両利きの人の特徴5選!メリット&デメリット、両利きになる方法も!
日本では右利きの人が多く左利きは珍しいと言われていますが、実は両利きの人も存在するのです。そんな両利きの人の特徴やメリット・デメリット、また両利きになるための訓練や練習方法なども詳しくご紹介していきますので、是非参考にしてくださいね。
目次
両利きとは?
生まれた時から利き手は決まっていると言われていますが、世の中には右利きでもなく左利きでもない両利きの人も存在します。両方の手を上手く使うことができるなんてちょっと憧れてしまいますよね。
では、そんな両利きにはどのようなメリットやデメリットがあるのか、その特徴について詳しく解説していきます。また、両利きになるにはどのような練習方法や訓練が効果的なのかもご紹介していきますので、是非参考にしてみてくださいね。
両利きの定義
両利きとは、右利きでもあり左利きでもあるので、左右の両方の手や足を自分の思い通りに使うことができることをいいます。
両利きの人の割合は?
日本人はおよそ88%が右利きであり12%が左利きと言われていますが、その中でも生まれつき両利きの人は1%というわずかな割合になっています。
両利きの英語表現
両利きは英語では"ambidexter"と表現します。例えば"She is an ambidexter."を訳すと「彼女は両利きだ」となります。
左利きとの違い
日本人は右利きの人の割合が多いことから、何でも右利き用に作られていることが多いですよね。そのようなことから、生まれた時は左利きだったけれど、訓練して右手も使えるようになったタイプの両利きも存在します。
両利きとは異なるクロス・ドミナンスとは?
クロス・ドミナンスは、お箸は左手で持って食事をするけれど筆記は右手で行うなど、用途によって使いやすい手が違うということを表します。もともと左利きだった人が訓練して右手を使えるようにした場合に現れやすい症状でもあります。
両利きの人の脳のメカニズムを解説!
脳には右脳と左脳がありますが、右利きの人と左利きの人では使っている脳の分配が違うと言われています。両利きの人はどちらの手もバランスよく使うことができるので、右脳と左脳のどちらも同じくらい使っているのです。
しかし、中には両方の脳がバランスを保つことができずに分散してしまい、ADHDなどのいわゆる発達障害を起こしてしまう人もいるようです。
両利きになる2つの理由
一言で両利きと言っても、すべての人が生まれつきの両利きではありません。両利きになるには2つの理由があると言われています。では、その理由をそれぞれ見ていきましょう。
①生まれつきの先天的なもの
先天的な両利きの人は、生まれた時から右手も左手も自在に使うことができるという特徴があります。
②後天的なもの
一方で生まれた時は左利きだったけれど、訓練されたことにより右手も上手に使えるようになった後天的な両利きの人も存在します。
両利きの人の特徴5選!
では、両利きの人には具体的にどのような特徴があるのか一つずつ見ていきましょう。
①両方の手が使える
両利きの人は、例えば右手で電話を受けながら左手でメモを取ることもあれば、左手で電話を受けながら右手でメモを取るということができるように、両方の手を難なく使うことができるので効率があがるというメリットがあります。
②メイクが上手
メイクの時に右目のメイクは右手で左手のメイクは左手でできると、とても便利で効率もあがりますよね。両利きの人は、両方の手を器用に使うことができるので、メイクが上手という特徴があります。
③賢そうなイメージ
両手を上手に使いこなすことができることから、両利きの人は賢そうなイメージを持たれることが多いという特徴があります。
④怖がりな性格
クイーンズ大学のベルファストのチームが猫の利き手について研究した結果、両利きの猫は知らない人に対して怖がりで神経質という特徴がわかりました。その結果から、人間においても両利きの人は怖がりな性格と言われています。
⑤シャイな性格
両利きの人は怖がりなので、警戒心が強くシャイな性格をしているという特徴があります。シャイであることから友好性が低く、両利きのデメリットとも言えるかもしれませんね。
動物にも両利きがある?3種の動物について解説!
両利きが存在するのは人間だけではありません。では、両利きの動物の特徴についていくつかご紹介いたします。
①両利きの猫
両利きの猫は、右利きや左利きなど、特定の利き手をもつ猫に比べて怖がりで神経質という特徴があります。これは人間の両利きの人の性格にとてもよく似ています。
②両利きの犬
両利きの犬は何らかの刺激に対して強く反応を示しますが、他の犬よりはリラックスしていて自信に満ちている行動を取るという特徴があります。
③両利きのひよこ
ひよこは群れで行動する動物ですが、両利きのひよこは孤立してしまった時に、他のひよこよりも多く鳴いたりして助けを求めます。これも左利きの怖がりという性格の特徴かもしれませんね。
両利きのメリット5選!
両方の手を効率よく使いこなすことができる両利きには、メリットがたくさんありそうですよね。では、どのようなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
①楽器などの上達が早い
右手も左手も自在に使うことができるので、両利きの人は楽器などの上達が早いというメリットがあります。特に両手両足を使うエレクトーンなどでは、両利きの人は足も上手に使いこなせるので上達が早いでしょう。とても羨ましいメリットですね。
②手が疲れにくい
利き手が存在する人は、主に利き手ばかりを使うので、同じ作業を長時間していると利き手に負担がかかってしまいます。しかし、両利きの人はバランスよく左右の手を使うことができるので、手が疲れにくいというメリットがあります。
③球技で有利
例えば野球であれば、右手を使ってピッチャーをして左手でバッターをするという方法でプレーすることができます。また、バスケットボールなどでも相手の出方によってドリブルする手を上手に変えることができるので、球技でとても便利というメリットがあるのです。
④効率よく作業ができる
両方の手を自在に使える両利きの人は、仕事などにおいても効率よく作業をこなすことができるというメリットがあります。例えば片方の手でスマホを操作しながらもう片方の手でメモを取るという方法も難なくこなせるので、作業効率があがるのです。
⑤脳が活性化される
一般的に利き手があると、右脳か左脳のどちらかに偏って脳を使うと言われています。しかし、両利きの人はどちらの手も使うので、右脳も左脳もバランスよく使うことができ、脳が活性化されるというメリットがあります。
両利きのデメリット2選!
両利きの人にはメリットがとてもたくさんありますね。では、両利きの人にデメリットはあるのでしょうか?両利きのデメリットについてそれぞれ見ていきましょう。
両利きの人はデメリットが少ない!
何でも効率よくこなす両利きの人には、実はデメリットがほとんどありません。デメリットが少ないなんてとても羨ましいですよね。しかし、デメリットが全くないわけではなく、以下のように両利きならではのデメリットもあるようです。
①左右混乱しやすい
普段利き手で作業している人は、無意識のうちに左右の区別がはっきりとついていますが、両利きの人は左右どちらでも効率よくこなすことができるので、左右の区別がつかなくなってしまうというデメリットがあるようです。
②神経質
両利きの人は脳が活性化されているので何でも効率よくこなすことができます。しかし、自分自身が効率よく何でもこなせるので、他のものに対して神経質になってしまうというデメリットもあります。
両利きになるにはどうしたらいいの?訓練と練習方法6選!
右利きであっても左利きであっても、訓練によって両利きにすることは可能です。では、両利きになるにはどのような訓練や練習方法をすれば良いのか、いくつかご紹介いたします。
①物を持つ
両利きになるには、まずものを利き手ではないほうで持つように訓練しましょう。自分で意識して物を持つだけの練習方法なので、誰でも簡単に訓練することができます。
②歯磨き
日常の習慣として取り入れやすい練習方法は歯磨きがオススメです。両利きになるにはできるだけ習慣的に訓練することが大切なので、毎日する歯磨きの際に、利き手と逆の手で行うだけで日常的に訓練できる良い練習方法です。
③お箸やスプーン
両利きになるには毎日コツコツと練習して体に慣れさせることが大切です。利き手ではないほうでお箸やスプーンを使うのはとても難しいですが、毎日練習することで少しずつコツがつかめてくるようになります。
ただし、外などではテーブルマナーなどがあるので、いつも通りに自分の利き手で食事するようにしましょう。
④字を書く
訓練の効果が表れてきたら、字を書く練習をしてみましょう。両利きになるには、まずはペンの持ち方から練習していき、徐々に文字を書く練習をしていきます。最初のうちは上手く書けませんが、日々練習することで段々とハッキリした字を書くことができるようになります。
⑤物を投げる
両利きになるには、利き手ではないほうで物を投げてみるのも良い練習方法です。例えば近くにあるゴミ箱にティッシュを投げてみることから始めていき、徐々にキャッチボールなどとレベルを上げていくのもオススメの練習方法です。
⑥スポーツ
球技などのスポーツで両利きになるには、手だけではなく体全体の筋肉を両利きにさせていかなくてはなりません。慣れるまでに時間はかかりますが、両利きになるには毎日練習することで筋肉を変化させていくことが大切です。
両利きあるある!体験談3選を紹介!
左利きには左利きならではのあるあるがあるようですが、両利きにも存在するようです。ではそんな両利きあるあるの体験談をいくつかご紹介いたします。
①周りの反応
食事は左手でするけれどペンは右手で持つので、初めて一緒にご飯に行く人にはたいてい「あれ?左利きだった?」と聞かれます。周囲の反応が面倒くさいと思うことも多いです。
②両手が使えて当然だと決めつけられている
もともと左利きなのを矯正して両利きになったので、左利きあるあるに納得していると「右手も使えるじゃん」と両手が使えて当たり前に思われていることが多いです。
③どちらかの手を怪我した時に便利
どちらの手も使えるので、片手を骨折をした時に反対側の手だけでも、難なく過ごすことができたので便利でした。
両利きの人のための専用アイテム3選!
日本は何でも右利き用に作られていることが多いですが、実は両利き用のアイテムもあります。では、両利きの専用アイテムをいくつかご紹介いたします。
①両利き用グローブ
右利きでも左利きでも使えるように両利き用のグローブがあります。やはり右利き用よりは少しお値段がしますが、両利きの人にとってはとても便利なアイテムですね。
②両利き対応マウス
パソコンのマウスにも両利き用があるのをご存知でしょうか。普段何気なく使っていますが、マウスも一般的に右利き用に作られています。両利き用のマウスであれば左利きの人も今よりもっと快適にパソコンを操作することができるかもしれませんね。
③両利き用はさみ
はさみは基本的に右利き仕様になっていることがほとんどなので、左利きの人ははさみを使うのが苦手という人もいます。両利き用のはさみであれば、どちらの手で使ってもとても切りやすいので便利ですよ。
両利きの有名人5選!
両利きは脳が活性化していて何でも効率よくこなす人が多いことから「天才気質」とも言われています。では、両利きの有名人にはどのような人がいるのか、何人かご紹介していきます。
①レオナルド・ダ・ヴィンチ
イタリアのルネッサンス期に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチは現在でも語り継がれるほど有名な天才芸術家です。音楽や数学、天文学など様々な分野で業績を残した彼は両利きであったと言われています。
②アインシュタイン
一般相対性理論や相対性宇宙論など、現在でも様々な理論が語り継がれているドイツ生まれの理論物理学者アインシュタインも、両利きであったと言われています。
③上地雄輔
俳優、歌手、タレントと様々な分野で活躍している上地雄輔さんも両利きと言われています。上地雄輔さん本人も「自分で利き手がわからない」と言っているので生まれつき両利きのようですね。
④国分太一
司会やニュースキャスターなどもこなす人気アイドルグループTOKIOの国分太一さんも両利きと言われています。お箸は左手で持つことが多くペンは右手で持っているので、もしかすると左利きを矯正して両利きになったのかもしれませんね。
⑤水森亜土
歌手や女優、作家などでも活躍する水森亜土さんも両利きと言われています。歌いながら両手で絵を描くことなどもできるので、まさに天才と言えますよね。
両利きは便利なことがいっぱい!練習や訓練で両利きになろう!
両利きについて詳しくご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。両利きだと両方の手を使えるので、片方の利き手で作業を行うよりも効率があがってとても便利ですよね。
そんなメリットがたくさんの両利きになるには、コツコツと訓練や練習をしていくことが大事です。是非今回ご紹介した訓練や練習方法を参考にして、あなたも両利きを目指してみてくださいね。