スーツの上下色違いはあり?おしゃれな着こなしとマナー!【男女別】
近年、上下色違いのカジュアルなスーツの着こなし方がブームとなっていますが、このような着こなしはマナー違反になってしまう場合もあるのです。そこで上下色違いのスーツのおしゃれな着こなし方からマナーまで徹底解説したいと思います。
目次
上下色違いのスーツはマナー違反?OKな場合とNGな場合を紹介!
上下色違いのスーツがOKの場合
まずは上下色違いのスーツがOKな場合をご紹介しましょう。スーツであってもある程度おしゃれをしたり、個性を出すことを許されているオフィスカジュアルの場合は上下色違いのスーツでもかまいません。
上下色違いのスーツがNGの場合
反対に上下色違いのスーツがNGの場合は、オフィスカジュアルが許可されていない職場または社外の人と会う時です。営業などの接客業の場合は、上下色違いのスーツは避けた方がいいでしょう。
上下色違いのスーツの基本的な着こなし方を解説!【メンズ編】
上下で柄を合わせる
それでは上下色違いのスーツの着こなし方をメンズから解説していきましょう。メンズ上下色違いのスーツの基本的な着こなし方は、上下の柄を統一することです。またストライプ柄を選ぶ場合は、上下のストライプの幅を揃えるようにするといいでしょう。
落ち着いた色同士にする
上下で色違いのスーツは、落ち着いた色同士にすることも基本的な着こなし方です。黒、グレー、ネイビーなど落ち着いた色同士にすることで、違和感なくおしゃれに着こなすことができます。
上下で着丈を合わせる
また上下色違いのスーツを上手に着こなすには、上下の着丈を合わせることも基本となります。ジャケットがゆったりめでもパンツが細身など上下の着丈が合っていないとまとまりのない印象になってしまいます。
職場に合った素材を選ぶ
職場に合った素材を選ぶことも大切です。オフィスカジュアルであっても職場の雰囲気がかっちりしている場合は、上下ともツイードやウール素材のスーツがおすすめです。またある程度カジュアルな雰囲気の場合は、コットン素材のものを選ぶといいでしょう。
ネクタイやシャツは場面に合わせたものを選ぶ
上下色違いのスーツを着用する時は、ネクタイはエンジ色や紺など深みがありなおかつ落ち着いた色を選ぶようにしましょう。またシャツは、ネクタイありなしに関わらず白や薄いブルーなど無地のものを着用するのがマナーです。
初心者は黒orネイビー×グレーがおすすめ!
黒やネイビーのジャケットにグレーのパンツを組み合わせることで、ラフになりすぎずおしゃれな着こなしができます。そのため初心者は、まずはこの組み合わせから挑戦してみるといいでしょう。
上下色違いのスーツの基本的な着こなし方を解説!【レディース編】
素材を上下で合わせる
次はレディースの場合を解説していきます。メンズよりもレディースの方が、上下色違いのスーツを許可している企業が多いですが、そんなレディースでも基本的な着こなし方は存在します。それは上下の色は違っていても素材が似ているものを選ぶことです。色違いであっても上下の素材を合わせることで綺麗にまとまるのです。
同じ色の組み合わせはNG
またレディースの場合、上下色違いのスーツを着る時は同じ色の組み合わせはNGになります。色が同じだったとしても素材が違っていると色の深みが若干異なってくるため、上下の色の違いが顕著になり不自然な見た目になってしまうのです。レディースの場合は色やデザインなどメンズよりもおしゃれなスーツの着こなし方ができますが、TPOをわきまえることが大切です。
上下色違いのスーツのおすすめの色の組み合わせを紹介!
ネイビー×グレー
それでは上下色違いのスーツのおすすめの色の組み合わせをご紹介しましょう。まずはネイビーとグレーの組み合わせです。これは上下色違いのスーツの組み合わせとして、王道ともいえるコーデです。
黒×ベージュ
上下色違いのスーツの色として、黒とベージュの組み合わせもおすすめです。明るめのベージュのパンツと黒のジャケットと合わせることでカジュアルになり過ぎず程よく引き締しめてくれます。
グレー×ホワイト
淡い色合いのグレーとホワイトを上下に持ってくることで、とても涼しげな印象になります。この上下の組み合わせは春や夏におすすめで、スマートでスタイリッシュな印象になります。
グレー×黒
グレートと黒の組み合わせもとてもおすすめです。ジャケットを明るい色にすることでおしゃれ感を強調しつつ、黒のパンツと合わせることで爽やかなビジネスマンを演出することができます。
ネイビー×ホワイト
上下をネイビーとホワイトで組み合わせると、シンプルかつ清潔感漂うコーディネートになります。ホワイトのパンツはどんな色のジャケットにも合わせることができるためとても重宝する色です。
上下色違いのスーツのおすすめの柄の組み合わせを紹介!
ネイビー×チェック
次は上下色違いのスーツのおすすめの柄の組み合わせをご紹介しましょう。まずはネイビーとチェックの組み合わせです。あえてチェック柄という柄物のパンツを選ぶことで、遊び心のあるコーディネートになります。
チェック×グレー
チェック柄のジャケットにグレーのパンツの組み合わせも抜群です。小洒落た感のあるチェック柄のジャケットにグレーのパンツを組み合わせることで、おしゃれセンス抜群の着こなしになります。
ストライプ×ホワイト
ストライプ柄のジャケットとホワイトのパンツの組み合わせもおすすめです。またパンツの色と同じホワイトのラインが入っているストライプ柄のジャケットを合わせると、より上下に一体感が出ます。
ストライプ×グレー
ストライプ柄のジャケットにグレーのパンツの組み合わせは、定番ともいえるコーデです。ストライプ柄のジャケットをウールなどの温かみのある素材にすると、より高級感を出すことができます。
【番外編】上下違うスーツで面接を受けるのはマナー違反なの?
明確に禁止されているわけではない
面接で上下違うスーツを着る人はほとんどいませんが、この着こなし方は面接ではマナー違反になってしまうのでしょうか?ここでは上下違うスーツで面接を受けるのはマナー違反なのかどうかを解説していきたいと思います。
面接ではスーツの上下が違うかどうかは関係なく、清潔感があるかまた身丈に合ったスーツを着ているかを見ているため、上下違うスーツが明確に禁止されているわけではないためマナー違反とはなりません。しかしいざ面接で上下違うスーツを着るとしても、どのような組み合わせが好感度が上がるのかが分からないため、セットアップで面接に臨んだ方が無難ともいえます。
企業の職種に合わせる
例えばマスコミやIT関連は、服装に決まりがない企業が多いためこういった会社の面接を受ける場合は、上下色違いのスーツでも問題ないでしょう。しかしかっちりした服装を指定している企業の面接を受ける場合は、セットアップのスーツを着るのがマナーです。
上下で違うスーツを着る場合の注意点
面接で上下で違うスーツを着る場合はメンズ、レディースとも紺や黒など控えめな色で揃えるようにしましょう。その他にも上下の素材が合っているか、身丈が自分に見合っているかをしっかりと見極めることが大切です。
【番外編②】スーツを長持ちさせる方法を紹介!少しでも長く着るには?
ポケットの中身を出して収納する
夏物は3年、冬物は4年がスーツの平均寿命とされています。ここでは少しでもスーツを長持ちさせる方法をご紹介しましょう。まずはスーツの正しい収納方法についてです。ポケットに物が入ったまま収納してしまうとテカリや型崩れの原因になってしまうため、スーツを収納する時はポケットの中身を全部出しましょう。
スーツに合ったハンガーにかける
スーツをかける時のハンガーは、スーツの肩のラインに合ったもので3~5cm程厚みのあるものにしましょう。さらにハンガーの肩先が前方にカーブしているものがおすすめで、木製かプラスチック製のハンガーを使うといいでしょう。
スーツ用ブラシでブラッシングする
スーツを着用すると目には見えないホコリがたくさん付着してしまうため、収納する前にブラッシングすることが大切です。ジャケットは上から順に、パンツは逆さまにして裾から腰に向かってブラッシングしましょう。
収納する前に陰干しする
またスーツを着用するとどうしても汗が付着してしまうため、収納する前に風通しのいい部屋で半日ほど陰干ししましょう。こうしてスーツに付着した汗を蒸発させることでカビや匂いを防ぐことができます。
スーツとスーツの間に隙間を開けて収納する
隙間なくスーツを収納してしまうと、通気性が悪くなるためカビが繁殖する原因になったり、スーツを出し入れする時に生地がこすれるため傷んでしまいます。そのためスーツを収納する時は、スーツの間を2cm程空けるようにしましょう。
数着買って着まわす
同じスーツばかり着てしまうとクリーニングに出す回数も多くなるため、早く傷んでしまいます。そのため5、6着のスーツを1日ごとに着まわすようにするとスーツをより長持ちさせることができます。
ツーパンツがおすすめ!
ジャケットとパンツでは、摩擦の関係でどうしてもパンツの方が傷みやすいため、ツーパンツのスーツを買うことで例えパンツが1枚ダメになったとしても予備のパンツを使えば長くセットアップを着こなすことができるのです。
上下色違いのスーツを着る時はTPOに気を付けて!おしゃれ上級者を目指そう!
上下色違いのスーツはとてもおしゃれですが、上下色違いのスーツの上手な着こなし方にはメンズとレディースで違いがあったりまたこのような着こなし方はマナー違反になってしまう場合もあります。この記事を参考にTPOに気を付けながら様々なスーツの着こなし方を研究してみてくださいね。