「淡々」の意味を徹底解説!淡々としている人の特徴8選も!
淡々という言葉は普段から色々なシーンでよく使われる言葉ですが、正しい意味や使い方を知っていますか?淡々という言葉について意味や使い方、対義語や類義語などを紹介します。またクールなイメージの淡々とした人の特徴などをも合わせて紹介します。
目次
『淡々』の正しい意味とは?
淡々(たんたん)という言葉は日常生活においても良く使われている言葉です。この淡々という言葉の意味は主に人柄や言動を表す物で「あっさりしているさま」「感情に起伏が無く、冷静に物事を進める様子」を表す言葉です。
ここでは淡々という言葉の正しい使い方や類義語などを詳しく説明します。また、淡々とした人がどういった特徴があるのかなども合わせて紹介します。
『淡々』の使い方と例文を紹介
淡々と言った使い方にはどのような使い方があるかをまずは知っておきましょう。淡々という言葉は基本的に人が冷静に物事をこなすなど、行動を表す言葉として用います。使い方としては「淡々と……」使用し、……の部分には行動やなどを付け加えて使用します。
具体的な使い方としての次のようなものがあげられます。
- 淡々と話す人
- 淡々と仕事をこなす
- 淡々とした口調
- 淡々すぎる人
淡々とを使った例文は次のようになります。例文を参考に正しい使い方をマスターしましょう。
- 今日の仕事を淡々とこなし定時に帰る
- 事件当時の様子について淡々と話した
- 彼女は用件だけを淡々と話す
淡々と言う言葉を使用することで、感情の起伏が無く冷静である様子を伝えることができます。また人の行為に対して使用する言葉なので、「淡々と車が進んでいく」といった使い方はしません。あくまでも人の行動に対して使う言葉であることをしっかりと抑えましょう。
『淡々』と『粛々』の違いとは?
淡々と似た言葉に「粛々(しゅくしゅく)」という言葉があります。粛々に使われいてる「粛」という字には「つつしむ」「身が引き締まるほど厳しい」という意味があり、粛々と二つを重ねることによってその意味を強調しているのです。
粛々とは「ひっそりと静かに」「おごそかに」という意味となり、身を引き締める気持ちで真剣な姿勢で物事に取り組む様子を表すのに使用します。
「淡々」と「粛々」の違いは若干分かりにくいかもしれませんが、「淡々」は感情の起伏が無く冷静な様子を表していて、人の行動に対して使いますが、「粛々」は物事に真剣に取り組むときに使われる言葉です。粛々の使い方を例をあげますので参考にしてみてください。
- 粛々と式が進行される
- 判決を粛々と受け止める
- 粛々と生きる
どれも真剣にその物事に向き合う姿勢を感じることができますね。この粛々と言う言葉は真剣に物事に取り組むという意味合いから、政治の場面においても良く使われます。
『淡々』の類義語・対義語は?
では、ここで淡々の類義語と対義語について紹介します。まずは類義語です。淡々とは、感情に起伏が無く冷静である様子を表す意味であることから、次のような類義語があげられます。言い回しが必要な時などに類義語を知っておくと良いでしょう。
- あっさりと
- 平然
- 冷静
- 抑揚なく
- 泰然
淡々の反対の意味を持つ対義語にはどういった言葉があるでしょうか?淡々の類義語をすぐに思い浮かべるのは難しいかもしれませんね。淡々の対義語には次のような言葉があげられます。
- 情熱的に
- 興奮して
- 切々と
『淡々』を英語で表現するとどうなる?
淡々とを表す英語表現はいくつかの種類がありますが冷静なという意味を持つ「coolly」という単語は淡々を英語に表す単語として有効です。
また、「a bland tone」と置き換えることも可能です。「bland」には感情がないという意味があり、「tone」には口調という意味があります、その為この二つをつなぎ合わせると感情がない口調という意味になるため、淡々とに言い換えることができるのです。
淡々としている人の特徴8選!
淡々という意味や使い方が分かったところで、淡々とした人とはどんな特徴があるのかを考えてみましょう。淡々の言葉の意味が理解できているとなんとなくこういう感じであるというのは想像することができますね。淡々とした人の特徴を詳しく紹介します。
①感情を表に出さない
淡々の意味には冷静である様子があります。感情の起伏を表さず、常に冷静である人は感情が表に出にくく、淡々とした人であると言い換えることができます。
感情を表に出さない人は、過去に感情を出した事で、苦い経験をしたことがある場合もあります。そういったことから感情を表に出さないようにしているとも考えられるのです。
②物事に対するこだわりや執着がない
淡々とした人の特徴の2つめは、物事に対するこだわりや執着が見られないことです。物事にこだわりが余りない人は、物事に振り回されることがありません。そのような人は常に冷静で、ストレスやプレッシャーとは無縁の為、穏やかに過ごすことができる人です。
③気持ちの切り替えが早い
淡々とした人は、物事に執着やこだわりを持たないため、気持や感情を切り替えるのが早いという特徴があります。例えば、何かに失敗したり、ショックなことがあるとに人は傷つき落ち込んでしまうものです。
落ち込んだ気持ちを引きづると、次の仕事などに影響が出てしまいますが、淡々とした人はこういった時にも気持ちの切り替えが早く、冷静に仕事をこなしていくと考えられます。
④冷静である
物事にこだわりが少なく常に感情を出さない人は、冷静であると言えます。しかし、ずっと冷静であったわけではなく、自分が乗り越えてきた様々な体験をもとに冷静に振る舞うことができるようになるのです。その為周りからは、頼りがいがあると思われることが多いのが特徴です。
⑤好き嫌いが少ない
淡々とした人は物事にこだわりがなく、そのような事にとらわれることが少ないため、他人に対しても好き嫌いが少ないという特徴があります。また淡々とした人は感情を出さない人が多く、遠慮がちに自分の考えを伝えることができるので、他人からも愛される人である場合が多いです。
⑥誰とでも円満な人間関係を築ける
自分の感情を表に出さずに遠慮がちに意見を言える人は、他の人から見てもとてもいい人に思えるでしょう。そのため誰とでも円満な人間関係を築けるのが淡々とした人の特徴ともいえます。
淡々とした人は冷静に物事を判断することができるので、付き合ってみるとよき理解者であり、的確なアドバイスをしてくれる、頼りがいのある一面も持ち合わせていることに気が付くはずです。
⑦相談されやすい
淡々とした人は、いろいろな経験をもとに感情を表に出さず冷静に判断や行動ができるため、周りからの信頼がとても厚いといった特徴があります。物事を的確に判断し助言してくれるので、いろいろな人に相談を持ち掛けられことも多いようです。
⑧一人でいることが好き
周りの信頼が厚く、良好な人間関係を築くことができる特徴のある淡々とした人ですが、沢山の人といるよりも一人でいることが好きという特徴も持ち合わせています。
大勢の人がいると、周りの意見に同調しやす人がいて、色々な面で振り回されるといった状況に陥ります。つまり、主体性のない考えに振り回されるという事です。そういった状況を好まない人は、沢山の人の中にいるよりも一人でいることを望むのです。
淡々としている人のイメージ4選!
淡々とした人は周りからどういうイメージに見られるのでしょうか?同じ淡々としている人でも、悪いイメージも良いイメージも持たれることがあります。淡々とした人のイメージについて考えてみましょう。
何を考えているのかわからない人
感情を表に出さないという事は、喜怒哀楽が分かりにくいという欠点があります。感情が出にくいと、何を考えているかわからないという事につながってしまうのです。また淡々としている人は落ち込んでも気持ちの切り替えが早い為、自分が落ち込んでいると他人にわかりにくいことがあります。
冷静な人
淡々とした人の特徴の冷静であることは、他人から見てもそのままのイメージとなります。またその冷静さが厚い信頼を寄せる理由ともなっています。物事にこだわりがなく冷静な判断ができるため、頼りにされたり、相談をされたりすることが多くあるはずです。
クールな人
冷静であるという性格をクールであると表現されることが多くあります。色々な出来事があっても冷静に動揺することなく対処し、気持ちを切り替え、何事もなかったような様子をみてクールな人と表現することもあります。クールな人はつまり淡々とした人の特徴であるとも言えるでしょう。
頼りになる人
冷静沈着でクールな人は、何事にも自信をもって立ち向かっていく印象があります。問題が解決した後も切り替えが早く、何もなかったように振る舞う様子は、自信があり頼りになる人として他人には映るのです。その為、クールで淡々とした人は頼りになる人とイメージを持たれることが多いのです。
淡々としている人になる方法2つ!
クールで信頼が厚いイメージの淡々とした人になるにはどういった方法があるでしょうか?性格的な面もあるので難しいかもしれませんが、淡々とした人になるための方法を2つご紹介します。
冷静になる
常に冷静でいることは、淡々とした人に近づくための一歩です。どんな時でも冷静沈着に行動し、判断を下すことで、他人には淡々とした人であるイメージを持たせることができます。
常に冷静でいるためには強い精神力をもことも必要です。強い精神力を持つことで落ち着いた雰囲気をだだよわせ、冷静であるイメージを持たせることができるようになります。
気持ちをすぐ切り替える
何かに失敗をしてしまっても気持ちをすぐに切り替えてクールに振る舞ってみましょう。実際には気持ちをすぐに切り替えることは難しいですが、先に説明をした強い精神力を持つことで、気持ちの切り替えを早くすることができるようになります。
淡々としている人に向いている職種とは?
淡々としている人はどんな職種に向いているかを考えてみましょう。淡々とした人は冷静に周りに振り回されることなく仕事すすめることができるため、事務や経理に向いています。パソコンや書類に向き合って、自分のペースで進める仕事がこのタイプの人に向いている職種であると考えられます。
『淡々』の意味を正しく理解して使おう!
淡々の意味や使い方、類疑義や対義語、淡々とした人の特徴などを紹介しました。淡々とは物事にこだわりを持たず、冷静であるさまを表す言葉です。正しい使い方や表現方法などを身に着けて、淡々という言葉を使うようにしましょう。