主婦は株で稼ごう!始め方と勉強方法を解説!【負けない方法は?】
主婦のみなさま、投資はしていますか?気になってはいたけどまだ・・・という方、本記事をどうぞお読みください。主婦におすすめする投資として「株」を挙げています。そして株式投資の始め方と勉強方法、何が大事か、ということを解説しています。
目次
株は難しい?【株式投資の始め方は】
「株式投資」と聞くと難しいと思いますか?利益を出すことができるかどうかはさておき、主婦でも株式購入を行うだけならば難しくありません。ここでは株式投資の始め方をご紹介します。
証券口座を開設しよう
株式の売買には証券口座が必要です。銀行口座とは別物です。口座の申し込みは各証券会社に対して行います。近年はネット証券が主流ですから、口座開設の申し込みもインターネットから可能です。主婦にとっても便利ですね。申し込みに必要なものはマイナンバーと身分証明書のコピーです。お金を振り込むのは実際に取引を始めるときで構いません。口座開設用にお金は必要ないですから専業主婦でも安心です。
銀行口座から証券口座に現金を移し、証券口座に入っているお金で株を買います。また売買の利益や配当もこの証券口座に振り込まれます。
証券口座は一つに絞る必要はありません。各証券会社、さまざまなキャンペーンを行っています。手数料金額も重要な選択ポイントです。主婦の皆さまがお手持ちの銀行口座とお金をやり取りする際、振替手数料が発生するかどうかも考慮しましょう。
証券会社ものちほど詳しくご紹介します。
まずは株式優待を狙って購入してみよう
株式売買に慣れるためにも、まずは株主優待を狙った株購入を行いましょう。株主優待とは株主に贈られる優待特典のことです。これには成功も大損も関係ありません全ての株主が優待を受けることができます。
例として以下のような特典があります。
- 店舗で使える割引券
- 企業の特別グッズ
- イベントへのご招待
- カタログギフトプレゼント
株主優待を受け取るためには「権利最終日」の時点で株を一口以上保有していることが必要です。権利最終日は企業によって異なりますのでこちらも合わせてご確認ください。
主婦が株をやるならば【大成功を目指すのではなく大損を避ける】
主婦でも株投資の始め方が難しくないということは前章で伝わったと思います。しかし、株をするならやっぱり儲けたい成功したい。主婦ならだれもがそう思います。しかし投資家でもなく証券会社勤務でもない主婦がいきなり株式投資で大成功を収めることなどできるでしょうか。それはあまり現実的な話ではありません。
株式に限らず主婦が副業として行う投資で大事なのは「大損しない」「少なくてもいいからプラスで終わる」この心がけです。一回一回の取引でマイナスがでることがあるのは構いません。トータル収支で見てプラスになっていればいいのです。それこそが主婦の副業投資で言う「成功」です。
大成功をめざすのではなく大損という失敗を回避する、これが堅実な成功への近道です。ここでは大損しない、株式で失敗しないためのポイントを説明していきます。
借金で投資はしないこと
株式投資はあくまで余剰金で行いましょう。すぐに返済しなければいけない借金があるならば堅実な方法で支払金を確保してください。株式投資は絶対成功するとは限りません。プラス収支で終わるとは限りません。常に失敗の可能性、大損の可能性を踏まえた上で取り組んでください。
同様の理由で使い道が決まっているお金を株式投資に使うのも避けてください。失敗して資金が減ってしまったときに苦しい思いをするお金は投資に使わないでください。主婦の皆さんなら家計に必要な資金はよくご存知だと思います。
分散投資でリスクを分散すること
1つの株式に運用を頼ってしまうとその銘柄が下落した時、マイナスしか発生しません。成功も失敗も一つの銘柄に命運を任せてしまうのはリスクが高いですね。そこで複数の株式銘柄を購入するでリスクを分散させます。下落した銘柄があっても、他の銘柄が上昇していれば成功銘柄が失敗銘柄をカバーしてくれます。こうして大損を回避することができます。
投資に慣れてきたら株式以外の投資も運用することでリスクを分散するという方法もあります。株式以外の運用とは不動産投資や債券などです。リーマンショック時の様に株式全体が下落する可能性もありますが、株式が下落したからと言ってその影響を受けない投資分野もあります。別々の値動きをするものに投資を分散することで、大損のリスクを下げているのです。
本記事では株式投資をご紹介しているので、その他の投資については情報本などをご覧ください。
デイトレードは避けて長期投資を
デイトレードとは、一日の取引時間内に「株購入→株売却→利益確定」の流れを何度も行う方法です。大損を回避しながら小さい利益を積み重ねていきます。つまり、取引の時間内は常にパソコンの前で株の値動きに目を配っていなければなりません。
ずっとパソコン前に居なければいけないので、主婦兼業は難しいでしょう。そして値動きを読むスキルが必要ですから、「株式購入は初めてです」という主婦には無謀です。失敗に終わる可能性が高いです。興味がある主婦の方は知識を増やしてトライしてみてください!
主婦のみなさまにおすすめの投資方法は「長期投資」です。リーマンショックや中国市場の影響など近年も株価暴落はいくつかありましたが、そういった一時的な下落を乗り越えてなお株価を伸ばしている株銘柄はたくさんあります。そんな「この企業はこれからも伸びる!」という銘柄を見つけて購入するのがいいでしょう。半年から数年単位の長い目で見れば資産が増えていくのはもちろんのこと、配当や株式優待をゲットすることもできます。
他者の情報に頼らないこと
近年は投資への関心が高まり、メディアでも投資の情報が溢れていますね。「主婦トレーダー」も珍しくありません。みなさんも主婦業をしながらインターネットで簡単に情報を手に入れることができます。中には「この銘柄が買い!」と明確に言っている情報もあります。
しかし、株式はもちろん投資において「絶対儲かる」はありません。投資には大なり小なりリスクが伴うことを忘れないでください。そしてそのリスクを負うのは情報提供者ではありません、資金を出したみなさま自身です。だからこそ自分が納得できるまで勉強して、情報を集めてから投資に臨んでください。
株式売買において情報は非常に重要です。インサイダー取引を取り締まるルールがあることからも伺えますね。金に化ける情報が簡単に手に入るはずがありません。信用できる情報を選り分ける術を身に付けましょう。
株主優待と株式投資は別物とすること
株主優待を目的とした株式売買に慣れてきたら、今度は「投資を目的とした株銘柄」を探しましょう。株主優待が魅力的な株銘柄が必ずしも投資向きであるとは限りません。「株主優待と株式投資は別物とすること」とはそういう意味です。
それではどういった銘柄を選ぶのがいいのか。それについては皆さま独自に研究頂ければと思います。株で負けないための勉強におすすめの書籍等を後述でご紹介します。
主婦が株をやるならば【株に使える予算を徹底しよう】
自分で責任が取れる範囲にすること
株式投資にはリスクが付きものです。株価が購入時より下がることは日常茶飯事ですし、最悪の場合企業が倒産し一銭も返ってこないことも考えられます。
ですので、もし全額なくなってしまっても何とかできる範囲で予算を考えてください。「学費」「家購入資金」「老後資金」など、用途が決まっている貯蓄を株式投資に使うのは避けてください。
扶養の範囲を確認すること
専業主婦の場合、夫の社会保険扶養から外れるのは年収130万円以上です(パート勤務はこの限りではありません)。年収130万円を超える場合は主婦が自身で保険料を支払う必要があります。
主婦が配偶者控除の適用を受けるには年収103万円以下、主婦が配偶者特別控除の適用を受けるには年収201万円以下に抑える必要があります。ただし夫の年収が1220万円を超える場合、主婦はどちらの控除も適用を受けることができません。
配偶者控除と配偶者特別控除は平成29年度税制改正で見直しが行われました。詳細は国税庁ホームページを確認ください。
以上のことを踏まえて、主婦の皆さん、株式売買の利益確定を行いましょう。
源泉徴収ありの特定口座を選択するメリットとデメリット
証券口座を開くときに「源泉徴収あり」「源泉徴収なし」どちらかを選択するか聞かれます。
年間で20万円以上の利益を株式売買で出した場合は、確定申告が必要です。しかし、何かと面倒くさそうな確定申告、やり方もよく分からない…という方には源泉徴収ありの特定口座をおすすめします。源泉徴収してくれるので、改めて確定申告する必要がありません。証券会社が申告に必要な年間取引報告書を作成してくれます。
しかしデメリットもあります。そもそも確定申告が必要ない場合、つまり株式売買で年間20万円以下の利益であった場合も源泉徴収されてしまいます。払わなくてもいい税金を払ってしまいます。
源泉徴収ありを選択しておいて、20万円以上の利益がなかった時は還付申告をする方法もあります。源泉徴収ありを選択しつつ確定申告も行い、損益通算を行うという方法もあります。本記事ではこれ以上詳しくは取り上げませんが、興味がある方は勉強してみてください。
主婦に【おすすめのネット証券や証券会社の選び方】は
単元未満株投資の取り扱いがあるネット証券を選ぼう
単元とは株の売買単位です。1単元が100株と決まっていたら100株単位での売買しかできません。90株や150株といった単位では取引ができないのです。株価が3000円の銘柄だったら、30万円が最低購入金額です。
だいたい100株か1000株を1単元にしている銘柄が多いです。そして株価は数千円する銘柄が多いですね。つまり株式購入にはある程度まとまった資金が必要です。
とは言え初めての株式購入でいきなり何十万、何百万も使うのは少し怖いですよね。そこで、まずは単元未満株投資をおすすめします。単元未満の株数で売買をすることができます。(ただし株主優待と配当は受けられません)
単元未満株投資ができるネット証券は以下の通りです。
- SBI証券
- カブドットコム証券
- マネックス証券
口座数が多く人気のある証券会社を選ぼう
初めての証券口座開設、どこを選べばいいか分かりませんよね。手数料やサービスの内容など比較するのもいいですが、とりあえず口座開設数が多い=信頼の証、と考えるのも一つの策です。証券口座開設だけならばお金は掛かりませんから恐れることはありません。
以下に口座開設数が多い証券会社をリストアップします。
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
- カブドットコム証券
- マネックス証券
証券口座は複数持っておくと便利でおすすめ
証券口座を一つ作れば株式売買は始められます。しかし証券口座は複数持つことをおすすめします。もちろん、ただむやみに口座開設すればいいという訳ではありません。目的別に口座を持つことが大切です。
まずは手数料です。証券会社によって手数料は違います。しかもいくらの取引なのか、国内なのか海外なのか、によっても変わります。複数の証券会社で口座を持つことで、どんな内容でも最安値の手数料で取引を行うことができます。
次にサービスと情報の提供です。口座を開設すると各証券会社が特典やサービスを用意しています。株価分析ツールは大抵の証券会社が提供してくれるでしょう(一部有料の証券会社もありますが)。一つのツールに頼らず多面的に分析することで、より堅実な情報を読み取ることができます。魅力的なサービスや情報を提供している証券会社に口座を開きましょう。
株で負けないために勉強しよう【おすすめの本】
本記事は株式投資を「始めよう」と思うためのとっかかりにすぎません。失敗しない始め方と大損しない知識を勉強して身に付けてから実践に移って下さい。有益な情報は無償では手に入りません、ここでは株式投資の始め方を勉強するためのおすすめ書籍を紹介します。
世界一やさしい 株の教科書 1年生
「株」とは何なのか、という基本的な始め方から教えてくれる教科書です。株のフローチャートも読めるようになります。
いちばんカンタン!株の超入門書
こちらも「株とは何?」から教えてくれる、初心者用入門書です。始め方を分かり易く解説してくれています。26万部突破のベストセラーです。
マンガでわかる最強の株入門
本読むのは苦手だなぁ、という方向けにおすすめします。漫画で株式投資について勉強できます。
株で負けないために勉強しよう【知識を増やすには】
上記では書籍で株式投資の始め方を勉強することをおすすめしましたが、書籍以外にも知識を増やす方法はあります。とは言え、絶対勝てる方法、絶対大丈夫な株銘柄というのは存在しません。あくまで失敗しないため・大損しないための知識を増やす手段だということを忘れないでください。
マネー誌を定期購読してみよう
ファッション雑誌と同じようにマネー誌というのも存在しています。近年では人気女優・俳優が表紙を飾っていることも多いですね。雑誌の魅力は最新の情報が手に入るということです。株式の始め方も知ってから、株の成功と失敗についてより詳しく知りたいというレベルアップを図る方におすすめです。
Twitterを活用してみよう
大量の情報が集まるTwitterだからこそトレンドを知るには有用です。株価は一種の流行です。「欲しい」と思った人が多ければ株価は上がるし、「要らない、売りたい」と思う人が多く成れば下がります。
Twitterで気になる銘柄を検索するとフレッシュな情報がたくさんでてきます。ここから傾向を読み取るのも一つの策です。ただし信憑性が薄い情報が多いのも特徴の一つです、気を付けましょう。
株に関するニュースはできるだけチェックしよう
株式投資は情報の有無が成功にも失敗にも繋がります。市場に置いていかれる前に主要な情報をキャッチするようにしましょう。そんなに難しいことではありません。経済欄のニュースを毎日チェックしていれば大丈夫です。
ファッションや芸能の情報を入手する時、他人と時差なくニュースを入手していますよね?それと同じです。ファッション・芸能と並んで経済・株価のニュースも見るようにすればいいのです。
主婦の株は【負けないこと】が最重要!
さて本記事では主婦をターゲットに株の始め方と勉強方法をお伝えしてきました。主婦の皆さん、株式の勉強を始めてみようか、という気持ちになりましたでしょうか?
何度も言いますが大事なことは金持ちになることではありません、大損をしないことです。失敗を最小限にとどめましょう。それこそが成功への近道です。
株式投資はお金を増やせるだけではありません。株価や経済を通じて世の中を知ることができます。その知識はきっと主婦の生活をも豊かにするはずです。主婦だからこそ、この機会に始めてみてはいかがでしょうか?