2018年07月27日公開
2019年11月17日更新
フレンチネイルのやり方!セルフでも簡単裏ワザでプロ級の仕上がりに!
どんなシーンもマッチする人気のデザイン、フレンチネイル。実はシンプルな故にごまかしが効かず、初心者が綺麗なラインを引くのは難しいんです。そんなフレンチネイルをセルフで簡単にキレイに仕上げるやり方をご紹介します。絆創膏を使った裏ワザや、変形フレンチのやり方も!
目次
フレンチネイルとは
フレンチネイルとは一般的に、爪先にホワイトカラーでカーブを描いたネイルデザインのことを指します。シンプルで清潔感があり、どんなシーンにもマッチする人気のデザインです。最近はホワイト以外のカラーをのせたデザインも多く、フレンチネイルを応用したダブルフレンチや逆フレンチなど様々なパターンが増えています。
【セルフ】フレンチネイルのやり方
基本のフレンチネイルのやり方を工程に沿ってご説明します。工程①に入る前に、甘皮の処理や自爪の凹凸をなくす(ジェルネイルの場合はサンディングをする)下準備を済ませておきましょう。この下準備をプレパレーションといいます。
本来プレパレーションは専用の道具を使って行いますが、「お風呂上りにコットンを先端に巻きつけたつまようじを使い、甘皮を優しく押し上げる」「100円ショップの爪磨きを使い表面の凹凸をや爪先の形を整える」この二つだけでも事前にやっておけば、マニキュアでもジェルでも仕上がりの違いや持ちの良さを十分実感できると思います。
それでは、早速実際にセルフでフレンチネイルを塗っていきましょう!
①ベースカラーを爪全体に塗る
ネイルの持ちを良くしたり自爪への色素沈着を防ぐために、ベースコートを塗ります。ベースカラーをクリアにするときはベースコートを塗るだけでOKです。自爪の色ムラをなくし、より美しく仕上げたい場合はベースコートの後にベースカラーを塗りましょう。ヌーディーベージュなど肌なじみの良いカラーがおすすめです。
ベースコートもベースカラーも、ムラなく均一に塗るために2度塗りしましょう。爪が幅広い方や爪の形が扇形に広がっている方は、爪の両サイド1mmにはマニキュアを塗らないようにする裏ワザもあります。爪がまっすぐ細長く見えますよ!ジェルの場合はサイドも塗らないと浮いてきてしまうのできちんと端まで塗って下さいね。
②爪先に端から真ん中までラインを描く
いよいよ爪先にラインを引いていきます。ラインが太いほど筆づかいが難しくなるので、初心者さんは細いラインから挑戦しましょう。まずは爪先の真ん中に印をつけます。
そして中央の印に向かって、爪の端からラインを引きます。最終的には2度塗りするので、ムラになっても構いません。ラインの内側のフチを意識して描きましょう。
手ブレを軽減させるコツは、筆を持つ手の手首を机などにくっつけて固定しながら描くこと。手元が見えづらいときは、机にひじをつき両手の手首同士をくっつけて固定しながら描くと、顔の前に指が来るので細かい作業がしやすくなります。
③反対側も端からラインを描く
反対側も同様に、中央を目指してラインを引きます。左右同じ幅になるように意識しながらラインを引きましょう。この時点では三角になってしまっていても大丈夫。次の工程でカーブを作っていきます。
④左右のラインをつなげる
両側からラインを描けたら、左右のラインをつなげてカーブを作ります。
⑤はみ出したジェルを修正用筆で直す
ジェルネイルはライトを当てるまで硬化しないので、ラインがヨレたりブレたりしても修正ができます。修正はジェルをふき取ったきれいな筆を使って行うこともできますが、シリコン製の修正用筆を使うとより簡単にきれいに修正ができます。
マニキュアの場合は一度描いたラインを修正するとベースカラーがはがれてしまいます。細筆かつまようじにベースカラーを取りラインの上から塗るやり方もありますが、点レベルの細かい修正じゃない限り目立ってしまうのでおすすめはしません。後ほど上手にリカバリーするやり方をご紹介しますので、そちらも参考にしてみて下さいね。
⑥(ジェルネイルの場合)LEDライトを当てて硬化させる。
修正が済んできれいなラインが完成したら、LEDライト(またはUVライト)を当ててジェルネイルを硬化させます。硬化中に指を傾けてしまうと、ジェルがサイドに流れてそのまま固まってしまうので注意しましょう。初心者の方は慣れるまで一本ずつ塗り、一本ずつ硬化させるやり方をおすすめします。
⑦乾いたら2度塗りをして仕上げる
フレンチラインが乾いたらムラをなくすためにもう一度ホワイトでラインをなぞります。ジェルネイルの場合も同じく、1度硬化したラインをなぞりムラをなくします。あくまでもラインの内側を塗りつぶすイメージで、1度目に描いたラインのフチをはみ出さないように気をつけましょう。2度塗りしたラインが乾いたら完成です!
プロのフレンチネイルのやり方を動画で確認してみましょう。こちらの動画はジェルネイルですが、マニキュアでも基本のやり方は同じなのでポリッシュ派にも参考になります。手順やコツをわかりやすく説明してくれていますよ。
ジェルネイルにも挑戦しよう!必要アイテムは?
ジェルネイルはLEDライトなどの道具を一式揃えなければならないということもあり、セルフで行うには少し敷居が高いかもしれません。ですが、マニキュアよりも持ちがよくデザインが豊富なジェルネイルのやり方をマスターすれば、よりセルフネイルが楽しくなること間違いなしです。
ジェルネイルの魅力の一つは、硬化するまでは何度でもやり直しができること。マニキュアのように、失敗したらベースコートからやり直し!なんてことはありません。フレンチネイルはプロでも10本同じラインを引くのは難しいと言われています。初心者さんにはマニキュアよりもジェルの方が向いているデザインと言えるでしょう。
セルフネイルはマニキュア派という方も、是非この機会にジェルネイルに挑戦してみてはいかがですか?セルフジェルネイルで素敵なフレンチネイルを作るために、まずは道具を揃えましょう!
ホワイトカラージェル
ホワイトのカラージェルを用意しましょう。ホワイトといっても、ジェルによって顔料の割合や粘度などに違いがあります。フレンチで使う場合は透明度が低くマットで粘度の高いものを選びましょう。コンテナ型の容器に入ったジェルを筆で掬って使うのが一般的ですが、最近は初心者でも扱いが簡単なポリッシュ型のジェルも多く販売されています。
ネイル用の筆(2本)
コンテナ型のジェルを使う場合は筆が必ず必要です。平筆を2本用意し、ベースジェルやトップジェルなどのクリアジェル用とベースカラーやホワイトを塗るときのカラージェル用で使い分けましょう。筆の先端が斜めにカットされたフレンチ用筆もあります。平筆ではうまくできるか不安という方は用意してみて下さい。
修正用の筆
平筆でも修正はできますが、初心者さんは修正の回数がどうしても多くなってしまうと思います。シリコン製の修正筆を用意すると筆のクリーニングに手間出ることなくスムーズに作業ができます。100均でも購入できます。
エタノール
手指や筆などの消毒をしたり、表面に残った未硬化ジェルをふき取るときに使います。未硬化ジェルをふき取らないと、ジェルが曇ったりホコリが入ったまま硬化したりと、仕上がりが悪くなってしまうので必ず行いましょう。未硬化ジェルが出ない、ふき取り不要のジェルもあります。
無水エタノールではなく消毒用エタノールを使いましょう。
硬化用LEDライト
ジェルを硬化するためのライトには、UVライトとLEDライトがあります。UVでしか硬化しないジェル、LEDでしか硬化しないジェル、どちらでも硬化するジェルがあるので、ジェルを選ぶ際は気をつけましょう。LEDライトの方が価格は高めですが、ジェルを早く硬化してくれるのと、ライト自体の寿命が長いのでおすすめです。
【裏ワザ】初心者でもフレンチネイルを楽しもう
キレイなラインを引くのが難しいフレンチネイル。初心者でも簡単にキレイに仕上がる裏ワザがあるのをご存じですか?自宅にあるもので簡単にラインが引けてしまう裏ワザをご紹介します。
専用のガイドラインテープを使う
市販のフレンチライン用のガイドテープを使うやり方です。マニキュアの場合はベースカラーがきちんと乾いてから使用しないと、テープの粘着力でベースカラーが剥がれてしまうので注意が必要です。
ガイドテープを使ったフレンチネイルのやり方動画です。基本のフレンチネイルからテープを使った応用編まで紹介しています。
パンチ穴の丸シールを使う
市販のフレンチ用テープの代わりに、パンチ穴シールを代用する裏ワザです。パンチ穴シールのカーブがフレンチのカーブにちょうど良くフィットします。
爪の先だけを塗ればフレンチネイルの完成! pic.twitter.com/RwMMi6i4C2
— 【超簡単!】かわいいセルフネイルbot (@kawaiiselfnail) July 25, 2018
2つ使えばハート型フレンチなどの変形フレンチも作れます。
絆創膏を使う
フレンチネイル用テープもパンチ穴シールもないけど今すぐフレンチラインをキレイに引きたい!という方には絆創膏を使った裏ワザがおすすめです。絆創膏なら自宅に何種類か常備されている方も多いですよね。やり方は、絆創膏を2つに切ってガイドラインテープと同じように使うだけ!絆創膏のサイズによってフレンチネイルのカーブを調節できます。
絆創膏を使ったフレンチネイルのやり方やコツを説明している動画です。最後にはパンチ穴シールを使ったセルフネイルのアレンジ術も紹介してくれています。
絆創膏を使ったドットネイルも流行っていますね。ドットネイルとフレンチネイルを組み合わせても可愛いです。絆創膏だけで色んなデザインが楽しめますね。絆創膏を爪に貼る前に、何度か肌に絆創膏を押し付けて粘着力を弱くしておくとベースカラーが剥がれません。
マスキングテープを使う
マスキングテープを使うやり方もあります。王道フレンチもマスキングテープで作れますが、斜めフレンチネイルや三角フレンチネイルにも応用できちゃいます。斜めフレンチや三角フレンチは、初心者のうちは意外と幅を揃えて描くことに苦労しますが、マスキングテープの裏ワザを使えば三角の大きさがバラバラになってしまうことはありません。
マスキングテープとお花のネイルシールを組み合わせると、大人かわいい敷き詰めフラワーネイルも簡単にできちゃいます。
カラフルな三角フレンチにすればスタッズやストーンを置かなくてもポップで可愛いネイルが作れます。
マスキングテープをガイドラインテープのように使うやり方の他にも、直接爪に貼ってマスキングテープの柄を楽しむ裏ワザもあるんです。やり方はマスキングテープをハサミで切って直接爪に貼り、仕上げにトップコートを塗るだけ!簡単なのに色々な柄を楽しめるセルフネイルです。
【コツ】フレンチネイルを上手に完成させる
やり方はわかったけど、納得できるラインが引けない!という方に、初心者でもフレンチネイルをキレイに仕上げるコツをご紹介します。この2点を抑えておけば、何度やり直しても納得できないループから抜け出せるはずです。
フレンチネイル成功の秘訣は「二度塗り」
1度目のラインではフチをキレイに仕上げることを意識し、ムラになっても気にしないことがポイントです。2度目にラインをなぞるときは、フチよりもラインの内側を意識し、中を均一に塗りつぶすように、1度目よりも厚く塗ります。この2度塗りの手順で、フチもキレイでムラのないラインが完成します。
失敗した時のリカバリー方法
マニキュア派の方はジェルほど気軽に修正ができず、初心者のうちは手こずる場合があるかと思います。ジェルネイルでも、硬化した後に失敗に気づいたり、ホコリが入ってしまったり。そんな時にリカバリーのやり方を知っておけば、その失敗をなかったことにできちゃいます。
ラメでキラッとリカバリー
フレンチネイルのラインがヨレたりブレてしまったときは、ラメでカバーするのがおすすめです。やり方はいたってシンプル。ラメをフレンチラインのフチの上に置きましょう。これだけでガタついたラインが全く気にならなくなります。大きさの違うラメがランダムに入っているものがおすすめです。
シールをペタッとリカバリー
フレンチラインの幅が揃わない場合は、ラインのフチにシールを貼ってしまいましょう。交互の指にシールを貼れば、5本全てのライン幅がバラバラだったとしてもほとんど目立ちません。レースのシールやお花のシールが可愛くカバー出来ておすすめです。
フレンチネイルのデザイン案
ホワイトを使った定番のフレンチネイルも根強い人気ですが、カラフルな変形フレンチネイルも「簡単に可愛くできる」とセルフネイラーに好評です。特に人気のある変形フレンチネイルのやり方をご紹介します。もちろん先にご紹介した絆創膏やマスキングテープの裏ワザが使えるので、セルフでも本当に簡単に出来ちゃいます!
大人の印象!三角フレンチネイル
マスキングテープの裏ワザで簡単に作れる三角フレンチネイル。ショートネイルにも人気のデザインです。三角の角度によってポップにもエレガントにもなれます。
三角フレンチネイルはエスニックな雰囲気にもマッチします。三角の頂点にスタッズやストーンを置くのが人気です。
三角の中にペイズリー柄を書けばバンダナネイルに。バンダナの切れ端を貼ったみたいで可愛い!
ピンクを使えばシャープな三角ネイルもガーリーな印象に。
#セルフネイル
— LICO( ¨̮ )NAILS (@lico_nails) March 22, 2017
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前回のネイルに少しアレンジ🎀✨
ストーンを全部の指に置いてみた😎
.#三角フレンチ #カラーグラデ pic.twitter.com/FafhD0O3sJ
華やかに!ダブルフレンチネイル
ガイドテープの裏ワザを使えばダブルフレンチネイルも簡単にできちゃいます。おすすめは華やかさが増す、斜めフレンチネイル+ダブルフレンチネイル。
マスキングテープを使ったダブルフレンチネイルのやり方を紹介しています。涼しげで可愛いアレンジですね。他にもセルフネイルでできる裏ワザが満載の動画です。
指長効果も!?斜めフレンチネイル
斜めフレンチネイルは指全体が長く見えるネイルデザイン。パキッとした濃い色で作るとよりシャープな印象になります。
モノトーンで決めたツートンカラーの斜めフレンチネイルもかっこいいですね。
アートな印象!逆フレンチネイル
逆フレンチネイルは根元が伸びてもあまり気にならないのに、ベタ塗りと同じくらい爪を広く使ってアートができる優秀なデザインです。
こまめにネイルチェンジをしなくても根元が気にならないので、フットネイルにも人気です。
ころんとかわいい!丸フレンチネイル
バルーンフレンチとも呼ばれる丸フレンチは、初心者さんに一番おすすめなフレンチネイルです。フレンチ部分の大きさが揃わなくても全く気にならないし、やり方もとても簡単です。
ころんとして可愛い仕上がりになるので、ショートネイルにもおすすめです。アイシャドウチップを使えば初心者さんでも失敗することなく丸いラインが作れます!
ショートネイルにもおすすめな丸フレンチは
— ガールズネイル大好き (@neirugaru) January 27, 2018
先っちょにネイルを塗るだけ!
●短い爪にも合う丸フレンチネイル
アイシャドウチップを使って塗れば
ぶきちょさんでもきれいな丸フレンチが
完成しますよ! pic.twitter.com/jWp4os5Asm
ラメ入りでゴージャス!ラメフレンチネイル
ラメフレンチも初心者さんにおすすめのフレンチネイルです。ラメが境目をぼかしてくれるので、ラインのブレやヨレが気になりません。単色で華やかな指先になれるのも嬉しいポイントですね。
細くシルバーのラメを入れれば、ゴージャスだけど上品な仕上がりに。
男性ウケバツグン!フレンチネイルをセルフで楽しもう
定番フレンチから変形フレンチまで、今回は様々な種類のフレンチネイルのやり方をご紹介しました。セルフネイル初心者でも簡単に可愛い指先が作れることがおわかり頂けたと思います。清潔感があるため男性にも人気の高いフレンチネイル。みなさんも是非裏ワザを駆使してフレンチネイルを楽しみましょう!