うさぎの性欲がやばい！プレイボーイのロゴも納得の生態を解説！

子宝祈願の縁起物やプレイボーイのロゴとしてのイメージを持つうさぎですが、可愛い見た目とは裏腹に性欲がすごいということをみなさんはご存知ですか？オスは1年中発情したり、メスは妊娠中でも妊娠できるなどうさぎの性欲に関する驚きの生態をご紹介します。

うさぎの性欲についてご紹介する前に、まずはうさぎの生態や性格などについてご紹介します。

うさぎの生息地は種類によって様々です。草原や森林に住んでいるイメージが強いですが、種類によっては湿原や雪原・半砂漠地帯に生息しているうさぎもいます。生息地によって、耳の大きさが違うなど様々な特徴の違いがあります。

うさぎは草食動物なので、基本的には草を食べます。しかし野生のうさぎの場合は、草だけでは栄養が不足してしまうため昆虫を食べることもあります。ペットとして飼われているうさぎでも、アリを食べることがあるようです。

「うさぎは寂しいと死んでしまう」とよく言われますが、実際のうさぎは孤独を好みマイペースに生きることが好きな性格をしています。気が向いた時にだけ飼い主に近寄るので、うさぎの性格は猫に近いとも言えます。

また、うさぎは幼少期の環境で性格が異なります。幼少期に劣悪な環境で育ち、愛情を知らずに育ったうさぎは問題行動ばかりおこす性格になってしまいます。

うさぎには食糞(自分自身や他の動物のフンを食べる行為)をする習性があります。食糞をすることで、食べ物の栄養を余すことなく摂取できるのです。クリーム状の軟らかいフンは、繊維が多く消化しきれていないため栄養がたくさん残っています。軟らかいフンを食べることで、栄養が全て吸収されるのです。その後、乾燥したコロコロとしたフンを排泄しますが、こちらは栄養は残っていないので食べません。

うさぎはとても足が速く、最高時速80kmで走ることができます。オオカミの最高時速が70kmだと言われているので、体が小さく草食動物のうさぎがオオカミより速いというのは驚きですね。

うさぎの寿命は種類によって異なります。寿命の短い種類のうさぎで平均5年、寿命が長いうさぎの種類では平均11年だと言われています。長寿のうさぎとしてギネスにも認定されたうさぎは、オーストラリアで飼われていたフロプシーというメスのうさぎで享年18歳10ヶ月というかなりのご長寿うさぎです。

うさぎの生態や寿命などについてご紹介しました。次にうさぎの性欲について、オスとメスそれぞれの性欲に関する特徴をご紹介します。

うさぎの性欲はとても強く、オスは毎日が発情期です。そのため、うさぎのオスとメスを同じケージで飼育するとオスは常に発情してしまい妊娠したメスにも構わず交尾をします。その性欲の強さから、「発情期が死ぬまで続く動物は人間とうさぎだけ」とも言われています。

驚くべきことにうさぎのメスは、妊娠中でも更に妊娠することができます。うさぎは交尾することで排卵する交尾排卵動物なので、妊娠中でもオスと交尾をすると排卵されて妊娠するのです。出産時期が異なる赤ちゃんを宿すことができることからも、うさぎの性欲の強さや繁殖力の強さが分かりますね。

うさぎのメスは、去勢をしているオスや成長していないオスとの交尾などが原因で偽妊娠することがあります。偽妊娠中は胸やお腹の毛をむしり取り、出産巣を作るなど実際に妊娠した際と同じ行動をとります。この症状は15～20日程で落ち着きます。

うさぎは、生後6ヶ月～1年以内が初産に適しています。これよりも早くても遅くても、母体や赤ちゃんに負担がかかってしまいリスクが高くなってしまいます。5歳までは出産が可能ですが、適齢期に初産ができなかった場合には出産は諦めましょう。

うさぎの妊娠期間はとても短く、21～35日です。うさぎの種類や環境によって多少の差がありますが、31～32日で出産することが多いようです。また、うさぎのメスは出産直後でも発情したオスと交尾をすると妊娠してしまうので注意しましょう。

発情したうさぎのオスは、メスのうさぎだけでなく飼い主などにも発情することがあります。そんな対処に困る性欲の強いうさぎの問題行動について、対処法を3つご紹介します。

うさぎのオスは、飼い主に対しても腰振り行動をしてしまう程性欲が強いです。腰振り行動が見られた場合、何かしらの反応をするとうさぎがその反応を楽しんでしまうため何も反応はせず無視するのがおすすめの対処方法です。腰振り行動は無視、遊ぶ時はたくさん構ってあげるという切り替えが大切です。

性欲の強いうさぎのオスは、腰を振りすぎてしまい腰を痛めてしまうことがあります。性欲が原因で腰を痛めないためにも、腰を振りそうになったら気をそらすように仕向けるような対処方法が必要になります。

うさぎに人形を渡すことで、性欲の対象をそちらに移すことができる対処方法もあります。しかしこの対処方法では人形に性欲を向けることで飼い主への腰振り行動は減りますが、腰振りの回数は減らないため腰を痛めないように注意する必要があります。

うさぎが縁起がいい動物だということは、あまり知らない方もいるかもしれません。実はうさぎは性欲が強く繁殖力がとても強いため、子宝・安産祈願を象徴したとても縁起がいい動物なのです。他にも古事記『因幡の白うさぎ』では、大国主命（おおくにぬしのみこと）に結婚相手の予言をしたと書かれており、そのことが由来となり縁結びのご利益もある縁起物として重宝されています。

プレイボーイのロゴは、うさぎが蝶ネクタイをしている可愛らしいイラストです。このロゴはうさぎの性欲が強いことから発案されたそうです。プレイボーイという言葉には「色男」「男性の遊び人」という意味があるので、毎日発情するほど性欲の強いうさぎのロゴはピッタリだと言えます。

バニーガールは、プレイボーイが生み出したものです。プレイボーイがアメリカ・シカゴにオープンさせた「プレイボーイクラブ」にスタッフの女性をセクシーな服装にしたいと考えた際、うさぎのメスも性欲が強くいつでもオスを受け入れることからヒントを得てバニーガールが誕生しました。

明治6年頃、日本では空前のうさぎブームが巻き起こっていました。その際に「兎取締ノ儀（うさぎとりしまりのぎ）」が東京都で公布され、うさぎを飼う場合にはうさぎ税として税金が課税されるようになりました。「兎取締ノ儀」の内容としては下記の通りです。
 

• うさぎを飼育する際の届出の義務化
• うさぎ1匹に対して月1円の徴収
• 無届でうさぎを飼育した場合、罰金として1匹につき2円
• うさぎの競売などの禁止

瀬戸内海にある大久野島には、戦後小学校で飼われていた8匹のうさぎが野生化して現在では700匹以上の野生のうさぎが生息しており「うさぎ島」とも呼ばれています。うさぎは安産・子宝祈願の象徴でもあることから、縁起がいいと夫婦で訪れる観光客も多いようです。

うさぎについて、縁起のよさやうさぎ島についてなどを理解することができましたね。うさぎ以外にも性欲が強い動物がいますので、次はうさぎ以外の動物についてご紹介します。

うさぎ以外に性欲の強い動物といえば、ボノボというサルが挙げられます。性格は温厚で言葉を使うサルとしても知られていますが、ボノボはとても知能が高く性行動でコミュニケーションをとることから性欲が強い動物だと言えます。

オランウータンのオスは、メスに対して無理矢理交尾を行うほど性欲が強い動物です。メスの同意がないまま交尾をする動物はオランウータンだけですが、普段はとても温厚な性格なので少し驚きですね。

キリンのオスは、メスを奪い合うために首をぶつけ合って喧嘩をする程性欲が強いです。この喧嘩の際に首の骨を折って死んでしまうオスもいるので、性欲の強さがどれほどのものかよく分かりますね。

性欲が強い動物には、サイのオスも挙げられます。サイのオスは性欲が高まると、メスを追いかけ回しメスが疲れきったところで交尾を始めます。動物によって交尾する前の行動が異なるので面白いですね。

うさぎの性欲は生涯尽きない程強いことがよく分かりましたね。しかしうさぎの性欲が由来となり、縁起がいい動物としても人気が高いです。うさぎの性欲が原因として起こる問題行動なども、しっかりと対処すれば落ち着くのでご紹介した対処方法を参考に楽しいうさぎライフを送ってください。