『やましい』の意味とは?やましいことがある時の発言・行動も!
『やましい』の意味というと、心に秘密を持っていて口に出して言うのがはばかられる雰囲気があります。恋人の心のうちにやましいことがあると、行動や発言がおかしくなりがちで、不信感を持つこともあるでしょう。見分けるための特徴や発言、行動について紹介します。
目次
やましいことはありませんか?
「やましいことをしている?」と聞かれたら、ドキッとしませんか。「やましい」という言葉は、浮気をしている彼氏をとっちめたり、隠しごとをしていそうな友人に尋ねたりする時に使われるイメージあります。親しい人から「ここだけの話だけど」と、秘密の話を聞かされてやましい気分になるかもしれません。
そもそも『やましい』とは?
「やましい」こととは、何か後ろ暗いこと、内緒で悪いことをしているような感じがするかもしれません。「やましい」の意味や使われている漢字について詳しく紹介しますので、参考にしてみてください。
やましいの意味
「やましい」は形容詞で、動詞の「病む」(やむ)が形容詞化した形です。漢字の「病」から「気分が悪い」・「病気」の意味で、「不愉快」・「不快」などの意味もあります。現在使われる言葉では「良心に恥じるところがある」とか、「後ろめたい」という意味で使われることが多いです。
やまし・い [3] 【疚▼しい・疾▽しい】
( 形 ) [文] シク やま・し〔動詞「病む」の形容詞化〕
①良心に恥じるところがある。うしろめたい。 「 - ・いことはしていない」
やましいの漢字
「やましい」は漢字で書くと「疾しい」・「疚しい」です。元になった「病む」の漢字が当てられ、同様に両方の漢字も「病」と同じ部首(やまいだれ)が付いています。漢字の「疾」は「病」と同様に「病気」という意味です。一方、漢字の「疚」の方は、「長引く病気」の意味の他に、「やましい」の意味である「気がとがめる」・「後ろめたい」という意味も含まれています。
『やましい』の使い方を例文を使って3つ紹介!
『やましい』は心に負い目を感じることを表現する言葉です。
- 授業をさぼって映画を見に行ったので、やましい気分だ。
- 浮気をしたので、やましい気持ちがばれないように花を買ってきた。
- 天地神明に誓って、やましいことは何一つしていない。
1の「やましい」は、授業を受けるというルールを守らなかったために、罪悪感があることを示しています。2は、モラルに反していることで罪の意識を感じ後ろめたい気持ちがあることを表す文章です。恋愛面で『やましい』を使う場合は、浮気を隠したい時に用いることが多いでしょう。3の『やましい』は、周囲にばれて困るような負い目を感じることという意味で使っています。
こんな人は『やましい』かも?特徴7選!
心の中に『やましい』気持ちを隠している特徴を7つ紹介します。男性でも女性でも当てはまりますが、恋人の男性が浮気をしているかどうか確かめるために様子を見てみると良いですね。
①落ち着かない様子
相手が普段よりも落ち着かずにそわそわしているのを見たら、何か隠していてやましい気持ちになっているかもしれません。丁度話題になっていたことに関して、自分の身に置き換えて隠しごとがばれてしまうと焦った気持ちでいるのかもしれないでしょう。
②急に調子が変わる
それまでは平静でいたのに、何かを境にして急にいつもと違う調子になってしまった場合、やましいことがばれそうになってドキッとしたと考えられます。焦って話題を変えようとしたり、自分から注意をそらそうと躍起になっている場合は、やましいことが確実にあるので要注意です。
③明らかな嘘や言い訳が多い
急に話のつじつまが合わなくなり明らかに嘘と分かることを言い出したり、さらに追求すると言い訳をし出したりする場合は、やましい気持ちを抱えている証拠です。上手く言い抜けようと必死になっています。
④プライドの高い臆病者
やましい気持ちになっている人は、明らかになったら困ると臆病になっています。また、恥をかいてプライドを傷つけられたら困るという気持ちで余裕のない状態になっている場合もあります。思い切ってやましいことを打ち明けられれば楽になるでしょうが、プライドが高いので難しいのでしょう。
⑤声のトーンに違和感がある
やましいことがあって何とかその場を乗り越えたい時には、声のトーンがいつもと違う様子が感じられます。いつもより声が上ずっていて甲高い声になったり、低くなって調子が悪そうな声色になったりします。
⑥無駄に口数が多い
女性も男性も心の中にあるやましいことを表に出さないように、やたらに饒舌になる人が多いです。話題をそらしたくて、他の話に注意を向けさせようと強引に話したり、嘘で塗り固めようとして口数が多くなるようです。
⑦おどおどして挙動不審
いつもは堂々としているのに、相手の話になるとおどおどとしだして、行動がおかしくなると明らかにおかしいと感じられます。秘密にしていることに関する話題になり、黙っているのが後ろめたく感じるので、心の動揺を隠そうと不審な動きになっていることがあるでしょう。
やましい人の4つの心理
恋愛や仕事で隠しごとがある、家族や友人に言いたくないなど、老若男女性別や年代に関わらず明らかにしたくないやましいことがあると思われます。人がやましいと感じる心理状態について、4つの例を挙げます。
①隠したいことがある
恋愛で言えば浮気、子供で言えばテストの点数やお稽古や塾をサボって遊びに行ったことなど、隠したいことは色々とあるでしょう。夫婦であれば、女性なら旦那さんにへそくりをしていることや、男性なら奥さんに内緒で趣味の物にお金を使ってしまったことなど、隠したいことがあってやましい気持ちになっていると思われます。
②事実を受け止めたくない
明らかにしたくない事実や人には言えないことを、心の中で現実のこととして受け止めたくないと考えてやましい気分になっている場合があります。忘れたいとかうやむやにしてなかったことにしたいと考えている場合があります。
③他人に干渉されたくない
自分が秘密を隠し持っている場合、明らかになって他の人にあれこれと口を出されたくないと考えてやましい気持ちになっている場合があります。関係のない人にあれこれと干渉されるのはとても煩わしいので、大して影響がない物事でも秘密にしていることもあるでしょう。
④とにかくごまかしたい
刑事罰の対象となるわけではないけれど、良心がとがめることをしてしまった場合に罪の意識にさいなまれてやましい気持ちになってしまうことがあります。やってしまったことをごまかそうと、事実と違うことを言ってしまうこともありますし、突飛な行動をしてしまう場合があるでしょう。
やましい気持ちになるシーン4選!
男女ともやましい気持ちになることは、恋愛や浮気に関する状況が多いと思われます。特にやましい気持ちになると思われる4つのシーンについて紹介します。男性でも女性でも思い当たる節や、されて気分が悪かったことがあるかもしれません。
①異性と二人きりで食事をした時
特定の恋人がいるとか配偶者がいるにも関わらず、身内以外の異性と二人きりで食事をした時に、恋人や配偶者を裏切ったようでやましいと感じてしまうことがあります。その時はどきどきしてそれどころではなくても、別れた後でやましい気分になるかもしれません。
②異性にドキドキしてしまった時
男性でも女性でも、恋人とのデート中につい好みのタイプの異性に目を引かれて、ドキドキしたことはないでしょうか。彼や彼女のもの問いたげな視線が痛々しく、やましい気持ちになる場合があります。気の小さい人であれば、デートの最中でない時に目が行ってしまった時に「自分には恋人がいるのに」と、やましい気持ちと自己嫌悪にさいなまれるかもしれません。
③ナンパしてしまった時
すでに彼女がいる男性に見られる事例です。特定の恋人がいるにも関わらず、通りすがりの気になった女性をナンパして上手く行った時に、彼女に対して良心がとがめてやましい気持ちになる場合があります。
④キャバクラに行った時
仕事の一環で行ったのなら、やましい気持ちになることはないでしょう。しかし、男性でたまには彼女や奥さん以外の女性と交流したくて、同僚や友人とキャバクラに行くことがあります。その時は楽しくても行った後に、気がとがめてやましい気分になる男性もいるといわれています。
やましい相手にはどう接する?対応方法3選で見抜こう!
相手にやましいところが見られる場合は、どのように対応したり接したりすると良いでしょうか。対策方法を3例挙げますので、参考にしてください。
①具体的に話を聞く
やましいことがあると思われる相手に、関連する話題を振って様子を見ながら具体的に細かく話を聞いてみましょう。核心に触れる部分についてやましいことを隠す場合に、話のつじつまが合わず矛盾が生じることもあります。かわいそうですが、そのあやふやな部分を突くと白状する場合があります。
②冷静な態度で話す
話を聞く際は、相手に攻撃的に激しく突っ込みを入れるように話をしないのがコツです。終始冷静な態度で、あくまでも落ち着いて静かに話すようにしましょう。やましいことがあっても相手が話をしやすくなります。
③相手の目線や行動を観察する
やましいことがある場合、本人が意識しないうちに目線が変な方向に行ったり、行動が落ち着かなくなったりします。自分と目を合わせないとか、ちょっとしたことでも動こうとするそわそわとした行動を見せることがあると、隠しごとをしていると何となく分かるでしょう。
やましい事がある時の発言5選!
心の内にやましいことがある際に、ついいつもと違う発言や強い言葉を口にしがちです。相手の様子を観察するために特徴のある5つの例を挙げます。
①「なんで?」
話が核心を突いてくると、「なんでそんなことを聞くの?」という意味の「なんで?」という言葉を連発します。聞いて欲しくないという気持ちが発言に現れています。確かに隠したいことがあると感じられます。
②「絶対に!」「本当に!」
やましいことがあると思われる人について、細かく問い詰めていくと違うと否定します。「絶対に!」「本当に!」と強調して、知らない、違う、分からないと否定の言葉を言うときには、後ろめたいことがある可能性が高いです。
③話を逸らす
ある物事について話を逸らすとか、突然違う話題に持って行こうとするということがあった場合、やましいことを隠していると思われます。不自然に感じるのを自覚していないくらい、話題に触れたくない、隠したいという気持ちが強いでしょう。
④口調がキツい
話を聞いていくうちに口調がだんだんキツくなってきた時には、隠しごとが上手く行かなくてイライラしている状況に陥っています。ある一定の話題になるときにかなり強い口調になる時は、不意を突かれて話題を出されて焦っている場合があるでしょう。
⑤声が大きい
相手に詳しく話を聞いて深く突っ込んだ話をしようとすると、がなり立てるように声が大きくなる場合があります。単に大きい声を出すのではなく、いつもとは違うくらいの強い調子で警戒するように話す場合は、これ以上は触れてくれないでくれと、無意識のうちに威嚇しているのかもしれません。
やましい事がある時の行動6選!
隠しごとや後ろめたいことがある場合の行動を6つ紹介します。以下のような行動が見られるのは、やましいことがあり、内情を知られたくないのかもしれません。
①わざとらしい作り笑い
話をしているとやたらと取って付けたように薄ら笑いを浮かべたり、作り笑いをしたりする場合があります。やましいことがあると心にもない笑顔で話題をかわそうという気持ちがあるのでしょう。
②目を見て話さない
後ろめたいと、こちらの視線を合わさないようにする人もいます。目を見ると心の内が分かってしまうので、恐ろしくて目を見て話さないようにしているように見受けられます。隠しごとをしている時に見られる行動です。
③言い訳ばかり言う
肝心なことを聞こうとすると、言い訳をし出して話をそらそうとする人もいます。特にこちらが聞きもしないのに、言い訳を自分から言うような場合は要注意です。仕事などの場合は大きな失敗を隠していることもありますし、詐欺の話を持ち掛けようとすることもあります。
④動揺している
明らかに問い詰めると相手が激しく動揺し出す場合には、やましいことがある可能性が高いです。虚を突かれたようにさもないことでも「えっ?」と驚きの表情をしたり、黙り込んでしまったりする場合も見られます。手が震えたり、貧乏揺すりをし出すこともあるでしょう。
⑤やたら何かを触る
落ち着かないと手近なものを触る仕草も見られます。男性の場合はネクタイをしきりに触る、女性の場合はスカーフやネックレスなどのアクセサリーを直すなどの首元に手をやる行動をすると、何かを言わないように自衛していることを意味します。髪の毛、特に前髪をいじると心にやましいことがあり、隠そうとする行動だと言うことです。
やましいことは見破られている?!特徴や言動を意識してみよう!
やましいこととは、良心がとがめること、隠しごとがあって後ろめたさがあることを表します。意外と言動や行動に出てしまっているので、端から見ると簡単に見破れることがあります。ただし、どうしても口を割らない場合は相手の心情を考え、しばらくは黙って様子を見た方が良いかもしれません。