互いに感謝を伝え合うことは、お互いを大切にすることに直結します。
 
大切にされると大切にしたくなり、拒否の原因も解消されます。感謝でセックスレスを追い払いましょう。

夫婦関係が上手くいく方法はただひとつ「相手を尊重すること」です。そこを怠ると、セックスレスの原因になります。
 
夫の強引な態度や妻の拒否も、お互いを尊重していたら起こりません。セックスレスの原因は何か、パートナーが何を望んでいるのか、自分はどうしたいのかをよく考え話し合って、セックスレスを抜け出してくださいね。