ラフな格好とは?デートや仕事でOKな服装を解説!【男女別】
「ラフな格好」「ラフな服装」の意味をちゃんと理解していますか。この記事ではラフな格好の意味から、おすすめのラフな服装をメンズ、レディース別にご紹介します。また仕事や結婚式の二次会といったシーン別のラフな格好もご紹介します。
目次
そもそもラフな格好とは?
結婚式の二次会や最近では就活でも「ラフな格好で参加してね」とか「ラフな服装でいいよ」と言われることがあると思いますが、この「ラフな格好」や「ラフな服装」というのは一体どういうものなのでしょうか。なんとなくかしこまった服装でなくてもいいんだな、というのはわかっても、実際はどういった服装をすればいいのか悩んでしまいますよね。
ラフの意味
「ラフ」とはいったいどういう意味があるのでしょうか。「ラフ」は英語で”rough”と書きます。意味としては「荒っぽいさま」「大まかなさま」「形式ばらず気取らないさま」「表面がザラザラしているさま」等の意味があります。
カジュアルな服装とは限らない
「ラフな服装」や「ラフな格好」は、人によってその意味の受け取り方や程度が多少違うかもしれませんが、カジュアルな服装とは限らないということに気を付けましょう。例えば就活や結婚式の二次会等で、Tシャツやポロシャツにジーパンといった服装で行ってしまうと恥ずかしい思いをするでしょう。「ラフな格好」「ラフな服装」と言われた時は、ガチガチにかしこまらなくてはいいけれど、ある程度場面をわきまえた服装をしなくてはなりません。
「ラフな格好」は和製英語
「ラフ」を英語では”rough”と書くと紹介しましたが、「ラフな格好」や「ラフな服装」といった言い方は和製英語になります。英語で”formal(フォーマル)”の反対を言う時は”casual(カジュアル)”といいます。もともと”rough”は布について表現するときに使われるため、日本で言う「ラフな格好」や「ラフな服装」といったときに使うようになったのかもしれませんが、英語としては使えないのです。
男性のラフな格好を5つのシーン別に紹介!
①職場
制服がない職場では仕事によってはスーツでなくても、ラフな格好で大丈夫ということもあるでしょう。むしろ最近では職場ではスーツという考え方は薄れてきているようです。しかしそうなったとき、スーツ以外で動きやすく、清潔感もあり、欲を言うならちょっとおしゃれな服装となると、かえってスーツの方が悩まなくて済むと思う人もいるかもしれませんね。また仕事によってはその日によってTPOをわきまえた服装を考えなくてはいけないでしょう。
②結婚式の二次会
結婚式の二次会となると「平服で」と言われることがあると思います。「平服」はつまりラフな服装と捉えて良いでしょう。結婚式の二次会でラフな格好となっていても、その結婚式の二次会が行われる会場によって、服装を考える必要があります。
ホテルや高級レストラン等が会場の場合
ホテルで披露宴があり、その後そのまま二次会になる場合や、高級レストランを貸し切って行われる場合等はいくら「ラフな格好」でも良いといっても、やはりかしこまった場所なので、スーツで出かけるのが良いでしょう。
ダイニングバーやレストラン等が会場の場合
ホテルや高級レストランほどかしこまった格好でなくても、やはりスーツが無難でしょう。スーツでなくても、ジャケットとパンツの組み合わせにネクタイを締めても良いですね。おしゃれを気にするあまり、あまり派手にならないようにしましょう。
居酒屋等のカジュアルな場所が会場の場合
居酒屋やカラオケ等カジュアルな場所が結婚式の二次会の会場である場合は、フォーマルな格好はかえって浮いてしまいます。しかし二次会とはいえ結婚式という大切な場面ですので、ラフな服装といってあまりラフすぎるのも良くありません。ジャケットとパンツの組み合わせを基本として、インナーにシャツを着てみたりカットソーを合わせてみるのも良いでしょう。冬はアウターもきちんとしたコートを着るのが良いかもしれませんね。
③デート
彼女とデートする場合、どんな服装が良いか迷いますよね。あまりかしこまりすぎても女性に引かれてしまいますし、だからといって度が過ぎたラフな格好も女性が困ってしまうでしょう。シンプルでいてかつ何かワンポイントを足してオシャレに決めたいものです。
④就活
これまではきっちりとしたスーツが就活のイメージでしたが、最近では就活の場合も、「ラフな格好」で良しとされている場合があります。しかしいくら会社の方からラフな格好でと言われているからと言って、普段着を着て行くわけにはいきません。
男性の就活でのラフな格好を考える場合は、ジャケパン(ジャケットとパンツの組み合わせ)スタイルが基本でしょう。ジャケットを着ていてもジーパンをはくとカジュアルすぎてしまうので、パンツはチノパンが良いでしょう。シャツは薄めの色遣いのストライプもオシャレで良いですが、白無地が一番無難でしょう。また冬はカーディガンを使うのも良いですね。
⑤同窓会
同窓会に出席する際のラフな格好も、結婚式の二次会と同様の考え方で行くと良いでしょう。ホテル等で開催される場合はフォーマルな格好で、レストランやダイニングバー等で行われる場合はジャケットとパンツの組み合わせ、居酒屋等であればジャケットとパンツの組み合わせに、インナーはカットソーといった具合に、ラフな格好をTPOに合わせて考えてみましょう。
女性のラフな格好を5つのシーン別に紹介!
①職場
レディーススーツもたくさんありますが、女性は男性ほど職場でスーツを着るといイメージはないかもしれませんが、やはり制服等ない場合は毎日の服選びが大変ですね。男性と同じくやはり動きやすく、清潔感があって、おしゃれにも気を付けたいところです。肌寒い日や冬等はパステル系の明るいカーディガンをはおるのも良いですね。
②結婚式の二次会
女性の場合も男性と同じく、結婚式の二次会に呼ばれた際に「平服で」と言われたときは、行われる会場によって服装を考える必要があります。いくら平服で良いと言われても、普段着で出席するわけにはいきませんよね。
ホテルや高級レストラン等が会場の場合
ホテルや高級レストラン等かしこまった場所での結婚式の二次会の場合は、いくら「平服」と言われても、やはりフォーマルな服装が良いでしょう。できるだけ無地の上品なワンピース等がおすすめです。
ダイニングバーやレストラン等が会場の場合
ホテルや高級レストランより少しフォーマル度は下がりますが、やはりフォーマルに近い服装が無難でしょう。とはいっても少し崩して落ち着いた雰囲気の、少し柄が入ったワンピース等、あくまでも派手にならないようにしましょう。披露宴からそのまま出席する場合は、ジャケットやボレロ等のはおりものを変えるだけでも良いでしょう。特に冬であれば夏よりもはおりものは考えやすくて良いですね。
居酒屋等のカジュアルな場所が会場の場合
カジュアルな場所の場合は、フォーマルな服装だと浮いてしまいます。披露宴に出席した後二次会に続けて出席する場合も、できればラフな格好に着替えるのが良いでしょう。かといって普段着までランクを落としてしまわず、ワンピースだったり、スカートとシャツ、ブラウス等の組み合わせで考えましょう。
③デート
デートの服装も迷いますよね。デートでは適度にラフな格好で、女性らしく見えるスタイルが良いでしょう。なかでもワンピースはやはり定番ですね。色も明るいものが良いでしょう。普段からスカートやワンピース等が苦手な場合は、パンツでもきれい目パンツとカットソーの組み合わせも良いですよ。冬はちょっと肌見せのワンピースにコート等を組み合わせて、コートを脱いだ時のギャップを狙ってみても良いかもしれませんね。
④就活
女性の就活もスーツが基本かもしれませんが、会社によっては「ラフな格好で」と言われることがあります。いくらラフな格好で良いと言われても、おしゃれにこだわるあまり派手になってもいけません。ちゃんとTPOをわきまえた服装になるよう気を付けましょう。
女性の就活の場合のラフな格好は、シャツもしくはできるだけ無地のカットソーに、スラックスかひざ丈のスカートを組み合わせるのが良さそうです。落ち着いた色遣いで、スカートは長すぎても短すぎても良くないので、ひざ丈になるものを選びましょう。
⑤同窓会
同窓会はその開催される場所によって服装を考える必要があります。結婚式の二次会と同様に、ホテル等で行われる場合はフォーマルな服装が良いでしょう。反対に居酒屋等で開催される場合は、シャツとジーパンでカジュアルな感じにするのも良いですね。レストランやダイニングバー等で行われる場合は、ホテルよりもラフな格好で良いでしょう。しかしあまりラフな格好になりすぎないように注意が必要です。
ラフな格好で注意すべき3つのポイント
①TPOをわきまえる
おしゃれに気を遣うのも大切なことですが、ラフな格好を考えた時に、やはりTPOをちゃんとわきまえていないと周りから白い目で見られてしまいます。特に結婚式の二次会や仕事の時などは、服装がTPOに合っていないと浮いてしまいます。
②ただの普段着にならないようにする
「ラフな格好」「平服」等の表現があると、普段着を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、どんな場面でも「ラフな格好」や「平服」といった指定があった場合、ただの普段着にならないように注意しなくてはなりません。
③おしゃれや個性のアピールは不要
デートの場合は良いかもしれませんが、その他のシーンでは「ラフな格好」だからといって、おしゃれや個性のアピールは必要ありません。特に結婚式の二次会は新郎新婦が主役ですから、参列する側が目立ってもいけませんし、仕事でラフな格好が認められていても、あまりおしゃれにこだわりすぎて派手になるのも良くないでしょう。
ラフな格好に迷った時の対処法3選!
①迷ったらスーツを!
服装について「自由」と言われると何を着たら良いかわからないという場合がありますね。そんなときはスーツにするのが無難です。就活でも仕事でもスーツであれば悪い印象を与えることはありません。メンズはある程度形が決まっているもののオシャレなものがありますし、レディーススーツはいろいろな種類がありますね。ただこれもやはりTPOに合わせたものを選びましょう。
②他の人の服装を参考にする
「ラフな格好」というのはそれぞれの人の考え方や価値観によって差が出てくると思います。ラフな格好に困ったときには、雑誌やアプリ等を見て、他の人がしているスタイルを参考にしてみましょう。
③万が一に備えておく
ラフな格好は人によって差があるとお伝えしましたが、いくら自分がこれなら良いだろうと思った服装をしていても、実際にその場に行くと浮いてしまう場合もあります。そんな時にジャケットと男性ならネクタイを万が一に備えて用意していれば対応できます。ただ持ち運びの際にしわにならないように注意しましょう。
ラフな服装におすすめのファッション①メンズ編4選!
①チノパン
いくらラフな格好といってもジーパンだと、ラフな格好というよりカジュアルな印象になってしまいますので、そんな時はチノパンがおすすめです。メンズのチノパンはワイドなものと、スリムなタイプがありますが、ラフな格好を考えた時には、スリムなメンズチノパンを選ぶのが良いでしょう。
②無地の襟付きシャツ
メンズの場合、無地の襟付きシャツは無難ですし、きちんとした印象に落ち着くのでおすすめです。色も選べるのでその日の気分によって変えられますね。
③カーディガン
冬など寒い時期にはラフな格好にカーディガンを着用すれば、ちょっと引き締まった印象になります。特に冬はジャケットの下にカーディガンを組み合わせることで、ちょっとおしゃれな印象にもなります。もちろんメンズのカーディガンは素材を変えれば暖かい季節でも対応できます。
④襟付きのポロシャツ
ポロシャツも襟がついているので、Tシャツよりも少しきちんとした感じがありますね。柄が入るとカジュアルな印象になってしまいますので、仕事で着用する場合は無地のものを選ぶと良いでしょう。
ラフな服装におすすめのファッション②レディース編5選!
①きれいめカットソー
女性の場合はきれいめのカットソーを持っておくと良いです。きれいめカットソーとスカートの組み合わせできちんとした感が出ます。ただ、あまり派手な色や柄のカットソーは普段着のようになってしまうので注意しましょう。
②ひざ丈スカート
レディースのファッションではパンツスタイルのみでなく、スカートも選ぶことができます。スカートにもいろいろありますが、スカートの長さがポイントになってきます。スカートは長すぎても短すぎてもあまり良い印象にはならないので、ラフな格好を考える時には、ひざ丈スカートを選ぶようにしましょう。
③スラックス
スラックスもきちんとした印象を与えるのでおすすめです。レディースのスラックスもメンズのチノパンと同様に、あまりワイドにならず、かといって反対にフィットしすぎない、ちょうど良い加減のものを選びましょう。
④ワンピース
レディースファッションの代表とも言えるワンピースですが、もちろんラフな格好として十分使えます。ただTPOに合わせて、露出があまりないものを選ぶ必要があります。カーディガンをはおるのも良いですね。
⑤シフォン素材のシャツ
シフォン素材のシャツはレディースのラフな格好としてピッタリです。きっちり感のある綿素材のブラウスと比べ、ふわゆるな素材がちょっとラフな感じを演出してくれます。
ラフな格好はTPOをわきまえた服装を心がけよう!
ラフな格好について「ラフ」の意味から始まり、シーン別、ポイント、おすすめファッション等ご紹介してきました。ラフな格好は人によってそれぞれ違いますが、TPOをわきまえた上で、自分なりのおしゃれなラフな格好を見つけて、夏も冬も快適に過ごしましょう。