1月の挨拶文の書き方!季語を取り入れた書き出しや結び例44選も!

手紙を書く事が少なくなった現代ですが、しっかりとした挨拶文を書く事が出来ますか?この記事では、1月の挨拶文の書き方を例文を交えながら紹介します。親しい相手に対する1月の挨拶文から、ビジネスに使える1月の挨拶文まで幅広く紹介していきます。

1月の挨拶文の書き方!季語を取り入れた書き出しや結び例44選も!のイメージ

目次

  1. 11月の挨拶文や結びの言葉を紹介!
  2. 21月の書き出し&結びに使える季節の言葉は?
  3. 31月の手紙の書き出し29選!
  4. 41月の手紙の結び例15選!
  5. 5季語や自然を取り入れた挨拶文で手紙を書いてみよう!

1月の挨拶文や結びの言葉を紹介!

1月は年賀状を書いたり受け取るシーズンでもありますが、新年の挨拶を改めて伝える時、そのお返事などに挨拶文は必要なものとなります。誰かに手紙を送る時やビジネス文書でも使う事の多い挨拶文ですが、しっかりと使い分ける事が出来ていますか?また、結びの言葉についても間違いなく使えているでしょうか。

今回は、1月の挨拶文や結びの言葉について紹介していきます。この記事を読んで、相手に失礼の無い様な挨拶文を書けるようにしましょう。

電球

1月の書き出し&結びに使える季節の言葉は?

この段では、1月の挨拶文の書き出しと結びに使える季節の言葉を紹介していきます。書き出しの場合は、各見出しの言葉に「○○の候」「○○のみぎり」「○○の折」というように使います。結びの場合は、「○○の候、××お願い申し上げます。」というように使います。

新春

新春(しんしゅん)とは、新年を意味する言葉となっており、年賀状など新年の挨拶分に使う人も多いでしょう。松の内とされる1月7日まで、もしくは1月15日くらいまでの間の挨拶文として使うのが良いでしょう。

初詣

初春

初春(しょしゅん/はつはる)とは、字のとおり、春のはじめや新年を意味する言葉です。年賀状でこちらの挨拶文を使う人も多いと思います。期間としては新春と同じく、松の内とされる1月7日まで、もしくは1月15日くらいまでの間の挨拶文として使うのが良いでしょう。

新年

寒冷

寒冷(かんれい)とは、寒く冷たいという意味です。この言葉は1月のみに限らず、12月~1月全般に使える季節の言葉となります。しかし、1月15日くらいまでは新春や初春を使うほうが季節感を出せるので、挨拶文として1月に使うのならば16日以降が良いでしょう。

厳冬

厳冬(げんとう)とは、冬の寒さが厳しいという意味です。1年のうちで寒さが最も厳しいとされる1月20日頃の「大寒」の前後1ヶ月に使う、季節の言葉です。寒冷と同じく、1月15日までは新春や初春の挨拶文を使うほうが良いでしょう。

寒い

1月の手紙の書き出し29選!

1月の挨拶文の書き出しと結びに使える季節の言葉を紹介しました。ここからは、実際に1月に使用できる挨拶文の書き出し例を紹介していきます。親しい間柄に手紙を送る場合と、ビジネスの相手に手紙を送る場合とでは、挨拶文の書き方が少し変わってきます。その点にも注意しながらご覧下さい。

チョイス

1月の基本的な書き出し4選!

まずは1月の基本的な書き出しです。1月は新年を迎える年でもあるので、新年をお祝いするような書き出しの挨拶文が多くなっていますが、1月下旬など、お正月から離れすぎた場合は新年に関連する書き出しではない挨拶文の方が良いでしょう。以下が基本的な挨拶文の書き出しの例となります。

・謹んで新年のお喜びを申しあげます。
・希望にあふれる新しい年を迎えました。
・寒中お見舞い申しあげます。
・厳しい寒さが続きます。いかがお過ごしでしょうか。

1月の風物や自然を取り入れた書き出し4選!

1月の風物を取り入れた書き方は、1月らしい季節感のある挨拶文を書く事が出来ます。風物というと分かりづらいかもしれませんが、1月ならではのイベント、例えば鏡開きや成人の日、さらには大相撲の初場所やセンター試験も風物となります。以下が風物を使った挨拶文の書き出しの例となります。

・鏡開きも無事に終わり、慌しい生活が戻ってまいりました。
・成人の日を迎え、新成人の様子が伝えられる今日この頃、
・大相撲も初場所を迎えました。
・大学入試センター試験も近付いてまいりました。

相撲

1月の季語を取り入れた書き出し3選!

季語とは俳句にも用いられるもので、最初に紹介した季節の言葉も季語となります。また、風物も季語のようなものなので、季語を取り入れた書き出しというのは、その人の書き方が強く反映される挨拶文の書き方と言っても過言ではありません。また、有名な俳人や作家の俳句などをそのまま挨拶文に使うというパターンもあります。例で様々なパターンを確認してみましょう。

・初春の候、いかがお過ごしでしょうか。
・七草も慌しく過ぎてしまいました。
・蝋梅や 枝まばらなる 時雨ぞら。(芥川龍之介)

1月のあらたまった相手への書き出し3選!

ビジネスの相手などあらたまった相手に送る手紙は、親しい間柄に送る手紙よりも書き方をしっかりさせる事がポイントです。風物を使って個性を出すよりも、無難な書き出しの挨拶文の方が、相手に首をかしげられる事もないでしょう。また、ビジネス文書の場合は「拝啓」「謹啓」といった頭語から入り、時候の挨拶を述べるのが形式とされています。以下があらたまった相手への挨拶文の書き出しの例です。

・よき新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
・寒さが一段と募って参りました。お変わりございませんでしょうか。
・謹啓 新春の候、貴社ますますのご清栄の~。

スーツ

1月の親しい相手への書き出し4選!

親しい相手に手紙を送る場合の挨拶文の書き出しは、割とフランクな書き方で良いでしょう。親しい相手だからこそ、少し変わった風物や季語などを取り入れる事でセンスを光らせる書き方もあります。例文を紹介しますので、親しい相手に手紙を送る時の挨拶文の参考にしてみて下さい。

・朝起きて布団から出るのが辛い季節となりました。
・熱々のおでんが恋しい季節、いかがお過ごしでしょうか。
・初詣は済まされましたでしょうか。
・寒中お見舞い申し上げます。

おでん

1月の上旬・中旬・下旬の書き出し9選!

1月の上旬・中旬・下旬で書き方を変える挨拶文の書き出しもあります。上旬・中旬・下旬と分けることでより季節感を出す事が出来ます。相手との間柄によっては、風物を取り入れた挨拶文の書き出しにするのも良いでしょう。

女性

1月上旬

1月上旬は、お正月というイベントがあるため、それに関連した挨拶文とするのが良いでしょう。

・あけましておめでとうございます。
・謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
・お正月休みは、のんびりとテレビ見ながら穏やかに過ごしました。

1月中旬

1月中旬は、お正月が終わった事を挨拶文に盛り込むのも良いでしょう。1月中旬には成人の日やセンター試験と言ったイベントもありますので、親しい相手だったら季語として使うのもおすすめです。

・松の内も過ぎましたが、まだ正月気分が抜けていません。
・大学センター試験も間近となって参りました。
・寒冷の候、いかがお過ごしでしょうか。

勉強

1月下旬

1月下旬は、お正月から時間が経っている雰囲気を醸し出すような挨拶文の書き方をすると良いでしょう。同じ1月の季節の言葉でも、時期を過ぎたものは使わないようにしましょう。

・冬将軍の季節がやって参りました。
・大寒を向かえ、寒さが厳しい季節となりました。
・北風の強い今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

1月の「候」を使った書き出し2選!

冒頭で説明した、「○○の候」という言葉を使った挨拶文の書き出しとなります。親しい相手に送るのも良いですが、ビジネス文書にも使いやすい挨拶文となります。

・拝啓 初春の候、新春のお喜びを申し上げます。
・厳寒の候、いかがお過ごしでしょうか。

1月の手紙の結び例15選!

挨拶文には書き出しがあるように、結びという概念も存在します。せっかく時候の挨拶や本文が素晴らしくても、結びの挨拶がしっかりしていない手紙は格好がつきません。書き出しと結びがセットとなり、挨拶文となるのです。結びの例を紹介していきます。

ノート

1月の基本的な結び3選!

まずは1月の挨拶文の基本的な結びを紹介します。1月ならではのものから、寒い時期ならばいつでも使えるものまで多々存在します。相手の事を気遣うような結びの言葉を入れれば、挨拶文の結びとしては間違いは無いでしょう。基本的な結びの例文は以下のとおりとなります。

・時節柄、どうぞお元気でお過ごしください。
・日に日に寒さが厳しくなって参りました。ご自愛ください。
・ご家族様のご多幸を祈りつつ、寒中のお見舞いとさせて頂きます。

1月の上旬・中旬・下旬の結び9選!

挨拶文と同じように、結びの言葉も時期を細かく分ける事で季節感を出す事が出来ます。時期に分けて例文を紹介しますので、参考にしてみて下さい。

正月

1月上旬

挨拶文の書き出しと同様に、お正月などを用いる例が多いです。改めて新年の挨拶とするのも良いでしょう。例文は以下の通りとなります。

・どうぞ穏やかに新春をお過ごしください。
・本年も変わらぬご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。
・今年も皆様にとって良い年でありますように。

1月中旬

こちらも、挨拶文の書き出しと同様にイベントについて触れると、1月中旬らしさを出す事が出来ます。1月中旬の挨拶文の結びの言葉の例を紹介します。

・松納めもあっという間に過ぎました。今年も頑張りましょう。
・例年にない暖冬ですが、体調など崩さぬようにお過ごしください。
・受験生はラストスパートですね。ご健勝をお祈りしております。

勉強

1月下旬

1月も終わりに近付いているので、少し落ち着いた雰囲気を伝えられるような結びの書き方が良いでしょう。1月下旬に使える挨拶文の結びの言葉の例文を紹介します。

・雪の舞うこの頃ですので、足元にはご注意してお過ごし下さい。
・春はまだ遠いですが、どうぞお体は大切に。
・昨年同様、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

1月の親しい相手への結び3選!

親しい相手への結びの挨拶文は、やはり多少フランクなものであって構いません。結びの言葉で親しい相手と会うきっかけを作るのも良いでしょう。親しい相手への挨拶文の結びの例をいくつか紹介します。ちなみに、ビジネス文書には結びの挨拶は不要で、「取り急ぎご連絡まで。」といった言葉で結ぶのが一般的です。

・梅の花が開花しましたら、一緒に見に行きましょう。
・ふぐの美味しい時期のうちに、ご一緒しませんか。
・ぜひスキーを教えて頂きたいものです。ぜひお誘い下さい。

スキー

季語や自然を取り入れた挨拶文で手紙を書いてみよう!

挨拶文と聞くと、少し堅苦しいイメージを持ってしまうかもしれません。昔はそもそも携帯電話やパソコンという、気軽に連絡を取れるツールが無かったので、手紙でのやりとりが主な連絡手段となっていました。現代はSNSやLINEで簡単にやりとり出来る時代だからこそ、親しい友人にもあえて手紙を送るというのも新鮮味があって良いかもしれませんね。

手紙

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この記事のライター
ほり
3児のお父さんをしています。

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