コストコのトップブレードステーキ（ミスジ）を徹底調査！安いのにウマイ！

コストコの「トップブレードステーキ」って、もう食べたことありますか？コストコヘビーユーザーにとっては定番になりつつある、大人気の商品なんです。

海外発の会員制スーパーとして主婦の間で人気のコストコは、商品はどれも大量＆多量型のモノばかり。その分、質の良い商品が他所より安いことが特徴です。独特な買い物システムであることから、「コストコ商品の賢い買い方」とか「コストコのおすすめ商品！」といった特集がテレビや雑誌で組まれるのも、よく見られていると思います。

そんなコストコの大量の商品の中で人気があるのが、コストコのミスジ肉「トップブレードステーキ」！希少で高級なミスジ肉が、厚さ3cmの贅沢カットで本当にたくさん入っています。質が良く、美味しくて安い！まさにコストコの醍醐味を味わえる商品なんです。

そこで今回は、そんなトップブレードステーキの選び方から美味しい焼き方や冷凍方法まで、詳しくご紹介します。

そもそもミスジって何の肉かご存知でしょうか？

ミスジとは、牛の肩甲骨の下の部分のお肉のこと。牛1頭につき取れる量はわずか2～3kgという、超希少部位です。

肩甲骨の下って、人間で想像すると分かりやすいかと思いますが、めちゃくちゃ動かす筋肉ではありませんが、まったく動かない筋肉でもない、ちょっと中途半端な部位じゃないですか？ミスジはその中途半端な部分であるというおかげで、食べると弾力があって柔らかい、絶妙な歯ごたえになるんですね。お肉通の間でも、希少価値の高い人気部位となっています。

コストコの『トップブレードステーキ』という商品も、名前が違うので分かりづらいですが、日本で言うとこのミスジ肉にあたります。コストコといえば、大量パックで安く買えるイメージですよね？希少な美味しいお肉が安いお値段で買えるかも？コストコのミスジ肉について詳しく解説していきたいと思います！

トップブレードステーキは、アメリカが原産国の牛肉になります。

米国産のお肉と聞くと、肉質が固い？というイメージをお持ちの人もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、日本に牛肉の等級制度があるのと同じように、アメリカにも牛肉を格付けする等級制度があり、それによって風味やジューシーさ、柔らかさなどが分けられている、ということはご存知でしたか？実はそうなんです。

アメリカのお肉でも、安いお肉は固いかもしれませんが、上位の等級クラスになれば、柔らかくて美味しい牛肉がたくさんあります。

では、トップブレードステーキの等級はどうなのでしょうか？

コストコのトップブレードステーキはアメリカの格付け等級「プライム、チョイス、セレクト、スタンダード、ユーティリティ」の5つのうち、2番目にあたる「チョイス」というランクになります。最上位のプライムが日本でいうところのA5ランクですので、そのワンランク下ということになりますね。

コストコのトップブレードステーキはスジ切りの下処理済みで、買ったらすぐ焼くことができてとても便利です。ミスジ肉というのは真ん中にスジが入っているのが特徴なのですが、自分で下処理しようと思うと結構大変です。

そしてここがコストコの素晴らしいところなんですが、ミスジ肉という希少なお肉なのに厚みが3cm以上もあるんです。これ、ふつうのスーパーなどでは中々お目にかかれない厚さです。焼き方をきちんとすればご家庭のフライパンでも十分美味しく食べられますし、スジを活かして煮込み料理にするのにもいい厚さです。

コストコのトップブレードステーキは輸入品ですので、日によって価格が変動しています。ここ最近の値段は、大体100グラム200円くらいが相場のようです。ときには200円を下回ることもあるので、そんなときは本当に安いですので即！買いです。ちなみに1パックでいうと、2500円～3000円くらいとなっています。

コストコのトップブレードステーキは1パックだけで250～250グラムのかたまりステーキが6枚以上入っていて、安いし美味しいしでおすすめなのですが、問題なのはどう食べ切るかということですね。

どうせなら全部美味しく食べ切りたい。当然そう思います。そこで、大切なのが賞味期限と冷凍保存の方法です。

コストコのトップブレードステーキの賞味期限は7日と明記されています。7日って、意外と長持ちです。コストコのステーキ肉はどれも、産地から一度も冷凍しないまま納入されるので、鮮度が良いからでしょうか。4人家族なら冷凍しないままでも十分食べ切れそうな日数です。

しかし、もし賞味期限内に食べ切れなさそうだと感じたら、買ったその日に冷凍するのがおすすめです。

鮮度を保つおすすめの冷凍方法は、一つずつ空気が入らないようにピッチリとラップし、冷凍用のジップロックなどに入れて保存することです。ジップロックの中の空気もできる限り抜くと、さらに鮮度を保つことができて美味しいまま食べることができますよ。
 

それでは、いよいよ美味しく食べるコツに迫っていきたいと思います！

分厚いステーキ肉をご家庭で調理する機会ってそうそうないと思います。せっかくコストコに行って希少なお肉を買ったのですから、調理で失敗なんて絶対したくありませんよね。まず初めに、どんな分厚いステーキ肉にも共通する美味しい焼き方の基本をご紹介します。

まず焼き方の前に重要なのは、お肉を冷蔵庫から出して常温にしておくことです。(冷凍していたのなら、2日前くらいから冷蔵庫に上げておき、完全に解凍できてから冷蔵庫から取り出します)。常温に置いておく時間の目安としては、3cmの厚さなら1時間は必要かと思います。

これ、意外とみなさん面倒で重要視されないのですが、やってみたら分かります。本当に全然違います。常温に戻すことで、焼くときにお肉にかかるストレスが減って、柔らかく仕上がるんだそうです。

常温に戻しておいたお肉に付ける塩コショウは、焼く直前に振りかけます。

この焼く直前というのが重要で、冷蔵庫から出した時にかけてしまうと早すぎるのです。というのも、実は塩にはお肉を引き締めてしまう性質があって、あまり早くからかけてしまうとお肉が固くなってしまう原因になります。

さて、塩コショウをまんべんなく降ったら、あとは加熱したフライパンに油を薄く引き、初めは高温で一気にお肉の表面を焼きます。トングなどでジューっと焼き付ける感じにしたらいいかもしれません。

全体に焼き色がついたら、中火～弱火に落としてじっくりと火を通します。このとき、指でお肉を押してみて3分の1までしか凹まないようになってきたら、ちょうどミディアムレアくらいの焼き加減です。

焼き方ひとつで安いお肉でも美味しくなるので、ぜひ一度試してみてください。

さて、普通に焼くだけでなく、サイコロステーキにしたり、スジがトロトロになる煮込み料理にしたり、トップブレードステーキを美味しく食べる焼き方・方法はまだたくさんあります！コストコユーザーの方もおすすめしている、ミスジ肉の美味しい食べ方をここで公開したいと思います。

希少なミスジのかたまり肉はステーキにするよりは、サイコロの形に切った方が火が通りやすく家庭で失敗なく作るのには向いていますね。それでは、美味しいサイコロステーキの作り方をご紹介します。

1．真ん中のスジに沿って2つに切り分ける
2．2本の棒状からサイコロ状にカットしていく
3．塩コショウをするorステーキソースをかけて、焼いていきます

コストコのトップブレードステーキは、1パックの中にスジの部分が多めについている肉が入っていることがあります。そういうお肉は焼いてもおいしいですが、煮込みにする方がおすすめ。美味しい煮込みのレシピをご紹介します。

「トロトロ牛すじ煮込み」
材料
牛すじ 400g
こんにゃく 1枚
★おろし生姜 1かけ分
★だしの素 少々
★酒 大さじ3
★しょうゆ 大さじ4 
★砂糖 大さじ5
★味噌 大さじ4
ネギ（お好みで）適量

作り方
1．お肉を一口大に切り、圧力鍋に入れる。かぶるくらいの水を入れ、強火で加熱する
2．煮立ったらアクを取り、蓋をして25分加熱する(圧力がかかってからは弱火に)
3．その間にこんにゃくを一口大に切っておく(スプーンでちぎるようにすると◎)
4．圧力が下がってきたら、お肉を出して冷水でよく洗う
5．お肉・こんにゃく・★の調味料を入れ、またひたひたに浸かるくらいの水を入れたら蓋をして強火に
6．圧力が上がってからは中火にして、様子を見ながら20分加熱する
7．圧力が下がってからもまだ少し加熱が足りないようだったら、蓋を開けたまま煮込む
8．器に盛りつけて、お好みでネギや一味唐辛子をかけてどうぞ！

お肉の味をしっかり楽しみたい人は、手の込んだ料理よりも、塩コショウのみの味付けがおすすめです。ミスジ肉の両面にまんべんなく、多いかな？と思うくらいの塩コショウをふって、手でよく揉み込んでください。あとは基本の焼き方で焼くだけです！

味付けとしては、塩コショウのほかに人気なのがおろしニンニク。コストコでも便利なすりおろしチューブなんてものが売ってはいますが、ここはにんにくを買って自分ですり下ろす方を断然おすすめします。香りが全然違いますよ！お肉の表面に塗って焼きますが、焦げ付きやすいので注意が必要です。

ステーキソースを使ってみたい方は、バルサミコ味のもの、味噌風味のものと色々ありますが、コストコのミスジ肉と合わせるならしょうゆ系が人気でおすすめです。脂身が少なくさっぱりとした味のミスジ肉と、これもさっぱりしているしょうゆの味がよく合います。

コストコの店頭に並ぶ大量のパックの中から美味しいミスジ肉を選ぶのは、目利きがいる作業ですが、そこまで難しい話でもありません。選び方を知っていれば大丈夫です。そこで、美味しいミスジ肉の選び方をご説明いたします。

一番重要なのは、真ん中に一本のスジが綺麗に通っているかどうかです。

コストコのトップブレードステーキの中にもまれに、一本じゃなく何本にも枝分かれしていたり、スジばかりに見えるミスジ肉が混じっているパックがあります。スジが多いと焼くのには不向きになってきますので、避けた方がベターです。

そして、スジ以外の赤身の部分がきれいかどうかです。スジが入りすぎていないか、赤身の色は均一か、といったところが重要になってきます。もし色が変色しているところがあったら、もしかすると何かにぶつかって内出血にようになっているかもしれないので、避けた方が良いでしょう。

一応、コストコのパックに貼られているラベルには「よく加熱してお召し上がりください」の一文が入っていますので、コストコとしては良く焼くことを推奨されているようです。

一方、ネットやブログで散見されている食べ方はというと、皆さん割とレア～ミディアムで食べていらっしゃいます。自己責任ですが、レアで食べたい！でも心配……という方は、中心温度を65℃まで火を通したレアでしたら安心という意見もありますので、参考にしてください。

ところで、コストコでお買い物するには、会員にならないといけませんよね。しかし、まとめ買いが主流のコストコではそんなに頻繁に買い物に行くわけでもないし、月に1度行くかどうかのために、年会費を払うのはもったいない、って感じる人も多いかもしれません。

コストコの会員にならずにお買い物する方法をまとめました！

コストコの年会費は個人会員で税抜き4,400円、法人会員は3,850円です。

例えば月に2度コストコを利用するとすると、一度につき約200円の会員費がかかっていることになります。これを安くとるのか、高くとるのか……。近所のスーパーよりコストコの方が安い商品でも、差額は数十円の場合も多いですから、もしかすると会員費でトントン、くらいになっているかもしれません。

年会費を払わずにコストコに行く方法として、たぶん最も使われているのがこの方法ですね。無料で入店できるだけでなく、1家族だけだと多すぎる……ってなりがちな商品でも皆でシェアすることができておすすめです。

カード1枚につき、大人の同伴者は2名まで、18歳未満の子どもなら何人でもOKですので、皆でわいわい行くのも楽しそうです。

もう一つは、コストコ店内で買うことができる商品券・プリペイドカードを使うことです。

実は商品券は2015年に廃止され、現在はプリペイドカードに切り替えられました。プリペイドカードは5000円から購入可能で、1000円単位で4万9000円までチャージができます。ちなみに、以下のことに注意が必要です。

・使えるのはコストコ店内の買い物とガソリンスタンド(フードコートはNG)
・1枚で大人3名、18歳未満の子どもは何人でも入店可能
・非会員は買い上げ金額から5％の金額が上乗せされる

5％の上乗せは、当日会員になってしまえば払わずにすみます。また、プリペイドカードを買えるのは会員の人のみなので、会員の友人などに買ってきてもらわないといけません。

一日招待券を使う方法もあります。ただ、以前はけっこう見かけていたのですが、現在ではあまり見かけないですね。招待券はどこで手に入るかというと、コストコが配布する折り込みチラシや、コストコlifeという雑誌の付録、また、会員登録時に友人などへのプレゼント用としてもらうことができます。

注意点は、一度使ったことのある人は使えないこと、以前会員だったことのある人も使えないこと、買い物金額に5％が上乗せされることです(当日会員になれば無料になります)。

最後の手段として、会員になって当日解約手続きをするという方法もあります。当日、店員さんに入会したいと伝えると窓口まで案内してくれますので、免許証などの身分証明書と会員費さえ持っておけば当日入会することができます。帰りに退会の手続きを取ればその場で返金してくれます。

一度は食べてみてほしいトップブレードステーキをごしょうかいしました。アメリカ産の高級ミスジ肉が日本で買えるのは、もしかするとコストコだけかもしれませんね。量もいっぱい入っていますので、パーティやBBQなどにもぴったりですよ！