海外に運動会ってないの！？外国人から見る日本の運動会とは？

日本は運動会の何日も前から練習をして本番を迎えますが、海外の学校の運動会は日本ほど盛り上がるわけではありません。日本のように盛り上がる運動会は、海外の学校にはないのが特徴です。また、運動会のような行事がある国とない国があり、その国によって行い方が全く違います。そんな海外の運動会事情やそのほかの行事についてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

海外の運動会はどのように行われるのでしょうか。それぞれの国で運動会のやり方が全く異なるので、注目してご覧ください。日本とは全く違う運動会に驚く方もいることでしょう。

アメリカには運動会はありませんが"Field day"という行事があります。"Field day"は運動会のように体を動かす行事ですが、子供が自由に参加できるのが特徴です。一人でできるフリースローやサッカーのPKなど様々な競技があり、順番に回って行います。親が応援に来るわけでもなく、日本のように盛り上がることはありません。

イギリスには日本のような運動会はありませんが"sport day"と呼ばれる行事があります。校庭の至るところに様々な種目の競技が用意されており、グループごとに各種目を行い約2時間くらいで終わる運動会のような行事です。

フランスの親は共働きが大半を占めるので、仕事を優先できるように運動会などの行事がないのが特徴です。また、週末は家族全員で過ごしたいといった考え方が定番なので、こういった行事をしないようにしています。

韓国には運動会はありますが、日本のように運動会に力を入れて行うわけではありません。全校生徒が参加して行う学校もありますが、学年をわけて別の日に行う学校もあります。韓国は勉強を優先しているようなので、運動会の練習も行わずに本番を迎えるのです。また、運動会は平日に行い有休をとって休んだ親や祖父母が応援に来るので、観覧はまばらといった状態です。

中国の運動会は個人種目が多く、オリンピックのような形式で行われます。日本の運動会では一つの競技のみを行い、その競技に出場しない人が応援役に回ります。しかし、中国の運動会ではオリンピックのようにグランドで様々な種目が行われているのが特徴です。また、世界一の人口国なので全校生徒で行うことはせず、運動会にでる人を決める予選会が開かれます。その予選会で勝ち残った人が運動会に出場できるといった仕組みです。

海外と日本の運動会は、やり方が全く異なります。日本の運動会は子供を応援しに親が来るのは当たり前ですが、そのような盛り上がっている光景を見た海外の人は、どのように思うのでしょうか。海外の人の感想を聞くことで、日本がいかに素晴らしいかがわかります。そんな運動会を見た海外の人の感想をまとめたので、ぜひご覧ください。

運動会で何百人という数の生徒がいっせいに行進している姿を見た海外の人の感想は、「まるで軍隊のようだ」と言います。旧日本軍のような光景であり、海外の人は驚くようです。

ラジオ体操をするのは運動会では当たり前ですが、海外の人にとってはおもしろいようです。いっせいに同じ動きをするのは、見ていて壮観なようです。

運動会が行われるグラウンドは華やかな飾りつけで、楽しそうな雰囲気がショーのように見えるそうです。見ている側もワクワクするような演出に、胸を驚かせると言います。

日本の運動会は組織化されて凄いといった感想がありました。一つの競技が終わると、次の競技のために皆が力を合わせて準備を始めたり行動します。その素早い行動が組織化されているようで素晴らしいと思わせるのです。

海外の人が感じる日本人の印象は、秩序があって団体行動が得意というイメージだそうです。そのイメージを崩さないような運動会での行動は「これぞ日本人！」と感じると言います。競技を行うときも無駄な動きがなく、感動するそうです。このような感想があると、日本人として誇りたい気持ちになることでしょう。

運動会以外にも日本と違って海外にはない行事があります。運動会以外にはどのような行事が当てはまるのでしょうか。

日本以外の多くの国では入学式はなく、初日に学校生活のガイダンスやクラス発表をするだけで終了します。学校集会のように集まる国もありますが、日本のように親が着飾って参加することはありません。

日本国以外では家庭訪問がない代わりに個人面談がある国など、その国によって異なります。現在は日本でも家庭訪問を廃止する学校もあります。その理由として、教師と働いている親の時間帯が合わないことや家庭訪問に時間がかかってしまって効率が良くないことなどが挙げられます。

全校生徒の子供が揃って行う文化祭も海外にはありません。海外の学校では楽しむために重点をおいた行事が多く、日本のように子供たちが事前に準備するような行事が少ないのが特徴です。

続いて、海外にはあるけど日本にはない学校行事をご紹介します。様々な行事が日本とは異なるため、日本にはない行事がたくさんあります。その中で海外特有の行事を知りたいと思うことでしょう。どのような行事が海外にあるのかご覧ください。

アメリカとカナダで行われる感謝祭はアメリカでは11月の第4木曜日に、カナダでは10月の第2月曜日に開催されます。いつも自分たちを支えてくれる家族や食べ物に感謝する日であり、定番料理の七面鳥やマッシュポテトなどでお祝いします。また、アメリカでは次の日もお休みにする場合が多く、4連休となります。

高校を卒業するときにダンスパーティーを行いますが、卒業を控えた生徒は必ず参加しなければいけません。参加者はダンスのパートナーを探さなければいけないので、気になる相手に申し込むなど男女ともにドキドキするイベントと言えます。

海外の研究発表会は日本よりも多く開催されています。海外では平日の夕方から発表を行い、仕事をしている親でも参加できるように工夫されているのが特徴です。親は子供の成長を見ることができるので、親としてはありがたい行事と言えるでしょう。

ホームカミングとは試合に合わせて皆が集まる大学のイベントです。ダンスをしたり軽食を食べながら盛り上がります。このイベントに参加できるのは、現役の大学生のみではなく卒業生も参加できるのが特徴です。

ハロウィンはもともと悪霊を払うために仮装をして、自分を守る儀式として行われていました。現在では子供でも楽しめるようにお菓子をもらったり、仮装を楽しむようになってきたのが特徴です。近年では日本でもイベントの一つとして楽しむ人も増えてきており、大人から子供まで様々な年代の人に注目されているイベントです。

明治7年の東京にある海軍兵学校で教師を務めていたイギリス人の指導により、競闘遊戯会が開催されたのが始まりだと言われています。小中学生の集団訓練や子供の発達を促すために行われたと言われており、強い軍隊を作ると言った目的も含まれていると言います。このような歴史があるため、行進なども軍隊のように組織化されていると言えるでしょう。

海外の運動会事情についてご紹介しました。日本のように盛り上がる運動会は海外にはないため、とても驚かれるといった感想があるようです。また、日本にあって海外にはない行事が運動会以外にもあるので、その国によって学校の行事が異なります。海外の学校も楽しそうな行事ばかりなので、日本の学校も海外の学校も魅力的だと感じることでしょう。そんな誇れる行事である日本の運動会は海外で注目されるほど素晴らしい行事なので、胸を張って取り組みたいイベントでもありますね。