『アラサー』の意味！何歳から何歳まで？人に使うと失礼なの？

アラサー・アラフォー・アラフィフなど、なんとなく一般的になっている言葉ですよね。年齢を意味する言葉なのかなと思ってただ耳にしているっていう感じで過ごしてませんか。使い方によってはもしかしたら失礼になってしまうかもしれない年齢を意味する言葉、この機会にアラサーの意味や定義などざっと理解を深めてみませんか。

アラサーとはある特定の年齢を定義している年齢を意味する言葉です。男性に使うこともありますが語源は女性向けのようで女性が使うことの方が多いようです。

こちらではアラサーについて語源やどんな時に使われるかなどじっくりとご紹介しています。後ろでアラサーの類語アラフォー・アラフィフ・アラカンについても説明しています。

アラサーとは、「around thirty（アラウンドサーティー）」の略です。

around＝「おおよそ～で」「～を中心にして」
thirty＝30

つまり、around thirty＝「およそ30くらいで」という意味のようです。

語源であるアラウンドサーティーを短く端折った言い方がアラサーで、そちらの方が短く言いやすいなどでアラサーで定着していったようです。

アラサーの語源となった「around thirty」という言葉が初めて登場したのは2005年に創刊した女性雑誌『GISELe』の誌面とされています。具体的な年齢を記載せずこれくらいの年齢の世代という言い方として使ったようです。

最初の記載が女性雑誌なので、語源となったアラウンドサーティーは女性を示す言葉としての意味合いがあるようです。今では男性が使っているのも珍しくはないようなので、男性も使う言葉になってきたのかもしれません。

ただ、語源的に基本的には女性に向けた言葉なので、目上の男性に使うのは失礼と思っておいた方が良いかもしれません。

around 30は、日本の女性雑誌発祥の和製英語なので英語圏では通じません。もし使ってしまったら相手には「なんか変な表現？何だろう？」という感じで伝わってしまうようです。

■英語でアラサーを表現したい時は
・She's 30-something.
・around the age of 30
という表現があるようです。

語源が『30歳を中心としたそのあたりの年齢』という意味や定義で使われていた様子というのが分かってきました。つまり、アラサーは、

・30歳前後の年齢

という定義そのものが曖昧な言葉と言えます。

「30歳から使う言葉かと思ってたけど」という方も多いと思いますがアラサーは30歳前後と覚えておいた方が良いかもしれません。20代でも誰かから言われる可能性がある意味を含む言葉と思っておくと言われた時にそこそこの返しもできそうですね。

アラサーの30歳前後って具体的に何歳くらいなのかというと曖昧です。具体的な年齢の表現を避けるために編み出された語源から生まれている「アラサー」ですから、その年齢の考え方には色々あるようです。

・四捨五入して30歳となる25歳～34歳
・27歳～33歳くらい
・28歳～34歳くらい
・28歳～30歳くらい

何となく上の4つの意味で使っている方が多いようです。主観があったり考え方による部分もある言葉なのでやっぱり曖昧ですね。中でも多くの方が、30歳前後や28歳～33歳程度の使い方をしているように感じます。

この感じますという部分はとても個人的なので、28歳でアラサーと言われて「まだ20代！」と嫌がる人もいると思いますし、34歳でアラサーと言われて「もしかして20代後半に見えた？」と喜ぶ人もいると思います。社会人ともなれば、失礼にならないように使い分けてゆきたいですね。

10代～20代前半の人からすると『アラサー』を連呼する人たちの気持ちが分からないということもあると思います。こちらでは、アラサーという言葉を使うシチュエーションを2つご紹介しています。

合コンや会社の飲み会や取引先などの関わりの中で年齢を聞かれる機会が少なからずあります。これに答えないわけにはいかないという気持ちと答えたくもないという気持ち両方あります。そんな時は「アラサーなんですよ！」と明るく答えて何歳かはっきり答えることを避けるという使い方があります。

それでもしつこく聞いてくる方もいますが、どうしても言いたくないなら失礼のないように他の話題に移りましょう。

そうは言っても何歳か答えただけで魅力が減ってしまうわけではありません。何歳かにこだわって答えないよりも答える選択の方が大人らしいと言う場面もあります。失礼にならないように社会人として選択してゆきたいですね。

重々しくない話題の1つとして「もうアラサーだしさぁ」と自虐的なネタのように話す人もいます。アラサーという言葉を使う時、自分を揶揄したり自虐ネタにしたりという感じになってしまうようです。

どうして自虐的になってしまうのかというのは、30歳前後のアラサー世代は仕事やプライベートなどで転機を迎える人が周囲に増えてゆくことが要因としてあるようです。

アラサーは、結婚適齢期と言われる時期でもありますし、仕事が軌道に乗ってきて面白く感じている時期でもあります。そんな順風漫歩な人はアラサーの中でも何割かで全員ではありません。結婚してないとか仕事で成果が上がっていないとかいう時に自虐的に使って逃げ込めるのがアラサーという言葉とも言えます。

アラサー以外にも年齢を表す和製英語を語源とした略語・単語があります。アラフォー・アラフィフ・アラカンについてこちらでは簡単に説明します。

アラフォーは、アラウンドフォーティー（＝40）の略語です。つまり、40歳前後の年齢を定義する言葉です。こちらの言葉も37歳～43歳くらいの年齢で使いますが、自分で使うならば40歳までの方が良いようです。

近頃はアラフォー世代～の女性も魅力ある方々が多くいます。結婚する年齢もアラサーではなくアラフォーよりになっているようです。「もうアラサー」と考えるよりも、素敵なアラフォーを目指して今を楽しんでみましょう。

アラフィフは、アラウンドフィフティー（＝50）の略語です。つまり、50歳前後の年齢を定義する言葉です。こちらの言葉も47歳～53歳くらいの年齢で使いますが、自分で使うならば50歳までの方が良いようです。

アラカンは、アラウンド還暦（＝60）の略語です。つまり、還暦＝60歳前後の年齢を定義する言葉です。こちらの言葉も57歳～63歳くらいの年齢で使いますが、自分で使うならば60歳までの方が良いようです。

アラサーという言葉を使う時、その世代の悩みや環境も交えて自虐的に使われることが多いということが分かりました。つまり、自分で使ってネタにするには良いけれど、他の人にわざわざ言う言葉ではない印象です。

「あなたアラサーね」なんて言われて喜ぶ人も少ないのではないかと思います。親しい友だちや後輩程度なら笑って話せる話題となるかもしれませんが、先輩や上司といった目上の人へは失礼になるかもしれません。

使うとしても、自分のことを言う時にしておいた方が失礼にならずにすみそうです。

自虐的に使ってしまうアラサーですが、アラサーになることで悪いことが起きるわけではありません。年齢や経験を重ねて少しずつ自分らしい魅力を身に着けているアラサー女性として胸を張って素敵に生きてゆきましょう。

社会人になってもう数年以上たっているという人が多いアラサー女性たち。そろそろ仕事に責任感を感じたり面白さも見出している頃ではないでしょうか。いわゆる男性を見つけるための『腰掛』で過ごす時間は過ぎてきた頃です。本腰を入れる時期です。

周囲の人たちは見ていないようで見ているものです。あなたの頑張りは評価されているはずです。振られた仕事はやり遂げるという責任感を持ってお仕事もがんばって取り組みましょう。できる女もまた魅力的ですよ。

ターンオーバーというお肌の再生力は10代が最盛期です。20代前半は何となくで大丈夫だったお肌も20代後半から30代に入ると変化があります。オフィス環境など乾燥しがちな職場でお肌は乾燥気味になり、仕事の責任感も増えてストレスも感じるようになると、アラサー特有の吹き出物や乾燥などに悩まされることもあります。

社会人になったばかりの頃に比べて、自分のお財布事情も把握できてきているのがアラサー女性とも言えます。お肌に合うものをサーチしてみる時期かもしれません。

まだまだ女子力も高く魅力的なアラサー女性。次のアラフォーを素敵に迎えるために、今できるスキンケアに取り組んでみても良いかもしれませんね。

若さって失ってゆくものではあります。10代の頃の自分は戻ってはきません。ですがアラサーにはアラサーの魅力があります。笑顔の時に出る目尻のしわだって、よく笑う表情豊かな人間力をあなたが備えていることを表していることもあります。

ファッションも年齢と同じで、10代のままでは違和感があります。足だって出せば良いというものでもありません。アラサーにはアラサーに合う装いがあります。ただの若作りと若く見える素敵な女性は別物です。アラサー女子ならではの素敵なファッションで魅力をアップしましょう。

アラサーは30歳前後のちょっと波に乗り遅れた女性というような感じで自虐的に使う女性や、アラサー女性をそんな風に見る男性もいます。ですがアラサーになって悪くなることってあまりないんですよね。年齢を増すごとに人としての魅力は経験値的に上がってゆくものと筆者は考えます！素敵なアラサー女性が増えると男性だって嬉しいはずです。アラサーは魅力アップの転機として素敵なアラフォー目指して頑張りましょう。頑張る女性は美しいと思いますよ。