うさぎに肉球がない理由とは?足裏はどうなってるの?
みなさんはうさぎの足の裏を見たことがありますか?うさぎには足の裏には肉球がないとされ、柔らかい毛があるとされています。しかし、品種によっては肉球があるとされているので、今回はうさぎの足の肉球・足の裏についてご紹介したいと思います。
目次
うさぎにはどうして肉球がないの?
みなさんはうさぎの足の裏を見たことがありますか?なかなかうさぎを飼っている人は少ないため、うさぎの足の裏を見る機会が少ないと思いますが、うさぎには肉球がありません。この事実だけでも多くの方は衝撃を受けると思います。うさぎはふわふわしている見た目から肉球がありそうな印象の方が多いのですが、実際には肉球がないうさぎの品種の方が多いです。
そこで、多くの方が気になるのが肉球についてだと思います。今回は「うさぎに肉球が何故ないのか」という疑問についてご紹介したいと思います。
まずはうさぎを徹底解説!
うさぎについてや、肉球についてご紹介するのですが、まず最初はうさぎについてご紹介していきたいと思います。うさぎの特徴である耳や眼・生息地などについて詳しくご紹介していきたいと思います。うさぎの特徴でもあるのでうさぎを飼いたいと考えている方も必見です。
うさぎの生態や主な生息地
最初はうさぎの生態や生息地についてご紹介します。うさぎの生態はうさぎの品種によって異なるのですが、やはり生息地ごとに生態が異なります。わかりやすく言えば、うさぎの生息地は草原でもあれば砂漠や森林・湿地など様々なのですが、うさぎの品種にもアナウサギが存在し、アナウサギは穴をほって集団で暮らします。そのため、生態は品種によって異なり、生息地は様々な場所で生息すると答えると確かだと思います。
耳が大きく聴力も優れている
うさぎのトレードマークと言えばやはり耳が大きいという点ですよね。うさぎの耳は大きいのでやはり聴力には優れています。他の動物に狩られないように常に周囲に気を使っているのですが、耳が大きいのは聴力の他に体温調節の意味もあります。
というのも、うさぎの耳には毛細血管が密集しており、その部分を外気にあてることによって自身の体温調節を行っています。これは人が風邪を引いた時、毛細血管が密集している脇などに冷たいものを当てて身体を冷やすのと同じ意味になります。
視野は広いが視力は悪い
耳は大きいので、聴力が良いことは多くの方がご存知なのですが、実はうさぎは視力においても他の動物とは違う特徴が存在します。というのも、うさぎは実は視力の範囲が広く、片目だけでも180°見ることができると言われています。そのため、両目を合わせればかなりの広範囲を見ることができるのですが、広範囲を見ることができても視力そのものは低いとされています。その視力はおよそ0.05以下ともいわれているので、人間では視力調整を強く行った眼鏡が必要な状態と言えます。
声帯がないのでほとんど鳴かない
うさぎの鳴き声はあまり聞いたことがない方も多いと思います。そもそもうさぎには声帯が存在しないため、ほとんど鳴かないとされています。そのため、うさぎは鳴いてコミュニケーションを取るのではなく、身体でのスキンシップや、多くの方がご存知の足を何度も叩きつけるスタンピングなどによる音でコミュニケーションを取るとされています。
主な食べ物
うさぎを飼っている人はうさぎが何を食べるのか把握していると思いますが、うさぎはやはり草食動物ということもあって草を食べます。さらに、草以外にも虫を食べることもあります。家で飼われているうさぎでもありなどの虫を食べることがあるので、虫を食べる姿を見たくない場合にはありも通さない家にしましょう。
うさぎの肉球は本当にないの?足裏はどうなってる?
うさぎの生態や生息地についてご紹介しましたが、次は実際にうさぎの肉球・足の裏についてご紹介したいと思います。うさぎの足の裏が気になっている方は要チェックです。
肉球はない
うさぎには肉球があるイメージの方も多いかもしれませんが、残念ながらうさぎの足の裏には肉球は存在しません。肉球がある動物も多くいると思いますが、肉球にもしっかりと役割は存在し、うさぎはその肉球の役割が必要ないからうさぎには肉球がないとされています。しかし、最初にも少し触れましたがうさぎにも品種によっては肉球が存在しますので、肉球があるうさぎがいい場合はその品種のうさぎを探しましょう。
足裏は毛に覆われている
肉球が足の裏にない場合、じゃあうさぎの足の裏はどのようになっているのか気になりますよね。うさぎの足の裏は毛で覆われています。ふわふわっとした毛ではあるのですが、この毛によってうさぎの足の裏が守られ、うさぎが安全に移動ができるようになっています。
そもそも肉球とは?どんな役割があるの?
うさぎには肉球がないということをご紹介しましたが、本来肉球にはどのような役割があるのか、気になる方も多いですよね。肉球がある動物も多く存在すると途中で挙げましたが、肉球にもやはりしっかりとした役割が存在します。次は動物の肉球について詳しくご紹介していきたいと思います。
そもそも肉球とは
そもそも肉球とは何なのか気になる方も多いですよね。肉球の正式名称は「しょきゅう(蹠球)」です。人間には存在しませんが、動物の種類によっては足の裏に存在し、地面と接する面において身の回りの危険から守ってくれていると言えます。肉球はぷにぷにしているので、衝撃を大きく吸収してくれているのは多くの方がイメージできますよね。
肉球の構造は
肉球について簡単にご紹介しましたが、次は肉球の構造についてです。肉球の構造については個体差・品種にもよるのですが、主に脂肪と弾性繊維でできており、外側は片目の角質で覆われています。
肉球の役割は
肉球は脂肪と弾性繊維でできていることをご紹介しましたが、次は肉球の役割です。肉球があることによって外からの摩擦や怪我から守ってくれるとされています。さらに、角質の部分はザラザラでもあるので、滑り止めの役割も果たしています。
肉球がある主な動物一覧
肉球の役割や構造についてご紹介しましたが、肉球はどのような動物にあるのか気になる方も多いと思います。動物の肉球が特別好きという方もいらっしゃるのですが、肉球がある動物は主に、ネコ科・イヌ科・クマ科・イタチ科・有袋類・ネズミ目の動物にあります。もちろん品種によって肉球がない種類も存在しますので、肉球がある動物がいい場合は事前にチェックするのがおすすめです。
うさぎに肉球がない理由2選!
肉球についてご紹介しましたが、次はうさぎに肉球がない理由についてご紹介したいと思います。うさぎには肉球がないとご紹介しましたが、やはり肉球がないのには理由が存在します。うさぎに肉球がない理由についてご紹介していきます。
そもそも肉球が必要ないから
まず最初に挙げられるうさぎに肉球がない理由は「そもそも肉球が必要ないから」です。肉球の役割についてご紹介しましたが、うさぎにはやはり肉球が必要ないと言えます。元々うさぎは森林や草原などで過ごしていることが多いので、摩擦なども起こりにくいです。さらに、獲物を狩るためには気配を消す必要があると思いますが、うさぎは草食動物なので、気配を消す必要がないという理由も挙げられます。
肉球のデメリットが致命的だから
さらに、うさぎに肉球がない理由では「デメリットが致命的」という点も挙げられます。こちらも途中で少し触れたのですが、うさぎは危険を感じると周囲の仲間に危険を知らせるため、足をバタバタさせるスタンピングを行います。しかし、肉球があった場合はこのスタンピングの音が半減し、音を出そうにも出せない状況になります。そのため、うさぎに肉球があった場合は致命的になりうると言えます。
実は肉球があるうさぎもいる!肉球がある品種3選!
うさぎには肉球がない理由についてご紹介しましたが、次は肉球があるうさぎについてご紹介していきたいと思います。最初にもご紹介しましたが、品種によってはうさぎでも肉球がある品種が存在します。肉球がある品種は3種類存在するので、是非チェックしていただけたらと思います。
ホーランドロップ
まず最初にご紹介する肉球があるうさぎの品種は「ホーランドロップ」です。ホーランドロップは耳が垂れているのが特徴的と言えます。さらに、ホーランドロップはペット用に品種改良が行われた品種で、家でも飼いやすいようにコンパクトなサイズなのも特徴として挙げられます。
りっぱなうさぎになったのだ!
— うさぎのmimi@ツイッター版 (@usaginomimi_uji) March 24, 2019
お顔キレイキレイできるんだよ〜!#うさぎのmimi #ホーランドロップ pic.twitter.com/8E8JgM91s5
ミニレッキス
次にご紹介する肉球がある品種は「ミニレッキス」です。ミニレッキスも肉球があるのですが、うさぎらしい耳が立っていて大きいのが特徴的です。さらに、他のうさぎと比べて毛が短いのが特徴的でもあるのですが、毛が短いながら密集しているのでふわふわとした触り心地でもあるのがこの品種の特徴と言えます。レッキスは大きく毛皮などに使われるのですが、こちらのミニレッキスはペット用に品種改良が行われた品種です。
ミニレッキスBabyがたくさん❤️
— ミニレッキス☆うーちゃんファミリー (@uchanpapa518) March 19, 2019
この頃は本当に可愛かったぁ〜
(ガラケー時代の写真のため
画質悪いです💦) pic.twitter.com/M7uHDAKs1S
エゾナキウサギ
最後にご紹介する肉球がある品種は「エゾナキウサギ」です。エゾナキウサギはどちらかというと、うさぎというよりもネズミのように見える品種ですが、うさぎの品種になります。オスとメスによって鳴き声は違いますが、うさぎの中では珍しく鳴くうさぎであることから「鳴きうさぎ」とも呼ばれています。
【エゾナキウサギ】
— 世界の珍しい動物 (@mezurasi_doubut) March 21, 2019
北海道の道央・道東等に生息する
キタナキウサギの亜種。
ウサギの特徴である長い耳は無く
丸い耳と体型がチャームポイント。 pic.twitter.com/RsS6DK0yp5
【番外編】うさぎを飼う時の注意点2つ!
うさぎと肉球についてご紹介しましたが、最後は番外編としてうさぎを飼う時の注意点についてご紹介したいと思います。うさぎは他の動物とは違う部分で気をつける必要があります。次に挙げる点は特に注意していただきたいので、うさぎを飼いたい場合は是非チェックしていただけたらと思います。
ソアホック
最初に挙げられる注意点は「ソアホック」です。ソアホックは何のことかいまいちピンとこない方もいらっしゃると思いますが、ソアホックは足の裏が炎症を起こし、怪我をした状態になります。固くて滑りやすい材質の上で特になりやすいので、家で飼う際にはクッションなどを用意してあげる必要があります。
骨折
次に挙げる注意点は「骨折」です。うさぎは骨折しやすい動物で、骨が軟らかいと言っても過言ではないです。足の裏は毛で覆われているのですが、やはり足に来る負担は大きいので、高い位置から飛び降りたりした場合でも骨折する危険性があるので注意しましょう。
うさぎに肉球がない理由は必要ないから!フワフワの毛で癒されよう!
今回はうさぎの肉球についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。うさぎは可愛いことから多くの方に人気ですが、肉球がないのにも理由が存在しました。ふわふわした毛でも触り心地が抜群なので、ぜひ皆さんもうさぎの柔らかい毛を触って癒やされていただけたらと思います。