子連れでの外食で周りに迷惑をかけないためには?マナーや工夫を紹介!
子連れの外食はハードルが高いと思って避けてきたというママも多いことと思いますが、毎日が家事と育児のルーティーンだとたまには息抜きしたいものです。そこで今回は、子連れ外食でおすすめのお店選びや、外食をする際のマナーや工夫について詳しく解説します。
目次
子連れで外食してもいいの?
まだマナーも知らない年齢の子供を連れて外食をしに行くことは、一昔前は「非常識」という言葉で片付けられていました。しかし、近年では子連れ大歓迎のお店もありますし、子供が1人で座れるバンボやおもちゃのサービス、塗り絵とペンを提供してくれるお店も増えています。
こうしたことからも、子連れ外食の良し悪しはお店側が受け入れてくれるかどうかが重要です。そして、子連れで外食に行く側もマナーを守り、子供が飽きないような工夫を凝らしましょう。今回は、子連れで外食する時のポイントを詳しく解説します。
子連れで外食できるのは何歳から?
目安は1ヶ月検診を終えてから
お子さんを出産後、「そういえば、子連れの外食っていつからOKなんだろう?」と考えたことはありませんか?産後1ヶ月間は赤ちゃんを外に出すことはできませんが、1ヶ月検診が終わったその足で子連れ外食デビューする家庭も少なくありません。しかし、1ヶ月検診を終えてからというのはあくまで目安であり、赤ちゃんだけでなく母親の体調も完全とは言い切れません。心配な方は赤ちゃんが生後3ヶ月頃になるまでは、子連れ外食を見送るようにしてください。
店の環境や季節に注意しよう
生後1ヶ月の外食は赤ちゃんにもママの体にも負担がかかることもあるので、子連れで外食へ行く時は日差しが穏やかで寒暖差のない日を選びましょう。夜よりも昼間、混雑しない平日の午前中だと気持ちに余裕が出ます。また、授乳スペースやおむつ替えスペースが充実したお店を選ぶと、もしもの時に安心です。
子連れで外食する時のポイント4選!
事前にしっかりお店選びをしよう
子連れでの外食がOKかどうかは、事前にリサーチするようにしましょう。HPの備考欄に「子連れ歓迎」という記載があっても、小洒落たお店や定食屋さんのようなお店では未就学児が来ることを想定していない可能性もあるのです。また、お店に子供が食べられそうなメニューがないとグズる原因にもなります。HP上に記載された子供向けメニューや単品メニューが充実しているかどうかもしっかりと調べましょう。あまりにも情報が少ない場合は、ママ友に聞いたりお店に問い合わせたりするのがおすすめです。
できるだけ早い時間に予約して子供の人数や年齢を伝えよう
子連れで外食をする時は、朝ごはんを軽めにして10〜11時頃から早めのランチを食べるのもおすすめです。子連れで外食をする親たちは混雑時を避けようとすることが多く、できるだけ早い時間にランチを食べてお昼時に退店します。そのため、周囲も子供だらけで場に馴染みやすくなるのです。予約時には「大人1名、3歳と1歳の子供が1名ずつです」のように、子供の年齢を伝えておくとお店側も来店時にイメージしやすくなりますよ。
混雑時は避けよう
外食へ行く時の時間帯ですが、ピーク時を避けるのがおすすめです。ピーク時に子連れで外食へ行くと、子供がうるさかったり動き回ったりと迷惑をかけることもあります。ピーク時を避ければ親もゆとりを持って子供の迷惑に対応することができますよ。ランチなら開店から12時まで、もしくは13〜14時以降にしましょう。夕食の場合は遅くなるのを避けて、18時までに退店するように工夫してください。
個室やテラス席や端の席を選ぼう
子連れで外食をする時は、周りの目が気にならない個室を選びましょう。泣き声や騒ぎ声が気になる時は、防音設備の整ったカラオケで外食するのもおすすめです。近頃のカラオケはレストラン顔負けのメニューが多く、キッズルームも完備されていて子連れ外食に利用する親も増えてきました。
また、お店にテラス席がある時はそちらを選択しましょう。開放感があり、子供だけでなく親自身もゆとりを持つことができます。レストラン等では端の席を選び、子供を壁側にして座ることで周囲への迷惑が軽減されるのでおすすめです。
子連れでの外食で守るべきマナー5選!
子連れだから仕方ない!と開き直らない
子連れだから仕方ないと開き直って食事を続けるのはマナー違反です。お金を払ってご飯を食べているのですからお客であることには変わりありません。しかし、周りのお客さんたちも同様にお金を払ってご飯を食べているのです。親が横柄な態度を取って食事をしていては子供もマナーを知らずに育ち、同じように周りに迷惑をかけながら食事をするようになりますよ。
お店や周囲の人の迷惑にならないように気を配る
子連れで外食をする時は、お店や周囲の人の迷惑にならないよう気を配るようにしてください。ご飯が運ばれてくる時の待ち時間に子供がグズってしまうことは仕方のないことですが、周囲のお客さんもご飯を楽しみに外食に来ています。自分たちのご飯が運ばれてくるまで子供が飽きない工夫をしましょう。親の言うことがなんとなくでも理解できるくらいの年齢になったら、外食の時のマナーをあらかじめ教えておくのもおすすめです。
迷惑をかけてしまったらしっかり謝る
お店の人やお客さんに迷惑をかけてしまったら謝る、それは常識です。最初はどうして親が頭を下げているのかがわからなくても、年齢が上がるにつれてその意味を理解するようになります。言葉が話せるようになると、子供も自分の口で謝罪できるようになりますし、いけないことをしたという認識を持つことにも繋がります。子供の将来のためにも、他人に迷惑をかけた時は謝罪できるよう構えていましょう。
長時間滞在しない
子供は長時間同じ場所にいると飽きが生じるので、子連れ外食の時は滞在時間を考えるようにしましょう。最近はテイクアウトできる店舗も増えているので、どうしても外食メニューが食べたい時は利用するなどして工夫しましょう。頼んだメニューが全て来ないうちに外へ出たいとグズった時は、スマホを見させるのも1つの手段です。
子供を放置しない
子供を放置しながらの外食は迷惑極まりないので絶対にやめてください。周囲のお客さんにちょっかいを出す子供もいれば、グラスで遊んでお店の食器を壊したり、椅子から落ちてしまったりする子供もいます。また、子供に関心のない親だと思われて冷たい目をされることだってあるでしょう。子供を放置するということは、他人に迷惑をかけるだけでなく事故に繋がることもあるので注意しましょう。
子連れの外食で迷惑をかけないための工夫6選!
店に入る前に子供のコンディションを整える
子連れの外食でお店や周囲のお客さんに迷惑をかけないためには、子供のコンディションを整えておくことも重要です。オムツを替えたり、公園で思う存分遊ばせたり、ちょっとした子供への気遣いで子連れ外食がグンと楽しくなりますよ。月齢も低く決まった時間にお昼寝をする子供なら、お昼寝時を狙ってカフェで息抜きするのもおすすめです。
アメなどのお菓子を用意しておく
食事が提供されるまで少し遅いと感じた時は、子供がグズらないようにアメなどの小さなお菓子を用意しておくなどの工夫もしましょう。ただし、待たされていることに飽きてグズっているのか、お腹が空いてグズっているのかどちらかを見極めるようにしてください。前者の場合は少しだけ席をはずすなどして気分転換させた方が良いかもしれませんね。
暇つぶしグッズを用意しておく
子連れの外食時には、暇つぶしグッズを用意しておくのもおすすめです。食事が提供されるまでの間、飽きないように布絵本や小さなパズル、音の出ないおもちゃなどをジップ付きのケースに入れて日頃からカバンの中に入れておくと良いかもしれません。また、これらのグッズは外食時専用にしておくことで、飽きることなく遊び続けてくれますよ。
普段使っている食器を持参する
「2歳未満のお子様は食事の持込可」といったお店もあるので、子連れで外食に行く時は日頃から子供に食べさせている食べ物を持ち込むのもおすすめです。また、自宅以外での食事を嫌がる子供には普段使っている食器を持参してみてはいかがでしょうか。安心して座って食べてくれることもありますよ。
子供が泣いたら外に出て気分転換!
子連れ外食で子供が泣いてしまった時は、1度席を離れて気分転換をさせてあげましょう。大人2名で来ている時は、交互に外へ連れて行って食べ進める等の工夫をすると、ゆっくりとご飯を食べることができます。しかし、どうしても家族みんな揃って外食をしたい時は、やはりカラオケ店を利用するのがおすすめですよ。
迷惑をかけそうな時は外食を諦めよう
子連れ外食でお店や周囲のお客さんに迷惑をかけそうな時は、外食を諦めるのも1つの手です。「せっかくお店まで来たのに」といった親の気持ちもわかりますが、子供が楽しそうにしていなければ外食自体を楽しむことはできません。お話ができる年齢の子供なら、お店に入る前にコンディションを確認しておきましょう。月齢の低い子供の場合は、その日の昼寝や授乳回数、排便の有無等を確認しておくのがおすすめです。
子連れでの外食におすすめの店2選!
ファミレス
子連れでの外食といえば、ファミレスがおすすめです。ファミリーレストランと言われているくらいなので、家族で来ているお客さんが多くいます。周囲に子供たちが多いので、子連れで外食しても馴染みやすいのが親を安心させてくれます。また、キッズプレートやドリンクバーに喜ぶ子供も多く、自分からファミレスに行きたいと言うようになることもあるようですね。
フードコート
ショッピングモールの中にあるフードコートも、子供が多くて騒がしいので子連れ外食にはぴったりの場所です。店数も豊富にあるので、家族全員が食べたいメニューを個々に選択できるのも嬉しいポイントですね。近頃ではお座敷や子供用の小さなテーブルと椅子を取り入れたフードコートも多いので、子連れ外食をする方はぜひ利用してみてください。
こんな子連れは最悪!マナー違反な子連れ外食3選!
暴れまわる子供を放置する親に不快感
子連れで外食をしたい時は、周りに迷惑をかけないためにどのように工夫したら良いかを考えている親がほとんどです。しかし、子供を放置してまでおしゃべりして食べ続ける親も中にはいます。ソファの上に土足で上がること自体マナー違反なのに、親は気にもとめず子供もソファの上を走り回ったり、店内を走り回ったり、迷惑極まりない子連れ客に不快感を覚える人もいるのではないでしょうか。子連れで外食に行くのなら、親がきちんと見本になってマナーを教えるようにしましょう。
ソファの上を土足で走り回り店内走り回ってもおしゃべりしながら食べ続ける親見て呆れましたし、不快でした。
ファミレスだろうがフードコートだろうが、子連れだろうが大人だけだろうが、マナーは必要。
店員さんが感じる迷惑な子連れ外食
店員さんは子連れで外食に来られるお客さんに対して迷惑と思うことはなくても、子供を放置して大人だけの話に夢中になられるのは少し迷惑に感じるようです。店員さんに対して直接迷惑な行為をしていなくても、周囲のお客さんは店員さんに苦情を言うものです。
ファミレス店員です。子連れの大半の方は騒ぐ子供を放置して周りから苦情を言われる為迷惑してます。
子供に優しくないお店と勘違いする子連れ客
事前にお店をリサーチし、離乳食の持ち込みができるかを直接確認した子連れのお客さんがいました。一見マナーも守れているように思えますが、持ち込める離乳食が市販のものに限ると言われて頭にきたという事例です。お店としては、手作りの離乳食を食べている子供を他のお客さんが見て「うちの子にもあの離乳食をちょうだい」と言われるのを避けたい可能性もあります。しかし、そこまで頭が回らず「子供に優しくないお店」だと被害者意識を持つ迷惑な子連れ客もいるのです。
飲食店で手作りの離乳食を食べているのを見て『同じ物を』と注文されたら
お店側は困りますよね?
メニューには載っていない物は出せませんから。
過去に何かしらのトラブルが合ったかもしれないですよね?
自分に不都合があったからってどうしてこう被害者意識が出る人が多いのか不思議です。
マナーを守ってなるべく迷惑をかけないようにしよう!
子連れの外食はいつからできるのか気になるところではありますが、マナーを守ることや飽きさせない工夫までしっかりと頭を回すことが重要です。お店の人や他のお客さんに迷惑をかけて嫌な思いをすることもありますし、嫌な思いをさせることだって沢山あるのです。子連れで外食へ行く際は自分がされたら嫌なことを他人にしないよう、最低限のマナーを守るようにしましょう。