男なのにおっぱいがある理由・原因と落とし方｜大胸筋/筋トレ

最近、男なのにおっぱいが膨らんでしまったと悩む方も少なくありません。それが筋肉なのか脂肪なのか簡単にチェックしてみましょう。

男性のおっぱいの膨らみでまず思いつくのは大胸筋の肥大化です。大胸筋は鍛えると胸板が厚くなり、同性に対しての威圧感と男ならではの逞しさを強調させます。大胸筋を鍛えている人はスーツの着こなしも一段と格好良くなります。

おっぱいの膨らみが大胸筋によるものなら、胸全体がハリのある状態で胸をピクピクと動かすことができます。

胸をピクピクと動かすことができたら筋肉と言いましたが、それは先ほども言ったようにハリのある状態でできていたら間違いなく筋肉による膨らみです。ピクピクできていても胸が波立っていたら、それは脂肪です。また、筋肉が肥大していないので胸が下両端に垂れており、鎖骨の下のハリもありません。肩が前に出ていたり、前かがみの人も胸に脂肪がついてたるむ傾向にあります。

まず、大胸筋は上部、中部、下部の三つに分かれており、他の筋肉と比べて広くて大きい部分です。大胸筋の上部は上腕骨から鎖骨方面、中部は上腕骨から胸骨と助軟骨方面、下部は腹直筋の最上部に向かってついています。腹筋や背筋などと違い、繊維が真横に流れていることが特徴とされています。

そのため、大胸筋の筋力が低下すると下方向に垂れやすくなり、そこに脂肪が蓄積されることで男のおっぱいが完成されてしまいます。
 

脂肪によるおっぱいの膨らみだった場合、まず胸だけに脂肪がついていることはありえません。男性の体は元来女性よりも筋肉質にできており、内蔵脂肪は付きやすいですが皮下脂肪は付きにくい構造になっています。ということは、貯蓄していた内蔵脂肪の許容範囲を超えて、皮下脂肪として胸についてしまったことになります。

皮下脂肪は部分的につくことはありませんので、おっぱいが脂肪によって大きくなった人は、体全体に皮下脂肪がついてしまっています。そのままおっぱいについてしまった脂肪が筋トレをすることもなく放置していると、肩から胸にかけての筋肉量が少ない場合、成長を続ける脂肪と共に垂れ下がってよりおっぱいのように見えてしまいます。
 

先ほど男性は内蔵脂肪が付きやすく、皮下脂肪が付きにくいと言いましたが、脂肪には大きく分けて皮下脂肪と内蔵脂肪があります。内蔵脂肪とは内蔵周辺につく脂肪で、手で掴むことができないもので、皮下脂肪は皮膚の下につく脂肪で、手で掴むことができます。

内蔵脂肪は筋肉を動かすためのエネルギー源となるため、筋肉量が女性より多い男性では、それだけ内蔵脂肪がつきやすいといえるでしょう。

しかし、内蔵脂肪にも貯蓄される許容範囲が決まっているため、その許容範囲の上限を超えてしまうと皮下脂肪となって全体的に肉付きがよく見えるようになってしまいます。
 

おっぱいの脂肪が気になるということは全体的の脂肪をまず気にする必要があります。女性に部分痩せができないなら男性にもできません。脂肪を落とすなら食生活の改善は重要な役割を持っています。

とは言っても、急な食事制限はリバウンドの元であったり、体調を崩し日常生活に支障を来すことがありますので、無理のないことから始めましょう。小さな積み重ねがダイエットの成功への鍵となります。

食事制限となると、何から始めていいのかと悩みます。そんな時はまずは間食をやめてみましょう。一日の消費カロリーに対し、摂取カロリーが上回れば超えた分は脂肪に変わっていきます。いきなり全部は難しくても少しずつ減らしていきましょう。

朝、昼、夜の三食はしっかりと食べて、間食しないよう意識します。油や糖分は脂肪にとっては成長させる餌となってしまうので、餌がたっぷりと含んでいるスナック菓子やジャンクフードの摂取は控えてください。普段からついつい間食をしている人には、間食をやめた途端、空腹だったり口さみしさに襲われますが、数日間耐えていると不思議と間食をしなくても体が慣れていきます。

しかしそれでもお腹が空いて仕方がないという方は、三食の食事の内容を思い返して見てください。三食キッチリと食事をとっているはずなのに、なぜお腹がすくのかは食事の質に理由があるからです。
 

食事といっても現代は飽食の世の中。自分が好きなものをいくらでも食べられます。しかし、何も考えず、好きなものばかり食べていると、栄養が偏る一方です。またカロリーを気にせず食べていると、消費カロリーよりも上回り、脂肪に変わりやすくなっていきます。

脂肪は偏った栄養摂取の塊と考えてもおかしくありません。また、偏った栄養の食事を摂ることにより、足りない栄養を無意識に補おうと間食をしてしまいます。よって間食を抑え、脂肪を落とし、脂肪を付きにくくする食事の内容を考える必要があります。

といってもストイックに考えることも不必要で、油や糖分を抑えること意識して、低脂肪高タンパク質、野菜、果物といったミネラルやビタミンを多く含む食品を摂るようにしましょう。
 

食生活の改善はもちろん、おっぱいについてしまった脂肪を落とすには筋トレと有酸素運動も不可欠です。しかし先ほども言ったように、皮下脂肪の部分痩せは不可能なので、有酸素運動と筋トレを行い理想の体に近づけられるように頑張りましょう。
 

運動をしたからといって、一気に全ての脂肪が落ちるわけではありません｡男性の膨らんだ柔らかいおっぱいである皮下脂肪は基本的に体の末端から中心部にかけて順番に落ちていく傾向があります。

その順番というのが、
手首、足首→前腕、ふくらはぎ→二の腕、肩→太股→顔、胸→お腹→お尻
となります。

このように、落ちる順番がこの順序であれば脂肪が付く順番も同じと考えていいです。よって、おっぱいについてしまった脂肪は落ちにくい場所であることがわかります。

運動による部分痩せは難しいので、おっぱいについた脂肪を落としたいとなれば効率よく運動をしていきましょう。
 

膨らんだおっぱいの脂肪を筋肉に変えて引き締めるためには、いきなり負荷をかける筋トレをするよりも、まずは脂肪を燃焼させることが先決です。

有酸素といえば、ジョギング、ウォーキング、水泳などの長い時間続けられる運動です。長い運動とはいっても、おっぱいの膨らみが気になるほどの人は運動不足な方が大半を占めています。ですから、まずは手軽に始められるものから取り組んでみましょう。いつもは自転車で行く場所を徒歩で向かうだけでも立派な有酸素運動といえます。

脂肪は、食事で摂取したカロリーよりも消費カロリーの方が上回れば燃焼しますので、長く有酸素運動を続けられるほど消費カロリーが増やせます。自分の体力に合わせ、少しづつ長い時間運動ができるようにしましょう。
 

おっぱいの脂肪を落とすと同時に、支えるための筋肉をつけることも重要です。男のたるんだおっぱいから堂々としたおっぱいになるために筋トレで引き締めましょう。

大胸筋といえば手軽にできる筋トレで有名なのが腕立て伏せです。腕立て伏せで大胸筋をバランスよく鍛えるには、床に手をつく位置を一定にせず、前後に変えましょう。

筋肉の量を増やせば基礎代謝も高くなり、普段の動作や有酸素運動に相乗して脂肪が燃えやすくなるので積極的に筋トレをしてきましょう。脂肪から筋肉に変わるまでには、地道な努力が必要となります。しかしコツコツと頑張っていれば結果は必ず出てくるので、諦めずに頑張りましょう。
 

誰もが見ても、男らしく筋肉が盛り上がってムキムキになっているおっぱいなら恥ずかしくなく、堂々とできるものですが、女性のようにふっくらと膨らんでいると恥ずかしく感じてしまいます。社会人になると、ダイレクトにいじられることはないですが、学生ならば面白おかしくいじられることもあります。

会うたびに男らしくないおっぱいだと言われたり、面白半分でおっぱいを揉まれたり、さまざまな形でいじられてしまうでしょう。いじられることによって、男としてのプライドがズタズタにされてしまうこともあります。ただ表立って言わないだけで、秘めたる男のプライドというものはみんな持ち合わせています。

また、夏になると薄着になったり、海やプールへと行く機会もあるので、男のプライドを保つためにも余分な膨らみとは別れを告げたいところです。

男のおっぱいの膨らみは余分についた皮下脂肪が原因です。おっぱいにふくよかな皮下脂肪がついているということは、体全体にも余分な脂肪がついてしまっています。余分な脂肪がついてしまった理由を自分自身の食生活から見直し、無理のないことから地道に運動や筋トレをしていきましょう。

すぐに結果が出るものではありませんが、地道に続けていけば間違いなく結果が目に見えてきます。すぐには出てこない結果を期待しながら頑張ることは大変なことでもありますが、結果が出る頃には男としての自信が溢れ、体つきも堂々としています。

男のおっぱいで悩んでいる方も、自分の意識改革と行動を起こして、男らしい素敵なボディラインを目指しましょう。

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