すまし顔とは？すましている人の特徴や心理3選も！

すまし顔と言われて、どんな表情を思い浮かべるでしょうか？きっと気取って、ツンとしている表情が脳裏に浮かぶ人が多いはず。このすまし顔とは、「気取っている顔」や「とりすましている顔」という意味があるようです。

すましは「澄ます」が由来となっていて、「澄ます」とは真面目そうな、もしくは気取ったという意味があるようです。ですからこのすまし顔の意味には、口元に笑みを浮かべていない、つまらない雰囲気が漂った、無表情という意味が含まれています。意味が分かると、すまし顔の特徴がわかってきますね。

すまし顔をする人の特徴として、人と目を合わせない特徴が挙げられます。人に気づいているのに、気づいていないフリをしたり、自分の気持ちを悟られたくないという考えから、その人に気付いていないフリや、知らないフリをする特徴があります。人と目を合わせないことで、周りの人にはちょっと失礼な人として映ってしまうマイナス要素もあります。すまし顔をしてツンとした表情をし、人と目を合わせないことは、あまり感じの良いものではないですね。
 

すまし顔の人の特徴の中には、リアクションが薄く、あまり表情に変化がない、つまらない雰囲気がある人も含まれています。リアクションが薄いことから、人からメールをもらっても「ふーん」とか「別に」とつまらない雰囲気で言ったり思ったりするだけで、周りの人がはっきりと見てとれる感情をあまり表しません。愛想で笑顔を作ることもなく、たいしてリアクションもないので、周りの方がどう対応して良いのか分からない、つまらない人だという特徴もあります。

すまし顔の人は、笑顔が少ない特徴もあります。いつもニコニコしているというよりは、つまらない雰囲気で、気取った表情が多く、笑顔を見せるとしてもまれにしか笑顔を見せないのが特徴です。この笑顔が少ない人は、周りから暗い、つまらない人だと思われがちで、周りが自然に距離を置いてしまう特徴もあります。

挨拶は生活の中の基本的条件ですが、すまし顔の人は基本的に挨拶をしない特徴があります。プライドが邪魔しているというよりは、人との接し方や性格に問題がある人、つまらない雰囲気がある人として見られる特徴があるため、社会常識の中で損をしてしまうこともあります。

すまし顔の人は、問題があったり、自分自身が大変な場面でも、何もなかったようにすまし顔をすることで、自分のプライドを保つことができるという心理になるようです。つまり、プライドゆえに、いつも自分をよく見せたいと考えているのです。気取ったすまし顔に作り方がわかっているので、すまし顔をすることで体裁を飾って自分をよく見せているように心がけているのです。

相手と会話をしている時にすまし顔になるのは、相手の話がつまらない時、そしてだんだんとうわの空になってきた時にすまし顔になる心理があります。自分には関係ない話であることを、相手にわかるようにアピールする時にすまし顔になります。

そのよい例は、学校の先生の話が退屈で、生徒のほとんどが詰まらないと感じ始める時にすまし顔になるようです。生徒のみなが、学校の先生の方向を向いているものの、うわの空になっている様子は容易に思い浮かべることができるのではないでしょうか。相手の話がつまらないという心理からすまし顔になっているのです。

人がすまし顔になる心理の時には、何か隠し事をしている時、相手に悟られないように平静を装っている時です。相手に隠し事がバレないように、必死に平然を装っている時の表情です。すまし顔をすることで、「自分には関係ない」「自分の知っていることは何もない」と言っているのと同じです。そのようなすまし顔をすることで、秘密がバレないように必死に隠し通そうとするのです。

普段から何事にも冷静な性格の人は、感情を表に出すことが少なく、すまし顔をすることが多々ある、いわゆるクールな性格なのです。冷静な人ほど、すまし顔の作り方を知っているというよりは、自然にすまし顔になれるのです。問題があったとしても、冷静に対応することから、焦った表情を見せることがありませんし、周りの人もすまし顔のゆえに、問題に気付かない状態になります。冷静な人はリアクションがない、もしくはリアクションが薄いために、「すましている」もしくは「すまし顔をしている」と思われてしまいます。

正直で素直の性格の人もすまし顔の人になります。この正直で素直の人も、すまし顔の作り方を知っているというよりは、自分本来の性格ですまし顔になっているのです。すまし顔の人は、愛嬌たっぷりの笑顔で相手を引き付けるという心理も働きませんし、自分は自分というモットーを持っているのでお世辞を言うこともない性格です。自分はすまし顔をして淡々と生活をすることから、周りからは「すまし顔の人」という目で見られることがあります。

いつもお高くとまっている人って、周りにもいませんか？そのような人は、プライドが高い性格から、すまし顔になる人です。自分は周りよりも上というプライドがあり、周りの人が近づきにくいオーラを発している特徴があります。それゆえに、周りから見るとつならまい人、プライドが高いとし性格の人として見られがちです。

服装や自分の見た目にこだわる性格もあります。すまし顔の人の性格として意外に思われるかもしれませんが、すまし顔の人は、他の人より賢く見えたい、おしゃれに見えたい、可愛く見えたいという心理が働いています。それで、すまし顔をする人は家の中で一人でいるとしても、ファッションに手を抜くこともありませんし、しょっちゅう鏡を見て、自分の修正点を探している人と言えます。

すまし顔はまるでお雛様のようです。ひな祭りの時にお雛様を飾る家庭もあると思いますが、そのお雛様の人形はどれも似たような顔で、すまし顔に見えるものです。ひな祭りの歌の中にも、「お内裏様とお雛様、二人並んですまし顔」とある通りです。

お雛様の最上段に置くお内裏様とお雛様は、もともと天皇と皇后を表しているとされていて、位の高い人を指しています。そのために、公の場で見せる笑顔のない顔、つまりすまし顔で気高く見せている意味もあるそうです。

すまし顔は猫の表情にも似ています。猫が飼い主を見てもツンと知らん顔をしている表情が、すまし顔の猫と言えるでしょう。気まぐれの動物の猫は、自分の方から用がない限り知らんふりをしています。そのツンとした表情の猫と、すまし顔はまさに同じ表情だといえます。人間も猫のような人という表現をする時には、たいていすまし顔の表情になっていることが多いようです。

ぬいぐるみもすまし顔をしている物が多々あります。笑顔のぬいぐるみが多い中、ツンとすまし顔をしているのは、口のないぬいぐるみです。口を作らないことで、笑顔が消されすまし顔になるのです。中でもキティちゃんは、すまし顔の代表例と言えます。

アイドルグループの乃木坂46も、すまし顔の芸能人です。多くのアイドルは笑顔を見せて写真に写っていたりするのですが、乃木坂46はすまし顔で映ることが多く、その例としてアルバムのジャケットやミュージックビデオには、すまし顔で少しツンとした表情が多く見られます。そのすまし顔も、乃木坂46のファンにとっては、魅力の1つとなっているようです。

すまし顔の作り方にも特徴があります。すまし顔は気取った顔にする必要があるので、目を大きく見開いて、口を閉じる作り方が一番すまし顔に近づけます。さらに、魅力的なすまし顔の作り方にするためには、目を上目使いにしたり、一点をじっと見つめると目力が入り、気品とプライドが見え隠れするすまし顔になります。写真を撮る時に、自分のキメ顔としてすまし顔をしたい場合には、このすまし顔の作り方を参考にしてくださいね。

すまし顔をしている人は、冷静な人や隠し事をしている特徴のある人など、さまざまな面ですまし顔になっていることが分かりました。次にすまし顔をしている人を見たならば、相手がどのような心理ですまし顔をしているのか想像しやすくなったのではないでしょうか。