ポップコーンの糖質やカロリーは？ダイエットには不向き？【種類別】

ダイエット中の甘いものや糖質の制限は長く続きません。少しなら、と手を伸ばしたポップコーンはついつい食べ過ぎてしまうイメージがありますよね。「映画館やディズニーでは欠かせない」「コストコではいつも買う」という人が多いポップコーンですが、ダイエット中に食べてもいいのでしょうか。今回はチョコやキャラメルなどの味の違いによるカロリーの比較や、映画館やコストコ、ディズニーのポップコーンのカロリー、さらにヘルシーな手作りポップコーンについてもご紹介します。

映画館や間食として食べるポップコーンには糖質や脂質が多く含まれています。ところが、種皮や果皮、胚などが含まれている全粒穀物なので食物繊維が豊富なところは魅力的ですね。たくさんの食物繊維を摂ることが出来るお菓子はなかなかないので、ポップコーンのメリットと言えます。このほかにも、ポリフェノール・ビタミンE・鉄分などが豊富で一度に摂取出来るところもポップコーンのメリットと言えるため、カロリーだけを気にして食べないのはもったいないですよね。さらに、栄養バランスとカロリーをあわせて比較すると他のお菓子に比べてヘルシーと考えることが出来るのもメリットということが出来ます。

ポップコーンの原材料はポップ種というとうもろこしの品種です。とうもろこしは主食として食べている国もあるように、たくさんの糖質が含まれています。ポップコーンは全粒穀物ですが、50gあたりの糖質が29.8gになります。また、食物繊維は4.65gですがポップコーンの約半分が糖質になるのでカロリーも高くなります。

糖質制限中はカロリーよりも食品に含まれる糖質の量が気になりますよね。そのため、ダイエットではなく糖質制限中の方にはポップコーンをあまりおすすめ出来ません。その理由は糖質を食べると血糖値が上がり、血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンが分泌されると体の中で使われなかった糖質が脂肪に変換されてしまうため、空腹を満たしたいからとポップコーンを選ぶメリットはありません。

ローソンおやつごろポップコーンしお味の1袋（90g）のカロリーは約450kcalと言われています。シンプルに塩味だけのポップコーンであればこの程度のカロリーですが、このほかにバターで風味付けをされているとさらに高いカロリーになってしまいます。

塩味と同じくらい人気がある甘いキャラメル味のポップコーンですが、塩味よりもカロリーが高いというイメージがあるかもしれません。実は、セブンプレミアムのキャラメルメープルポップコーン1袋（50g）あたりのカロリーは約270kcalです。同量の塩味ポップコーンのカロリーと比較すると約20kcalしか変わりません。ところがついつい食べ過ぎてしまうことでカロリーもさらに増えてしまうことがあります。

ちょっとこってりしたポップコーンが食べたい時はバター醤油味も人気があります。バターは風味がよく、塩味では出せないこってりとしたしょっぱさをバター醤油味のポップコーンでは楽しむことが出来ます。mike（マイク）のバター醤油味のポップコーン1袋（50g）のカロリーは約247kcalです。塩味と比較してもカロリーはあまり変わりません。

チョコ味のポップコーンも甘いものが好きな人に人気があります。セブンプレミアムのチョコレートポップコーンのカロリーは1袋（36g）あたり約189kcalになります。チョコ味のポップコーンはキャラメル味と同じくらいのカロリーになりますが、チョコ味のポップコーンは甘さとほろ苦さがおいしいので、ついつい食べ過ぎてしまうためたくさん食べるとカロリーも必然的に高くなってしまいます。

映画館で映画を観る時はやっぱりポップコーンが欲しくなりますよね。そこで、映画館の中でもTOHOシネマズで販売されているポップコーンのカロリーをまとめてみました。ポップコーンは塩味とキャラメル味、どちらも食べたいという人向けにハーフ＆ハーフの3種類があります。こちらの映画館で販売されている量は非公表です。
 

次にご紹介する映画館はイオンシネマです。こちらの映画館では、塩味とバターしょうゆ味の2種類が販売されています。
 

最後の映画館はユナイテッドシネマです。こちらの映画館では、塩味・キャラメル味・バターしょう油味の3種類が販売されています。

 

コストコでも電子レンジで温めるだけで出来る簡単でおいしいポップコーンが販売されています。買ったことがあるという人もたくさんいるかもしれません。そこで、コストコのポップコーンのカロリーを見ておきましょう。コストコで販売されているポップコーン1袋93.5gあたりのカロリーは475kcalになります。

また、ディズニーリゾートに行くと子供から大人までついつい買ってしまうのがポップコーンですよね。さらにフレーバーの種類も多く、常に新しいフレーバーのポップコーンが出るので、ディズニーといえばポップコーンというイメージを持っている人もたくさんいるでしょう。そこでディズニーリゾートのポップコーンのカロリーも注目してみましょう。すべてリフィルのサイズになります。

 

ダイエットしている人におすすめのヘルシーなポップコーンの食べ方をご紹介します。まずは一日3食の中の1食をポップコーンに置き換えてみましょう。ダイエットではよくありますが、ポップコーンだけを食べるとカロリーはとれて満足感があっても栄養バランスが悪くなります。そのため、他の食事の際にしっかりと栄養素を補いましょう。

ダイエットもしたいけど、間食もしたいという時は間食にポップコーンを食べてみましょう。まったく食べないとストレスも溜まってしまいますが、チョコレートやスナック菓子では糖質を摂り過ぎてしまいます。そこでおすすめなのが食物繊維を含んでいるというメリットを持つポップコーンなのです。

ポップコーンのヘルシーな食べ方において大切なのはその量です。コストコで売っている簡単に手作り出来る熱々ポップコーンなどはついついおいしくて食べ過ぎてしまいますが、70g程度400kcalを目安に食べることで食べ過ぎを回避出来ます。

ダイエット中の方にもおすすめしたいのがポップコーンの選び方です。ポップコーンのデメリットは糖質と脂質が多いことです。そのためノンオイルのポップコーンを意識して選ぶことで脂質だけではなくカロリーも少なくなってとてもヘルシーです。

ポップコーンをヘルシーに食べたい時はウーロン茶を一緒に飲んでみましょう。ウーロン茶は脂肪を分解して体の中に溜めておくリパーゼの働きを抑えるため、脂肪がそのまま腸に運ばれると言われています。ポップコーンには糖質と同じように脂質も多く含まれているので、カロリーが高い甘い飲み物やお水よりもウーロン茶がおすすめです。

ポップコーンに限りませんが、ダイエット中の人やヘルシーな食べ方をしたいと考えている人はよく噛んでゆっくり食べるのもおすすめです。特にキャラメルやチョコなどの味が濃いポップコーンや手作りで出来立てのポップコーンはおいしくてついつい食べ過ぎてしまいます。そのため意識してゆっくりとよく噛んで食べるように心がけましょう。

手作りでも簡単にポップコーンが出来上がります。出来立てはおいしいのでぜひ手作りを試してみてください。
 

1. フライパンにオイルを引きます。
2. フライパンが温まったら、ポップコーンのもとになるとうもろこしを入れて蓋をします。
3. とうもろこしが弾ける音がし始めたら弱火にして、音の間隔が長くなったら火を止めます。
4. 蓋をあけて味付けをします。バターを入れたり塩を振りかけるなどしましょう。

ダイエット中やヘルシーにポップコーンを食べたいという人は、電子レンジを使った手作りを試してみましょう。オイルを使っていないので物足りないという人もいるかもしれませんが、手作りをすれば出来立て熱々のポップコーンを楽しむことが出来ます。
 

1. 袋に入っているポップコーンの「下へ」と書いてある方を確認して電子レンジに入れます。
2. 電子レンジのワット数を確認して時間を設定します。
3. 出来上がったらしっかりと振って味をなじませましょう。

ダイエット中でもヘルシーにポップコーンを味わうことが出来ます。そのコツは、ポップコーンには糖質が多いため余分なカロリーをとらないためにも濃い味付けを避けることです。また、ついつい食べ過ぎてしまう人は量にも気を付けましょう。ぜひ間食や、映画館やディズニーなどをより楽しむアイテムとしてポップコーンを上手に取り入れましょう。