8月の挨拶文の書き方!季語を取り入れた書き出しや結び例55選も!

8月に暑中見舞いを書いた経験のある方もいらっしゃると思います。しかし、普段中々手紙を書かない人にとっては季節の挨拶文はなかなか思い浮かばないものです。そこで、この記事で8月の挨拶文の書き方をご紹介します。参考にしてくださいね。

8月の挨拶文の書き方!季語を取り入れた書き出しや結び例55選も!のイメージ

目次

  1. 18月の挨拶文はどう書けばいいの?
  2. 2【8月の挨拶文の前に】手紙の基本的な書き方を紹介!
  3. 3【8月の挨拶文の書き方①】上手に時候の挨拶を書くコツ2選!
  4. 4【8月の挨拶文の書き方②】8月の季語一覧!
  5. 5【8月の挨拶文の書き方③】季語を使った書き出しの例文11選!
  6. 6【8月の挨拶文の書き方④】ビジネス向きの書き出しの例文7選!
  7. 7【8月の挨拶文の書き方⑤】頭語・結語や時候の挨拶を付けない書き出し例4選!
  8. 8【8月の挨拶文の書き方⑥】結びの言葉の例文12選!
  9. 9【上級者向けの8月の挨拶文①】上旬・中旬・下旬の時候の挨拶21選!
  10. 10【上級者向けの8月の時候の挨拶②】『8月』の呼び名・別名一覧!
  11. 118月の挨拶文を実際に書いてみよう!お礼状・招待状の例文3選!
  12. 128月を感じる素敵な手紙を書いてみよう!

8月の挨拶文はどう書けばいいの?

8月はとにかく暑い季節ですね。挨拶文にも暑さにまつわるものを書こうとは考えますが、時候の挨拶は知らないと出てこないものです。そこで、8月の挨拶文はどう書けばいいのか、季語などにも触れながらご紹介します。

太陽

【8月の挨拶文の前に】手紙の基本的な書き方を紹介!

8月の挨拶文の前に、まず手紙の基本的な書き方からみていきましょう。特にプライベートでは何も考えずに書いてしまいがちですが、基本的な書き方を押さえて書いてみると一味違う仕上がりになるかもしれません。

手紙

手紙の基本構成とは

手紙の基本構成は、「前文」「主文」「末文」「後付け」の4つに分かれています。次に、それぞれで書く内容について紹介していきますね。

前文で書く内容

前文では、まず頭語を入れます。頭語とは、「拝啓」「謹啓」といった文言です。次に、時候の挨拶安否伺いや日頃の感謝を伝える文言を入れます。

主文で書く内容

主文では、まず起こし言葉として「さて」「この度は」といった文言を入れます。それから、手紙の本題について書きます。

末文で書く内容

末文では、結びの言葉として先方の健康を祈る文言やお礼を時候と絡めて述べます。最後に、頭語とセットになる結語、「敬具」「謹白」といった文言を入れます。

後付けで書く内容

後付けには、日付署名宛名を入れます。更に、相手に一層の敬意を示したい場合に脇付を添える場合もあります。「侍史」「貴下」などの文言です。

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【8月の挨拶文の書き方①】上手に時候の挨拶を書くコツ2選!

ここから、8月の挨拶文の書き方について説明していきます。まずは、挨拶文の中でも時候の挨拶を上手に書くコツをみていきましょう。

集団

①前文と末文で内容をかぶらせない

手紙の基本構成で、前文と末文には時候の挨拶を入れるとお伝えしました。前文と末文の内容が同じだと違和感があるので、内容がかぶらない挨拶文を書きましょう。

②読みやすさも意識する

だらだらと長く書かず、簡潔に時候の挨拶を入れることがコツです。挨拶文は読みやすさを意識して書かなくてはいけません。

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【8月の挨拶文の書き方②】8月の季語一覧!

8月の季語にはどんなものがあるのかご存知ですか?中々思い浮かばない方も多いと思います。以下に8月の季語一覧を載せますので、8月の挨拶文を書く際の参考にしてくださいね。

8月、立秋、残暑、新涼、納涼、夏休み、朝顔、団扇(うちわ)、踊、かぶと虫、高校野球、花火、ひぐらし、向日葵、浴衣、盆、盂蘭盆会(うらぼんえ)、送り火、墓参り

などが8月の季語となっています。8月の季節を思わせるものが並びますが、暦上では立秋となりますので挨拶文を書く際には注意しましょう。

浴衣

【8月の挨拶文の書き方③】季語を使った書き出しの例文11選!

8月の季語をご紹介したところで、季語を使った8月の挨拶文の中でも、まず書き出しの例文をみてみましょう。例文ですので、ご自分で多少アレンジした挨拶文を書いてみてくださいね。

1.残暑厳しき折、お元気でお過ごしでしょうか。
2.立秋とは名ばかりの暑い日が続いておりますが、お元気でいらっしゃいますか。
3.暦の上では立秋ですが、まだまだ暑さが厳しいですね。
4.新涼の候、いかがお過ごしでしょうか。
5.大輪の向日葵も首を垂れるほどの炎暑の日々ですが
6.行く夏を惜しむようにひぐらしが鳴き始めましたが
7.夜空に花火の一瞬のきらめきが美しく
8.高校球児達の熱い夏も終わりましたね。
9.お盆の帰省の準備は進んでいますか。
10.お盆が終わると、途端に秋の気配が忍び寄ってくるような気がいたします。
11.夏休みも残り少なくなり

花火

【8月の挨拶文の書き方④】ビジネス向きの書き出しの例文7選!

ビジネス向きの8月の挨拶文の書き出しは、やはりプライベートとは分けて書かなくてはいけません。ビジネス向きの挨拶文は、例文を自己流にアレンジせず形式的なものにしましょう。

1.残暑厳しき折、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
2.真夏日の暑い日々が続いておりますが、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
3.残暑の候、貴社ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
4.立秋の候、皆様におかれましてはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
5.納涼の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
6.朝夕の風に秋の気配を感じるようになりましたが、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
7.朝夕はいくらか過ごしやすくなりましたが、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。

風鈴

【8月の挨拶文の書き方⑤】頭語・結語や時候の挨拶を付けない書き出し例4選!

こちらはお馴染みの、8月の挨拶文の書き出しになります。よく耳にする挨拶文ですね。

1.暑中お見舞い申し上げます。
2.暑中お伺い申し上げます。
3.残暑お見舞い申し上げます。
4.残暑お伺い申し上げます。

手紙

【8月の挨拶文の書き方⑥】結びの言葉の例文12選!

次に、結びの言葉の例文をみてみましょう。結びの言葉によって文章がしまるので、結構重要な部分です。こちらも参考にしてくださいね。

セミ

どの時期でも使える結びの言葉5選!

どの時期でも使える結びの言葉は、覚えておくと便利です。ビジネス上で使えそうな挨拶文もあります。

1.皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
2.皆様のますますのご健勝を心よりお祈りいたしております。
3.体調を崩されませぬようご自愛ください。
4.末筆ながら皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
5.心穏やかにお過ごしください。

8月に使える結びの言葉7選!

8月の挨拶文での結びの言葉には、季節柄体調を気遣う挨拶文を入れることが多くなるようです。

1.残暑厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
2.厳しい暑さが続きますが、楽しい夏をお過ごしください。
3.酷暑の候、お元気でお過ごしください。
4.残りの夏休みを元気でお過ごしください。
5.まだまだ暑さが厳しいので、体調を崩されませんようお元気でお過ごしください。
6.厳しい暑さにも負けず、つつがなくお過ごしください。
7.暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日々が続きます。夏バテなどなさいませんように。

【上級者向けの8月の挨拶文①】上旬・中旬・下旬の時候の挨拶21選!

ここからは、上級者向けの内容となります。8月といっても、それぞれ上旬・中旬・下旬に適した時候の挨拶があるようです。よりこだわった8月の挨拶文を書きたい方は、こちらも参考にしてくださいね。

子ども

①8月上旬の時候の挨拶7選!

8月上旬の挨拶文は、以下の時候の挨拶を入れて書きましょう。8月上旬は暑い盛りですので、そのような季節感を表す挨拶文を書きます。8月上旬は夏真っ盛りですが、暦上は夏と秋の境目となっています。ここでは8月上旬は立秋の前としています。

1.盛夏の候
2.炎暑の候
3.猛暑の候
4.大暑の候
5.酷暑の候
6.冷夏の候
7.三伏(さんぷく)の候【意味:夏の最も暑いこの季節】

アイス

②8月中旬の時候の挨拶7選!

続いて、8月中旬の挨拶文は、以下の時候の挨拶を入れて書きましょう。8月中旬は立秋が過ぎており、まだまだ暑い季節ですが暦上では秋ですので、挨拶文を書く際には注意が必要です。夏の終わりを意識した挨拶文を書きます。

1.晩夏の候
2.残暑の候
3.納涼の候
4.秋暑の候
5.残夏(ざんげ)の候
6.暮夏(ぼか)の候
7.季夏(きか)の候

扇風機

③8月下旬の時候の挨拶7選!

8月下旬の挨拶文は、以下の時候の挨拶を入れて書きましょう。8月下旬は秋の始まりを感じさせる時候の挨拶となっています。下旬の挨拶文は、涼しくなる季節だということを意識して書きます。

1.立秋の候
2.初秋の候
3.秋暑の候
4.新涼の候
5.納涼の候
6.暮夏の候
7.孟秋の候

一部中旬の時候の挨拶とかぶるものがありますが、それに関しては中旬・下旬どちらの挨拶文でも使えるものと考えてください。

木

【上級者向けの8月の時候の挨拶②】『8月』の呼び名・別名一覧!

8月には、色々な呼び名・別名があることはご存知ですか?代表的なものとして「葉月」がありますが、それ以外にもたくさんの呼び名・別名があります。それらを以下にご紹介します。できれば8月の挨拶文の中でも使ってみたいですね。

秋風月(あきかぜつき)、小田刈月(おだかりつき)、観月(かんげつ)、草津月(くさつつき)、迎寒(げいかん)、桂月(けいげつ)、濃染月(こぞめづき)、素月(そげつ)、其色月(そのいろつき)、仲秋、月見月(つきみつき)、燕去月(つばめさりつき)、紅染月(べにそめつき)、唐月(もろこしつき)

手帳

8月の挨拶文を実際に書いてみよう!お礼状・招待状の例文3選!

8月の挨拶文の書き方についてご紹介してきましたが、ここで実践的なお礼状・招待状の例文をご紹介します。ビジネスでは特に、お礼状を書く必要がある方もいらっしゃると思いますので、こちらの挨拶文を参考にしてみてください。

手紙

例文①プライベートのお礼状

ここでは、お歳暮やお中元など、贈り物をもらったときの挨拶文の例文をご紹介します。

拝啓 残暑厳しき折、お元気でお過ごしでしょうか。
このたびは結構なお品をお送りいただきましてありがとうございました。いつも細やかなお心配りをいただき恐縮です。
暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日々が続きます。夏バテなどなさいませんように。 敬具

例文②ビジネスの招待状

次に、ビジネスの招待状の例文をご紹介します。ここでは会社の創立記念式典の挨拶文の体にしてありますが、アレンジした挨拶文を書いてみてください。

拝啓 残暑の候、貴社ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は、格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、おかげ様をもちまして、弊社は来る〇月〇日、創立〇周年の佳節を迎えることとなりました。これもひとえに御社をはじめ皆様方のご支援、ご愛顧の賜物と深く感謝いたしております。
つきましては、下記の通り創立〇年記念式典を催したいと存じます。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご臨席を賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながら、書中にてご案内申し上げます。 敬具
         記
(日付、場所、連絡先などを箇条書き)

例文③ビジネスのお礼状

ビジネスのお礼状の例文もご紹介します。こちらは贈り物をもらった時の挨拶文となります。

拝啓 立秋の候、貴社におかれましてはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
平素は多大なご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、本日ご丁重な〇〇をありがたく拝受いたしました。
平素は何かとお世話になっておりますのに、このようなお心配りをいただき、心から感謝申し上げます。
残暑厳しき折、ご一同様にはどうぞご自愛くださいますように。
まずは略儀ながら書中にてお礼申し上げます。 敬具

8月を感じる素敵な手紙を書いてみよう!

8月の挨拶文について、書き出しと結び、8月の季語や呼び名・別名に加え、上旬・中旬・下旬で時候の挨拶が変わるという注意点などを交えてご紹介しました。最近ではメールでやり取りを完結させてしまうことが多いと思いますが、たまには季語を使った季節感のある挨拶文を入れた手紙を書いてみてはいかがでしょうか。ぜひ、8月を感じる挨拶文を入れた素敵な手紙を書いてみましょう。

ビーチ
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この記事のライター
はづき
占いが好きな20代女子です。知識になることを書けるようにがんばります!

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