カンパニュラの花言葉や由来を解説!種類や特徴・関するギリシャ神話も!
カンパニュラにはどのような花言葉があるのでしょうか。カンパニュラにはギリシャ神話が由来になった花言葉や、可愛らしい花姿が由来となった名前など様々な特徴があります。そんなカンパニュラについて、有名な種類や特徴などもご紹介していきます。
目次
カンパニュラってどんな花?
あまり馴染みがないカンパニュラについて、種類や特徴・誠実や感謝などの素敵な意味のある花言葉についてなどをご紹介していきます。誰かに贈るのにピッタリな花なので、花言葉を添えて誰かに贈るのはいかがでしょうか。
カンパニュラの特徴
科・属名:キキョウ科ホタルブクロ属
学名:Campanula medium
和名:風鈴草(フウリンソウ)
別名:カンパニュラ・メディウム、釣鐘草(ツリガネソウ)、ベルフラワー
英語名:Canterbury bells
英語名での別名:Bellflower
原産地:北半球の温帯
花色:紫、ピンク、青、白など
カンパニュラは、北半球の御大に300種類も自生している多年生の花です。多くの花が釣鐘状に咲く特徴から、この名前が付いたとされています。そして、日本には明治のはじめ1870年頃にやってきました。
カンパニュラの開花時期や見頃はいつ?
青紫や白・ピンクといった様々な色で楽しませてくれるカンパニュラは、5月~7月頃が開花時期です。春~梅雨の季節の花なので、カンパニュラを見ることで春を感じることができそうですね。
カンパニュラの名前の由来
カンパニュラの名前の由来には、ラテン語の「campana(小さな鐘)」を語源としています。釣鐘のような形が特徴的な花姿が、そのまま名前の由来になっているようです。風鈴のようにふっくらした特徴的な形や、白や紫といった優しい色合いがカンパニュラの魅力ですね。
カンパニュラの花言葉と由来は?
カンパニュラの花言葉には、こんなギリシャ神話が由来になっていると言われています。
美しいニュンペー(精霊・下級女神)のカンパニュールは、オリンポスの果樹園の番人をしていました。ある日、兵士が果樹園に侵入したためカンパニュールは銀の鈴を鳴らして助けを呼びます。しかし、カンパニュールはその兵士に命を奪われてしまいました。
カンパニュールの死を悼んだ花の女神フローラは、彼女を鐘の形をしたカンパニュラの花に変えたと言われています。
このギリシャ神話から、カンパニュラの花言葉が付けられたと言われているのでそんな花言葉3種類についてご紹介していきます。
花言葉①「感謝」
「感謝」という花言葉は、ギリシャ神話で命を懸けて果樹園を守ろうとしたカンパニュールに女神フローラが感謝をしたことから付けられた花言葉だとされています。
日頃の感謝を伝えたいお世話になっている方へ、この感謝という花言葉を添えてカンパニュラを贈るのはいかがでしょうか。直接だと伝えづらくても、花言葉の力を借りれば素直な感謝の気持ちを伝えることができるかもしれません。
花言葉②「誠実」
「誠実」という花言葉は、「感謝」同様ギリシャ神話が由来となってつけられた花言葉です。命を懸けてまで果樹園を守るという誠実なカンパニュールが、この「誠実」という花言葉になったとされています。
花言葉③「節操」
カンパニュラの花言葉の1つである「節操」には、正しいと信じる心や自分の意見を固く守って変えないという意味があります。まさに、命を懸けたカンパニュールにピッタリな花言葉ですね。
感謝・誠実・節操という3種類の花言葉を添えて、感謝を伝えたい先輩などにカンパニュラを贈ると相手にも気持ちが通じて喜ばれるかもしれませんね。
カンパニュラの英名の由来と英語での花言葉は?
英語名である「Canterbury bells」と「Bellflower」は、どちらも釣鐘のような特徴的な花姿が教会の鐘を連想させることから付けられた英語名だとされています。
カンパニュラの英語での花言葉は主に2種類があります。
・gratitude(感謝)
・constancy(不変、節操)
日本語の花言葉と意味は同じですが、誰かに贈る時には英語の花言葉にしてみるとよりおしゃれになりそうですね。日本語で直接感謝を伝えるのは少し気恥ずかしいですが、英語ならば照れもなくなり素直に気持ちを伝えることができそうです。
カンパニュラの和名と由来を紹介!
カンパニュラの和名である「風鈴草(フウリンソウ)」は、英語名同様カンパニュラの特徴的な釣鐘状の花姿が日本では涼やかな音で楽しませてくれる風鈴をイメージさせる名前だとされています。
英語名と和名どちらも特徴的な花姿が由来となっていますが、教会の鐘や風鈴がイメージできるとても可愛らしい由来ですね。
カンパニュラの誕生花はいつ?
カンパニュラの誕生花はとてもたくさんあります。
3月:4日、7日
4月:23日
5月:12日、15日、26日
6月:3日、11日、15日
7月:8日、10日、11日、27日
10月:4日
11月:21日
誕生花の方へカンパニュラを贈る時には、「感謝・誠実」といった花言葉を日本語や英語で添えてみてはいかがでしょうか。
カンパニュラは種類が豊富!有名な品種を5つ紹介!
カンパニュラはとても種類が豊富で、約300種類もあると言われています。そのたくさんある種類の中で、特に有名な品種である5種類をご紹介していきます。
カンパニュラ・メディウム
カンパニュラ・メディウムは、カンパニュラの中で最も一般的な種類で風鈴草と呼ばれる品種です。長さ5cm程度の釣鐘状の花を咲かせる1.2年草で、花色は青紫、白、ピンクがあり50cm~1.5mの草丈になります。
カンパニュラ・グロメラータ
カンパニュラ・グロメラータは、ヨーロッパやシベリアに自生するカンパニュラです。花姿が星のように見えることから別名、星咲カンパニュラと呼ばれています。
カンパニュラ・ブルーワンダー
カンパニュラ・ブルーワンダーは、デンマークが原産の品種です。2cm程の八重咲きの小さな青い花が特徴です。高山性の花なので、暑さや日光が苦手です。しかし、翌年花を咲かせるには、1日の大半を光に当てないといけないと日光が苦手なのに中々癖が強い品種です。
カンパニュラ・ベルフラワー
カンパニュラ・ベルフラワーは、その名前の通りベル状の花を咲かせる特徴があります。草丈は10cm~20cmと小柄な花を咲かせ別名、乙女桔梗(オトメギキョウ)と呼ばれています。
カンパニュラ・メリーベル
カンパニュラ・メリーベルは、カンパニュラの種間交雑によって作られた品種です。従来のカンパニュラより強く花期が長いのが特徴です。小さな釣鐘状の青紫色の可愛らしい花を咲かせます。
カンパニュラ・アルペンブルー
カンパニュラ・アルペンブルーは、代表的な園芸品種で「カンパニュラ・ポシャルスキャナ」とも呼ばれています。青紫・白・ピンク色の星型状の小さな花が群がって咲くという特徴があります。
カンパニュラの花言葉を添えて贈ろう!贈り方は?
カンパニュラにはギリシャ神話が由来となった「感謝」「誠実」「節操」という素敵な花言葉があります。贈り物としてピッタリの花言葉なので、カンパニュラを贈るのにベストな人や贈り方についてご紹介していきます。
カンパニュラを贈るおすすめの人
カンパニュラの「感謝」「誠実」という花言葉はギリシャ神話で命を懸けて任務を果たそうとした話が由来となっています。そんな花言葉の由来から、カンパニュラを贈るなら感謝と真実の愛を伝えたい人に贈るのがベストだと言えます。
カンパニュラの贈り方
カンパニュラの贈り方としては、生花を白や紫が可愛い花束にして贈るのがベストです。しかし、生花が手に入らない時期もあるので無理して生花にこだわる必要はありません。ブリザードフラワーであれば、生花よりも長く花を楽しむことができるのでおすすめです。
メッセージカードに「感謝」「誠実」「節操」といった花言葉を添えて贈ると、より感謝の気持ちが伝わりやすく相手に喜ばれそうですね。
カンパニュラの花言葉は贈り物にぴったり!
白や紫といった淡い花色が可愛らしいカンパニュラは、贈り物にぴったりな花言葉があることが分かりました。生花やブリザードフラワーなどの花束に、花色に合わせた白などのメッセージカードで花言葉を添えるとより気持ちが伝わりやすくなります。日頃の感謝は直接口にするのはなんだか照れくさいですが、花言葉で贈ると照れくささもなくストレートに気持ちを伝えることができそうですね。