感情論で話す人の特徴や心理は?メリット&デメリット・対処法も!
周りに感情論で話す人がいますか?そんな人の特徴や感情論で話す心理、そして対処方法がわかれば、もっとうまく付き合うことができるようになります。またもし、自分が感情論で話す人であれば、メリットだけでなくデメリットも知ることが可能です。見てみましょう。
目次
感情論で話す人はどんな人?
周りにも感情論で話す人がいるでしょうか?感情論で話す人は、ほとんど自分の理性を制御できないで、自分の感情を高ぶらせたまま話すことが多くあります。怒っていることもありますし、相手に同情して話したりします。
そもそも感情論とは?
感情論とは、自分の感情が第一で話をすることです。感情が先に走って、理性や理論がついてこない論議を指しています。
感情論で話す人の特徴10選!
感情論で話す人の特徴を見てみましょう。もっとよく感情論で話す人のことが理解できるようになりますよ。
①自分の理性が制御できない
自分が感じたり思ったりしたことを、そのまま受けた感情で話すので、自分の理性が制御できないという特徴が感情論で話す人にはあります。
②感受性が豊か
感情論で話す人の多くは、感受性が豊かという特徴もあります。人一倍感受性が強いので、「かわいそうだからこうしよう」「あの人は嫌いだからこうしよう」と、心の中で感じたことをそのまま表情や行動に出してしまうことがあります。
③理屈っぽい
自分の感情を重視する感情論で話す人の特徴ゆえに、理に合わないことがあったとしても、納得せずに理屈っぽい言い方になってしまうこともあります。
④人を馬鹿にする
自分の感覚で決めつけた話し方をする感情論で話す人は、人を馬鹿にする特徴もあります。後先を考えずに感情だけで判断するので、自分が正しいと思い込むのが原因です。
⑤難しいことが嫌い
感情で話すのは得意ですが、理性で考えることが難しいというという特徴も、感情論で話す人にはあります。落ち着いて物事を考えることよりも、思ったこと、感じたことが重視されるためです。
⑥先入観が強い
一度思い込んだことが行動に出てしまう先入観の強さも、感情論で話す人にはあります。本能のまま考えてしまうことで、客観的、論理的に周りを見ていないので、先入観が強くなってしまいます。
⑦今を大切に生きている人が多い
頭を使っていろいろ考えるよりも、物事をシンプルに考えて、自分の感情を重視する生き方を好む特徴が、感情論で話す人にはあります。この感情論で話す人は、これからのことよりも、今現在を大切に生きている人が多い点も注目できる点です。
⑧相手よりも自分の感情を重視する
客観的に分析することが苦手な感情論で話す人の性格から、自分の感情を訴えることが多く、相手よりも自分の感情を重視する傾向があります。
⑨話が噛み合わない
感情で思ったことを口にすることが多いので、感情論で話す人とは話がかみ合わないという特徴もあります。自分の感情で物事を考え、理性で判断することが難しいので、相手の本当に言っていることを理解する前に、先入観で話を続けてしまうためです。
⑩言うことが変わる
言い方が変わるだけでなく、話しの内容もコロコロとよく変わることで知られている感情論で話す人は、周りとコミュニケーションをとるのが難しい人となることがあります。
感情論で話す人の心理5選
性格もありますが、感情論で話す人はどのような心理があるのでしょうか?5選に絞ってみました。
①自分は弱い人間だと思う
感情論で話す人は、泣いたり笑ったり、感受性を表現する性格であるため、自分が弱い人間であると思う心理があります。理性で淡々と話している人は強い人という考えもあります。
②何より自分が大事
感情論で話す人は、自分が傷つけられたり、自分の意見が通らないと我慢ができない心理から、自分サイドで話をすることが多くなる性格の人が多くみられます。何より自分が大事なことの表れです。
③嫌われていないか不安
自分の感情を爆発させたり、自分の感情を訴えるために、感情論で話す人は周りから嫌われることや誤解を受けることが多々あります。それで、いつも嫌われることがないか不安という心理が働きます。
④コンプレックスを感じている
感情論で話すために、相手が理解してくれなかったり、嫌われる言い方をしてしまったりするときには、自分はダメな人間というコンプレックスを感じることもあります。
⑤常にイライラしている
感情論で話した後に、相手が理解してくれなかったりすると、「どうして理解してくれないの?」と、イライラした心理になります。自分の感情が伝わらないことがもどかしいという性格のためです。
感情論で話す人のメリット3つ!
感情論で話す人にもメリットがあります。3つのメリットを見てみましょう!
①嘘は基本ない
感情論で話をするものの、基本的に嘘を言うことがないというメリットがあります。感情をぶちまけてしまうことがあったとしても、それに対して一生懸命に、正直に自分の感情を表しているのです。
②言い方がストレートなので、相手に伝わりやすい
言い方がストレートな感情論の人は、何が要点かすぐにわかる言い方をするメリットがあります。相手に伝わりやすいのです。ただ、言い方が厳し過ぎたり、言葉を選んでいないために、相手から嫌われることも多いようです。
③一生懸命である
何事にも一生懸命なために、どうしても感情論を話てしまうという特徴があります。人一倍一生懸命になっているという面はメリットです。ただ、周りの人に自分のことを知ってもらいたい、もっと理解して欲しいという、一生懸命な態度ゆえに、押し付けがましい言い方になったりして、周りから受け入れが難しいと感じられる状態になることもあります。
感情論で話す人のデメリット3つ!
デメリットもある感情論で話す人ですが、どんなところが周りにとって嫌われる原因になったり、受け入れるのが難しいと思われるのでしょうか?
①意見に説得力がない
「ただ感情論を言っているだけ」と、周りから思われがちな点がデメリットになることもあります。感情論を話す人の意見には、あまり説得力がないことが多いからです。
②議論がしにくい
感情でコロコロと要点が変わってしまうので、議論がしにくくなるというデメリットもあります。何が要点か、最終的には周りの人に理解されずに終わることがあるので、議論が難しい人となることもあります。
③話し合いなどでトラブルになる
言い方が厳し過ぎることも多い感情論の人は、ストレートに物を言うというデメリットから、相手から嫌われる結果になることが多々あります。自分で理論だって考える前に、言葉が口から出てしまうためです。
感情論で話す人への対処法3つ!
周りの感情論で話す人に、良い対処法があります。効果的な対処法3つを見てみましょう。
①感情に感情で返さないようにする
感情論を言われた時に、相手の言い方が悪く、ついカッとなってしまうこともあるかもしれません。そんな時には、感情に感情で返さないように、自分に言い聞かせておくのは良い対処法です。感情論に巻き込まれると、収拾がつかなくなりますよ。
②時間を置く
感情論で話す人がヒートアップしてきたのであれば、頭を冷やす時間を相手に与えましょう。時間を置くのです。感情論が収まることもあります。
③第三者を間に挟む
相手の感情論がとまらずに、白熱してくるのであれば、第三者を間に挟んで、冷静な場に戻す対処法も有効です。上司など相手の信頼を得ている人を入れると良いでしょう。
感情論で話す人にならないための方法3つ!
自分が感情論で話す人であれば、何を注意すればよいでしょうか?対処法を3つ見てみましょう。
①客観的な見方をする
あくまでも冷静に、そして客観的な見方をすることは、良い対処方法になります。自分の感情を入れすぎずに、公平に判断することを意識するのです。
②箇条書きに整理して話す
自分が思ったこと、感じたことだけを話しで並べ立てるのではなく、何が要点で、自分はどうしたいのかなど、箇条書きに整理してから話すようにしましょう。その方法を意識するだけでも、随分結果が変わります。
③事実や数値に目を向ける
事実や数値を意識するのは難しいかもしれませんが、このような変わらない事実や数値をちょっと意識するだけでも、話が通じない性格を改善することができます。話がコロコロと変わることもありません。
感情論の類語3つ!
感情論を理解する上で、類語も見てみましょう。感情論で話す人の性格を良く知ることができます。
①本能のまま
人から嫌われることを考える前に、衝動的に言葉を発してしまうという点では、「本能のまま」という類語はぴったり当てはまります。
②理性を失う
物事を整理してから話をしないことから、「理性を失う」という言葉も類語になります。熱く語りすぎて、相手から嫌われる結果になることもあるからです。
③暴走する
「暴走する」という言葉は、感情論の類語になっています。自分勝手に論議を進めてしまうこともあるからです。
【番外編】感情論で話す人の反対の理論的に話す人とは?
論理的に話す人は、問題点となっていることの要点や内容を正しく、整理して相手に伝えることができます。そのために、相手を納得させて話しを進めることができるというメリットがあります。
感情論を知って、相手の気持ちを理解しよう!
周りにいる感情論を話す人のことを良く理解して、上手に対処しましょう。また、自分が感情論を話す人であれば、改善点を意識して、周りのことにも目を向ける態度を示すなら、人間関係をもっと円滑に行えるようになります。