めんこの楽しい遊び方5選!投げ方のコツや強いめんこの作り方も!
めんこは歴史がある日本の遊びで、昭和生まれの人にとっては馴染みのある遊びです。しかし現在では遊び方のルールを知らない子供がほとんどですよね。そこでめんこの楽しい遊び方・投げ方のコツ・強いめんこの作り方などを紹介いたします。
目次
めんこで楽しく遊びたい!
昔はよくめんこで遊んでいましたが最近はめんこで遊ぶことがないので遊び方のルールが分からない人もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでめんこの楽しい遊び方・投げ方のコツ・注意点などを紹介いたします。また強いめんこの作り方も紹介するので最後までぜひご覧ください。
めんこの楽しい遊び方5選!
めんこの遊び方には幾つかの種類があることをご存知でしょうか。実はめんこの遊び方はめんこを裏返すだけではなく遊び方によって違ったルールがあるのです。そこでめんこの楽しい遊び方を5つ紹介いたします。どれも簡単なルールなので皆で一緒に遊んでみましょうね。
【めんこの遊び方①】おこし
おこしの遊び方はまず初めに全員のめんこを地面に置きます。それから順番にめんこを投げ、相手のめんこを裏返せば勝ちといったルールです。勝ちになった人は相手のめんこを手に入れることができるので白熱した勝負になります。ちなみに地面ではなく段ボールの上で遊んでも面白いですよ。
【めんこの遊び方②】はたき
おこしの時と同様に、はたきで遊ぶ時も全員のめんこを地面に置きます。おこしと違うのはフィールドがある点で、めんこを投げた時に相手のめんこをフィールドの外に弾き出せば勝ちといったルールです。つまりおこしは「裏返す」のに対し、はたきは「弾き出す」ことで勝ちが決まります。
【めんこの遊び方③】つみ
つみで遊ぶ時はまず初めにめんこを山積みに置くのがルールです。後は交互にめんこを投げ合い、めんこを1枚でも裏返すことができれば勝ちとなります。また勝った人はその場にあるめんこを全て手に入れることができるので緊張感のあるバトルになることでしょう。
【めんこの遊び方④】さばおり
さばおりのルールは自分の投げためんこが相手のめんこの下に置くことができれば勝ちとなります。これはめんこを裏返したり弾き出すよりも難しい技なので上級者の遊び方です。
【めんこの遊び方⑤】すべり
すべりとは机の上で行うめんこ遊びです。遊び方は簡単でまず初めに机の端にめんこを並べます。そこからめんこを机の上ですべらせて、1番遠くまでめんこをすべらせた人が勝ちです。但し、めんこをすべらせ過ぎて机の上から落としてしまったら失格となります。
めんこ遊びで勝つ投げ方のコツとは?
めんこ遊びで勝つ投げ方のコツは「いかに相手のめんこに風圧を当てるか」です。めんこを地面に叩きつけると風圧が生じますが、この風圧によって相手のめんこが裏返ります。相手のめんこの真横に投げて、強力な風圧を当てましょう。また相手のめんこの側に自分の足を置けば、足が壁となって風が跳ね返り相手のめんこに風が当たりやすくなります。ちなみにめんこの投げ方は体全体を使い、手首のスナップを効かせてくださいね。
めんこ遊びで勝ちたい!強いめんこの特徴とは?
めんこで勝つ投げ方のコツも実践しているのにどうしても勝てない場合は、めんこに原因があると考えられます。めんこの大きさ・重さ・形などは様々ですが、実はめんこ遊びで勝てる強いめんこにはある特徴があるのをご存知でしょうか。
強いめんこの特徴とは大きくて重いめんこです。大きくて重いめんこは相手の攻撃に耐えることもできますし、投げた時に強力な風圧を当てることもできます。但し大きすぎるめんこを使うと「ズルイ」と思われてしまうこともあるでしょう。そこでめんこは手の平に収まるくらいの物を選ぶようにしましょうね。
めんこで遊ぶ際の注意点3つ!
めんこで遊ぶ際には注意点が3つあります。これらの注意点をよく守って皆で楽しく遊びましょう。
めんこを投げる際は周囲に注意する
めんこを投げる際に腕が人や物に当たってしまう可能性もあります。そこでめんこを投げる際は周囲に注意しましょう。
めんこは安全な場所で遊ぶ
めんこは道端で遊ぶこともできますが道の真ん中でめんこをしていたら通行の邪魔になってしまいますよね。また車が通る場所ではとても危険なので安全な場所で遊ぶように注意してください。
人に向かってめんこを投げない
めんこ遊びがエスカレートしずぎて人に向かってめんこを投げてしまう人が出て来るかもしれません。そういった人を見かけたら注意して止めさせましょう。
【めんこの作り方①】牛乳パックを使う
めんこの遊び方や投げ方のコツが分かってもめんこがなければ遊べません。そこで誰でも簡単に作ることができるめんこの作り方を2つ紹介いたします。まず初めに紹介するのは牛乳パックを使う作り方です。また強いめんこにするコツなども紹介するので試してくださいね。
めんこを作る材料&道具
- 牛乳パック
- ハサミ
- ボンド
- 色ペンなど
めんこの作り方
- まず初めに牛乳パックを洗って乾かします。乾かすのに時間がかかるので気を付けてくださいね。
- 乾いたら牛乳パックを切って1枚の厚紙のようにします。
- 牛乳パックにめんこの形を描きましょう。この時、同じ形を3枚1組で使うことを念頭に入れながら描いてくださいね。
- ハサミで切り取ったら3枚をボンドで貼り合わせて完成です。
強いめんこにするコツとは?
牛乳パックで作る際に強いめんこにするコツは重たくて硬いめんこを作ることです。そのため牛乳パックは少なくとも3枚は重ねた方が良いでしょう。また牛乳パックを貼り合わせる際はノリではなくボンドを使う方が強度が増すのでおすすめです。
オリジナルのめんこにするアイデアを紹介!
牛乳パックを貼り合わせるだけでもめんこになりますが、一手間かけてオリジナルのめんこにしましょう。たとえばめんこの面に好きなキャラクターやオリジナルの絵を描いても面白いですよね。色々と工夫して自分好みのめんこを作ってくださいね。
【めんこの作り方②】折り紙を使う
次に紹介するのは折り紙を使う作り方です。牛乳パックだと洗って乾かさなければなりませんが、折り紙なら手間いらずですね。もし手軽にめんこを作りたい場合は折り紙を使って作ってみましょう。
めんこを作る材料&道具
折り紙めんこの材料は折り紙2枚だけです。ちなみに色は別々の方ができ上がりがキレイになります。
めんこの作り方
折り紙めんこはハサミもノリも使わないので小さな子供と一緒に作ることができます。また折り方の行程が「手裏剣の折り方」によく似ているのが特徴です。慣れてしまえば短時間で作り上げることができるので、たくさんめんこが必要な時におすすめの作り方です。
【折り紙めんこの作り方】
- 折り紙を三つ折り、両端を三角に折った物を2つ作ります。
- 折り目がない面同士を手裏剣のような形になるように直角に重ねてください。
- 最後にはみ出た三角を折り込んでいけばでき上がりです。
【番外編①】めんこの歴史とは?
ここからは番外編としてめんこの歴史を解説いたします。めんこは昭和に誕生した遊びといった印象がありますが、実はめんこの歴史は古いのをご存知でしょうか。そこで時代を遡ってめんこの歴史を順に見ていきましょう。
めんこの歴史は平安時代まで遡る?!
実は平安時代には既にめんこ遊びのような物が存在していました。とはいっても当時使っていたのは貝殻だったそうです。それにしても貝殻を使う遊びがあるなんて歴史を感じますね。
江戸時代にめんこの名称が誕生!
時は流れ、江戸時代に「めんこ」の名称が遂に誕生しました。ちなみに江戸時代のめんこは焼いた粘土で作った「泥めんこ」と呼ばれている物だったそうです。また泥めんこにも絵が描かれ魔よけの効果があったらしく、当時はあまりめんこで遊ぶ習慣はありませんでした。
明治時代に現在の遊び方の元ができた?
明治時代では「鉛めんこ」が主流になり、この時代にやっとめんこで遊ぶようになりました。しかし鉛による健康被害が問題になり、1900年頃から紙製のめんこへ移行することになります。
昭和時代にめんこブーム到来!
昭和に入るとめんこブームが到来し様々な絵柄のめんこが作られるようになります。人気のアニメキャラクターはもちろん、当時活躍していた野球選手やお相撲さんなどのめんこも出回りました。
【番外編②】めんこの語源とは?
皆さんはめんこの語源をご存知でしょうか。実はめんこは漢字で「面子」と書き、「小さな面」といった意味が語源です。めんこ遊びをする時に友達に教えてあげましょう。
【番外編③】牛乳の蓋のめんこ『ギュウパン』が衰退した理由は?
小学校給食の牛乳の蓋を「ギュウパン」と呼んでめんこ遊びをする時代もありました。ところが「シンパン」と呼ばれる新品の牛乳の蓋の方が硬くてキレイなことから、いつの日かシンパンを持っていないとめんこ遊びの仲間に入れてもらえなくなってしまったのです。しかしそれが原因でいじめや様々な問題が出てきてしまったことから学校へシンパンを持ち込むことが禁止となり、次第にギュウパン自体も衰退してしまいました。
昔懐かしいめんこで遊んでみよう!
めんこの遊び方や投げ方のコツなどを紹介してきましたが子供の頃遊んでいた人は懐かしいと感じたのではないでしょうか。逆に若い世代の人には新鮮だったことでしょう。中でもめんこの歴史が古くからあることに驚きましたね。今回紹介しためんこの作り方を参考にして皆さんも昔懐かしいめんこで遊んでみてくださいね。