【ホテルニュージャパン火災】跡地の廃墟写真&事件動画。社長の現在は?

1982年2月8日に、ホテルニュージャパンで火災事件が発生。その火災事件後に判明した社長のずさんな経営や発言等により、社会に大きな影響を与えました。現在ホテルニュージャパン跡地では様々な心霊的な噂がありますが、跡地はどうなっているのか?また社長の現在は?

【ホテルニュージャパン火災】跡地の廃墟写真&事件動画。社長の現在は?のイメージ

目次

  1. 1ホテルニュージャパン火災事故とは何か?
  2. 2火災がここまで広がってしまった理由は何か?
  3. 3横井英樹社長の信じられないような発言
  4. 4ホテルニュージャパンは廃墟となり、その後跡地になりました
  5. 5心霊写真も撮影されるように
  6. 6現在ホテルニュージャパンの跡地場所はどうなっている?
  7. 7まとめ

ホテルニュージャパン火災事故とは何か?

出典: http://mikenekotiger.com

国内史上最悪とまで言われたこの火災事故の写真です。実際に多数の死者も出てしまいましたが、原因はいったい何だったのでしょうか?

ホテルニュージャパン火災事故とは、1982年2月8日に起きた火災事件であり、延焼範囲は約4,200平方メートルに及び、都心部を真っ赤に染め上げてしまうほどの大規模な火災となりました。
この火災事故は、当時ホテルニュージャパン社長であった横井英樹社長の安全性度外視のずさんな管理体制や、火災後の社長自身のとんでもない発言、廃業後から跡地になるまでに心霊スポットとなるほどの場所になったことで有名になりました。

火災の原因はタバコ

出典: http://nikibiwonaosu.com

火災の原因は男性イギリス人の寝たばこの不始末が原因だったようです。よくある話ですが、改めて火の不始末はとんでもない悲劇をもたらします。

火災の原因はイギリス人男性宿泊客の寝たばこです。毛布で覆って完全に消火したつもりだったようですが、残念ながら火は消えておらず、毛布に火が移ってしまい、そこから部屋中に燃え広がってしまったようです。
ホテルに宿泊していたお客様を中心に死者は33人に上り、そのうち焼死による死者はもちろん、有毒ガスから逃れるために窓から飛び降りて亡くなられた方もいらっしゃいました。
死者の中には寝たばこをしたイギリス人男性もいます。

火災事故の様子を撮影した動画

火災の怖さは炎そのものだけでなく、それによって発生する有毒ガスも恐ろしいです。実際に死者の中には有毒ガスによる中毒死や、それから逃れるために飛び降りて亡くなった方もいました。
また、単純に熱さに耐えきれずに飛び降りた人もいたようです。宿泊客の混乱具合は異常だったようで、消防員が飛び降りをやめるように叫んだものの、結局飛び降りて亡くなったということで、かなりの緊張状態だったと伺えます。

火災がここまで広がってしまった理由は何か?

過剰とも思える経費削減策で、火災対策が全くできていなかった

出典: http://mylifemoney.jp

会社運営にあたって経費削減は重要な課題ですが、万が一の対策ができていないと致命的な損害を被ることになります。ましてや、それが人々の宿泊場所を提供するホテルとなるとなおさらです。

直接的な原因はイギリス人宿泊客の寝たばこなのですが、実はホテルの安全設備や壁といった基本的構造までお粗末といった具合であり、スプリンクラーとは名ばかりのおもちゃだったり、部屋の家具も燃えやすい素材のものだったりとかなりずさんなものでした。
よく考えてみたら、単純に寝たばこだけではここまで大規模な火災になることはなかったでしょう。改めて経費削減とは?安全対策とは?というものを考えさせられます。

社長の経費削減策の影響で、ずさんな安全対策に

出典: https://taritali.com

経費削減とはいえ、ホテルに重要な宿泊客の安全を補償する機能が全く内容では問題となっても仕方ありません。
結果としてそのずさんな安全対策がここまで死者を出してしまった原因の1つとなりました。

ここまでずさんな安全対策になったのは、ニュージャパン社長の経費削減によるものが原因と言われています。このニュージャパン社長ですが、お金のことしか頭にないような性格の持ち主であり、記者会見の後は非難が殺到したとの事です。
ニュージャパン社長の記者会見の動画が下記にありますのでそちらもご覧下さい。

横井英樹社長の信じられないような発言

ホテルニュージャパン社長である横井英樹社長の発言とは?

それではホテルニュージャパン社長・横井英樹社長はどんな問題発言をしているのか?

「本日はお集まり頂き、ありがとうございます。」これは火災発生現場にて拡声器で言っている言葉です。火災発生現場での発言です。現場の状況を全く考慮していない、緊張感が全くありません。

「(被害が)9、10階で済んだのは不幸中の幸いでした。」これも火災発生現場で飛び出した発言です。

挙句には「悪いのは火元となった(938号室の)宿泊客」という、イギリス人の寝たばこに全責任を押し付ける発言をしています。自分自身はただ呆然と立ち尽くすのみという状態だったにも関わらずです。本当にニュージャパン社長だったのでしょうか?

火災発生当時の横井英樹社長の対応

出典: https://xn--line-yn4ckbymxit606b4lhg3wx36a.gamerch.com

実際にこの動画を見てると、本当にこう言いたくなるような気分になります。また、火災の責任逃れのために亡くなられたイギリス人に押し付けていますし。

ホテルニュージャパンは廃墟となり、その後跡地になりました

廃墟は心霊スポットになってしまった

出典: http://honoguraiosanpo.blog.jp

火災によって廃墟となったホテルニュージャパンの内部の写真です。この建物は後に心霊スポットにまでなってしまいました。

火災発生後、廃墟となってしまったホテルニュージャパン。そしてその廃墟は心霊スポットと呼ばれるほどになってしまいました。そのおかげで解体されるまでに14年経ってしまっています。

「助けて!助けて!」という女性の叫び声が聞こえたという警備員の証言だったり、「背中から肩に、立っていられなくなるくらいの重みを感じた」という報告等があがっています。

出典: http://honoguraiosanpo.blog.jp

こちらの写真はオフィス区画と思われる部屋となります。火災事故の凄まじさを物語っています。文字通り廃墟となってしまいました。

上記のような心霊現象が多発した結果、この廃墟を管理している警備員も入れ替わりが激しかったようです。
それからしばらくしたら警備員自体もいなくなり、有刺鉄線や立ち入り禁止の看板によって周囲からは完全に遮断されることになりました。

出典: https://matome.naver.jp

実際こんな可愛い印象ではないでしょう。心霊現象は本当にゾッとします。

心霊写真も撮影されるように

跡地にするまでにかなりの年月がかかった理由とは?

出典: http://shino44.exblog.jp

こちらは実際に廃墟となったホテルで撮影された心霊写真になります。矢印が指している女性の怨霊がうっすらと写っています。

心霊的な現象が起こっただけでなく、心霊写真まで多数撮影されています。実はこの写真や心霊現象の怨霊は死者と一致しているという噂まであるようで、「6階あたりから臨月のお腹を抱えた女の人がじっとこちらを見ている」という証言がありますが、実際に死者の中には確かに妊婦さんもいらっしゃったようです。

これらの結果、建物が解体されて跡地になるまで14年を要する

出典: http://saitoshika-west.com

解体工事の様子です。ホテルニュージャパン自体の解体工事ではないのですが、現場の従業員はどんな心境で作業を進めていたのでしょうか。

結局これらの心霊現象や心霊写真が原因となり、解体されて更地になるまでかなり時間を要しました。現在は建物は建っているのでしょうか?それとも跡地のままなのでしょうか?これについては下記項目で説明していきます。とはいえ、ちゃんと死者は供養されているのでしょうか?死者の遺族の方たちは納得できているのでしょうか。疑問が残るばかりです。

現在ホテルニュージャパンの跡地場所はどうなっている?

出典: http://gajousan.exblog.jp

こちらは廃墟となったホテルの写真です。解体されて跡地になった後、現在はどうなっているのでしょうか?

ホテルニュージャパン跡地は現在、別の建物が建っている

出典: http://blog.livedoor.jp

ホテルニュージャパン跡地には現在、こちらの写真にある建物が建っています。非常に立派な建物ですね。こちらはあの時の火災事故の教訓を生かして最新鋭の防災設備が整っていることでしょう。

そんなこんなで解体までに14年もの歳月が経過してしまったのですが、1996年に再開発事業に着手し、更地にすることができました。しかしながらこの土地を所有していた千代田生命が2000年に経営破綻してしまいました。新しい建物がようやく立つと思った矢先の出来事です。
しかし、外資系のAIGスター生命が経営を引き継ぎ、ホテルニュージャパン跡地はプルデンシャル生命が買い取り、森ビルとの共同開発を経て2002年にプルデンシャルタワーが建設されました。

まとめ

ずさんな安全対策が露呈した、史上最悪と言われたホテル火災事故

出典: http://www.jishin.go.jp

火災事故の怖さは燃え盛る炎だけでなく、有毒ガスによる中毒死もあります。それがホテルといった狭い場所なら尚更です。それが顕著に表れた史上最悪の事故です。

1982年2月8日に起きたホテルニュージャパン火災事故。直接的な原因は宿泊客のイギリス人男性の寝たばこが原因ですが、ホテルニュージャパン社長の横井英樹社長のずさんな安全対策と非常識な対応及び発言が社会的に問題となった史上最悪のホテル火災事故となりました。
炎による死者だけでなく、有毒ガスから逃れるために飛び降りて亡くなられた方もおり、遺族の方たちも悲痛な思いを抱えていたと察します。

また、消防員も飛び降りようとしている人に対してやめるように叫んだにも関わらず飛び降りてしまった人もいたようです。消火作業時はかなりの緊張状態だったようです。

出典: http://www.eigo-gate.com

火災事故は本当に恐ろしいです。日常的に避難訓練や防災訓練等を実施していないといざという時にちゃんと対応できないです。改めて火災の怖さを認識する必要があります。

ホテルニュージャパン社長の横井英樹社長も斜め上の発言ばかり

出典: http://yukiyuki26.blog.so-net.ne.jp

ホテルニュージャパン社長の横井英樹社長は「金に取りつかれた悪代官」とニュースキャスターに言われるほど、自己中心的な考え方の持ち主でした。結果的にホテルニュージャパン社長は逮捕され、実刑判決を受けています。

ニュージャパン社長は火災発生現場や記者会見にて、現場の状況を把握していない発言、宿泊客への避難指示ではなく高級家具を優先的に持ち出すような指示、挙句にはイギリス人の寝たばこに責任を押し付けるような発言で人々から数々の非難を浴びました。当時一流ホテルとまで言われたニュージャパン社長とは思えない言動が目立ちました。
その様子は上記の項目や動画を見て頂ければ理解できると思います。

最終的にニュージャパン社長はずさんな安全対策等による違法経営により業務上過失致死罪で禁錮3年の実刑判決を受けることになりました。

1998年11月30日の午前11時42分に虚血性心疾患で85歳という年齢で他界。

出典: http://ameblo.jp

動画を見てもらえればわかると思いますが、実際動画を見ててイライラしてきます。

廃墟は心霊スポットとなり、解体⇒跡地となった後、現在は?

出典: http://www.moriliving.com

現在ホテルニュージャパン跡地にはプルデンシャルタワーという立派な建物が建っています。最新鋭の防災設備があることでしょう。

心霊スポットと化したホテルニュージャパンの廃墟ですが、14年もの長い年月を経てようやく解体され、跡地となった後にプルデンシャル生命が森ビルと共同開発を進め、上記写真のような建物を建設しました。
この事故を教訓に防災訓練や防災設備を取り入れていることでしょう。でなければ亡くなられた方や遺族の方にも顔向けできません。皆さんも避難訓練を受けていると思いますが、改めて重要性を再認識してもらいたいと思います。

関連するまとめ

編集部
この記事のライター
Cherish編集部

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ