100均でおすすめの耳栓14選！遮音効果や正しい着け方なども解説！

今や何でも揃うといっても過言ではないダイソー・セリア・キャンドゥといった100均。その品数豊富な100均ダイソー・セリア・キャンドゥには、睡眠時や飛行機などで使いたい耳栓もあります。

遮音性が高いものや付け心地に配慮されたものだけでなく、キャラクターがデザインされたケースが付いているものなどもあり、100均の耳栓といっても侮れません。

ダイソー・セリア・キャンドゥなど100均にある耳栓の種類が豊富な事はわかりましたが、遮音性や着け心地はどうなのでしょうか。口コミでは「遮音性はフランジ（スパイラル）タイプよりフォームタイプ」という意見が多く見られます。

その理由として、スパイラルタイプは防水性は高いですが、空気の通り穴のような穴が開いている作りになっているため、それが遮音性の低さに繋がると考えられます。

一方、フォームタイプは耳穴をしっかりふさぐように装着するため、より遮音性が高くなり、特に高音を遮断する効果が期待できるといわれています。さらに、同じフォームタイプの耳栓でも、100均の店舗によって、扱っている耳栓の硬さなどが微妙に違うため、人によって遮音性の感じ方は変わります。

着け心地に関しては、パッケージに記載されている装着法を守って使えばさほど悪くありません。しかし、サイズ表記がないものが多いため、使用する人の耳の大きさによっては違和感を感じてしまうようです。なお、着け心地にこだわるなら、フォームタイプの中でも「ソフトタイプ」を選ぶとよいでしょう。

いざ耳栓をダイソー・セリア・キャンドゥといった100均で購入しようと考えても、売り場がわからなければ多くの商品の中から見つけるのが難しいでしょう。目的の耳栓がパッと見つけられるように、100均の店舗別に耳栓の売り場を紹介します！

ダイソーとセリアの耳栓が置いてあるコーナーは「トラベルコーナー」になります。トラベルコーナーには、耳栓の他にもアイマスクや簡易枕、その他にも便利なトラベルグッズがありますので、ダイソーやセリアに耳栓を買いに行く時には、他のグッズも見ると旅行の時の参考になりますよ。

キャンドゥの耳栓は、包帯や絆創膏などのある衛生用品コーナーにあります。キャンドゥの衛生用品は、旅行に便利なカットされたコットンや個別包装にされた綿棒などもありますので、キャンドゥの耳栓を買いに行く時には、他の衛生用品の商品も合わせて見ると、日常生活で使いやすいグッズが見つけられそうです。

なおキャンドゥは、衛生用品コーナー、トラベルコーナーどちらにも耳栓を置いていない店舗もあるようです。その際は、店員に確認してください。

それではまず、100均の代表でもあるダイソーの耳栓を紹介します。普段の生活で、あまり耳栓を必要としていない人も、思わず手に取って確かめたくなる耳栓に出会えるかも知れません。

100均ダイソーの「EAR PLAG with Case耳栓ケース付き」は、6個3ペア入りでかなりお得感のある耳栓です。素材はポリウレタンで、先端が丸みを帯びた黄色の耳栓です。

店舗にもよりますが、同じ商品名で透明ケース付きとブルーのケース付きの物があります。耳栓の色や形はほぼ同じですが、ブルーケースは中国製、透明ケースは韓国製と生産国が違います。

このタイプの耳栓は、耳にしっかり入れるために細く潰して使うのですが、中国製の方は潰しにくく、もどりも早めですが、韓国製の方は柔らかくて着け心地もよく、潰しやすくて使いやすいです。

100均ダイソーの耳栓「EAR PLAG with String 耳せんヒモ付き」は、青い耳栓が2ペア入っており、それぞれ個別に包装されています。素材はポリウレタン製で、先ほど紹介した耳栓と同じように、ギュッと細く潰してから耳穴に装着する使い方をします。

付属の紐を首に回して使えるので、外しても失くす心配がありません。しかし、寝ている間に耳栓が外れてしまい、紐が首に絡むと危険なため、パッケージにも『就寝時は使用不可』と記載してあります。

耳栓は就寝時に使用するために購入する人もいますが、この耳栓に関しては、就寝時に着けるのは避けてください。

100均ダイソーの耳栓「EAR PLAGS 耳せんケース付き」は、弾性発泡ポリマーという素材で出来ており、使い方は今まで紹介した耳栓と同じですが、潰してから元に戻るまでの時間がゆっくりなので、慌てずに装着する事が可能です。

さらに、体温に反応する素材でもあるため、装着後に耳にしっかりと密着してくれる特徴もあります。形状は今までの耳栓と違い、筒状なので一見使いにくそうに見えますが、そういった心配はありません。

なお、この耳栓は「勉強に集中」「入院お見舞いに最適」「パチンコに必携」「旅行・出張に必携」と色違いで4種類のパッケージがありますが、中身は全部同じもののようです。

ケースの大きさは4.3cmと手の平に収まるサイズで持ち運びしやすいですが、内側に耳栓がくっついて取りにくさを感じる事もあるようです。

100均ダイソーの「Hello Kittyケース付き耳栓」は、キティちゃんがデザインされた可愛いケース付きで、その可愛さから耳栓ではなく、ケースが欲しくて購入する人もいるようです。耳栓の素材はポリウレタンで、同じタイプの他の耳栓と比べると柔らかくて潰しやすいです。

子供も使用する事を想定しているようですが、サイズに関しては大人でも使える大きさなので、子供によっては大き過ぎると感じる可能性があります。

可愛いケースなので、耳栓ケースとしてではなく、小さなアクセサリーやピルケースとして使用する人もいるようです。

100均ダイソーの「EAR PLAG スパイラルタイプ」は、2ペア入りで半透明のケースも付いています。素材は熱を与えると柔らかくなり、冷えるとゴム状に戻る性質の熱可塑性(ねつかそせい)エストラマーというシリコンのような半透明の素材です。形状はきのこのようで、このまま耳にねじ込むように装着します。

ポリウレタン製の耳栓と違い、変形しないため、耳穴の大きさで使いにくさを感じる人もいるようです。しかし、防水仕様で水深3mまで対応しているので、プールや海水浴には最適で、洗って繰り返し使える特徴もあります。

続いてセリアの耳栓を紹介します。セリアはおしゃれな100均としても人気ですが、おもしろいネーミングの商品もあり、思わずクスっと笑ってしまうかもしれません。

セリアの「おやす耳(クッションタイプ)」は、丸型のケース付きで、素材は弾性ポリウレタンです。通常のポリウレタンと比べると密着性が高い特徴があります。

「おやす耳」とネーミングされているだけあり遮音性も高いので、周りの雑音や一緒に寝る人のいびきでなかなか眠れない人におすすめの耳栓です。

しかし、反発性が高い特徴もあるため、潰してから元に戻る時間が短く、慌てなくてもいいのですが、やや急いで耳に装着する必要があります。

こちらの商品は、先ほど紹介した「おやす耳」のスパイラルタイプです。熱可塑性(ねつかそせい)エストラマー素材で、ダイソーの「EAR PLAG スパイラルタイプ」と同じです。

カラーがオレンジで、半透明の丸いケースが付属しています。形状はヒダが3段付いていて、長さが27mm・ヒダの大きい部分は直径15mmで小さい部分は直径8mmです。

こちらの耳栓は、クッションタイプと比べると遮音性が低いため、睡眠時に使用するためではなく、プールや海水浴などで使用する事をおすすめします。

セリアの「ソフト耳栓（ケース付き）」は、セリア限定の商品です。耳栓の素材はポリウレタンで、海外製品のように見えるライトグリーンのケースがおしゃれです。「ソフト」と明記されているように、先に紹介した「おやす耳（クッションタイプ）」よりも柔らかいです。

なおセリアには、ダイレクトに「耳せん」と表記された、ケースの付いていないタイプの耳栓もあります。こちらもポリウレタン素材で、「ソフト耳せん」と比べると少し硬めですが、遮音性は高いようです。
 

100均セリアの「シリコーン コード耳栓」は、一見ワイヤレスイヤホンにも見えるデザインで、街中で付けていても違和感がありません。他の100均にも落下や紛失を防止するためにひも付きの耳栓はありますが、さすがにおしゃれとはいいがたいですよね。ですが、セリアのコード耳栓なら、耳栓を着けているように見えないほどおしゃれです。

丸洗いができるシリコーン製なので、いつでも清潔に使う事もでき、カラーはホワイトとブラックから選べます。

セリアには、飛行機が下降する時に気圧が変動して耳に違和感を感じるのを防いでくれる「気圧調整機能付き耳せん」もあります。シリコーン素材で柔らかく、中に入っている特殊フィルターが気圧を調整してくれる仕組みになっています。

スパイラルタイプで空気孔もあるので、音は小さくなりますが、ちゃんと音声を聞く事もできます。なお、この耳栓は気圧を調整するために、飛行機では装着するタイミングがあります。下降時にベルト着用のサインが出たら装着し、着陸してドアが開いたら外します。

さらに、飛行機だけではなく、ストレートネックや気圧の関係で片頭痛などが起きやすい人にもおすすめの耳栓です。

ちなみに「気圧調整機能付き耳せん」はキャンドゥでも取り扱っていますので、セリアで見つけられない場合は、キャンドゥへ足を運んでみてください。

キャンドゥはセリアと同じ商品も取り扱っていますが、独自の物も多くあります。そんなキャンドゥから、ダイソーやセリアとはちょっと違うテイストの耳栓を紹介します！

100均キャンドゥの「持ち運びにも便利 ケース付き耳せん」は、ポリウレタン素材で、他の100均でもよくみるタイプの耳栓ですが、柔らかさは一番で、弾力性はあるものの、圧迫感が少なく着け心地がとても楽です。

耳栓は使い慣れるまで違和感を感じる人もいますが、キャンドゥのこちらの耳栓なら、そういった悩みも軽減してくます。

こちらの耳栓は、先ほど紹介した耳栓にひもが付いている商品です。ダイソーのひも付き耳栓は、睡眠時の使用不可の表記がありますが、こちらの商品はそういった指示はありません。しかし、万が一を考慮して、なるべく睡眠時の使用は避けるようにしましょう。

なお、この耳栓にもケースが付いていますが、先ほどの商品とケースサイズが同じなので、収納の際に紐が邪魔に感じる事もあるようです。

100均キャンドゥの「持ち運びにも便利 ケース付き耳せん」シリーズのスパイラルタイプです。ダイソーの「EAR PLUG スパイラルタイプ」、セリアの「おやす耳スパイラルタイプ3D」と形状、大きさ共に同じで、持ち手部分がつぶれて平らになっているので、持ちやすくなっています。

遮音性は潰して装着するタイプの耳栓と比べると劣りますが、防水仕様のため、プールなどの水遊びやシャワー時に耳に水が入るのが気になる人におすすめです。

100均キャンドゥの「アイマスク耳栓付き」は、ダイソー・セリア・キャンドゥにある耳栓の中で、唯一アイマスクと耳栓がセットになった商品です。耳栓の素材はポリウレタンで、アイマスクの素材はポリエステルです。

耳栓は、遮音のために睡眠時に使用する事も多いですが、アイマスクで遮光することでより睡眠がしやすくなります。なお、持ち運びする場合はケースを用意するとよいでしょう。

耳栓は種類によって付け方が違います。付け方を間違うと付け心地も悪く、遮音効果も異なってきます。正しい装着方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「耳栓」といえばポリウレタン製のものが多い、「フォームタイプ」と呼ばれるこの形が一番メジャーです。就寝時だけでなく、仕事や勉強などで集中したい時に使われることが多い耳栓でもあります。

着け方
①親指と人差し指で耳栓の先をつまみ、転がしながら空気を抜くように徐々に圧縮します。
②シワのないシリンダー状に圧縮できたら、耳栓を入れる側の反対側の手(右耳に入れるなら左手)を頭の後ろから回し、耳を上に引っ張り上げながら潰した先端部分を挿入します。
③そのまま耳栓が膨らんで耳にフィットするまで30～60秒待ちます。
④手を離して、さらに5秒耳栓を押して確実に耳にフィットさせます。

フランジタイプは、スパイラルタイプの耳栓の事で、短時間の装着に向いている耳栓といわれています。フォームタイプのように小さく圧縮させることもなく、そのまま耳に装着できる手軽さがあり、特に難しい着け方はありません。

着け方は、反対側の手を頭の後ろから回し、耳を上に引っ張り上げながらグリップを持ってねじるようにゆっくり押し込みます。

3つ目のヒレで耳穴がふさげればいいのですが、2つ目のヒレで痛みを感じる場合は、それ以上奥に入れないようにしましょう。ただしその場合は遮音性が低くなります。

耳栓は、安眠や飛行機や新幹線移動中の仮眠の際に使用する事が多いです。中には「耳栓が無いと眠れない」というほどの耳栓ユーザーもいるほどです。

さらに、騒音が絶えない場所や環境では、耳の負担を減らすために耳栓をすすめたり、入院患者に耳栓をすすめたりする医療機関も多いそうです。

ですが、長時間使用する事で外耳炎などを起こすこともあるため、耳の痛みやかゆみの他、つまったように感じた時は、いったん使うのを止めて医師に相談しましょう。

耳の病気だけでなく、耳栓を使い続ける事で、耳垢が溜まり過ぎる悩みを持つ人もいます。考えられる原因としては、耳栓の汚れや、耳に合っていない耳栓のせいで耳が傷付いているなどが考えられます。また、自然と押し出されるはずの耳垢が、耳栓によって押し込まれていることも、原因の一つといわれています。

「まだ使えそう」と同じ耳栓を使い続けず、多少でも変色してきたり、汚れが気になったりしたら新しい耳栓と交換しましょう。
 

耳栓は、就寝時や集中したい時に利用される事が多いですが、いざ使ってみようと考えても、どれを選べばよいのか迷ってしまいます。そんな時、100均なら自分の好みに合わせつつ、お財布にも優しい耳栓を選ぶ事ができます。

耳栓を使ってみたいけれど、どのタイプがよいのかわからない、そんな人はこれを機会に100均の耳栓を使ってみませんか？睡眠の質や集中力が上がって、毎日の生活がもっと快適になるかもしれませんよ。