ナズナ(ぺんぺん草)の花言葉や由来!鳴らして遊べるの?
ナズナは別名ぺんぺん草とも呼ぶのですが、花言葉や由来をご存知ですか?ナズナ(ぺんぺん草)が道端に咲いていることが多いので遊んだことがある方も多いと思います。今回はナズナの花言葉を含め鳴らし方や由来についてご紹介したいと思います。
目次
春先によく見るナズナ(ぺんぺん草)ってどんな花?
みなさんはナズナをご存知ですか?ナズナは別名「ぺんぺん草」と呼ばれるのですが、このナズナは小さい子供見たことがある花です。春になると道端に咲いていることも多いのですが、ナズナにはおしゃれな花言葉もあり花言葉を知るとさらに好きになる方が多いです。今回はナズナの花言葉や意味・由来などを含めてご紹介していきたいと思います。
ナズナ(ぺんぺん草)の特徴
ナズナは花言葉を知ると印象に残りやすいのですが、ナズナは大きな特徴があります。先程もご紹介したように、ナズナは「ぺんぺん草」と呼ばれているのですが、ナズナの実がハートのような形をしていることが印象に残りやすいです。さらに、ぺんぺん草で遊ぶこともできるので、子供でも遊ぶことができる草としても人気で、音がなる点やナズナの実が大きな特徴と言えます。
ナズナ(ぺんぺん草)の開花時期はいつ?
次はナズナの開花時期についてご紹介したいと思います。ナズナは春の時期になるとよく見かけることが多いと思うのですが、ナズナの開花時期は2月から6月です。特に春の暖かな時期になると多く咲いているのですが、特に最盛期は4月なので、新学年、新年度になる際に見かける事が多いと考えると覚えやすいかと思います。
ナズナ(ぺんぺん草)の種類
次はナズナの種類についてご紹介したいと思います。ナズナの種類ではナズナに似ている種類の花が存在し、その種類でも有名なのですが「イヌナズナ」と「グンバイナズナ」です。この二つの種類はナズナとは少し違い、特に花の実の形が大きく違います。そのため、種類を見分ける際には実の形を見ると見分けることが可能です。
ナズナ(ぺんぺん草)の花名の由来は?
ナズナは多くの方がご存知なのですが、「ナズナ」の花の名前・由来が気になる方も多いと思います。ナズナは最初にも触れたように、ぺんぺん草とも呼ばれるのですが、ぺんぺん草・ナズナという名前にそれぞれ意味・由来が存在します。
ナズナの由来は2説存在するのですが、1つがナズナが撫でたいくらい可愛らしい様子であることから「撫菜」→「なずな」となったとされています。この意味・由来については多くの方が納得だと思います。
もう1つが先程ご紹介した開花時期が関係しているのですが、ナズナは主に春に咲いて夏には枯れます。この夏はない「夏無」→「なずな」というようになったとされています。
次はぺんぺん草の意味・由来についてご紹介したいと思います。ぺんぺん草はもちろんナズナのことを指しているのですが、多くの方は鳴らして遊ぶとペンペンと鳴ることからペンペン草と呼ばれると思っているのではないでしょうか。
実はペンペンとなるからペンペン草と呼ばれているわけではありません。
というのも、ペンペン草・ナズナは別名「三味線草」と呼ばれることもあるのですが、ナズナ・ペンペン草の実が三味線の撥に似ていることから来ているとされています。
そのため、ペンペン草は三味線の撥が由来と言えます。
ナズナの花言葉とは?
次はナズナの花言葉についてご紹介したいと思います。ナズナの花言葉はご存じない方も多いと思います。ナズナの花言葉を知ると好きに鳴る方も多いのですが、花言葉は「あなたに私の全てを捧げます」です。ロマンチックな雰囲気・愛を感じられる言葉が好きな方はナズナの花言葉が魅力的に感じるのではないでしょうか。男性から女性に贈ると喜ばれやすいので、ナズナの花言葉をぜひ覚えていただけたらと思います。
ナズナの花言葉はナズナの実に由来してる?
ナズナの花言葉は「あなたに私の全てを捧げます」ということをご紹介しましたが、この花言葉の意味・由来はナズナの実に関係していると言われています。次にもご紹介するのですが、ナズナは英語圏内ではもう1つ違う花言葉・由来が存在します。その花言葉・由来もナズナの実が関係しているので、ぜひ合わせて覚えていただけたらと思います。
英語でのナズナの花言葉と由来は?
英語圏内でナズナの花言葉は「Shepherd’s purse」です。英語を訳すと花言葉の「Shepherd’s purse」は「羊飼いの財布」という意味になります。これはナズナの実を割った際に硬化がたくさん入っている財布のように見えたことから来ているとされています。ナズナを渡す=財布を好きな人に渡す。家計を任せるという意味から花言葉の「あなたに私の全てを捧げます」に繋がると考えられています。
ナズナは春の七草のひとつ!
英語圏内の意味を含んだナズナの花言葉や意味・由来についてご紹介しましたが、ご存知の方も多いようにナズナは春の七草の一つでもあります。春の七草は「セリ・ナズナ・ハハコグサ・ハコベ・タビラコ・カブ・ダイコン」が該当します。
ちなみに春の七草の由来は中国の風習です。春の七草は唐の時代から存在し、体にいい植物を食べて無病息災・出世祈願を願ったのが始まりです。さらに、春には多くの豪華な食事を摂ると思いますが、春の七草は様々な効能があるので、体にいいもので休めてあげるという意味もあります。
ナズナが春の七草ということをご紹介しましたが、春の七草でも七草粥にして食べる方も多いと思います。この風習は先程あげたように中国からきているのですが、七草と七穀を合わせて食べて健康促進をしていました。
もちろん多くの方がご存知のように、春の七草では栄養価が高く、七草粥として食べることによって約12種類の薬膳効果効能があるとされているので、非常に体にいい食べ物と言えます。
縁起を担いで食べるところもあるので、ぜひ皆さんもナズナを春の七草の一つとして食べていただけたらと思います。
ナズナは薬としても使われる!その効能は?
ナズナは春の七草の一つで、七草粥を食べることによって12種類の効果効能があるということをご紹介したと思います。具体的に効果効能についてご紹介すると、「食欲増進」「健胃効果」「肝臓回復効果」「利尿作用」「二日酔い解消」「去痰」「解熱」「咳止め」「気管支炎予防」「扁桃腺炎予防」「あかぎれ予防」「そばかす予防」が期待できるとされています。
※もちろん効果効能についてはあくまでも効果が期待できるという程度です。
必ずしも効果効能を感じることができるというものではないのでご注意ください。
ナズナは慣用句やことわざ、俳句にも登場する!
ナズナの花言葉や効能・英語圏内での由来などについてご紹介しましたが、次はナズナを使った表現「慣用句」や「ことわざ」「俳句」について簡単にご紹介したいと思います。由来でも触れていますが、古くからナズナは日本存在し、昔でも楽しまれた花でもあるので、ことわざも存在します。
ナズナの慣用句
まず最初にご紹介するのは慣用句です。慣用句は二語以上がくっついて一つの意味になるものを表すのですが、ナズナで有名な慣用句は「ぺんぺん草も生えない」です。こちらは一つの俗語としても知られているのですが、ペンペン草・ナズナは生命力が強く荒れた土地でも咲きます。しかし、そのペンペン草すらも生えないような過酷な状況を指すときにこちらの慣用句を使用することが多いです。
ナズナのことわざ
次にご紹介するのはことわざです。ことわざは古くから使われている生活の知恵や習慣・教えなどの言葉を指すのですが、ナズナの場合は「ぺんぺん草が生える」です。
先程ご紹介したようにナズナは過酷な荒れ地でも咲く花なのですが、この状況を比喩として使います。ことわざの使い方として「賑わっていた遊園地が今はペンペン草が生えている」というような使い方をし、経済的にかなり深刻な状況を表しています。
ナズナの俳句
次はナズナの俳句についてです。英語圏内などでは俳句を作らないと思いますが、日本では俳句・短歌が昔から愛されていましたよね。
ナズナも有名な俳句に登場するのですが、特に有名なのが松尾芭蕉が詠んだ俳句「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」です。
こちらは直訳すると「よく見たら垣根にナズナが咲いている」という意味ですが、身近なものほどよく見ないと気づきにくいという意味も含まれていると考えられます。
ナズナ(ぺんぺん草)の鳴らし方を解説!
英語圏内や中国・日本でも愛されているナズナ・ペンペン草ですが、花言葉が愛されていると共に鳴らして遊ぶ花としても人気です。ペンペン草を鳴らすと言っても鳴らし方が存在します。上記の動画は実際に鳴らし方を紹介している動画ですが、鳴らし方のポイントとしてはナズナの実はたくさんついていると思いますので、適度な感覚で動画のように実を摘みます。そして左右に振って鳴らすと音がなるので、ぜひ動画の鳴らし方もご参考いただきながら試してみていただけたらと思います。
ナズナの誕生花はいつ?
ナズナ・ペンペン草の鳴らし方についてご紹介しましたが、最後はナズナの誕生花についてご紹介したいと思います。ナズナも誕生花として使われているのですが、ナズナの誕生花は「1月17日」です。誕生花の日にはまだナズナが咲いていることが少ないと思います。
ちなみに誕生花などは旧暦の頃を指しており、ナズナも今で言う2月の頃を指しています。
ナズナの花言葉は強い愛のメッセージ!
今回はナズナの花言葉や意味・由来についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。英語圏内での意味などは少し特殊ですが、花言葉は愛のメッセージです。告白するときにもおすすめなのですが、花言葉の意味も含めて渡す際にはメッセージをつけるのがおすすめです。愛の気持ちを十分に伝えることができる花言葉でもあるので、ぜひことわざ・鳴らし方などを合わせてご参考いただけたらと思います。