クロッカスの花言葉や由来とは？ギリシャ神話との関係は？

花は女性でも好きな方が多く、ガーデニングが趣味になっている人もいますよね。花は色鮮やかなものが多く、育てる楽しさもあると共に、見ていると癒やされやすいです。そのような花ですが、花にはそれぞれ花言葉が存在します。今回は花の中でも人気がある「クロッカス」の花言葉についてご紹介したいと思います。

まず最初はクロッカスの特徴についてです。クロッカスの特徴は何と言っても花が大きいところです。花が大きいと豪華に見えやすいのですが、クロッカスは他の花とは違って草丈と比べると花が大きいという点です。普通花といえば草丈よりも小さく可愛らしい印象が強いのですが、クロッカスは特徴からも鮮やかな印象にもなりやすいので、育てていても楽しいです。

特徴についてご紹介しましたが、次はクロッカスの開花時期についてご紹介したいと思います。クロッカスは冬から春にかけて咲く花で、主に2月から4月にかけて咲きます。そのため、この時期は咲く花が少ないのですが、クロッカスは色鮮やかに咲くので多くの方に人気です。

次はクロッカスの名前の由来についてご紹介したいと思います。花の名前の由来などは特徴からついていることが多いのですが、クロッカスは英語・ギリシャ神話が大きく関係していると言われています。クロッカスは英語の「Crocus」が由来とされているのですが、これをそのまま和名として使っています。

さらに、ギリシャ語の「krokos」＝糸という語源が由来という説もあり、糸のように長く伸びて育つのが由来としている場合もあります。

次はクロッカスの誕生花としての意味についてご紹介したいと思います。花は普段なかなか貰う機会が少ないと思いますが、誕生日の際には誕生花をもらうという方もいます。クロッカスは「1月3日」の誕生花です。誕生花としてもらっても嬉しいですが、誕生日以外にプレゼントしても喜ばれやすいのでぜひプレゼントに悩んでいる場合は候補としてご参考いただけたらと思います。

次はクロッカスの種類・品種についてご紹介したいと思います。クロッカスは色鮮やかな花ではあるのですが、世界中におよそ80種類存在するとされています。そのため、クロッカスの種類・品種を全て上げたらとてつもない文字の量になるのですが、クロッカスの種類の中で代表されるのがサフランやアドバンス・イエロー・マンモスなどが有名です。

クロッカスの名前の由来や種類について簡単にご紹介しましたが、クロッカスにももちろん花言葉が存在します。

しかし、普通は一つの花に花言葉は一つや二つ程度なのですが、クロッカスの場合は4つ花言葉があります。一つずつ簡単にご紹介しますので、ぜひ花言葉をご参考いただけたらと思います。

まず最初に挙げられるクロッカスの花言葉は「青春の喜び」です。これは途中でもご紹介したように、クロッカスが冬から春にかけて咲くことから結びついているとされています。春にかけて咲く花であることから「青春」の様子を表しており、綺麗に咲く様子から青春が花開く・喜びになるという意味がついているとされています。

次に挙げられるクロッカスの花言葉は「切望」です。切望とは熱心に・強く願うことでもあるのですが、こちらは先程ご紹介した青春の喜びと少し関係しています。というのも、この切望については春が早く来るように強く願うという意味でもあり、クロッカスの代表的な花言葉として有名です。

切望と青春の喜びはクロッカスの花言葉でも代表とされていますので、ぜひ覚えていただけたらと思います。

次に挙げられるクロッカスの花言葉は「裏切らないで」です。裏切らないでと言葉で聞くとやや怖い意味合いに感じやすいのですが、この怖い意味通りで後述でもご紹介しますが、この裏切らないでという怖い意味はギリシャ神話に関係しているので、花をプレゼントする際にクロッカスを贈るのを避ける人もいます。

次に挙げられるクロッカスの花言葉は「あなたを待っています」です。「裏切らないで」というような怖い意味合いもあるのですが、好きな人を待つ「あなたを待っています」という意味もあります。クロッカスは裏切らないでという気持ちとあなたを待っていますという好きな人に対する熱い気持ちが込められている花であると言えます。

クロッカスの花言葉はギリシャ神話も関係していると途中でもご紹介しましたが、ギリシャ神話のクロッカスとスミラックスの物語が関係しています。クロッカスは好きな恋人スミラックスと結婚したいものの、神々に許してもらえず、クロッカスは絶望して身を投げてしまいました。それをスミラックスが追って命を断ったのですが、花の女神はその様子を嘆き、二人を花にしたとされています。

このような物語がクロッカスの花言葉の由来ともされています。

クロッカスの花言葉についてご紹介しましたが、実はクロッカスは色によって花言葉が変わります。クロッカスは赤や白・紫や黄色と花の色が大きく違うのですが、この色ごとに花言葉が存在しますので、ぜひ裏切らないでという意味やあなたを待っていますという意味と合わせてご参考いただけたらと思います。

まず最初に挙げられるクロッカスは黄色のクロッカスです。黄色のクロッカスは明るく華やかな印象で多くの方から人気です。黄色のクロッカスの花言葉は「私を信じて」という意味になります。クロッカスとスミラックスの物語のように相手に自分を信じてもらいたい気持ちを表す意味があるため、黄色のクロッカスは花言葉の意味も含めて結婚式や記念日などで贈られることが多いです。

次にご紹介するのは紫色のクロッカスです。紫色のクロッカスはクロッカスの中でも印象が強い方も多いのですが、紫色の場合は裏切らないでというような怖い意味の花言葉に近いです。紫色のクロッカスは愛の後悔という意味になります。

相手の好きな色の花をプレゼントする方も多いと思いますが、相手が紫色が好きな場合は黄色のクロッカスも混ぜて「後悔しないようにあなたを信じて待っています」という意味にすると明るうい印象になりやすいです。

次は白や赤色のクロッカスについてです。白や赤色のクロッカスは最初にご紹介したクロッカスの花言葉がそのままきており、「青春の喜び」と「切望」という花言葉になっています。そのため、クロッカスの花言葉は「赤と白」「紫色」「黄色」と分けて覚えると覚えやすいかと思います。赤色や白色のクロッカスも美しいので、花好きの方以外にもおすすめです。

色別のクロッカスの花言葉についてご紹介しましたが、クロッカスの紫色単体で贈るのはやはり避けるのが好ましいです。クロッカスは怖い意味の愛の後悔という意味になるので、そのまま渡してしまうと相手が花言葉を調べた際に意味深に伝わりやすいです。そのため、途中でもご紹介したように黄色のクロッカスと合わせて渡したり、赤や白などのクロッカスに切り替えたりするのをおすすめします。

クロッカスの特徴や種類・名前の由来などをご紹介したときに、英語も名前の由来になっているとご紹介しましたが、英語の場合もギリシャ神話が関係しています。
英語ではCrocusが由来とご紹介しましたが、英語のCrocusも神話の登場人物クロッカスからきており、クロッカスが恋人とのデート帰りに崖から転落してしまい、そこから花が咲いたことからその花がクロッカスになったとされています。

英語のクロッカスの由来についてご紹介しましたが、英語でのクロッカスも花言葉は一緒です。花言葉は「youthful gladness」＝「青春の喜び」という意味と「cheerfulness」＝「元気」という意味になっています。そのため、明るい印象の花言葉なので、英語圏内でもクロッカスを贈るのは人気です。

最後は番外編としてクロッカスとサフランの見分け方についてご紹介したいと思います。サフランはクロッカスとかなり似ている花なのですが、これは当然といえば当然です。というのも、サフランは途中でも触れましたが、クロッカスの種類の一つです。そのため、見分けがつきにくいのですが、大きく挙げられる違いは春に咲くか、秋に咲くかです。サフランは秋に咲く花なので、クロッカスと咲く時期が違います。

さらに、見分け方としてはクロッカスは赤や白などもありますが、サフランは紫色しかないので、赤や白・黄色の場合はクロッカスと見分けやすいです。

今回はクロッカスの花言葉や種類・特徴についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。クロッカスには怖い意味合いの花言葉もありますが、組み合わせを変えることによっていい意味の花言葉にすることもできます。さらに、花言葉で誤解を生まないようにメッセージカードで気持ちや花言葉を添えて贈ると伝わりやすいので、ぜひ皆さんのご参考にしていただけたらと思います。