察してちゃん女の特徴や心理とは？上手に対処する方法も解説！

さっきまで楽しくLINEしていた彼女の機嫌が急に悪くなった、和やかな打合せのあと、職場の先輩の態度がなんだか冷たい、こんな経験ありませんか？その相手はもしかしたら「察してちゃん」かもしれません。周りを振り回してウンザリさせる「察してちゃん」について特徴や対応方法をご紹介いたします。

察してちゃんを一言で表すと、相手に自分の願望を期待してしまう女性のことです。恋愛なら「付き合ってもう3年だし、きっと彼も結婚を考えてくれているはず」と期待したり、職場では「私はこれだけ仕事したから、〇〇さんがこの分はやってくれるはずだよね」と自分の理想で相手が動くように仮定して考えるタイプの女性です。

察してちゃんとかまってちゃんはよく比較される女性で、同じ意味合いでとらえている人も多くいます。確かに、どちらも承認欲求が人一倍強く、寂しがりやな女性に多くみられるタイプです。あえてふたつのタイプの違いを述べるなら、察してちゃんは相手に自分の欲求を心の中で求めるのに対し、かまってちゃんは相手に自分の欲求を言葉で伝える女性です。

身勝手でめんどくさい考えを持っている女子が、察してちゃんということです。「相手には自分の気持ちを先回りして知ってほしい・分かってほしい」という欲求が強すぎると、男女から嫌われる察してちゃんが誕生します。

察してちゃんのLINEには「……」が頻発します。「もういいよ……」「ごめんね……」などというLINEが届いたことはありませんか？LINEは手軽に一文ずつ送れるチャットのようなものなので、「……」を多用することが可能です。「ごめんね……」と謝っているLINEの文章は一見すると自分の非を認めているように見えますが、実際は「俺の方こそ悪かったよ」と相手に言わせるためにわざと謝るふりをしている可能性があるので要注意です。

察してちゃんは相手に自力で気づいてもらうためにはっきりと物事を発言しません。たとえば、アイスを買ってきてほしいときには「アイス美味しいよね」などと遠回しに言ってきます。わざわざ遠回しにして相手を困惑させる自分本位な会話が察してちゃんの特徴です。

「今日は何を食べたい？」と彼氏に聞かれたとき、たいていの女性は「なんでもいいよ」と答えると思います。しかしこの発言を多用する女子は察してちゃんである可能性が非常に高いです。この発言の裏には「男性に気を遣って『なんでもいいよ』と言ってあげてるんだから、私が食べたそうなものを選んで」という意味が込められているのです。なので、「なんでもいいよ」と言われたからといって男性が食べたいものを自由に選ぶと、察してちゃんは不機嫌になります。

察してちゃんは嫌なことがあるとすぐに顔や態度に表れます。顔や態度には出ているのに言葉では気持ちを伝えられないのが察してちゃんの面倒なところです。怒っているのは明らかなのに「何でもない」と言われてしまいます。察してほしい割に、1回聞いたくらいでは話し出さないところも察してちゃんの面倒なポイントです。こちらが何度か頑張らなければ打ち明けてはくれません。

察してちゃんはとにかく女子会が大好きですが、めんどくさい女子に対してハッキリ物申すようなサバサバ系女子は苦手です。サバサバ系女子といると自分が傷つくので、絶対に友達になりません。女子会をするときは自分と似たような察してちゃんタイプか、自分を尊敬してくれる後輩女子などと、平気で選り好みをします。

察してちゃんは自分の気持ちを上手に相手に伝えられません。ツンデレな性格の女性やプライドの高い女性に察してちゃんに近い特徴がみられます。相手が女性だろうと男性だろうと自分の気持ちをさらけ出すことを恐れ、恥ずかしい気持ちが先行してしまい素直になれないのです。

察してちゃんは、「最悪だ」「なんでこんな目にあわなきゃいけないの」「もう何もかも捨ててしまいたい」など、TwitterやグループLINEなどのSNSにネガティブな発言をして人々の気を引こうとすることがあります。あたかも「どうしたの？」と聞いてもらえることを期待しているような匂わせ発言です。嫌なことがあったなら直接伝えればいいのですが、それができないのが察してちゃんたる所以なのでしょう。

察してちゃんは基本的に行動と発言が一致しません。明らかに怒っているので相手が「どうして怒っているの？」と聞いても、「別に怒ってないし」と言い放ちます。とはいえ、相手が「怒ってないならいいか」と放置してしまうと、怒りは余計に増幅します。「どうして私がこんな状態なのに無視するなんてひどい」と思っているのです。

察してちゃんは浅はかな自分の物差しで他人を判断するため、うまくいかないことがあるとすぐ他人に責任転嫁します。ほとんどのトラブルは他人に求めすぎな自分が原因なのに、自分に配慮してくれない相手のせいだと本気で考え、相手を攻め立てます。また、怒っていても原因や理由を言わないのが察してちゃんの面倒なところで、怒られた方も謝りようがなくなり、八方ふさがりになってしまいます。

少女漫画の主人公は、自分の気持ちをはっきり表現しないいわゆる「察してちゃんが」多いものです。そして、少女漫画の主人公たちは好きな男の子に察してもらうことができてしまうのです。少女漫画の世界こそ、察してちゃんが求める理想の世界なのです。しかし現実的には、少女漫画の男の子たちのように何でもかんでも察してくれるスーパー男子はそうそういないでしょう。

周囲を気にする傾向にある察してちゃんは、誰が誰とつきあったとか、誰が誰に何を言ったとか、とにかく情報をたくさん持っています。人の評価が気になるのでそういった噂話を友達に話して、その相手がどういう評価をするのか知りたがるのです。

察してちゃんはとにかく決めつけや思い込みが強いです。「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」という自分の中のこだわりを持っていて、そのこだわりを「世間の常識」として近しい人に押し付けます。例えば、「彼氏は彼女をエスコートすべき」と思ったら、彼氏がエスコートをしてくれないと機嫌を損ねますし、「彼氏はサプライズすべき」と思ったら相手がサプライズをしてくれないと彼氏の至らなさを嘆くのです。

察してちゃんは自分が中心の世界に生きています。自分の理想と常識は相手も理解してくれていて当然という考えが当たり前なのです。また、「ここまでやればさすがに相手も気づくだろう」と勝手に駆け引きをはじめ、自分の思い通りの結果にならなければ「私はここまでやったのに！」と怒りを覚えます。これが職場の先輩などだと、かなり厄介ですね。

察してちゃんが嫌われる原因は、一見自分にとてもプライドが高いように見えることです。「相手が察してもらいたい・察するべき」なんて、上から目線で周囲は面倒に感じます。そのことから「察してちゃん＝女王様気質」と思われがちです。

どちらかといえば「察してほしい＝私を知ってほしい」という承認欲求が強いのが察してちゃんなので、自分のことを見てほしい、知ってほしい、もっと認められたい」という承認欲求が何よりも先行してしまうのが察してちゃんになる原因のようです。

察してちゃんは人に共感してもらうことが大好きです。「〇〇ちゃんは間違ってないよ～」と共感を得たくてたまりません。万が一、「それは違う気がする」と言われた日には、徹底的に自分を肯定させようと言葉巧みに説得してくることでしょう。

察してちゃんは一見プライドが高いように見えますが、実際は違います。本当は自分に自信がなく、ネガティブ思考です。自分を守るために強そうに見せているだけの面倒な性格です。

前途の通り、察してちゃんは自分に自信がありません。それゆえに「隠れ嫉妬深い女性」が多いと言われています。彼氏に対して「自分だけを見てほしい・自分のそばにいてほしい」という気持ちが強いので、彼氏が女友達や昔の彼女と連絡を取ることを極端に嫌がります。自分に自信がないからこそ、大好きな彼氏が誰かに取られるのではないかと不安で仕方がないのです。

察してちゃんは自分に自信がないため、伝えたいことがあっても直接的なアピールができません。気を引きたい相手が行動で気づいてくれるまで待つことを選択し、相手が自分のためにあれこれ考えている様子を見て「愛されている」という実感を得ようとします。

察してちゃんが直積的な言葉を使わず間接的なアプローチに頼る原因は、「自分で自分の願望をわかっていない」という側面もあります。なんとなく抱えているモヤモヤをどうにか解消するために自分以外の誰かに代理で心のモヤモヤを探させようとするのです。察してちゃんは、自分が見つけるべき問題まで人に探させようとする他力本願の塊とも言えます。

「どうして私の気持ちをわかってくれないの！？」と彼氏とのけんかでよく口にする女性がいます。冷静に考えれば、自分の思っていることやしてほしいことを相手にきちんと伝えれば解決するはずですが、察してちゃんは自分の気持ちを表現するための語彙が足りないために、察してアピールで気持ちを表現しているのです。

察してちゃんは周囲に察してもらいたいがために自分でやるべきことをやろうとしません。無責任な姿勢は社会では否定的に受け取られてしまいます。やってもらえなかったから、という察してちゃんの主張は通用せず、周囲から嫌われる原因になります。

思い込みが激しい察してちゃんは、自分の考えこそが正しいと考えており、その価値観を周囲に押し付けます。変化を受け入れず改善の余地がないため、周囲から嫌われる原因になってしまいます。

以心伝心が大好きな察してちゃんは、「いわなくても分かる」ことこそ愛情だと考えています。しかし、言葉にしないと伝わらないのが現実です。自分の思いを言語化せず相手が気づくのを待って、相手が気づいてくれないと「どうして私の気持ちがわからないの？」と怒るのです。その厚かましさと面倒さが嫌われる原因なのです。

察してちゃんは「愛とは骨身を惜しまないこと」と考え、相手が自分に対して手間暇をかけることを求めます。自分のために友達や恋人の時間をわざと浪費させて愛情を試すため、わがままで他人の都合を考えないと思われ嫌われる原因になります。

彼女が察してちゃんで別れたくない場合、「本当はどうしたいの？」などと優しく聞いてあげることで対応しましょう。とにかく優しく、穏やかに聞いてあげることがベストな改善策です。

先輩や上司は、察することがさも当たり前であるように接してくるため、「どうしてこんなこともできないのか」と怒りを向けてきます。しかし、察することは当たり前ではなく、押し付けられることでもありません。周囲の人にも相談してもその先輩や上司に改善が見られないようなら、退職や配置替えなど環境を変えてみるのも一考です。

相手が自分の同僚や部下であれば、先輩や上司よりは対応がしやすいです。「してほしいことはちゃんと言ってね」としっかり伝える対応で改善が見込まれます。根気よく怒らずに、分からないところは怒らずに聞き返しましょう。

彼女と同様に、妻との関係も簡単に終わらせるわけにはいきませんよね。やはり改善策は優しく意見を引き出して対応することです。「俺はこうしたいけど、君はどう思っている？」など、あなたの意見もさりげなく伝えてあげましょう。徐々に意見を言えるようになるでしょう。

友達が察してちゃんであれば、できる限り距離を置いて察しない状況を作りましょう。相手が察してちゃんでも関係を続けたいのであれば、改善のために一度原因を話し合う必要があります。はっきりと言ってほしいことや自分でやってほしいことなどをしっかり伝えましょう。

察してちゃんに対応してみたものの改善が見られない場合、はっきりとNOを突き付けて突き放してしまいましょう。人は孤独になって初めて自分と向き合うことができます。中途半端に手を差し伸べることは、察してちゃんに巻き込まれるうえに察してちゃんにを改善するチャンスまでつぶしてしまうのです。

察してちゃんはこちらが気を遣えば遣うほどさらに求めてくる生き物です。関係を続けたいと思っている人でなければ、こちらからどんどんフェードアウトしていきましょう。察してちゃんな謎LINEなどにもいちいち悩まず、「何をいいたいかはっきり言って」と言い切ることが、上手にかわすコツになるでしょう。