スイートピーの花言葉を色別に紹介!贈り方や飾り方は?
スイートピーの花言葉を紫や赤、白、黄、ピンク、オレンジなど花の色別にご紹介します。花言葉の由来や英語での花の名前のほか、スイートピーの贈り方や飾り方、松田聖子さんのあの大ヒット曲にまつわるエピソードも詳しくご紹介しています。
目次
スイートピーってどんな花?
松田聖子さんのヒット曲『赤いスイートピー』でよく知られるスイートピーという花はどんな花なのでしょうか。
スイートピーの特徴
可憐な花を咲かせるスイートピーはマメ科レンリソウ属の植物です。マメ科というだけあってつる性で甘い香りがあるので英語で言うスイートsweet(甘い)ピーpea(豆)という名前になったようです。
スイートピーの概要
スイートピーはイタリアのシチリア島原産の一年草または宿根草です。エンドウに似た花をつけ甘い香りがすることからジャコウエンドウ、ニオイエンドウなどの和名があります。
スイートピーの種類
紫や白や黄色など様々な色の花を咲かせるスイートピーは世界で約100種あると言われています。つる性ですが突然変異によってできた巻きひげのない品種もあります。
その他に切り花に向いている背の高い高性種やガーデニングに向いている背の低い矮性種があります。
大きな花を咲かせるロイヤルシリーズは丈夫で切り花に向いています。つるがあまり伸びないキューピッドシリーズはハンギングバスケットなどで高い位置に植えるとこぼれるように咲いて楽しいです。
開花時期と見頃の季節
一般的にスイートピーは春に咲くというイメージがありますが、4月下旬から6月中旬に咲く春咲き品種だけでなく6月から10月に咲く宿根性種や、冬に咲く品種もあります。
つまりスイートピーは一年を通して色々な花を楽しむことができるのです。
スイートピーには毒性がある
スイートピーだけでなく、レンリソウ属の植物には多かれ少なかれ神経毒が含まれています。スイートピーの豆と莢を食べると神経系に障害を及ぼし下半身麻痺などの症状が出ます。
食用であるマメ科ヒヨコマメ属のヒヨコマメと名前が同じなので間違えて、毒性のあるスイートピーの仲間であるマメ科レンリソウ属のヒヨコマメを食べてしまう事故が起きることもあるそうです。
スイートピーの名前の由来は?
スイートピーはマメ科というだけあってつる性で甘い香りがあるので、英語で言うスイートsweet(甘い)ピーpea(豆)という名前になりました。
英語での名前はSweet pea、学名はLathyrus odoratusです。英語でLathyrusはマメのことでodoratusは匂いがするという意味です。
日本での名前はジャコウエンドウ(麝香豌豆)やニオイエンドウ(匂豌豆)のほか、カオリエンドウ(香豌豆)・ジャコウレンリソウ(麝香連理草)などといった名前があります。どれも匂いのある豆という意味が由来となっています。
スイートピーの全般の花言葉とその由来7選!
スイートピー全般の花言葉としていくつかのものがあります。「門出」「ほのかな喜び」「別離」「優しい思い出」「永遠の喜び」などです。
門出
一般的にスイートピーが出回る時期が春であることや花の形が蝶が飛び立ちそうに見えることに由来して、「門出」という花言葉がつけられたそうです。
これから新しい日々が始まる卒業や入学を祝うために用いられる花言葉です。
私を忘れないで
「私を忘れないで」というスイートピーの花言葉は、「門出」や「別離」などから派生した言葉です。新しい毎日が始まる人へ贈るのにぴったりな花言葉です。
永遠の別れ
スイートピーの花言葉「永遠の別れ」は、死別やそうたやすく会えない距離へと離れていく人へ贈る言葉です。可愛らしいスイートピーの花に別れの悲しみが少しでも癒されますようにとの願いをこめて。
さようなら
「さようなら」というスイートピーの花言葉も別れを意味しますが、さきほどの「永遠の別れ」よりはまだ軽く前向きなイメージです。新たな場所での頑張りを願う時に贈るのに向いています。
ほのかな喜び
スイートピーの花言葉には「ほのかな喜び」というのもあります。繊細で柔らかいイメージのある花にお誂え向きの言葉です。
優しい思い出
優しい色の多いスイートピーにぴったりな花言葉に「優しい思い出」というものがあります。別れの季節の辛い思い出を和らげてくれそうな言葉です。
西洋・英語での花言葉
スイートピーには西洋での、英語の花言葉もあります。
「departure」(門出)、「good-bye」(別れの言葉)、「delicate pleasure」(ほのかな喜び)、「tender memory」(優しい思い出)、「blissful pleasure」(至福の喜び)などです。
英語でも日本語のと同じような花言葉がありますね。
スイートピーの【色別】の花言葉とその由来6選!
スイートピーには様々な色があり、その色別に花言葉があります。その由来も含め、紫・赤・白・黄色・ピンクなど6つご紹介します。
紫色のスイートピーの花言葉
色別スイートピーの花言葉ひとつめ、紫色のスイートピーの花言葉は「永遠の喜び」です。門出を祝う場面にぴったりなので贈り物として活用できる機会がたくさんありそうです。
紫色のグラデーションが美しい紫式部という名前のスイートピーもあります。
赤色のスイートピーの花言葉
色別スイートピーの花言葉ふたつめ、松田聖子さんの曲でも有名な赤色のスイートピーの花言葉は「門出」「別れの春」です。卒業や入学・入社などにぴったりです。
「春色の汽車に乗って」で始まる松田聖子さんの歌が聞こえてきそうな爽やかさです。
白色のスイートピーの花言葉
色別スイートピーの花言葉みっつめ、白色のスイートピーの花言葉は「ほのかな喜び」です。白い花はプロポーズやウェディングといったシーンにぴったりです。
黄色のスイートピーの花言葉
色別スイートピーの花言葉4つめ、黄色のスイートピーの花言葉は「ささやき」「判断力」です。黄色には知的な面もあることが由来となっているようです。
ピンクのスイートピーの花言葉
色別スイートピーの花言葉5つめ、ピンク色のスイートピーの花言葉は「繊細」「優美」です。
オレンジ・青のスイートピーの花言葉
色別スイートピーの花言葉6つめ、オレンジ・青のスイートピーの花言葉は、お気の毒ですがありません。でも花言葉は今でも増え続けているので、もしかしたら今後出てくることがあるかもしれません。
スイートピーの素敵な贈り方を3つ紹介!
スイートピーの花束は大切な人に贈るのにも向いています。素敵な贈り方を3つご紹介します。
①入学や卒業する人に贈ろう
入学や卒業する人には、「門出」「別れの春」などの花言葉がある赤いスイートピーの花束を贈るといいでしょう。全般の花言葉にも同じ言葉があるので、いろんな色の花があれば春らしい素敵な花束になります。
②歓迎や送迎会で贈ろう
歓迎や送迎会には、「門出」「優しい思い出」の花言葉があるスイートピーと、「感謝」「豊かな愛情」との花言葉を持つ白いダリアや「栄華」「華麗」という花言葉を持つ赤いダリア、「望郷」「祈り」の花言葉があるサンダーソニアなどと一緒にした花束を贈りましょう。
③お見舞いに贈ろう
お見舞いには「繊細」「優美」の花言葉のあるピンクのスイートピーを中心にした花瓶不要で飾り方に気を揉まなくていいアレンジメントタイプが喜ばれるでしょう。
スイートピーのおすすめの飾り方2選!
誰かに贈るのではなく、自分の手元で楽しみたい時にはどのように飾ればいいのでしょうか。飾り方を2つご紹介します。
①スイートピーは『寝室に飾る花』とされている
ヨーロッパでは、甘くいい香りのするスイートピーを寝室に飾るとよい眠りにつけるといわれています。
飾り方としてはリラックス効果もある紫のスイートピーを枕元やサイドテーブルなど、起きてすぐ目に入るところに飾るといいでしょう。
また、匂いはしなくとも長持ちする飾り方にはドライフラワーやブリザードフラワーがありますがそれらをハーバリウムにするのも素敵です。
②風水から見るスイートピーの飾り方
風水の観点から見てみるとスイートピーには恋愛運や人間関係の改善に効果があると言われています。出会いを求める人は白やピンクのスイートピーをトイレや洗面所といった水回りに飾るといいでしょう。
人間関係の改善にはオレンジ色と白のスイートピーを東南の方位に飾ってみてください。
スイートピーにまつわる3つのエピソード!
ここからはスイートピーにまつわるエピソードをご紹介していきます。松田聖子さんのヒット曲の裏話もあります。
①スイートピーは王妃が愛した花
スイートピーが世界に広まったのは初代イギリス国王であるエドワード7世の妃アレクサンドラの影響であると言われています。
アレクサンドラ妃はとてもスイートピーがお気に入りで、式典や晩餐会ではいつもスイートピーを飾っていました。このことからスイートピーはエドワード朝を象徴する花となり国全体に広まっていき、やがて各国にも広まるようになりました。
②スイートピーはシシリー島から世界へ広まった
スイートピーは1695年にイタリアのシシリー島で修道僧によって発見されました。その後イギリスを中心に園芸用として品種改良が進み、花が大きくなり色も増えることとなりました。
今では日本でも数多くの新品種が誕生しています。
③松田聖子さんの『赤いスイートピー』は存在していた?いなかった?
松田聖子さんの1982年の曲に『赤いスイートピー』があります。この曲の大ヒットによって日本国内でのスイートピーの認知度は一気に上がり、すいーとぴーといえば赤というイメージを持つ人も増えました。
ところが『この曲が作られた当時はまだ赤いスイートピーは存在していなかった』とするエピソードが雑学然として語られることがあります。実際のところはというと、赤系のスイートピーは1800年代からすでに存在していたそうですが真っ赤なものはなかったそうです。
松田聖子さんの曲のヒットをきっかけに真っ赤なものを作ろうという動きが起こり、品種改良の末に赤いスイートピーが見事誕生しました。
新しいスタートを切る人にスタートを贈ろう!
スイートピーは春に可憐な花を咲かせ、見る人の気分を明るくさせてくれます。「ほのかな喜び」「門出」「優しい思い出」といった花言葉はまさにこれから新しいスタートを切る人へ贈りものとしてぴったりです。
大切な人や頑張ってほしい人にはぜひ花言葉を添えてスイートピーの花を贈りましょう。