メガネのレンズの外し方のコツとは?掃除に便利!【タイプ別】
お持ちのメガネのレンズが汚れてきたとき、あなたならどうしますか?お店で掃除してもらうのもいいですが、もし自分で掃除出来るならやっておきたいですよね。今回は、自分でできるメガネのレンズの外し方のコツと、フレームのタイプ別の外し方までご紹介します。
目次
メガネのレンズを外す目的とは?
今では100均でも手に入れることができるメガネですが、このように思ったことはありませんか?
「メガネの汚れが目立ってきたから掃除したい!」
「メガネのレンズをカラーレンズにしたい!」
メガネのレンズを外したりするのは、メガネショップでしてもらうことが多いでしょう。しかしコツを掴めば、自分でメガネのレンズを外して、掃除することができるんですよ。
メガネの掃除がしたい
メガネを毎日のように使っていれば、当然気になるのは汚れです。マメに掃除しないでおくと、フレームとレンズの隙間にホコリがたまってしまったり、手垢などが付いてなかなか取れないこともありますよね。「メガネまるごと洗ってしまいたい!」と思う人も少なくないはずです。
度付きのメガネを伊達メガネにしたい
コンタクトレンズを新調したからといって、今まで愛用してたフレームを捨ててしまうのはもったいない話です。そんな場合、度付きのレンズを外して透明なレンズに変えたり、フレームのみの伊達メガネとして再利用することができます。
カラーレンズを透明なレンズに交換したい
カラーレンズは、ファッションによって色んな雰囲気を醸し出せることで人気ですよね。カラーレンズも度付きレンズと同じく、フレームをそのまま利用し透明のレンズに交換することができます。レンズを透明に変えるだけで印象がガラリと変わるので、簡単にイメージチェンジすることが可能です。
大切なメガネのレンズを外したい場合の注意点!
自分でレンズを外すときに、「大切なメガネを壊してしまうのではないか」と心配になりますよね。メガネのレンズを外すのは、基本的にお店で専門技術がある人に外してもらうのが一番です。ですが、「今すぐ自分でレンズを外して掃除したい!」という人は、以下の注意点やコツをしっかり踏まえてから行いましょう。
メガネのレンズの外し方【セルフレーム】
セルフレームとは、多くの人が利用しているプラスチックのフレームです。セルフレームのレンズはネジで固定されていないので、レンズの内側から指で押して取り外すことができます。
レンズの外し方のコツ
セルフレームが固いままレンズを無理やり押し出してしまうと、ひび割れや破損する恐れがあります。もしセルフレームが固くて押しても外れない場合のコツは、フレームを温めることです。ライターやぬるめのお湯で温めるとフレームが柔らかくなり、フレームとレンズの間に隙間ができて取り外しやすくなります。
レンズの外し方の注意点
セルフレームはプラスチックでできているため、高温にあててしまうと白く変色したり形が歪んだりします。お湯で温める場合は、必ず熱湯ではなくぬるいお湯に1分程度浸けるようにしましょう。ライターでフレームを温める場合は、火から距離をできる限り置いた状態で、レンズに熱が伝わらないよう注意してください。
メガネのレンズの外し方【メタルフレーム】
メタルフレームは、レンズをフレームに挟んでネジで固定している構造になっています。なのでメタルフレームのレンズの外し方は、ネジを分解することでレンズを取り外すことができます。
レンズの外し方のコツ
基本的に留めてあるネジを取ればレンズは取れますが、普通のドライバーは利用できません。100均で販売している細いドライバーセットがあれば、レンズを簡単に取り外すことができます。100均のドライバーを常備しておけば、掃除したいときやネジが緩んだときに締め直したりすることが可能なので、日々のお手入れに役立ちます。
レンズの外し方の注意点
ネジを外す際の注意点は、ネジを紛失しないことと、ドライバーでレンズを傷つけないことです。細いドライバーは使い慣れていないと手元が狂いやすいので、レンズを布で覆いながら行うことをおすすめします。
メガネのレンズの外し方【ワイヤーフレーム】
ワイヤーフレームは、メタルフレームのようにネジを分解してレンズを外すことはできません。自分でワイヤーフレームからレンズを取り出すには、細いリボンやセロハンテープを2枚合わせたものをレンズとフレームの間に差し込み、動かしながら外すという方法があります。
レンズの外し方のコツ
自分でレンズを外す場合、レンズとワイヤーフレームの間に隙間を作るようにし、少しづつ動かすことがコツです。力任せにしてワイヤーが曲がらないようにしましょう。
レンズの外し方の注意点
ワイヤーフレーム手で固定する時に、曲がりやすい鼻当ての部分を持たないようにしましょう。レンズを取り外すときは、レンズ部分のフレームの上下を手でしっかり固定してください。また、ワイヤーフレームからレンズを取り外すこと自体難易度が高いので、無理なようならお店の人に外してもらいましょう。
メガネのレンズの外し方【ナイロールフレーム】
ナイロールフレームは、レンズの上部分だけフレームに面したデザインですが、下のレンズ部分には糸が挟まって固定されているつくりになっています。なのでナイロールフレームの場合、固定されている糸からレンズを取り出すことが可能です。
レンズの外し方のコツ
ナイロールフレームのレンズの外し方は、フレームとレンズの間に爪を入れ、レンズの形に沿って指を動かすというやり方です。爪を入れるコツは、外したい方のレンズを手前に引き、フレームを逆方向に引っ張り隙間を作ることです。
レンズの外し方の注意点
一見簡単そうに見えますが、メガネによっては糸がきつく締まっているものもあります。無理に外すとレンズを傷つけたり、欠けてしまって怪我をする恐れがあるので注意してください。無理だと判断したら、お店の人にレンズを外してもらいましょう。
メガネのレンズの外し方【伊達メガネ】
100均で販売しているメガネを伊達メガネとして使用している人も多いのではないでしょうか。伊達メガネのレンズの外し方は至って簡単です。親指でレンズを内側から押し、その他の指でフレームを支えます。少し力はいりますが、お湯やライターを使うことなく簡単に外すことができます。
レンズの外し方のコツ
伊達メガネのレンズの外し方のコツは、フレームを支えている指を外側に引っ張るようにすることです。あとは怖がらず一気にレンズを押し出せば、レンズを外すことができます。
レンズの外し方の注意点
この外し方でレンズが破損することは少ないですが、もし心配な場合は下にマットやタオルを引いておくことをおすすめします。
メガネのレンズの外し方【ふちなしフレーム】
結論からいいますと、ふちなしフレームのレンズを自力で外すことは非常に難しいので、おすすめしません。仮に外れたとしても、またレンズを付け直すことは至難の業です。何かしらの理由でレンズを外したいのなら、お店で取り外ししてもらうことをおすすめします。
お湯を使ったメガネのレンズの外し方と注意点
セルフレームのレンズの外し方でも言った通り、決して熱湯の中にメガネごと入れてしまわないように注意しましょう。多く販売されているセルフレームは、プラスチック素材に何らかのコーティングがされています。フレーム部分が熱いお湯に浸かってしまうと、表面のコーティングがはがれる恐れがあります。セルフレームを大事に使いたい場合は、熱湯ではなくぬるいお湯でフレームの状態を確認しながら慎重に行いましょう。
ライターを使ったメガネのレンズの外し方と注意点
レンズをフレームから外すとき、お湯以外にライターを使用してフレームを温めるという方法があります。このやり方で理解していただきたいのは、ライターを使うことでレンズが傷んで使えなくことがあるということです。それでもライターでレンズを外すという場合は、ライターの火をフレームから3~5㎝離れた位置から温めてください。そして、フレームを温めたあとは必ず水につけて、温度を下げてから触るようにしましょう。
一人で行うと危険なので、もう一人にライターを持ってもらうことをおすすめします。あくまでも自己責任ということを理解して行いましょう。
メガネ掃除のためにレンズを外す際の注意点2つ!
フレームからレンズを外す方法をご紹介しましたが、慎重に行わないと失敗してしまうことがあります。自分のメガネをキレイに掃除する前に、これから注意する2つのことをしっかり踏まえてから行いましょう。
レンズの左右を覚えておくこと
左右の視力が違う場合、レンズを付け直したあとに視力が合わないと気付くことがあります。メガネのフレームからレンズを外して掃除するのなら、後からレンズを付け直すということを覚えておかなくてはなりません。2度手間にならないよう、レンズの左右を覚えておきましょう。
細かいネジの紛失に注意
メガネのフレームのレンズを固定しているネジの大きさはとても小さいものです。紛失してしまったらその場でまたレンズを付け直すということができなくなってしまいます。細かいネジは、小皿に避けておくなど細心の注意を払い、手元が安定する場所で行いましょう。
メガネのレンズの外し方【メーカー別】
フレームにはワイヤーやセルフレームなど色んな種類がありますが、それぞれメーカーによって素材や作り方が異なります。そこで、メーカー別のメガネのレンズの外し方についてご紹介します。
JINS「エアフレーム」
JINSといえば、薄さと弾力性に優れている「エアフレーム」が有名です。そのエアフレームは、TR‐90(グリルアミド)というプラスチック素材から作られています。このTR‐90という素材は、一般的に作られているアセテートやセルロイドよりも熱に強く、温めてもフレームが変形しにくいという特徴があります。
JINSのエアフレームのレンズを外す場合は、一般的なセルフレームでのレンズの外し方で適応できます。もしフレームを温める場合は、レンズを傷めずに慎重に行いましょう。
Zoff「ゾフ・スマート」
Zoffのメガネの独自ブランド「ゾフ・スマート」は、こだわりの素材「ULTEM樹脂」を使用しています。ULTEM樹脂は柔軟性・耐熱性に優れており、JINSのエアフレームと同じく温めても変形しにくいという特徴があります。こちらも一般的なセルフレームのレンズの外し方で取り外すことが可能です。
レイバン
レイバンといえばサングラスのイメージがありますが、メガネの素材やデザインなど、色んなバリエーションを揃えています。レイバンのネジで固定していないメガネやサングラスは、一般的なセルフレームのレンズの外し方で取り外すことができます。ナイロールフレームの外し方も、紹介した通りの外し方で対応できます。
サングラスのカラーレンズを外す場合は、カラーレンズに傷が入らないように注意してください。一般的にカラーレンズは注文に時間がかかり価格が高くなるので、レンズを繰り返し使用する場合は細心の注意が必要です。
100均「老眼鏡・サングラス」
100均で販売しているクオリティが高いと人気の老眼鏡には、二つのタイプがあります。一つ目はフレームとレンズが一体型になっていて取り外しできないもの。二つ目はネジでレンズが固定されている、取り外し可能なものです。二つ目のタイプなら、100均で販売しているドライバーでネジを分解し、レンズを取り外すことができます。
また、100均で販売しているセルフレームのメガネはレンズとフレームが一体型になっているものが多く、取り外しはできません。少し押してみて動くようなら、レンズの内側から押して取り外すことができます。
上手にメガネのレンズを自分で外そう!
今回メガネのレンズを自分で外せる方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。メガネを毎日のように使っていると、こだわりを持ち愛着が湧くものです。職人の手で作られている頑丈な設計だとしても、メガネは繊細で壊れやすいということを覚えておきましょう。
メガネのレンズをうまく外すコツをしっかり把握すれば、いつでも自分でメガネのお手入れが可能になります。メガネに対する愛情を忘れずに、自分でメガネのレンズを外してみましょう。