社交辞令の見極め方とは?真に受けて恥をかかないで!
社交辞令には初めて会う人や仕事や知人など人間関係をうまく運ぶツールという一面もありますが見極めが難しいですよね。社交辞令の本音と建前の見極め方などを、よく使われるセリフや相手からの接し方・話題の内容・連絡先の交換・態度など詳しくご紹介してゆきます。
目次
社交辞令と本音をしっかり見極めたい!
初めて会う人が深刻な悩みを突然打ち明けてきたら驚いてしまいますから、天気や朝見たニュースの話をしたり誉め合ってみたりという会話の流れがあれば落ちつきます。
本音や建前など心理戦が必要な場面でなければ、社交辞令は大人としてマスターしておきたいツールや社交術とも言えます。
そんな大人としての会話に欠かせない社交辞令ですが、何度も会ったことのある人・気になる人からなどの誉め言葉をどう受け止めて良いのか迷うこともあります。真に受けて良い物か聞き流すべき話題なのか「で、どうなの?」と聞くこともできない関係だから出てくるのが社交辞令という話題でもあるのです。
こちらでは、社交辞令の本音と建前の見極め方などを、よく聞くセリフや相手からの接し方や話題の内容や連絡先の交換や会った時の態度など詳しくご紹介してゆきます。
【社交辞令①】よく聞く社交辞令のセリフ
大人の会話に欠かせない社交辞令ですが、こちらでは社交辞令としてよく聞くセリフを6つご紹介します。
今度〇〇でも
「今度飲みに行きましょう」「今度お茶でも」「今度アドレス教えて」なんて言われると、親しくなったように感じて嬉しくなってしまうセリフですが、時と場合によっては社交辞令になるようです。
今度飲んだりお茶したりと具体的な目的地ができているのに「ぜひ」と答えた後に「じゃあ来週とかは?」などの話題が続かない時はそのまま聞き逃しておいた方が良いようです。
「ぜひ」と言ったとしても、それも社交辞令と相手が取る場合もありますから、親しい間柄なら自分から聞いてみても良いでしょう。目上の人なら相手の出方を少し待ってみた方が良い場合もあるようです。
メアドに関しては会っているのにも関わらず「今度」と言っている時点で聞く気がないと思って良いようですね。本当に急いでいてすれ違う時に「(いつも聞き忘れちゃうけども)今度おしえて」と走り去ってゆくような人なら、本当に今度聞いてくるでしょう。その時に答えるのでも遅くはないはずです。
機会があればぜひ
仕事で取引先などとの別れの場面で「機会があればぜひ」は社交辞令というか「では失礼します」と同じような定型文と言えなくもないセリフの一つではないでしょうか。
仲良くしたいもっと親しくなりたいと感じている相手を食事やイベントに誘った際に「機会があれば」なんて言われたら、ほぼその機会が巡ってくることはなさそうです。大人の社交辞令的なお断りセリフ定型文として覚えておいても良さそうです。
旅行やイベントなどに出かけた話の流れでの「いいわね、私も機会があれば行ってみたい」は本音もありますが、あおり系の相の手のような社交辞令ということもあります。
また誘ってください
「また誘ってください」は「さようなら」の代用ができる社交辞令的セリフのようです。
「また誘ってください」を使う場面は、「楽しかったです。また誘ってください」「美味しかったです。また誘ってください」など、その後に解散が控える本日最後の会話に出てくるセリフの一つです。
好きな人や気になる人に「また誘って」なんて言われると「じゃあ具体的に」と前のめりになりたくはなりますが、建前での「さようなら」の社交辞令的セリフの仲間ということもあります。
次のことはまた改めて考えることにしてさわやかに立ち去った方が良いこともあるようです。
参考にさせてもらいます
「参考になりました」「参考にさせてください」「参考にさせてもらいます」と言われると言われた方は嬉しいです。何かを教えたり説明をしたりした後に言われることの多いセリフですから、自分の話が相手の役に立ったという達成感もあり心に染み入ります。
本当に参考になった人もいると思いますので見極めるのは難しいです。ですが他の言葉が浮かばず大人の対応として「参考にさせていただきます」というセリフが出る場面もあり得ます。
つまり、社交辞令では「ありがとう」というセリフの仲間とも言えるのが「参考にさせてもらいます」とも言えます。
何かを教えてもらったり手を止めて相談に乗ってもらったりしたら「参考になります、ありがとうございます」と言うことが大人の会話で求められている社交辞令的セリフということでもあるようです。
何かあれば相談に乗るよ
悩んでいたり心がどこかに行っていたりする様子は、案外周囲の人に気づかれていたりします。それをあえてスルーするのも大人の対応ですし、「どうしたの?何かあったら相談にのるよ」と社交辞令でねぎらうのも大人の対応としてあり得ます。
つまり、ねぎらいの社交辞令が「何かあれば相談に乗るよ」です。本当に乗ってくれるかもしれませんし、相談したとたんに迷惑な表情をする人もいるかもしれませんから見極めは必要です。
仕事中なら「お気遣いありがとうございます」など感謝で対応するのがベストかなと思います。もし仕事で失敗した後に「相談に乗ろうか」と聞かれたら、仕事でのミスを謝罪する方が先になります。相手がそれに対して「今日、時間ある?」など実際に時間を提示するならば建前だけではなく相談に乗ってくれそうな人ではないでしょうか。
簡単な誉め言葉
「さすが」「すごいです」「すてき」「やばいっす」など年齢や性別やその場面などによって誉め言葉は変わります。会話の流れや楽しい雰囲気優先で社交辞令的にそんな誉め言葉をやたらと並べる人もいます。
大人として会話や雰囲気を大切にしていて社交辞令的な誉め言葉がたくさん並んでしまう人もいます。実際にすごいと感じて、そのやり方や方法について具体的に聞いてくる人は社交辞令ではなく本当に誉めていると考えて良いようです。
注意したいのは、あまり安易に何度も同じ単語で誉めすぎる人です。誉められて喜ぶ人を観察して悪口や陰口をささやくタイプであることもあるようです。
挨拶や会話の流れとしての社交辞令は身に着けると大人としての社交術にもつながりますし、人間関係を円滑に運ぶツールとしても役立つこともありますが、誉めすぎる社交辞令は大人としてはタブーですし、言われた方は用心しておいた方が良いようです。
【社交辞令②】男性の建前と本音の見極め方は?
社交辞令としてよく聞くセリフ色々ありました。本当にそう心のどこかでは思って発言していることもあるセリフであったりもしますし、大人の社交術的社交辞令ということもあるようですね。
こちらでは、男性の社交辞令の中の本音と建前の見極め方を5つご紹介します。
外見を褒めたら社交辞令
男性が外見をあっさり誉めるのは、ほど良くどうでもよい相手であることが多いようです。気になる人や好きな人から「きれいだね」「今日もかわいいね」などと会うたびに言われるならば、脈無しと考えた方が良いようです。
気になる人や本気の相手には男性は素直に誉めるセリフが出にくいようです。好き避けする心理でしょうか。ぐいぐいと真っすぐ言い寄ってくる男性もいますが、ほとんどの(日本)男性は好きな女性に「かわいい」と面と向かって言うことはないようです。
一度の会話で何度も褒めるなら社交辞令
社交辞令のセリフ『簡単な誉め言葉』の目次でも少しご紹介していますが、「へぇ~」「すごいねぇ」「良いね」など聞いているのか聞いていないのか分からないような単調な誉め言葉を何度も言うならば社交辞令と受け止めた方が良いようです。
本音は1対1のとき
男性の多くは人が多い場所では建前で話す傾向があるようです。仕事や仲間内など大勢の中に気になる人・好きな人がいるならば、その場所で遠回しに色々聞いても本音を引き出すどころか、なんとなく面倒なことを聞いてくる人として嫌煙されてしまうかもしれません。
帰り道などで2人になったなら本音を聞くチャンスです。2人で会うことを他の人に気取られないように誘われるなら、ただの相談ということもあるかもしれませんが脈ありという可能性もあります。
仕草で本音がわかる
女性を誉める社交辞令を男性が言う時にそれが本音か建前かを見極める方法は、仕草のようです。男性に限らず好きな人を誉めると人は照れてしまうようです。
「僕はかわいいと思ってる」という感じで「僕」という主観が入ったセリフを照れながらも真っすぐに伝えてくる男性のセリフは、社交辞令ではなく本音だと受け取って良いようです。照れるという仕草は人それぞれですが、鼻をさわるとかやたら髪をいじるだとか照れて目を合わせないとかが、照れる仕草のいくつかの種類ですのでご参照ください。
他の人と自分に対する接し方の違い
好きな人と話すと嬉しくて話が盛り上がったり話題が次々に思い浮かんだり何度も笑ったりということが自然とおこります。一般的な男性だと接し方が他と違うところで見極めることができることもあるようです。
ですが、社交的すぎる男性ではそれだけで脈ありかどうかは見極めることはできませんし、好き避けするタイプだと逆に何を聞いても答えないなんてこともあるかもしれません。
目が合うと照れるとか、会話には入らないけど体をこちらに向けて話をよく聞いているとか、少しずつ近づいているとか、男性によってその接し方は色々です。少し話ができるようになってから、その表情など観察してみてくださいね。
【社交辞令③】好きな人との会話での見極め方は?
男性の建前や社交辞令に隠された本音が少し分かってきましたね。次は2人で会話する時の見極め方に進みたいと思います。
話題の深さを気にする
2人で何度か会ったとしても最初と印象が変わらないという男性もいるでしょう。ひどく臆病だったりプライベートも仕事も同じ調子の人も中にいるかもしれませんが、一般的には2人で会うと段々と距離が近づき会う度にもっと会ってもっと話をしたくなるものです。
つまり、話がいつも中途半端に終わってしまったり、こちらの考え方や意見などに質問してきたり興味を持ってこないようならば、その男性は2人で会いはじめてしまったものの断るタイミングが計れないでいるだけかもしれません。
仕事の悩みでも今朝のニュースでも昨日見たDVDの話でも、どんな話だって付き合い始めや好きな人の話ならお互いに興味を持つはずです。会話が深く楽しいものになるから何度も会って話したくなるという部分もあります。
相手のリアクションを確認する
気になる人・好きな人と会うと楽しく嬉しいものです。顔を合わせた瞬間から少し表情が明るくなるはずです。照れる男性は無表情を装ってみたりしますが、なんとなく楽しい雰囲気は伝わり合うものです。
自分と話す時のリアクションと他の人と話す時のリアクションを比べることが見極める一番の近道かもしれません。難しい話をしていても、こちらを見た時に表情が緩む自然な笑顔になるならば、とても良い感じです。
食事中も下を向いたままだとか、一緒に来た場所で別行動を取りたがるだとか、話をしても他のことをやっていて会話が続かないとかは、脈無しの可能性がとても高いです。
プライベートな話題が中心になったら脈あり
何度か会う間に、初めて会った共通の趣味や仕事などの話から段々とプライベートな話が多くなってきたら、両思いも近いようです。
男性は興味の無い相手に自分の弱みになるようなつけ込まれるような話題を提供することはないものです。好きな物や趣味や好きな色さえ答えないこともあるでしょう。つまり、プライベートな話をするくらい心を開いていると考えて良いようです。
【社交辞令④】連絡先の交換後の見極め方は?
仕事で会った人にプライベートの連絡先を聞くのは勇気が必要ですよね。友達付き合いの延長ならば逆に連絡先を聞いて「イヤ」という人が少ないため「もしかしてその場のノリで社交辞令で教えてくれたのかも」とせっかく聞いた連絡先を前に悩んでしまうこともあります。
返信が遅ければ脈なし
気になる人や好きな人の連絡先を手に入れたらすぐに連絡を入れたいですよね。連絡先を聞かれて教えるという行動は社交辞令の範囲になるので、連絡先が手に入ったと言っても大きな前進という訳ではありません。
返信が遅い理由にすごく少ない確率ですが「とても忙しい」という理由もあり得ます。スマホが手元にないこともありますし、休憩時間しかスマホを操作できない職種はたくさんあります。
相手から連絡が来ないなら先に連絡をしてみるのは第一歩ですが、返事が遅いようならば脈はないと思った方が良いようです。どんな時に連絡しても返事が翌日になるようなら、連絡を積極的に取ることはやめておきましょう。
相手から話題を広げてくれる
会話が盛り上がるポイントに、具体的な話や質問などがあります。必要事項や連絡事項などだけで連絡が終わってしまうならば脈無しの可能性が高いです。
逆に、自分が話した話題を掘り下げるような話が返ってきたり、理解しようと具体的な質問をしてきたり、話題を広げるようなやり取りが続くようならば興味を持っているというサインのようです。
連絡にきちんと対応してくれる
上の連絡に返事が来ない場合と逆で、こちらから入れた連絡への返信が遅くなったことを謝ったり、遅くなっても返信が必ずあったり、会った後に連絡が入ったりなど、対応がきちんとしていて連絡を嫌がっていない様子ならばそのまま連絡を取っても良いようです。
【社交辞令⑤】食事に行ったときの見極め方は?
連絡先を手に入れて2人で会う約束までたどり着けると嬉しいですよね。ですが、断り切れず社交辞令で食事の約束をOKしてしまったり、相手が見極めているところだったりという可能性がまだまだあります。こちらでは、食事に行った時の見極め方を4つご紹介します。
公的な話題しか話さない
ニュースで出てくるような話や共通の仕事の話など、誰にでもできる話題を選ぶ様子が強いと感じたら要注意です。もし積極的に個人的な話をしたとしても、そこに興味を抱く様子がないならば次に2人で会うのは無駄かもしれません。
仕事で合う時の雰囲気そのまま
男性が仕事の付き合いもあり社交辞令として2人での食事にOKした場合は、会社や仕事上で会う時のまま雰囲気が崩れるということはないようです。なるべく「公」のままの面しか見せないように警戒しつつ会っているのかもしれません。
意見がぶつかりあうことがない
社交辞令で食事の誘いにOKした場合は、話を聞くふりをして場をつないでいるということもあるようです。その場合は、相づちをうつ程度の返事はあるでしょうが、会話が膨らむような意見や考えを男性から言うことはないでしょう。
お酒を飲んでも相手は飲まない
お酒はトラブルに繋がることもあります。うっかり飲み過ぎて一緒に朝を迎えるなんてトラブルを絶対に防ごうと気合いを入れて食事に来ている男性が、気のない女性との食事でお酒を飲むことはないようです。
相手の態度で社交辞令なのかを判断しましょう!
男性の建前を切り崩して本音までたどり着くのは難しいようですね。ですが、社交辞令と言われるセリフでも主観を入れて誉めたり2人で会った時に具体的に次の約束を取ろうとするのなら脈ありとみて良いようでした。
一般的には社交辞令は大人として人間関係をうまく運ぶツールとしての役目もあります。やたら本音を振りまいても物事は進まないものです。本音と建前と社交辞令を交えつつ、上手で大人な社交術を身に着けたいものです。