2018年10月04日公開
2018年10月04日更新
コストコ・ロティサリーチキンの切り方&保存方法!アレンジ方法も!
コストコの中でもロティサリーチキンは、焼き上がりを待つ人が常にいるほど人気です。丸ごと1羽にもかかわらず、安いのも人気の理由ですが、コストコのロティサリーチキンは料理にも使えて無駄がありません。そんなロティサリーチキンの魅力をご紹介します。
目次
ロティサリーチキンとは
ロティサリーチキンは、簡単に説明すると鶏を1羽丸焼きした料理です。ならローストチキンと同じでしょ?といわれそうですが微妙に違います。お店によっては、ロティサリーチキンもローストチキンとして扱っていることもありますが、ローストチキンは天板に乗せてオーブンなどで焼いたり、ダッチオーブンを使ったりすることもあります。
また、ローストチキンは鶏のお腹に詰め物をして丸焼きにするレシピもありますが、コストコのロティサリーチキンは鶏だけで作ります。そのため、そのまま食べるだけでなく、カレーやスープなどのアレンジレシピも豊富です。
名前の由来は「ロティサリーオーブン」
ロティサリーチキンは「ロティサリーオーブン」という専用のオーブンで焼きます。鶏に串を刺し、ぐるぐる回しながら丸焼きにするので、余分な脂が落ち、皮がパリっと香ばしく焼き上がる特徴があります。コストコのような店舗では大きなオーブンを使うので、香りと共に丸焼きのチキンが見えることもあります。
ロティサリーチキンは、ロティサリーオーブンを使うことからその名前になり、最近ではロティサリーチキン専門店やフードトラックも増えつつあり、コストコだけでなく益々人気が高まりそうです。
サイズ、価格、カロリーは?
コストコのロティサリーチキンの大きさは、1.2kgあります。価格は現在799円(税込み)です。カロリーは、部位によってカロリーが違い、それぞれ生の状態で100gあたり以下のカロリーになります。
鶏手羽肉・皮付き 211kcal
鶏むね肉・皮付き 191kcal
鶏もも肉・皮付き 200kcal
鶏ささみ肉 105kcal
なお、コストコのロティサリーチキンは、皮は付いていますが丸焼きされて多少の脂が落ちているため、正確なカロリーではありませんが、約2200kcalが目安といえるでしょう
余すとこなし!ロティサリーチキンの切り方
コストコのロティサリーチキンを無駄なく美味しく食べるため、切り方をしっかりと覚えましょう。丸焼きされたチキンを初めて目の前にすると、切り方がわからずどうしたらいいのか悩んでしまいそうですが、やってみると案外簡単であっけなく感じるかもしれません。
詳しい切り方を紹介しますので、コストコのロティサリーチキンをキレイに食べつくしてください。切り方だけでなく、残った骨の活用法も紹介しますのでぜひ参考にしてください。
下準備・注意点
コストコのロティサリーチキンを切り分ける前に、まず必要な道具を揃えて準備をしましょう。準備するものは、まな板、包丁、使い捨てのゴム手袋、切り分けたチキンを入れる器の他、キッチンペーパーやまな板の汚れが気になる人はオーブンシートもあると便利です。
コストコのロティサリーチキンは、レッグの先が紐で縛られていますので、先に外すことを忘れないでください。また、コストコのロティサリーチキンを切り分けるとき、手の方が作業しやすい部分もあります。なお、包丁で切りにくい場合は手でちぎっても大丈夫です。
【切り方①】レッグ(もも肉)を切る
まずはレッグから切り分けましょう。左右どちらのレッグからでもいいので、切りやすい方から始めてください。チキンの胴体とレッグの付け根の間に、1/3くらいまで包丁を入れたら、手で剥ぐようにレッグを取ってください。
包丁を入れる箇所がわからない場合は、左右のレッグを両手で持ち、開脚させるようにグっと広げたら、レッグを握って上に向けて一回転させて外してください。なおレッグ部分は、食事用のナイフでも切り分けられます。
【切り方②】むね肉を切る
次に、レッグと同じように手羽の付け根に包丁を入れて取るか、レッグのように手で回して取ったら、むね肉の上から手で中央の骨を確認し、骨のすぐ横に包丁を入れて骨に沿って切り分けます。骨を挟んだ反対側も同じように切り分けましょう。
包丁での切り方が難しい場合は、まず皮を外し、中心に親指をかけて左右どちらかへ開くようにするとレッグや手羽と同じように簡単にむね肉を取ることができます。
【切り方③】ササミ、軟骨を切る
むね肉を切り分けるとき、包丁を使うとササミ部分がむね肉と一緒に外れますが、手で開いた場合、中央の骨についていることがあります。コストコのロティサリーチキンを切り分けるとき、ササミとむね肉を切り分けず、そのまま一緒に食べる食べ方もいいですが、分けると食感の違いが楽しめます。
左右のササミを外すと、三角形をした軟骨が取れます。ここは「ヤゲン軟骨」といわれる部分で、焼き鳥で食べられることが多い軟骨です。薬つぶしの道具として使われていた「薬研(やげん)」の形と似ていることが名前の由来といわれ、鶏1羽から1つしか取れない希少な部位でもあります。
【切り方④】骨の周りの肉をそぎ落とす
最後は取り切れなかった骨の周りの肉を包丁でそぎ落とし、落としきれなかった肉は箸や手で外していきましょう。細かくなってしまいますが、料理用として使いやすく、割とたくさん取れるので面倒なようですが楽しい作業です。
【切り方⑤】鶏がらでスープを取る
全て肉を取ったら、残った骨もしっかり活用してスープを取りましょう。レシピは、大きめの鍋に水1200ccと、コストコのロティサリーチキンの身をすべて取り除いた骨1羽分(鶏がら)を入れ、弱から中火で1時間煮込みます。火を止めて荒熱が取れたらザルでこして骨を取り除いてください。
後は、お好みで塩やしょう油で味付けをして、ラーメン、スープ、雑炊、カレーなど自由にアレンジして使いましょう。圧力鍋なら中火で25分ほど加圧し、自然に冷めるまで待ってからザルでこして使ってください。
ロティサリーチキンの保存方法
コストコのロティサリーチキンはクリスマス時期に購入するのが大変なので、早めに買って冷凍しておきたいと考える人が増えています。ただし、冷凍も解凍もやり方を間違えると美味しさが損なわれてしまいます。美味しいチキンをクリスマスに食べるために冷凍保存の方法と解凍方法をご紹介します。
冷凍方法
丸焼き状態のままコストコのロティサリーチキンを冷凍するなら、まず、空気に触れないようにしっかりとラップで包み、金属製のトレイに乗せて冷凍庫へ入れてください。ラップは1枚で十分です。もし、急速冷凍機能が付いているなら、ぜひ活用しましょう。完全に冷凍されたらジッパー付き保存袋に入れて保存してください。
さらにもっと早く冷凍させたい場合は、アルコール度数が25度以上の焼酎をフリーザーバッグに入れて冷凍庫で冷やしておき、ラップをして金属製トレイに乗せたコストコのロティサリーチキンの上に冷凍庫で冷やした焼酎のパックをかぶせます。上からも下からもチキンの熱を奪うので、より早く冷凍することができます。
クリスマスのために冷凍するなら丸焼き状態のままで冷凍するのがおすすめですが、コストコのロティサリーチキンは食べきれずに残ってしまうこともあります。カレー用なら大きめに、スープ用なら小さめにチキンを割いてラップで包み冷凍しましょう。その場合も金属トレイに乗せてしっかり凍らせてから保存用袋に入れるとよいでしょう。
【解凍方法①】自然解凍
コストコのロティサリーチキンを解凍する方法として簡単でおすすめなのは冷蔵庫での自然解凍です。元々入っていたコストコの容器に戻すか、別な容器に冷凍したロティサリーチキンを入れて冷蔵庫へ移すだけです。冷凍肉を解凍する場合、1kgで約4時間が目安ですが、コストコのロティサリーチキンは、丸焼きされているため約1日かかります。
【解凍方法②】氷水解凍
先ほど紹介した冷蔵庫での自然解凍は、冷蔵庫の状態などで解凍中に肉汁がでてしまい旨みが逃げてしまうことがあります。多少手間は掛かりますが、より美味しくコストコのロティサリーチキンを解凍したいなら、氷水解凍がおすすめです。
冷凍したロティサリーチキンをビニール袋に入れて空気を抜き口を縛ります。さらにジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜いて封をします。次に、氷水を入れたボウルにロティサリーチキン全体が浸かるように入れます。ロティサリーチキンが解凍されるまで氷を追加し、袋が浮いてしまうときは皿などで重石をしてください。
氷の追加を忘れなければ室温で解凍しても大丈夫ですが、部屋の温度が高い場合は氷水に浸けた状態で冷蔵庫に入れてください。解凍時間は半日が目安です。
【解凍方法③】室温で解凍
コストコのロティサリーチキンだけでなく、冷凍した肉や魚を解凍する場合、室温での解凍は急激に温度変化させてしまうため、美味しさだけでなく品質を落とすといわれています。また、細菌を繁殖させる原因にもなるため、冷凍したロティサリーチキンを室温で解凍することは避けてください。
【解凍方法④】レンジ解凍
コストコのロティサリーチキンを、丸ごと冷凍した場合、レンジで解凍すると解凍ムラがでたり、美味しさが損なわれる可能性が高いためおすすめしませんが、むね肉なら酸化しやすい脂が少なく、レンジで解凍しても美味しさがあまり変わりません。
むね肉を冷凍保存するやり方は、皮を外して上の画像のように食べやすいサイズに割き、ジッパー付き保存袋に入れてなるべく空気を抜いて口を閉じて冷凍庫へ入れます。解凍方法は、ふた付きの耐熱容器に入れ、100gなら600Wで1分を目安にしてください。
料理にアレンジして使う場合は、レンジで解凍せず凍った状態で調理しましょう。なお、冷凍するとき、完全に凍る前に2回ほど袋ごと振ると肉どおしがくっつかずバラバラに冷凍できます。
ロティサリーチキンのおいしい食べ方
ロティサリーチキンの食べ方は、そのまま食べる食べ方でチキンの味を堪能することが一番ですが、大きいので食べきれないことが多いです。実はロティサリーチキンは、アレンジして食べる食べ方が色々あり、はじめからそのつもりで購入する人もいるほどです。特におすすめのアレンジレシピを紹介しますので、ぜひ試してください。
【食べ方】豪快な丸かじりがおいしい
骨にぐるりと巻きついた、「まんが肉」とも呼ばれる肉を丸かじりできる食べ方ができるお店もありますが、ロティサリーチキンも、同じように丸かじりする豪快な食べ方を一度試してみませんか?鶏肉好きな人なら女性でも食べきれるかも知れません。
動画では、丸焼きのコストコのロティサリーチキンをそのままナイフとフォークで好きなサイズに切り分けながら豪快に食べています。一人で食べるからこそ部位の食感の違いがわかり、鶏の美味しさが堪能できるようです。
【食べ方】クリスマスパーティーで大活躍!
クリスマスといえばチキンが欠かせませんよね。コストコのロティサリーチキンチキンを食べやすく切り分けてお皿に盛り付けてもいいですが、丸焼きのまま盛り付けてテーブルの主役にしませんか?足に飾りを付けたり、チキンの周りにミニトマトやブロッコリーなどを添えれば、クリスマスカラーになって一気に気分が上がります。
こういった大きなお肉を切り分けるのは、その家の主人の役目ともいわれています。クリスマスはコストコのロティサリーチキンを丸焼きのままお皿に盛り付けて、ご主人様に食べやすいサイズに切り分けてもらい、優雅に食事を楽しみましょう。
なお、コストコのロティサリーチキンは、クリスマス時期に予約することはできないようです。入手するためには、整理券をもらい受け取り時間にロティサリーチキンを受け取るしか入手方法がありません。さらに、クリスマスシーズンのコストコはいつもより混雑することが多く、開店時間に合わせて行ってもかなり待たされることもあります。
それでもどうしてもクリスマスにコストコのロティサリーチキンが食べたいなら、11月の終わり、もしくは12月の始めにロティサリーチキンを購入し、先に紹介した方法で冷凍保存してクリスマスに備えましょう。
【アレンジ】チキンカレー
コストコのロティサリーチキンの骨から取ったスープを使って、絶品チキンカレーを作りましょう。ロティサリーチキンは、クリスマスのために買う人も多いですが、実はアレンジして使え、しかも時短レシピにもなるのでコストコへ行ったら必ず買うという人も少なくありません。
先に鶏がらスープのレシピを紹介しましたが、このスープを使ったカレーは市販のルーを使ってもまるでお店のカレーのようになると評判です。レシピは、カレーに入れる具材を切り、鍋で炒めたら水の代わりに鶏がらスープを入れて煮込みます。
具材が煮えたらほぐしたチキンを入れて温め、一度火を止めてカレールーを入れます。カレールーが溶けたら再び火をつけ、とろみがつくまで煮込めば完成です。
【アレンジ】スープ
コストコのロティサリーチキンを使ったスープのアレンジレシピです。スープに使う具材は特にこだわる必要はなく、冷蔵庫のお掃除もかねて作ると、その時にある野菜の味でスープの味が変わり、同じ作り方でも違うスープになります。
動画で紹介しているスープは、これでもかと野菜を入れ、お鍋から具材が溢れそうになる瞬間もありますが、火が通るとくたっとなりとても美味しそうです。味付けはコンソメやしょう油なども使っていますが、塩こしょうだけでも美味しいスープになりそうです。
コストコのロティサリーチキンを使ったアレンジレシピで、チキンの身をサンドイッチや野菜炒めにする食べ方もありますが、骨から美味しい出汁が出るので、カレーやスープはぜひ一度試してほしいアレンジレシピです。
アレンジ豊富なロティサリーチキンなら、大きくても飽きずに楽しめる♪
鶏1羽を丸焼きしたコストコのロティサリーチキンは、クリスマスに食べるイメージを持つ人もいますが、美味しさとコスパのよさからコストコにいったら必ず買うという人もいるほど人気です。アレンジレシピも多く、特に鶏がらを使ったカレーは絶品です。
食べ方に悩んでいたり、食べきれないかもと諦めたりしていた人も、これを機会にロティサリーチキンデビューして色々な食べ方やレシピに挑戦してみませんか?