ダイソーの穴あけポンチを徹底解説!ベルトなどの穴あけも簡単に!

皮革素材などに丸い穴を開ける工具「穴あけポンチ」、実は手芸、工作、日用雑貨作りなど、他にも便利な利用法がたくさんあるようです。専用工具のイメージでしたが、なんと100均のダイソーでも手に入ります。ダイソーの穴あけポンチの使い方や注意点を詳しく調べてみました!

ダイソーの穴あけポンチを徹底解説!ベルトなどの穴あけも簡単に!のイメージ

目次

  1. 1ダイソーの穴あけポンチがとっても便利!
  2. 2そもそも、「ポンチ」とは?
  3. 3ダイソーの穴あけポンチを詳しく解説!
  4. 4セリアやキャンドゥでも穴あけポンチは買えるの?
  5. 5ダイソーの穴あけポンチでベルトの穴を開けてみよう!
  6. 6ダイソーの穴あけポンチを使用する際の注意点をチェック!
  7. 7ダイソーの穴あけポンチの活用アイデア7選!
  8. 8ダイソーの穴あけポンチで上手に穴を開けよう!

ダイソーの穴あけポンチがとっても便利!

サイズが合わないベルト

気に入って買ったベルトなのに、どうもバックルに通す穴の位置が微妙に合わなくて使いづらい。そんな事はありませんか?また、「ウエストが細すぎて合うサイズのベルトがない!」「太ってベルトの穴が足りなくなった!」そんな悩みを抱える事もありますよね。

ピンバイスや千枚通しで穴を開ける事もありますが、切り口の断面がきれいにならないことも。「自分で穴を開けるとこんなもんだよな」と諦めてしまう人もいるかも知れませんが、ちょっと待ってください!きれいな穴を開けられる皮革専用の工具「穴あけポンチ」が100均のダイソーで手に入れられ、サイズによってはなんと2本100円(税別)で購入できます。
 
実は穴あけポンチは、手芸だけでなく日用雑貨作りにも便利なアイテムなんです。そこで実際にいろいろ穴を開けて使いやすさを検証した結果と、便利な使い方をご紹介します!

そもそも、「ポンチ」とは?

「ポンチ」といえば一般的には「センターポンチ」のことを指します。硬い材質でできた鉛筆のような形をしており、金属材料などにドリルで穴を開ける時の目印をつけるための工具の一種で、ドリルの先端がずれないよう誘導するために、穴の中心をマークするために使用します。

センターポンチも陶器などに穴を開けるために使用される事もありますが、「穴あけポンチ」はハンマーで革や紙などにマーキングするだけでなく、同時に穴も開けられる押込工具とも呼ばれています。

ちなみに、穴を開けるなら「パンチ」では?と思われそうですが、「ポンチ」は英語Punchがなまったともいわれていますので、パンチもポンチも同じものともいえます。

ダイソーの穴あけポンチを詳しく解説!

ポンチそのものがどういったものなのかがわかったところで、ダイソーで手に入れられる「穴あけポンチ」についてさらに詳しく解説していきます。単純な作りではあるものの、形状などをよく知る事で今まで注目していなかった方も、手に入れたくなるかも知れません。

ダイソーの穴あけポンチの種類とは?

ダイソー穴あけポンチ 

ダイソーの穴あけポンチは、2mmから8mmまでサイズがあり、全て揃えるとの7サイズのポンチになります。ですが、単体で購入できるのは「8mm」のポンチのみで、後は「2mm・7mm」「3mm・6mm」「4mm・5mm」の2本セットで販売されています。価格はそれぞれ100円(税別)です。

工具・手芸用品のどちらの種類に入れるのかは店舗によるようです。そのため、工具売り場に置いてあったり、手芸用品売り場に置いてあったりと陳列場所が定まっていません。さらに、全てのサイズを取り扱っている店舗は少ないため、欲しいサイズが手に入らない事もあります。

なお、陳列棚の最下段といった、全く目立たないところに置かれている場合もあるので、探しに行く際はお気を付けください。

ダイソーの穴あけポンチの用途は?

100均ダイソーの穴あけポンチは、パッケージにもあるように、ベルトなど革製品の穴あけに一番向いており、実際にそれを目的に購入する方がほとんどです。ですが、その他にも布地や紙などに穴を開ける事もでき、ハトメなどの金具を付ける穴を開けたり、カードやTシャツなどをリメイクしたりする時にも使えます。

なお、植木鉢代わりにするために、この穴あけポンチで陶器に穴を開けたり、チャームを作るために、トースターで焼成した後のプラ板アクセサリーに穴を開けたりする強者もいるようですが、試してみた結果、硬いものにはうまく穴が開けられませんでした。かなり使い慣れないと、硬いものへの穴あけは難しいといえそうです。

ダイソーの穴あけポンチはこんな形状!

ダイソー穴あけポンチ ローレット加工

持ち手部分には「ローレット加工(ナーリング加工)」という、ギザギザとした加工が施されており、滑り止めとしての役割を担っています。このギザギザが軍手にしっかり噛みついて全く滑らず、ハンマーで力を入れて叩いても安心して使えます。ちなみにローレットはフランス語で、英語での呼び方がナーリングだそうです。

なお、持ち手部分の下にある穴は打ち抜いた材料を出すための穴ですが、穴あけポンチを初めて使う方や女性の場合、この部分をしっかり持つことで垂直に安定させやすくなるようです。さらに、けっこうな力で穴あけポンチを叩くので、刃先には十分ご注意ください。

ダイソーの穴あけポンチの保管方法も知っておこう!

穴あけポンチの素材は、鉄と炭素の合金の炭素鋼で、鉄と同じようにサビやすいといわれています。そのため、サビ防止の油が塗ってありますが、それでもそのままにしておくとサビ付いてしまう事があります。

サビは、金属のものを雨ざらしするなど、濡らしてしまう事が原因の事もありますが、酸素が金属と結びついてしまう事が最大の原因といわれています。そのため、穴あけポンチを使用して、しばらく使わない場合はサビ止め用のオイルがあればそれを塗布するのが一番いいです。

または、酸素に触れさせないようにビニール袋に入れて、防湿財と一緒にプラスチックケースに入れたり、涼しい場所に置いたりするとサビを防ぐ事が期待できます。

セリアやキャンドゥでも穴あけポンチは買えるの?

ダイソーだけでなく、100均といえばセリアやキャンドゥも外せません。同じように穴あけポンチの取り扱いがありそうですが、セリア・キャンドゥ共に置いてある店舗とない店舗に分かれるようです。

商品名も違い、セリア・キャンドゥ共に「皮ポンチ」という商品名で、サイズも2mmまたは3mmの取り扱いはあるようですが、それ以外のサイズは見つけられませんでした。

ダイソーの穴あけポンチでベルトの穴を開けてみよう!

それでは100均ダイソー穴あけポンチの使い方と注意点です。ちょうど穴の数が合わずに一度も使うことのなかった皮革製のベルトがありましたので試しに穴を開けてみます。同じように使われずに眠っているベルトをお持ちの方はぜひ参考にしてください。

事前に穴の大きさを確認する

ダイソー穴あけポンチ ベルト穴あけ

穴あけポンチを購入する前に、必ず開けたいベルトの穴のサイズを確認しましょう。感覚で選んでしまうと、元のベルトの穴とは違うサイズの穴を開けてしまう事になります。店頭で迷う事のないようにしましょう。ちなみに、画像のベルト穴は3mmでしたので、同じ大きさの穴あけポンチを準備しました。

打ち台に厚みのあるものを敷く

ハンマーで穴あけポンチを叩くときに、床やテーブルが傷つかないよう厚みのあるものを敷いてください。先の画像ではカッティングマットを敷いていますが、電話帳や厚い雑誌などでも良いです。なお、かなり音が響くので、なるべく厚手で音を吸収するものの方がおすすめです。
 
ダイソーの穴あけポンチにはサビ止め加工がしてあるので、素手で持つと金属っぽい独特の匂いが手につきます。サビ止め加工がベタベタすることはありませんでしたが、ケガの予防にもなりますので、作業をするときに軍手は必須です。

ハンマーで何度か叩く

ダイソー穴あけポンチ使用法

次はいよいよハンマーで叩いて穴を開けます。穴あけポンチは素材に対して必ず垂直に立て、軍手をはめた手でしっかりと持ってください。

準備が整ったところでハンマーで叩き始めましたが、丸い型が付くだけで全く打ち抜けません。使い方にコツがあるのかなと、力を入れてガンガン叩く!少し力を抜いて根気よく小刻みに叩く!と色々な叩き方で叩きましたがなかなか穴が開きませんでした。
 
素材に厚みがありすぎるのかもしれないと、試しに薄いフェイクレザーと名刺に穴あけポンチを使ってみましたが、噂では簡単に穴が開いてすごく便利なはずなのに、やはり簡単には穴が開きません。

そこでハンマーで叩くのをやめて、手でグリグリと回しながら押し込んでいくことにしました。

穴あけポンチで穴を開けたベルト

すると、ちょっと力は入りますが、大きな音を出すことなく、ハンマーも使わずに穴が開きました。切り口がきれいで、元から開いていた穴と遜色ありません。

もう少しお高い穴あけポンチならハンマーで簡単に穴が開くのかもしれませんが、これが2本で100円(税別)の穴あけポンチの実力なのかも知れません。なお、画像いちばん右が今回開けたものです。

穴あけポンチの使い方のポイントやコツは?

穴あけポンチパッケージ裏面説明書き

名刺や紙のカードなど、薄い素材に穴を開ける場合の使い方のコツは、開けたい素材を厚紙に挟んでハンマーを打ち込む事です。ダイソー穴あけポンチのパッケージ裏面にも、イラスト付きで説明してあります。

また、パッケージ裏面の使用方法には「穴あけポンチを直立して、ポンチ頭をハンマーや木槌でたたき穴を開ける」と記載されています。硬い木材を打ち台にして、穴を開ける面に対して垂直にハンマーで打ち込んでいる写真も載っています。

本来の穴あけポンチの使い方はそれで正しいのでしょうが、ダイソーの穴あけポンチは製造ロットにより当たりはずれがあるため、切れ味抜群といえない商品もあります。

そのためハンマーで叩いても素材が切れない事もありますので、ベルトの穴あけのコーナーでも触れましたが、手で回しながら押し込んでいくとうまく穴が開きます。なお、穴を開ける素材の種類によってはちょっと根気がいるので、その点も了承の上使用してください。

ダイソーの穴あけポンチを使用する際の注意点をチェック!

チェックポイント

ダイソーの穴あけポンチを使用するときは、以下のことに注意しましょう。
 

  1. 必ず厚手の打ち台を用意する
  2. 軍手をする
  3. 打ち込むときはケガに注意!しっかり垂直に立てた状態でハンマーを強く打ち込む
  4. 手で回しながら押し込むときも、横に滑らないよう穴を開ける面に対して垂直に!

※先端は鋭利な刃物です。特に打ち込むときなどにはケガに十分ご注意ください。

ダイソーの穴あけポンチの活用アイデア7選!

穴あけポンチの基本的な使い方がわかったところで、穴あけポンチの活用術をいくつか紹介します。穴あけポンチを手に入れたのはいいけれど、他の使い道がわからない方や一度使っただけで眠ったままになっている穴あけポンチがあるならぜひ参考にしてください。

1. フェイクレザーに穴を開けて巾着を作る

アクセサリーケース

ダイソーには、気軽に革製品作りを楽しめるフェイクレザー(合成皮革)もあります。そのフェイクレザーを使って巾着を作ってみました。使用したのはダイソーフェイクレザーライトカラー 30cm×40cm 100円(税別)です。

まず、フェイクレザーを11cm×30cmにカットします。素材に対して垂直に8mmの穴あけポンチを立て、ハンマーで何度か強く叩いて打ち付けます。穴を開けたい部分にしっかり型がついたら、次は回しながら押し込んでいき穴を開けます。同じ作業を繰り返し、合計8ヶ所開けます。

これを中表に合わせて二つ折りし、両端を直線に縫います。表にひっくり返して穴に1cm幅のリボンを通せば、100均のフェイクレザーとは思えない巾着の完成です。

ハンドメイドのアクセサリーを入れてラッピング用として使えば喜ばれそうですし、このまま収納袋にもなります。販売用のアクセサリーなら高級感が増し、購入した方の満足感がアップしそうです。

フェイクレザーは他にも皮革の素材感がより出ている黒やベージュなどがありましたので、100均ダイソーの店頭でお好きな色を見つけてくださいね。

2. 段ボールに穴を開けて便利な収納箱を作る

穴あけポンチ使用例 収納ボックス

ダイソーの穴あけポンチは、紙に穴を開ける事もできるとの事なので、段ボールに取っ手用の穴を開けてみました。

上部のフタを内側に折り込んだ段ボールは、厚みがあるので穴を開けるのが大変ですが、ダイソー穴あけポンチ8㎜を使用したところ、簡単に打ち抜く事ができました。

穴に紐を通し抜けないように両端をそれぞれ玉結びをするだけで、便利な収納箱が作れます。少し長めの紐にする事で、押し入れの天袋から引っ張って取り出しやすくなりました。

3. 紙のカードやタグに穴を開ける

ダイソーの穴あけポンチはアクセサリーの台紙作りにも活躍します。文具コーナーにある書類用の穴あけパンチでもいいですが、アクセサリーの金具やチェーンをかけるには少し穴が大きすぎます。

2mmや3mmサイズの穴あけポンチを使って穴を開け、ロゴやURLを表記すればお店で見るような台紙になり、ハンドメイドのアクセサリーを販売するときに利用すれば高級感がアップしそうです。ネックレスの台紙にする場合は、穴を開けた後に切り込みを入れるとよいでしょう。

 

4. ウォレットチェーンを付けてリメイク

長財布をそのままズボンのポケットに入れる男性は多いですが、何かのはずみで落ちてしまったり、場合によっては盗られてしまったりする事があります。そういったアクシデントを避けるため、穴あけポンチを使ってウォレットチェーンを付けるのはいかがでしょうか。

財布のファスナーの状態にもよりますが、ファスナーの開け閉めに支障をきたさない場所に穴を開けてチェーンを付けるだけなので、時間もさほどかけずにリメイクする事ができますよ。

5. ネックストラップをはぎれで作る

バッグや洋服を作ると少しだけ布が余ってしまう事はありませんか?はぎれを集めてパッチワークにするのもいいですが、ネックストラップを作るのはいかがでしょうか。定期入れやスマホホルダーなどを下げたりするのに使え、一つ持っているととても便利です。

ストラップと同じ幅の皮にナスカンを通し、穴を開けてカシメで留めれば、仕上がりがきれいでハンドメイドとは思えないネックストラップになります。たくさん作ってお友達にプレゼントするのもいいですね。

6. 子供のおもちゃを作る

子供の成長は日々止まりませんが、興味を持つものも日々変わるので目が離せない事も。ママやパパや兄弟が、靴紐を結んだり解いたりするのが気になるようなら、厚紙をスニーカーの形に切り抜いて、ちゃんと靴紐が通せるように穴を開ければ、紐を結んだり、穴から紐を抜いたり通したりと、色々な遊びで楽しんでもらえそうです。

また、このおもちゃなら場所も取らないので、バッグに入れておけば外出先で遊ばせてあげる事もできますね。

7. 皮のボタンを作る

ボタンは洋服やバッグの口を止めるために使うものですが、ボタンのデザインによって、雰囲気がガラッと変わる事もあります。

穴あけポンチで皮をくり抜いて、糸を通す穴を開けるだけでおもしろい表情のボタンになり、使うのが楽しみになります。紐やリボンを通すために穴を開けるだけでなく、打ち抜いた材料も使えるので無駄がありませんね。

ダイソーの穴あけポンチで上手に穴を開けよう!

ダイソーの穴あけポンチについて色々と紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?中にはダイソーで穴あけポンチを見ても、「何かに穴を開けるためだけの道具でしょ?」としか思わない方もいたのではないでしょうか。ですが、ダイソーの穴あけポンチは、ひとつ持っておくだけでいろんなシーンで役立ちそうです。
 
ベルトの穴あけに使えることはもちろん、手芸や工作、日用雑貨作りの幅も広げてくれるので、まだ穴あけポンチを使った事がない方や、使ってみたいけれど役立て方がわからなかったという方も、これを機械にぜひ使ってみませんか?DIYの幅が広がるかもしれませんよ。

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この記事のライター
あいママ
旅行業界14年、今は寿司屋の女将でございます。

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