『福島女性教員宅便槽内怪死事件』トイレの便槽内で謎の死亡…日本未解決事件

出典: http://toiletinfo.web.fc2.com

日本に未解決事件は数あれど

日本には謎の多い未解決事件がたくさんあります。
しかし、ボットントイレの中で死亡した状態で発見されるという事件はなかなか珍しいのではないでしょうか。
現在では、日本でほとんど見かけなくなってしまったボットントイレ。
今の子供たちは、ボットントイレの存在など知らないのではないでしょうか。
そんなボットントイレの中でなぜ死亡してしまったのか。
今回は、そんな日本のボットントイレで起きてしまった未解決事件についてご紹介していきます。

出典: http://imaarumono.hatenablog.com

ボットントイレって知ってる？

男性が遺体となって発見されたボットントイレの便槽。
そもそもボットントイレをご存知でしょうか。
ボットントイレとは、水洗ではないトイレのことなのです。
便槽に排泄物が溜まり、その便槽から汲み取り車が汲み取りして処理をするというもの。
衛生面の観点から、現在ボットントイレを見かけることは、ほとんどなくなりましたね。
この未解決事件は、そんなボットントイレの便槽から遺体が発見されたのです。
なぜ便槽から遺体が発見されたのか。
なぜ便槽で遺体となってしまったのか。
この未解決事件には数多くの謎が残されているのです。

出典: http://world-fusigi.net

出典: https://www.ftmis.pref.fukushima.lg.jp

謎多き未解決事件が起きたのは福島県都路村

この事件は平成元年２月２８日に便槽の中から死亡した男性が発見されるという謎の状態で発覚しました。
発見したのは、この家に住む女性教員。
帰宅してトイレに入った際に、何気なく下を覗くと、靴が見えたと言うのです。
謎に思ったのでしょう。
女性教員は外へ出てみます。
すると、便槽の蓋が空いており、中に人間の足が見えたというのです。
そこで女性教員は急いで他の教諭を呼びに行ったといいますから、この女性教員が住んでいたのは学校の寮のようなものだったのかもしれませんね。
先生たちが集まり、警察などへ通報をします。

出典: http://blog.livedoor.jp

なぜ便槽に侵入できた？

駆けつけた警察や消防団たちは中の男性を外に出そうとしますが、ピッタリとハマってしまっていて出すことができません。
そこで外側を壊し、無理やり男性を外に出したというのです。
本来、死亡しているのがわかっている状態ならば現場保存するべきだったのでしょう。
しかし、それを警察がしなかったことにも、謎が残りますし、ここに未解決事件の理由があるような気がします。

出典: http://2ndkyotoism.blog101.fc2.com

未解決！福島女性教員宅便槽内怪死事件

未解決のままである福島女性教員宅便槽内怪死事件。
謎だけが多く残るこの事件ですが、どこか薄気味悪さを感じてしまうのは、遺体が発見された場所が便槽の中だったということでしょうか。
今では、知っている人も少なくなってきたボットントイレ。
知らないからこその、薄気味悪さなのかもしれませんね。

出典: http://elements-soft.com

福島女性教員宅便槽内怪死事件は謎が多すぎる

謎が多い事件というのは、時間が経っても語り継がれることが多いもの。
特に、バックに政治的な何かを。一般人では触れることのできない圧力のような何かを感じると余計なのかもしれませんね。

出典: http://sozaing.com

覗きなら他の場所があったはず

覗きがしたいのであれば、何も便槽の中なんていう特異な場所を選ばなくても良かったのではないか、という気がします。
風呂場でもよかったことでしょう。
便槽から覗けるなら、部屋の中を覗くことも簡単にできたのではないでしょうか。
もちろん、覗きは犯罪ですが・・・

出典: http://kakaku.com

謎の男性死亡未解決事件

死亡した状態で発見された男性の身元はすぐに判明しています。
村に住む会社員の直之さん２５歳です。
女性教員とも顔見知りだったようです。
さらに、村の中でも直之さんは人望があり、村長選挙の際は応援演説などを頼まれることもあったのだと言われています。
まだ２５歳という若さなのに、すごい人望ですね。
そんな直之さんがなぜそんな怪死してしまったのでしょうか。
そしてなぜそんな謎の多い怪死事件が未解決のまま処理されてしまったいるのでしょうか。
この怪死未解決事件には深い謎が残ります。

出典: http://ie-mania.net

死亡の理由と不在の謎

そもそもなぜ女性教員は、死亡した直之さんがトイレに忍び込んだことに気付かなかったのでしょうか。
冬場で閉め切っていたとはいえ、便槽の蓋を開けたり中にゴソゴソ忍び込んだりしていたら、気づきそうなものですよね。
ここに大きな謎があります。
しかし、実はこの日、教員のほとんどは不在だったのだといいます。
なぜなのでしょうか。
不在に関しては実は謎でも何でもないのです。
平成元年といえば、昭和天皇がお隠れになってすぐのとき。
そのときは、大喪の礼があり学校が休みとなっていたのです。
そのため、直之さんが忍び込んだ先の女性教員は実家に里帰りしていたのだといいます。
だからこそ、直之さんは死亡するまで誰にも気づかれることがなかったのですね。

出典: http://www.kunaicho.go.jp

不在の謎は帰省中だったから

日本中で大喪の礼を見守っていたであろうこの日。
女性教員は実家にいました。
そのため、外でどれだけ物音がしたとしても、直之さんが身動き取れなくなってしまったことに気づき、逮捕されることを覚悟の上で助けを求める声を上げていたとしても、誰にも気づかれることがなかったのです。

出典: http://furoku.info

帰省中だった女性

昭和天皇を悼むため、職場である学校が休みとなっていた女性教員。
同じように休みとなった職場は多いのではないでしょうか。
彼女は、その休みを利用して帰省をしていたのです。
しかし、彼女と面識のあった直之さんは本当に彼女の帰省を知らなかったのでしょうか・・・？

出典: http://mentalinnovation.com

謎：そもそもなぜ忍び込んだのか

謎はまだあります。
なぜ直之さんは、トイレなんかに忍び込んだのでしょうか。
便槽と言えば、一番汚い場所。
誰も好き好んで近づきたくない場所ですよね。
そんな場所に忍び込んだというところに一番の謎を感じます。

出典: http://www.daiwakasei.co.jp

忍び込んだ理由

直之さんは女性教員に想いを寄せていたのではないかと言われています。
けれど、ここにも謎が。
女性教員も直之さんに惹かれていたと噂があるのです。
相思相愛だった二人。
それならば、わざわざ直之さんは女性教員のトイレになんていう場所に忍び込む必要などなかったのではないでしょうか。
本当に直之さんは自ら忍び込んだのでしょうか。
直之さんの死因は凍え兼胸部循環障害。
簡単に言うと凍死のようです。
直之さんは上半身裸でその上着は自らの胸に抱えて死亡していました。
自らこの中に入ったのだとすれば、便槽内の水分により体冷えるのを避けたのではないかと考えられています。
しかし、直之さんは本当に自ら便槽の中に入ったのでしょうか。
殺された後に無理やり入れられたのではないでしょうか。
けれど、ちゃんとした現場検証が行われる前に、便槽は破壊され、司法解剖も満足に行われなかったようなので、真相は闇の中なのです。

@Chococo_Orval 詰まってると言えばこのお方！#福島女性教員宅便槽内怪死事件 pic.twitter.com/UDpEw8bsO5
— きんぴよ (@kinpiyo) 2015年4月15日

出典: https://i-traibe.com

直之さんってどんな人？

直之さんは、祖母と両親の４人で村の中で暮らしていました。
スポーツが得意で、音楽が趣味の好青年だったようです。
そんな直之さんが、本当に覗きなどするでしょうか。
たとえ覗きをするにしても、わざわざ便槽なんていう場所に忍び込むでしょうか？
正直、風呂のほうが手っ取り早いような気がするのですが・・・

出典: http://saras-media.com

直之さんは人望が厚い

青年会にも入っていた直之さん。
人望も厚く多くの人に慕われていたようです。
そんな直之さんの勤め先は原発の保守点検などを行う会社「ウツエバルブ」。そこで営業主任をしていたのだそうです。
２５歳で営業主任というのは、なかなかの出世なのではないでしょうか。
しかし、福島で原発。
なんだか闇がチラホラ見えてきますね。

出典: https://ja.wikipedia.org

原発も怪しいけれど・・・

原発関係の仕事をしていたというところにも、闇を感じてしまいますが、実は直之さんが死亡する前に、この村では村長選挙があったのだそうです。
直之さんは青年会レクリエーション担当部長で、青年会の中でも中心的な存在だったのだそうです。
そんなこともあり、直之さんは青年会の代表として村長選挙の応援演説を頼まれたりもしたのだそうです。
村の中のホープとも言える存在だったのではないでしょうか。
ご両親も、さぞ息子が自慢だったことでしょう。

出典: http://news.livedoor.com

しかし、選挙は怪しい闇が

そんな直之さんが関わった村長選挙。
なんと、その選挙では大金が飛び交う近年稀に見る汚い選挙だったのだそうです。
直之さんは正義感の強い男性。
選挙を手伝う中で直之さんは、何か汚職選挙の決定的証拠を掴んでしまったのではないかとされています。
そして、そのことを告発しようとして消されてしまったのではないか、と。
事実、村の中では事故死を不審に思った村人たちから多数の署名が集まりました。
なのに、警察は事故死の決定を覆そうとしません。
直之さんの名誉のためにも、これ以上、事件を掘り下げないほうがいいだろうとも言われていたのです。
もしや、真相を追求されないために、女性教員宅の便槽の中というこれ以上ない不名誉な場所で遺体発見させられてしまったのでしょうか。
そうなのだとしたら、直之さんが哀れでなりませんね。

いかがでしたか？
今回は福島女性教員宅便槽内怪死事件についてご紹介してきました。
多くの謎が残る福島女性教員宅便槽内怪死事件。
本当に直之さんは事故死したのか。
それとも、殺されたあとに便槽内に押し込まれてしまったのか。
そもそも、本当に直之さんは便槽内で発見されたのか・・・。
警察、政治、原発。
日本におけるさまざまなものが絡み合っているようにも思えるこの事件。
背後に大きな組織が絡んでしまっていると、一般人は正しい情報を知らされることもないのかもしれません。
福島女性教員宅便槽内怪死事件が、本当の意味で解決する日はくるのでしょうか・・・？