吸盤がくっつかない時の対処法!すぐに取れる吸盤を落ちなくする裏技!
壁を傷つけることなく手軽に使える吸盤。しかし吸盤がくっつかないというトラブルも多いのが難点ですよね。今回はくっつかない吸盤を復活させる裏技や、デコボコの壁でも使える方法を調べてみました。番外編で吸盤跡がついてしまった時の取り方も併せてご紹介します。
目次
吸盤がくっつかない!とれなくする方法が知りたい!
キッチンでフックとして利用したり、お風呂場のタオルホルダーや車のサンバイザーなど吸盤を利用したアイテムは色々あります。壁に穴を空けたりせず手軽に利用できる吸盤グッズですがたまに「吸盤がくっつかない!」なんてことありますよね。吸盤がくっつかない原因やそんなときに試してみたい裏技などをご紹介します。
そもそも、吸盤がくっつく仕組みとは?
吸盤がくっつく仕組みは、吸盤と接着面(壁など)と吸盤の間に真空の空間を作ることにより気圧の力が生まれます。この力で吸盤は接着面にくっつくのです。
つまり、吸盤がくっつかないときは何らかの原因で吸盤と接着面との間に真空の空間ができないことが考えられます。考えられる原因を見つけて対処していくことで、くっつかない吸盤を復活させることができるかもしれません。
吸盤がくっつく・くっつかない素材について
吸盤のアイテムを購入する前に、吸盤を使いたい場所がくっつかない場所ではないか確認しておきましょう。吸盤と相性が悪い素材ですとくっつけても落ちやすかったり、そもそもくっつかなかったりとせっかく買ったのに満足に使えないことも。吸盤がくっつきやすい素材、くっつかない素材を把握しておきましょう。
吸盤がくっつきやすい素材
吸盤がくっつきやすい素材とは、吸盤と接着面を真空状態にできるツルツルとした素材です。例えば、ガラスやタイル、プラスチック、など素材が挙げられます。これらの素材で平らになっている場所であれば吸盤と接着面が真空空間を作りやすく、吸盤がくっつきやすいです。
吸盤がくっつかない素材
逆に吸盤がくっつかない素材は、表面がデコボコしていて吸着面が真空状態にならないものです。例えば、壁紙や砂壁、木の素材などが挙げられます。こういった素材は凹凸があるため、吸盤とは相性が悪いです。木の素材に関しては、塗装が施されていれば吸盤がくっつく場合もありますが表面にザラザラ感が残っている場合もありますのでよく考えてから取り付けましょう。
吸盤がくっつかない時のチェックポイント3つ
吸盤を使いたい場所は平らな面だし、素材もくっつきやすいものであるのに吸盤がくっつかないという場合どのような原因が考えられるでしょうか。吸盤がくっつかない時のチェックポイントを3つご紹介します。次の3つに当てはまっていないか一度確認してみましょう。
重さの制限がオーバーしていないか
しっかり吸盤はくっついているのに、フックにタオルや物をかけたら落ちてしまうという場合に考えられるのは重量オーバーです。見た目やイメージで購入してしまう人もいるかもしれませんが、吸盤アイテムのパッケージには重量の記載があります。くっつかない場合は、重量以上のものを乗せたり引っかけていないか確認してみましょう。
吸盤が汚れてないか
吸盤が汚れている場合もしっかり吸着しない原因になります。吸盤を取り出すときに手の油分がついてしまったり、埃がついてしまうこともあります。また、キッチンなどで吸盤を使っている場合も油が付着しやすくなります。油分や汚れが付いていると、しっかり吸着しませんので吸盤が汚れていないかチェックしてみて下さい。
吸着する場所はキレイか?
吸盤が汚れているとしっかりくっつかないように、吸着する場所の汚れもNGです。吸盤をつけたい壁に汚れが付いていないか、お風呂や洗面所のガラスであれば水垢なども確認してみましょう。汚れが残っていると吸盤がしっかりとくっつかない原因になります。
くっつかない吸盤を復活させる裏技5選!
接着面の素材や汚れ、重量などもしっかり確認したけど吸盤がくっつかない!そんな場合には次にご紹介する5つの裏技を試してみて下さい。もしかしたらくっつかない吸盤が復活するかもしれません。
吸盤を水洗いする
吸盤に汚れが付いているとくっつきにくくなりますよね。キッチンなら油やホコリ、お風呂場のタオルハンガーならカビがついている可能性も。一度綺麗に吸盤を水洗いし、一度タオルで水をふき取りましょう。その後、もう一度吸盤に水を付けてそのまま貼ってみて下さい。水を使うことで空気が入りにくくなり吸着力がアップします。
タイルや壁の汚れを拭く
先ほども言いましたように、汚れは吸盤アイテムの大敵です。キッチンやお風呂場のタイルや壁が汚れていないか確認し、綺麗に汚れを取り除きましょう。吸盤が綺麗になっていても吸着面が汚れていれば意味がありません。お風呂や洗面所で使っているものには石鹸カスなどが原因でカビが発生している場合もあります。しっかりと取り除き、タオルなどで綺麗に拭いておきましょう。
熱湯につけて復活させる方法
長く吸盤を使っていると、経年変化で吸盤が変形してしまう場合もあります。車で利用している場合は特に日光が当たりやすい為変形する可能性が高いです。変形してしまうと、吸着面に真空空間をつくりにくくなり吸盤が落ちやすくなってしまいます。
そういった場合に試したい裏技は熱湯につけて吸着力を復活させる方法です。70℃~80℃程度の熱湯に吸盤を付けることで吸盤が温まり、変形していたカサの分部が復活する可能性があります。注意点としてはお湯に入れた吸盤をそのまま過熱しないということです。過熱しすぎると吸盤そのものが変形してしまいます。
電子レンジで復活させる方法
お湯と同じく温めることで吸盤を復活させる方法です。お湯を沸かす手間を省きたい方や、短い時間で復活させたいという方にオススメの方法です。やり方は、耐熱容器に水を入れその中に吸盤も一緒に入れます。それをそのまま電子レンジで30秒から1分ほど加熱するだけです。吸着力が変わらない場合は少しずつ加熱時間を長くしてみましょう。こちらも注意点としては過熱しすぎると、吸盤自体が変形し戻らなくなってしまうということです。
吸盤にハンドクリームをつける裏技
続いて紹介する裏技は、吸盤にハンドクリームをつけるというものです。何となく逆効果な感じがしますが、こちらの方法は以前テレビでも紹介された吸盤を復活させる方法の一つなんです。方法としては吸盤の吸着面に米粒大程度のハンドクリームを塗り、そのまま貼るだけでOK。とっても簡単ですよね。
これは長い期間吸盤を使うことで吸盤にできた、見えない傷やひび割れがハンドクリームにより埋められて吸着力が復活するというものです。ハンドクリームのおかげで吸盤自体にできてしまった傷が埋められ、しっかりと真空状態を保つことができるようになります。
でこぼこ壁でもOK!吸盤を落ちなくする裏技3選!
「せっかく買ったのに吸盤がくっつかない!よく見てみたら壁の表面が少しデコボコしていた」なんて経験ある方も多いですよね。多少のデコボコくらいなら今からご紹介する裏技で対処が可能かもしれません。諦める前に試してみて下さい。
透明テープで補強する
まずご紹介するのは、接着面に透明のテープを貼る方法です。ちょっとしたデコボコであれば、テープを貼ることでデコボコ面が平らになり吸着しやすくなります。透明のテープであれば目立ちませんし、とても簡単に試すことができます。
注意点としてはテープを貼っても大丈夫な場所でやるということ。塗装した場所などは、塗装がはがれてしまう可能性がありますので要注意です。
専用の接着剤を使う
接着剤と聞くとくっつけたら剥がせなくなってしまうんじゃないかと不安になりますが、実は吸盤用の接着剤があるんです。この接着剤なら壁に張り付いてしまう心配もなく、取り外しが可能です。使い方は、吸盤に接着剤を付けてそのまま貼るだけ。吸着力が落ちてきた吸盤に試してみて下さい。
吸着用補助板を使う
吸盤アイテムがうまくくっつかない時に手軽なのが、吸着用補助板です。接着剤はちょっと抵抗があるという方にもオススメです。吸盤を付けたい位置に貼り付けた後に吸盤をくっつけるだけです。補助板を使うことでデコボコ面をなくし、吸着しやすくなります。
安価で試したい方は100均にも吸盤用の接着シールが売っていますので、そちらも試してみて下さい。
すぐ取れる吸盤を落ちなくする補助板とは?
先ほどご紹介した吸盤用補助板。透明テープやシールタイプですと水や熱にやや弱い傾向がありますが、補助板ならその点も安心です。汚れた場合も洗えば何度でも使うことができます。お値段も手が出しやすく、ちょっとしたデコボコの壁でも使えるお助けアイテムです。
三栄水栓 【吸盤用補助板】 スーパー補助板
先ほども言いましたように、透明テープや吸盤用のシールタイプは一度使ったら再利用はできません。貼って剥がせるので、位置の調整が簡単にできるのが魅力です。三栄水栓のスーパー補助板は、吸盤の大きさに合わせて50mm、75mm、110mmと3つの大きさから選ぶことができます。
取り付け方は、気泡が残らないように貼り、しばらく時間を置いてからフィルムを剥がし吸盤を取り付けるだけ。気泡が入ってしまっても、もちろん貼りなおせます。しっかりとした吸着力があり多少ひっぱったりしても取れることはありません。デコボコの壁はもちろん、吸着力をアップしたい場合にもオススメです。
車のダッシュボードに吸盤がくっつかない場合は?
車の中で活躍するグッズにも吸盤のものは多いですよね。サンシェードや、ドライブレコーダーも吸盤で取り付けるものがあります。車の窓ガラスでしたら表面は平らですのでくっつかないということは少ないと思いますが、ダッシュボートは表面が少しデコボコしている場合もあり、うまく吸盤がくっつかない場合もありますよね。車内で吸盤がくっつかない場合におすすめの方法をご紹介します。
車内専用のゲルシートを使う
車はどうしても運転時に揺れますので、衝撃で吸盤がずれたり落ちてしまうこともあります。そんな吸盤には車専用のゲルシートをを利用すると、強力な吸着力を付加できるんです。凹凸のあるダッシュボードにこのゲルシートを貼ることで吸盤がしっかりとくっつきます。
これを使えばスマホやタブレットフォルダーをダッシュボードに取り付けて、ナビとして利用したりできますね。
車内におすすめ万能ジェルパッド「ココピタ」
車内で使うジェルパットでオススメしたいのは「ココピタ」です。ジェルの強力な吸着力でダッシュボードなどの凹凸面もカバーしてくれますし、何度でも水で洗って使うことができます。吸盤をくっ付けても良いですし、そのままスマホなどを置くのに利用することもできます。手軽ですので、車だけでなく自宅や職場で使うのも良いですね。接着剤やテープではありませんので、吸着面が穢くなりにくいのも魅力です。
【番外編】吸盤の跡が残ってしまった!洗剤で落とせる?
長年吸盤を使っていると、吸盤の跡がくっきりのこってしまうことありますよね。特に水場であるお風呂や洗面所や窓ガラスなどに多いのではないでしょうか。ここでは吸盤の跡がついてしまった時の対処法をご紹介します。
ガラスについた吸盤跡を除去する方法
車のガラスがもともと汚れていたりすると、吸盤の跡がそのままついてしまうことがあります。こういった場合は、自動車ガラス専用の研磨剤を使って吸盤の跡を綺麗に消しましょう。油膜が綺麗に取れて吸盤跡もスッキリします。ちなみにお風呂や洗面所の鏡の場合もこの方法で綺麗に跡が落とせます。
吸盤跡を落とす手順は、布やタオルに中性洗剤を含ませ気になる個所の汚れを拭きます。ガラスを傷つけないように柔らかめの布やタオルを使用してください。跡が取り切れない場合は自動車ガラス専用研磨剤をつけ、ゆっくりとこすります。最後に濡らしたタオルでふき取るだけです。
お風呂についた吸盤跡を除去する方法
お風呂場で吸盤の跡がついてしまった場合は、まずメラミンスポンジを試してみましょう。ちょっとした後ならメラミンスポンジでこするだけで簡単に元の綺麗な状態に戻ります。それでも跡が残ってしまう場合は、カビが原因である場合が考えられます。この場合はカビ専用の洗剤を使ってみましょう。他にも、除光液を使うと綺麗に落ちる場合もありますので試してみて下さい。
吸盤がくっつかない場合は裏技を試してみよう!
吸盤のアイテムは取り外しも簡単ですし、手軽で重宝しますよね。しかし経年劣化もあったり、デコボコ面には弱いという難点もあります。吸盤がくっつかない時は、今回ご紹介した方法を使えば復活するかもしれません。跡が残ったときの対処法などもぜひ試してみて下さい。一度付けたら取れてしまうまでつけっぱなしが多い吸盤ですが、マメに掃除をしたりすることで長く使うことができます。定期的にお掃除も忘れないようにしましょう。